Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

withの時間2.  Have a nice vacation

2016年01月31日 | diving
 昨日に引き続き今日の画像も、ダイバー仲間のYASUYO沙衣さんがLINEで提供してくれた。
 常夏の島の夜の宴会も三日目はディナークルーズ。食べるのもそこそこに、ゲームと南国風ディスコに踊り狂っていた。盛り上がった余韻を引きずりつつホテルにたどり着くとロビーで、ミニコンサートに遭遇した。誰言うともなく舞台の背後で音楽に合わせて踊り出した。そのうち我々のツァーのほとんどがバックで踊り大いに地元のミュージッシャンをもりたてていた。まあこういうときはもみんなと一緒に踊っている方が楽しいのですが。
 ふと前をみると観客は、中国人達ばかりだ。それも随分律儀にお行儀良くじっとすわって聞いている。のるでもなく、リズムをとるでもなく、なんか随分真面目な空気なんだな。
 そういえば昔の経済大国を目指していた頃の日本人も海外へでるとあんな風に律儀だったのではなかったかと思った。それから世代が変わり、私達の生活も意識も随分と変化した。
 でも中国人の子供達は、楽しいことを知っているから舞台に登場してきた。あの国もやがて世代が変わると私達と一緒に踊っているのかも知れないと、私は遠くを見ていた。国境を越えてwithになれる、そこがポイントだよなと思った。
 翌朝ホテルの庭で私が煙草を吸っていると中国人がライターを借りに来た。話しかけるとどうやら北京から来たと言うことはわかったが、英語も日本語もわからない。
 庭から続く海岸に出ると、また別の中国人がライターを借りに来た。今度は英語が得意そうだ。一時話をしながら、集合時間なので、私が”Have a nice vacation!”といって握手をして彼を後にした。いつか私達とwithで楽しもうよ。

GRANDVRIO RESORT SAIPAN
画像はYASUYO沙衣さん提供
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withの時間.

2016年01月30日 | diving
 このブログも一寸だけ新シリーズ。このシリーズには、他人が撮影した写真もあり、既にFBなどにアップさせた画像もある。だがスマホで撮影したこちらの画像の方が断然面白い。
 先日沖縄のダイビングショップのツアーがあった。 このために全国からダイバー達が集まり、ほとんどが初対面の人達ばかりで8ダイブ潜り、最初はよそゆきの顔も三日目にはこの通り。
 そしてツアーが終われば、また全国に去ってゆく。またあうこともあれば、あわないこともある。そんな風に考えていたら私は、戦国時代の茶の湯の一期一会という言葉を思い出していた。たった1度の茶会のためにはせ参じ、そしてまた去ってゆく。たまたま茶会の席を同じくした者同士が大いに語らう。丁度現代の茶会にあたるものの一つが、このダイビングツァーだったのだろう。乗り合わせたら、大いに乗りまくり、出会いの時間を最高に楽しもうというわけだ。
 南国の島の常夏の宴会が終わると、寒気押し寄せる本土へ、なかには雪の街へ帰ってゆく人もある。真冬のなかの夢のような時間だった。

SAIPAN Hard Lock Caffee
画像はYASUYO沙衣さん提供
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PEN LEFE1261. “iPhone7”

2016年01月29日 | Shinkansen commuting
 今日の画像は、パノラマで霞み漂う襖絵的関ヶ原の風景。といっても上下に架線や金網が入ってきたのでカットしただけなのだが。風景に対する人間の両眼の空間認識は、実際にこれぐらい横広がりだと思ったりする。
 さてWEBサイトを徘徊していたらオリンパスから”PEN-F”という20世紀銘機の名前を復活させて、新しいデジタル一眼レフが発表された。デジタルファインダーを内蔵させたこの種の小さな機材としては完成形に近づきつつある。単焦点レンズが手元にあるから、PEN E-P5の更新でもしょうかと思ったが値段がOM-D E-M1と同じ位に高いので、まあ飛ばそうという気分だ。
 いつも思うのだけど、写真っていつも撮影機材がポケットに入っていて、だからイルカが来たなんてときはすぐ取り出して撮影できて、その画像をあとでみんなで共有できるところに面白さがあると私は思う。そういう点では、いつもポケットに入っているスマホのカメラが最適な機材だ。
 いま写真は、アーティスティックな作品を撮ると言うよりもコミュニケーションの媒体であり手段なのだ。そのコミュニケーションに様々な人間達の息吹を感じる。それは、通り過ぎる人達がたまたま茶席に居合わせた一期一会のドラマである。こちらの方が辛気くさい能書きを並べるマニアックな世界と比べれば、画像としてははるかに意味深いしドラスティックに動いている世界そのもので大変面白い。
 最近の私はそんな考え方なので、新型機材が登場しても心躍ることはない。せいぜい水中とフィールドのためのシステムを考える位だ。手元のiPhone5もそろそろデータ容量が一杯になるぐらいに写真がたまっているのではないか。そう思っていたら今年はiPhone7が登場する。こちらの乗り換えの方が私にとっては大切だ。このブログも”iPhone”で撮影した新タイトルを設けようかと考えている。

