Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

最近のドローイング25. しばらく休止します

2011年03月19日 | drawing
 Macのクラッシュで、カウンターは、0に戻ったこともあったが、 このブログも延べで3万回を超えるアクセスをいただいた。感謝するとともに、しばらくの間私事でお休みしたいと考えている。
 大震災をみるにつけ、人間は賢人であれ、凡人であれ、さらには愚人であれ、そんなこととは関係なく、生きているということに存在価値がある。そのなかで笑い、悲しみ、憎しみ、悩み、発見しながら、人間の歴史すなわちHi-storyをつくりあげてきた。歴史の記述に残ることもあれば、私も含めて人間の多くは歴史の中に埋没してゆくささやかな自分史でしかない。それでも、生きながらえ、創り出し続けるところに人間たる所以がある。
 クロッキーを描きながら、生きているリアリティというものを、捕まえたかったのかもしれない。今は、そんなふうに考えている。

2011年3月10日,F6,5分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200,露出補正+1.5, f3.5,1/90, iFinish
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最近のドローイング24. 平常心

2011年03月18日 | drawing
 あれだけの大災害だから、当然ながら世の中はなかなか平常にもどらない。それに輪番停電の余波もあり、もどるどころか戦時下の様相のようだ。
 こういうときは大学の論文などに没頭して静かに暮らすのが一番なのだが、あいにく大方の論文を片付けたところで、今は端境期だ。なかなか平常心に戻すのが大変だ。
 ブログも話題が浮かばない。以前は、旅論の話をしていたのだが、そんな気分でもない。あれしたいこうしたいと思うのも、平穏な日常があっての話なのだろう。 

2011年3月10日,F6,5分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200,露出補正+1.5, f3.5,1/90, iFinish
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最近のドローイング23. 余波

2011年03月17日 | drawing
 日本経済の株価が一時的に低迷している。それは国力の低下を意味している。それではこれからの復旧もままならない。やはり機能している中部圏や関西圏は、これまでにもまして経済の安定化に貢献する方向に向かわなければならないだろう。日本は全滅したわけではないのだから、いつまでも過去にこだわっている場合ではないと思われる。
 それにしても原発事故は、水をかけるだけとはお粗末だな。事故当初、専門家の一人が言っていたが、残された原発で発電すれば、本来の機能が正常であれば、なんなく復旧したものを、多いに壊してくれたあげく、夏がすぎるまで、輪番停電ですか。
 停電が原因で冷却されないのであるから、電気をすみやかに復旧し通電すれば、問題点解決になろうというものを、問題点を取り除かないで、解決は無理だろう。どこかできの悪い卒業論文を読まされている気がしなくもない。
 久々のブログも相変わらず、震災の余波をうけているようだ。次回からは、平常に戻して。

2011年3月10日,F6,5分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200,露出補正+1.5, f3.5,1/90, iFinish
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突然の電話で3.

2011年03月16日 | Kyoto city
 突然の電話で始まった、東北関東大震災も枝葉情報が続いている。原発はすぐに結論がでるわけではない。
 原発が安定するのか、それともメルトダウンするのか、時間がかかるので、どっちかは次第にわかることだろう。 人間の放射線限度は1年間に1ミリシーベルトだ 。チェルノブイリ事故で30km圏内で10ミリシーベルトの被爆をうけた。100ミリシーベルトを超えると人体に長期的な影響がでる。1000ミリシーベルトで吐き気など直接的な被害になる。
 まあ200km離れた東京などが巻き込まれるとも思われない。冷静に次の事態にそなえるほかないだろう。テレビも枝葉情報ばかりでは、みていてもきりがないのでそそくさと引き上げ、ついでにこの突然の電話でのシリーズも3回で終わりとして、平常レベルに戻したい。

高台寺,2011年1月5日
OLYMPUS E-P2,TELE ELEMARIT90mm/f2.8
ISO200,露出補正-2/3,f-,1/320,iFinish
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突然の電話で2.