新幹線 京都-米原
OLYMPUS PEN E-P5,LEICA Macro Elemarit45mm/F2.8
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PEN LEFE1259. いつもと違う冬

2016年01月28日 | Shinkansen commuting
 昔仕事で随分青森市に通ったので、雪の風景は慣れているはずだ。だが雪景色にレンズは向いてしまう。雪は様々な要素を隠し、雪一色で単純化された風景が魅力的に見えるのだろう。
 実際、背後の山並みをみるとそんなに雪が降っているわけではないことがみてとれる。-60°という異常な低気圧が突然雪を降らしつつ、冷たい風を送り込んできたわけだが、風の冷たさの方がビリビリと神経を逆なでしてゆく。今日は、そんな雪も随分融けたが相変わらず寒さだけは置き去りである。
 今が一番寒い時、節分までの辛抱と思って耐えている。見方を変えれば、それは記憶に残るとてもよい時間なのかもしれないと思われる。毎年冬の寒さは個性がある。例えば昨年は寒さよりも雪の方が多かった、といった具合にである。
 そんな感傷に浸るまもなく、新しいプロジェクトに来月は忙殺されそうだ。多分三つか四つぐらいの仕事が同時進行してゆくはずだ。
 忙しさの中で、冬忘れができたらよいのだが、忘れられないぐらいに冷気を感じる冬である。今年はいつもと違う冬であることは確かだ。

新幹線 米原-岐阜羽島
OLYMPUS PEN E-P5,LEICA Macro Elemarit45mm/F2.8
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PEN LEFE1258. 外気温-6°

2016年01月26日 | Shinkansen commuting
 ブログの画像にダイビングの写真をと思ったが、今日、印象深いのはこっちだろう。新幹線の車窓は雪だった。当然徐行している。 外気温-6°、地面から湯気が立っている。やはり外はすこぶる寒いのだ。昨年に比べれば、まだ積雪量は少ないほうだ。だが気温の方が低い。
 こう寒いと炬燵に入ってダラダラと寝ているのがよいのかも知れない。炬燵、ラーメン、昼寝は、冬を過ごすための必須アイテムか。その反対側のアイテムには、過剰な仕事、寝不足、疲れがある。疲れないためには、高濃度の酸素を吸うのが、どんな疲労回復薬より効果があることを、ダイビングで学んだ。それは麻薬のように効くのである。
 そうなると、コンビニあたりでエンリッチ・ド・エアのタンクなどを売ってくれないかなと思う。以前酸素バーを、ラスベガスで見かけたことがある。「疲労回復にエンリッチ!」、そんなコピーを思い浮かべるまでもなく、高濃度の酸素は、疲労の元となる体内の窒素を早く排出してくれる。

新幹線 米原-岐阜羽島
OLYMPUS PEN E-P5,LEICA Macro Elemarit45mm/F2.8
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PEN LEFE1257. 仕事場から旅に出て

2016年01月25日 | diving
 先週の水曜日に雪の京都から名古屋の大学へ出勤し仕事をしていたら、「前夜祭をするから来ないですか」、というお誘いのメールがきた。それで仕事そこそこに名古屋から旅が始まった。
 そして今朝大学に戻ってきたら、名古屋の街は冷え込んで雪が痛く凍結していた。40年ぶりの大寒波は沖縄に観測史上初のみぞれを降らした。
 仕事場から山用の40㍑のリュックをかついで旅に出て、仕事場に戻ってくるという旅が好きだ。ほぼ旅帰りの徹夜明けの眠い頭で今日は二つの授業をしていた。仕事と旅が同列にあるという瞬間がとても心地よい。旅というのは、仕事の延長上にあると捉えた方が面白い。やはり私なりのフィールド調査だったか。
 さて家に帰って爆睡しよう。

OLYMPUS EM-1,M.ZUIKO DG Fisheye ED8mm/F1.8
ISO200,露出補正-1,f2.8.1/160
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番外編257. 明日から雪の京都