2011年03月15日 | Nagoya city
 突然の電話で知った東北関東大震災も、関西ではテレビ位の実感しかない。それにしても同じような画面しかなく、そろそろ平常番組にもどして欲しいと思う。
 というのも、原発の事故もすぐに解決できる話ではなく、一進一退を繰り返しながら徐々にどちらかの事態に進むからだ。だからメルトダウンか安定かは、少しばかり時間のかかる話である。今日になってついに原子炉の厚い隔壁に穴があいた可能性があるという政府発表。それも底のようだ。そんなところは、簡単には直せないだろう。そうであけば、放射能が漏れていることに変わりはなく、次第に避難エリアが拡大してゆくのだろうか。どうして定点観測の放射能量のデータを連続的にグラフで示さないのだろうか。
 さらに首都圏では、計画停電が始まったようだ。それでも都心は、被災地に比べればまだましだという発言に感激していたアナウンサーがいたが、全く馬鹿げたアナウンサーである。被災地に続き都心機能が麻痺したら、被災地への支援も復興もままならないのである。都心機能が生き残っているから、支援も復興も可能なのである。そんな中での計画停電は、まさに苦肉の策なのである。
 それに復旧(もとの状態にもどす)には、莫大な資金が必要である。まったくの山勘で言っても100-200兆円ぐらいの資金が必要かもしれない。それを、誰が、どこから、どうやって、かき集めるのであろうか。だれも見通しを語っていない。
 重要な情報は、復旧には莫大な費用が必要で誰がどうやって調達するのか、原子炉隔壁に穴が空いている可能性が高い、という2点である。重要なことが、枝葉情報の乱発でわからなくなっている。

名古屋市瑞穂区,2011年1月16日
OLYMPUS E-PL1,M,ZUIKO17mm/f2.8
ISO1600,露出補正-1/2,f2.8,1/20,iFinish
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突然の電話で!

2011年03月14日 | Kyoto city
 先日途中までブログを書きとどめていたら、11日の午後遅くに東京から突然の電話があり、大震災の一報を初めて知った。ニュースをつけてみたら、大災害の様相だ。
 一夜明けて国公立大学の後期日程の入試に終日従事していたが、時折iPhonで、そこには街があったということばも空しく、何もない空漠とした空間がひろがっているだけの画像をみた。夜google earthで確認したら、その街が根こそぎなくなっているではないか。
 そればかりではなく、次第に東電の原発が安定しないという情報が入ってくる。もし仮に原発がメルトダウンすれば、チェルノブイリのときのように半径200Kmは立ち入り禁止区域になる。そこには当然東京もはいってくる。夕方には、採点の合間に原発1号機の水素爆発の様子を携帯で見ていた。
 現時点では、 すぐにはメルトダウンしないまでも、まだコントロールできていない状態には変わりがない。
 そんなわけで、この週末は、テレビにかじりついていた。幸い関西は、地震の揺れもなく、また今日から始まる計画停電の影響もない。関西から電気を送りたいところだが、東京以北は50キロヘルツで関西の60キロヘルツとは、合わないだろうと思われる。
 しばらくは東北関東大震災のショックでもあり、私的にも大変忙しいこともあり、ブログどころではなさそうだ。

2011年2月12日,京都
OLYMPUS PEN E-P2,14-150mm/f4-5.6
ISO200,90mm,露出補正-1/3, f11,1/800, iFinish
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最近のドローイング22. 身勝手な東京人

2011年03月11日 | drawing
 京都人は、見ず知らずの人間に声をかけるのが好きだ。先日も病院のエレベータに乗っていたら、医療機器を引っ張ってきた業者が乗ってきた。降りしなに、乗り合わせた若い妊婦に「よい子産んでおくれやす」といって、機器をひっぱって降りていった。どこかホットな風景だ。こういう暖かい挨拶を、見ず知らずの人間から受けることは京都人に多い。
 それに引きかえ東京人は、まず見知らぬ他人に言葉をかけることがない。言葉をかけるときは、昨日もブログにかいたように、喫煙できる飲み屋で「すいませんが、たばこやめてくれます!」とか、車中で私が車窓を楽しんでいるときに「まぶしいからカーテン引いてくれます」といった類の、つまり自分の願望を満たすときだけ赤の他人に声をかけるわけだ。それも自分の願望に赤の他人を従わせようとする、まことに身勝手でわがままな性格の東京人である。当然本人は、それがわがままだとは思っていないのであるから不作法の最たるものだ。だから、私などは喧嘩を売っているのかと思うぐらいだ。
 私も東京の古い町で生まれ育ったので、もちろん東京に古くから住んでいる人は、そのあたりの、あ・うんの呼吸がわかる人間も多いのだが、田舎から東京にでてきて開放感のあまり不作法なまま暮らしていると、突然変異のように身勝手な東京人ができあがるのかもしれない。

2011年3月10日,F6,5分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200,露出補正+1.5, f3.5,1/90, iFinish
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最近のドローイング21. 味覚音痴の東京人

2011年03月10日 | drawing
 出かけた先に友がいる、その友を尋ねてこそ旅であると定義すると、巷に数多くあるツーリストのPRプロモーションも、地域の観光も成立しなくなってしまう。
 というよりは、それらは旅ではなく旅行なのである。旅行を定義すれば、ツーリストのブログラムに乗って、たいした風景ではない日本をありがたく徘徊し、伝統疑似体験などで時間をつぶし、生産地不詳の高額な料理にしたつづみをうったつもりになって、満足した気分になって帰ってくる疑似旅、ということになる。
 京都に住んでいると、観光地故もあって東京人が訪れたがる料理屋は概して味そこそこで高いことを痛感する。昔の私の体験だけど、祇園におばんざい屋があって、東京からの観光客が旨い旨いといってたべていたのだが、私にはどうしても普通の味にしか思われない。おばんざいだから普通の味では良いではないかという論もあるが、やはりお店ならばひと味違うところに、京都の存在価値がある。
 こんな経験もあった。そこは、地元の人が通う大変旨いおばんざいをだす飲み屋だったのだが、建物がビルになり、やがて観光客の目にとまり大挙して押し寄せるようになると、当然味が落ちた。やはり料理は数多くさばけないのだろう。それにアホなものしらずの東京人の新参者の主婦が突然私に話しかけてきて「たばこ吸わないでくれます!」なんて関西では禁句に等しいお節介が気に入らなかったというのもあり、私は10年通って、宴会もひらき、名前が覚えられている店から足が遠のいた。他人に物言いたきゃ十年は店に通えよ、こういう作法のわからないのが東京人である。
 だから東京人が旨いという店には、近寄らないというのが、観光都市京都に住む人間の心構えだ。特に東京人の味覚と根性は、狂っているとしか思われない。東京人は、作法無粋、味覚音痴といってよい。いきつけの店に東京人が押し寄せてきたら、しばらく遠ざかるのが得策である。

2011年1月9日,F6,5分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200,露出補正+1.5, f3.5,1/90, iFinish
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最近のドローイング20.  旅論・続き

2011年03月09日 | drawing
 旅に出てどこにゆくのだろうかと不思議に思うときがある。古い町をみておいしいものを食べる・・・確かにヨーロッパに行くときは、世界遺産の古い町を見に行くと言ってよい。
 だが、日本では古い町があるのだろうか。街自体が世界遺産というのは、奈良・京都、それから白川郷や岩見銀山(こちらは限りなく田舎ですが)位だ。つまり日本にいにしえの風情を伝えてくれる街は、奈良と京都しかないということになり、古い遺産はもう限りなく少ないといってよい。
 といって古い町がなくなることを避難はできない。ライフスタイルが違うのだ。寒く古くさい家よりは、快適なプレハブ住宅の方がベストだという住む側の志向がある。だから家は住み手のライフスタイルによって変わってくる。そして古い町が駆逐されてゆくのだろう。
 そんなややこしい話をおいといて、旅にいらっしゃい、伝統を体験しよう、というのは、私に言わせれば、PRプロモーションであり、その程度の旅行であれば、あえてでかけるほどのものでもない。それに古い町はもうないに等しい。
 旅に出かける最大の理由、それは友がいて、普通の風景を徘徊し、酒を酌み交わしにゆくのである。出先に友がいなければ、旅も始まらない。そんな旅はツーリストだって面倒をみきれないだろう(笑)。それが私流の旅論である。

2011年2月23日,F6,5分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200,露出補正+1.5, f2.8,1/90, iFinish
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最近のドローイング19. 旅論

2011年03月08日 | drawing
 昨日のブログで、旅の話を書いていてふと思ったのだが、鉄道会社やツーリストのPRプロモーションのように、旅にいらっしゃいと誘われても、私は出かける気分にはならない。 それにつられて出かけたって、その土地でないとわからないことや夜の宴会もないわけよ。だから出かける先に仲間なり友達がいなければ、出かけたって面白くないというのが私の考え方だ。つまり仲間なり友達がいるというのが前提にあって旅に出るというのが私の旅論である。
 そこに旅の面白さがある。ところが世の中の多くは、PRポスターに誘われて、知り合いのいないところに出かけてゆくわけだ。そんな孤独な旅って何が面白いのだろうか。
 知り合いのいないところに出かけることは、旅ではなく仕事だろう。学生達をつれてデザインサーベイにでかける、原稿を書くので調査にでかける、といった具合に。
 だから旅に出かけるのであれば、事前に出先に仲間をつくるという努力が必要なわけです。或いはフーテンの寅さんのように、あてどもなく出かけて旅先で仲間をつくり長逗留するという方法もあるが・・・。