2016年01月19日 | diving
 ログをみるとユカタハタだったかな。WEBでみるとあら違う。トガリエビスだ。であれば食用とWEBでは説明されていた。背びれが大きく尖るらしい。
 さて京都も明日から二日間雪マークの予報が登場した。実際、風花ぐらいではすまなさそうに、今晩はとても冷えるのでやはり明日の朝は雪の出勤となるだろう。底冷えのする寒さの極地である。いよいよきたかという気分ではある。
 だが、私は明後日からドンピシャリのように有給休暇をとっているのです。だから雪の京都から逃げ出します。丁度忙しいこの時期にあっては珍しく、何も予定がない二日間なのです。忙しい人間は、メリハリをつけて思い切ってこういう貴重な時間を大切にしなきゃいけませんですね。
 アバよ!、雪の京都。

沖縄県慶良間諸島
ニコンCoolpix AW130
ISO200,焦点距離11mm,露出補正0,f/4.4.1/30
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番外編256. 空白の日本地図

2016年01月18日 | diving
 今日は、東の方で雪が降っていたらしい。そのあおりで京都も暗い雲と雨。最悪の天気の出勤だ。昼からなごやは晴天がみえて少しホッとするが、気温は低そうだ。
 最近京都のスーパーの食材には、生産地の地名が入っているものが多い。どこのものを食べているか不安なので食材に生産地の地名を明記するという発想自体がいかにも東京人の考えそうなことだ。
 大体京都の野菜は、街の郊外で生産しているのであるし、それに近郊の農家が軽トラックで自分のところで採れた野菜をもって売りに来るのだから、そんなアホなことをする必要が全くなく構造的に京都産なのである。聖護院大根やカブとか九条ネギといった具合に地元でしかとれない野菜も多い。
 京都は米や野菜は地元産であるが、近世以来流通の都市として成立してきたから西日本を中心に食材が集まる。それにしても最近生産地がわからないと不安なんだねぇー。それ自体がいかにも我が儘な東京人的発想だよな。
 京都のように近世から流通都市であれば、生産地明記なんか不可能よ。そういうと東京郊外あたりのスーパー通いの主婦は烈火のごとく怒るだろうか。
 大体さあ、東京人がこぞって買ってゆく京都三島亭のお肉だって生産地は表示できないよ。あそこのお肉は、その時に一番美味しい肉を各地から仕入れているのだから生産地表示なんか無理ですよ、というのが京都人から聞いた話ですけど。
 そんな具合だから、私の頭の日本地図は、東は長野県までしかなく、その長野県も雪だから今は車では行けないのでかすれている。冬は西か南か西南かというわけで沖縄に足繁く通っている。東北の雪の温泉なんかとても寒くて行く気分ではないし、そんなのをとても情緒だとは思えないけどね。今は昔のような美味しい札幌ラーメンもないし、長野県より東とか北というのは、今の私には空白の日本地図の中なんです。
 今週は、京都に雪予報が3日分出ている。本格的に寒い日が続く。あと二週間の辛抱だ。

沖縄県慶良間諸島
ニコンCoolpix AW130
ISO200,焦点距離11mm,露出補正0,f/4.4.1/30
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番外編255. 札幌ラーメン

2016年01月17日 | diving
 週間天気予報をみると最高気温が10°を下回る日が続く。これから節分までの2週間が一番寒い冬。でっ、こういう酷寒のときに仕事は忙しくなり、忙しい時には夜食が恋しい。夜食の王道はラーメンだ。暖かいし、塩分が眠気を誘ってくれる。
 どさんこチェーンが東京に進出してきたときの札幌ラーメンは大変美味だった。いまのように焼豚やシナチクなどという東京ラーメンの具ははいっていなかった。タマネギとモヤシとコーンが山盛りになって太い面の上に乗っており、それをニンニク等の入った濃い味噌スープで仕立ててあった。だからタマネギ固有のうまみがスープに出ていて麺と辛み大変美味だった。
 例えばタマネギを細かく砕いて1時間ほど弱火で炒めた物を、カレーなどの具に入れると俄然旨くなると言うことをご存じだろうか。タマネギにはそうした力があるのだ。
 今Googleで画像検索すると、焼豚とシナチクは東京ラーメンの発想だからこれを除外すると9割は消える。残った中でタマネギとモヤシがはいっていそうなのを探すともう1%もない。もちろん大方はスープを味噌仕立てにしてあるが、スープでうま味をだすのは九州ラーメンの発想である。それでは淡泊なのであり、暑い風土の食べ方だ。
 本来の札幌ラーメンとは、玉ネギのうま味とモヤシとが特有のスープと麺とにからまって味わえるコンビネーションにこそ特徴がある。だから麺は麺、スープはスープ、具は具と分断した味わい方では札幌ラーメンにはならないのだと言っておく。当然スープが旨いの、麺が旨いのというのは東京人の貧しい味覚のなせる評価である。そして今はなかなか昔の札幌ラーメンをみかけない。
 当然のことながらスープを味噌仕立てにすれば、札幌ラーメンになるわけではない。結局東京の味覚の中で札幌ラーメンは、つまらなくなってしまった。大体東京の味覚というのは、すべてを簡単にして平準化しつまらない味にしてしまう。
 だから今は旨い札幌ラーメン屋が日本にはないといってよいでのはなかろうか。大体スープだけで味わうという九州ラーメンが大都市で跋扈している現象自体がおかしいのである。九州ラーメンのほうが調理は簡単なんだけどね。何でも簡単さをもとめるあたりが、東京人的貧しさの所以なのである。
 料理というのは、その土地の気候風土と密接な関係を持っている。だからその土地固有の調理の仕方がある。
 京都人としては、せいぜい東京人に侵食されないように、京都の味に固執するほかないですね。京料理はいろいろあるが、手近なところでは河道屋の芳香炉などは京野菜の典型だし、錦市場の総菜屋井上に行けば京都の家庭の味覚だ。実際これらの店は地元の人しか行かないですしね。