2011年2月23日,F6,5分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200,露出補正+1.5, f2.8,1/90, iFinish
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最近のドローイング18. 旅に出たい気分

2011年03月07日 | drawing
 このポーズは、難しくて描けないんだってば。時々モデルさんも色々考えて、新ポーズをしてくれるのだけど、それなんか難しいのよ。クロッキーも私の頭もバラバラになりそう(笑)。
 さてようやく今日は、査読論文を投稿したので、昨年の秋からダラダラと続いていた執筆や論文の仕事が9割方終わったという気分だ。今日は仕事が片づいた後で、少し肌寒い大学のキャンパスを歩きながら、いろんな仕事が片づいた得も言われぬ心地よさを感じていた。今年はうまいことに、学生達の活動の終わりと同時に論文の仕事も終わった。こういうときに旅に出たくなる。
 日本は、まだ春の風景ではないのだが、それだけ人出も少なく静かで良い頃合いだと思う。古いブログを見直したら、横浜に住んでいた頃一週間ほど友人を訪ね山陽路から京都を徘徊していた。このときはフィルムとデジタルの2台のEOSを持ち歩いていた。
 今年は新幹線が全通する鹿児島まで行きたいところだが、鹿児島には友人がいない。それではつまらん。私の旅というのは、出かける先に友人がいるというのが前提だ。旅に出かけ、友人達と古い町を徘徊し夜は宴会をするというのが、私流の旅である。知り合いのいないところにはゆく意欲がない。

2010年12月18日,F5,10分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200,露出補正0, f4,1/180, iFinish
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最近のドローイング17. 入試漏洩事件

2011年03月05日 | drawing
 だから私はいったじゃないのぉー、インターネットは身元がバレバレなんだってばぁー。バンドルネームなんていうのは、利用者同士の場合の話であって、おおもとでは身元がバッチリわかっているのよ。銀行引き落としやクレジットカードでお金払っているんだから、すぐに個人を特定できるわけ。とくにパソコンは、そういうの得意でしょう。1月10日のブログにも書いたよ。
 京大の入試問題漏洩事件をみていると、身元バレバレの携帯電話なんかつかうんだもん。すぐに犯人は特定できるよね。なんで使い捨て携帯にしなかったのかねぇー。実にお粗末な事件ですね。といって刑事事件にはならんでしょうね。
 私は、実技試験に関わったことはあるけど、もうカンニングなんかどうぞご自由にという世界だよ。カンニングという行為が発生のしようがない。ひとのデッサンをみたところで、実力が備わってななければ描けませんからね。それに描き方も何通りもあるし。
 だから一つの回答しかない学科試験なんかやめたら。

2010年12月18日,F6,5分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200,露出補正0, f4,1/180, iFinish
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最近のドローイング16. 退屈さ

2011年03月03日 | drawing
 このシリーズも20回まで書いたら、しばらくお休みしようと思う。もう一つ決めていることがある。3月15日をすぎたら、諸般の事情によりしばらく家で仕事をしようと考えている。それにあえて毎日出かけなければならないほど、大学は、たいした忙しさではないからだ、という理由も付帯的にではある。それに大学は寒いし。
 そんなわけで目下大学では、ノルマのような論文の書きためをしている。この一年で私の研究室から7本の論文投稿を計画した。すでに2編は終わった。来週1本出せば、大きなところは片づいてしまう。論文の指導もメールでやりとりすればすむ世界だから、そろそろ長隠居を決め込もうという算段だ。だから今週末も休みではなく、仕事である。
 最近ご都合主義的なことが社会には多い。例えば3月から新幹線の自由席喫煙車両がなくなるというアナウンスがあった。いずれ指定席やグリーン車からもなくそうというのだろう。それは健康のためではなく、清掃員のコスト削減のためであることは、目に見えている。そうなると私にとっては、実に退屈な車中である。関西からから鹿児島まで5時間ぐらい退屈な車内禁煙ですごすわけだ。だったら九州新幹線はいらんと思うな。
 移動空間というのは手段であって、それ自体が旅の目的ではない。だが快適にすごしたいのはみな同じだ。だけど退屈さは勘弁願いたい。実はこの「たいくつ」というのが、最重要課題なのである。それが快適さを評価する大きな指標でもあるわけだ。新幹線は退屈、であれば飛行機でさっとゆけるほうが、人生は充実すると思う。JRはそこがわかっていないな。鉄道はせいぜい500km、2時間半位の距離移動が限界である。それを超えたら、やはり飛行機ですよ。
 そんなわけで九州新幹線は、最初は開通景気で人も乗りますが、いいところ広島以西の人たちの利用に落ち着くのでしょう。

2011年1月5日,F6,5分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200,露出補正0, f4.5,1/180, iFinish
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最近のドローイング15. マックの風景

2011年03月02日 | drawing
 最近、五条通の交差点の角にある夜のマクドナルドが気に入っている。若い人たちが多く、その大半はパソコンを持ち込んだり、分厚い本を抱え込んだりして、みんな黙々と勉強をしているからだ。勉強している夜の静かなマックの風景は、私にとって大変心地よいものがある。因みに私の名古屋の大学では勉強している風景には、ほとんどお目にかからない。やはり学都京都である。
 夜マックにゆくというのも、実は最近、昼にしっかりご飯を食べるからだ。昼にしっかり食べると、それから一時間ぐらいは身体と頭が動かず寝ていることが多い。だから、朝と夜は軽く済ませているわけだ。
 特に夜は遅いのでマックで、サラダと珈琲のセット、それに軽くハンバーガー位で調度よい。昨日はビックマックが200円と安かった。定番セットメニューに必ずついてくるポテトフライは、食べ飽きているし、どうみても健康的な食材とは思われないので、たべないでいる。
 ところで都市人の民度というものがあると思う。京都人は確かにいろんなことを知っているし、それだけ勉強が好きなのだろう。何人もノーベル賞受賞学者を輩出している。名古屋人はと言うと、バスの中でシルバー達の会話に耳をすませていると、実にくだらない話題しか聞こえない。
 一番よくわかるのがタクシーの運転手さん達である。名古屋はふてくされたように無口・無愛想で自分の世界にひたりきっている。先日も「大学へ」といったのに、全然知らない高校へつれてゆかされた。人の言うことに耳を貸さないという一体どういう神経をしているのだろうかと、耳を疑いたくなる。それでいてメーターを私が言わないとまけないのだから、心遣いの欠如もはなはだしい。それに対して京都の運転手さん達は、概して話し好きであるし、話題も豊富だし、道を間違えれば料金は割り引いてくれる。MKタクシーが京都で生まれたと言うのもうなずける話である。タクシーに乗るとそうした違いが顕著にみられる。
 だから話題に乏しく、周りの世界の動きに関心のないのが名古屋人である。それでいて脅せばすぐにいじけるという小心な連中が多い。まあ文化に関心がない田舎者根性なのだろう。そんな遺伝子は、子供達に受け継がれ、街の風景をつくってゆく。そう考えれば、私の大学で学生達が勉強している風景に出会わないというのも、納得できるものがある(笑)。

2011年1月12日,F5,10分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200,露出補正0, f4,1/125, iFinish
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最近のドローイング14. オリジナル

2011年03月01日 | drawing
 このシリーズも13で終わりというのは縁起が悪い。そこできりの良いところで終わりにしようという、意気込みでまだ書いている。
 私のブログの欠点をあげれば、つまらないこと。本来日常のつまらないことを書くためにブログはあると思えば、それは、たいしたことではない。では良いところは何か、というところに話題は進む。良いところは、テキストも画像も全部オリジナルである点である。オリジナルのよいところは、他にまねできない、或いは真似する必要もないということである。
 テキストも画像も全部オリジナルだから、3年も続いたのだろうと思う。そこがこのブログの長所だ。といって自慢するほどのものでもないが、昨今の京都大学などの入試漏洩問題をみていると、容易に答えを導き出しやすい真似できる出題に問題がある。オリジナルでなければ答えられないという出題をすれば、カンニングだろうが漏えいだろうが、関係がなくなる。
 そんなことを話題をしながら、昨日は飲み会をしていたのだ。それにしてもこのモデルさんはケツといい上体といい大変体格がよい。昔水泳をしていたそうだ。

2010年11月24日,F6号,5分ポーズ.
OLYMPUS PEN E-PL1,17mm/f2.8
ISO200,露出補正0, f4.5,1/180, iFinish
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