沖縄県慶良間諸島
ニコンCoolpix AW130
ISO200,焦点距離11mm,露出補正0,f/4.4.1/30
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番外編254. 生態学

2016年01月16日 | diving
 ミーバイが顔をのぞかせている。サッパリした味の沖縄の高級魚と聞くが海の中で食欲はわかない。WEBで調べても調理方法はでているが、生態学的なことはわからない。
 実をいうと魚の生態というのは、地上の動物ほどにはわかっていないのではないかと思われる。とても調べきれないほど数多くの種類が棲息しているし、魚の行動範囲がダイバーの行動範囲をはるかに超えて、回遊している場合もあるだろう。南太平洋から沖縄を経由して本土にくる魚は数多い。鰻などは稚魚の養殖はしているが、稚魚がどうして誕生するかはいまだに不明と聞いた記憶もある。まあ私などは、少しずつ魚の名前を覚えてゆくので精一杯なのだが。
 さてこれ以上書くと話題がそれてゆくので、今日はこのあたりで留めておこう。

沖縄県慶良間諸島
ニコンCoolpix AW130
ISO125,焦点距離14mm,露出補正0,f/4.4.1/160
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番外編253. システムフェチの話

2016年01月14日 | Photographic Equipment
 今日は、撮影機材のシステムフェチの話をしよう。
 オリンパスシステムの広角ズームレンズを9-18mmから7-14mmに置き換えた。もともとの広角ズームは、私の所蔵物ではないし使い飽きたので律儀なことに、くすねることなく大学へお返ししたといってよい。
 結局今は以下のシステムになった。
OLYMPUS E-M1&PEN E-P5の2台のボディに、3本のレンズ、つまり広角ズームレンズのM.ZUIKO DG 9-14mm/F2.8、標準レンズはLEICA25mm/F1.4、準望遠レンズはLEICA45mm/F2.8これが今の私のメインシステムである。
 これで、大概のフィールド調査に使用できる。なんといってもF1.4の明るいレンズがあるのは心強いし、45mmはデジタルテレコンで90mm(180mm)になるので、フィルム時代とくらべれば、はるかに小さく軽いシステムだ。
 若い頃なら憧れのシステムであり、今のニコンのシステムよりは随分と安価だ。レンズはパナソニック国産品とはいえ一応LEICAブランドですよ。このあたりの考え方が、先のブログ (2016年1月16日) で紹介した日沖宗弘さん流知見なのである。しかもE-M1のボディは、魚眼レンズM.ZUIkO DG8mm/F1.8を付けて水中でも使うので、結構多用しているといってよい。
 もっと言うならば、LEIZE・オリンパスE-M5システムというのもすでにブログ (2014年7月21日) で紹介した。再掲するとE-M5のボディに、LEITZ ELMARIT28mmを標準レンズとし、望遠レンズにELMARIT90mm/F2.8、マイクロフォーサーズシステムの広角レンズは14mm位になるが、それはライツには元々ないのでM.ZUIKO DG12mm/F2.0で補うというシステムだ。だからモノクロ撮影の場合は、実に大変おつなシステムである。なんといってもELMARIT28mmのモノクロ画像は今でも大変綺麗だ。本来広角レンズなので被写界深度が深くピントを合わせる必要のないことが便利である。でっ、もっというと今は使わないEOS1Dsのシステムとか、FUJIS5のシステムとかもあるのだけど、これは省略。
 こうして今のオリンパス機材を用いて画質重視の二つのシステムが完成したわけだ。でっ、システムが揃うと安心しきって撮影する意欲が薄れるというのが困った問題だ。はて何を撮るんだろうかというあたりが機材フェチたる所以である。
 まあ来週インドネシアのバウォマタル村へ調査に行こうと誘われても、迷うことなく撮影機材だけは、すぐに揃えられるという点だけがメリットなのですね。

NIKON Df,AF NIKKOR60mm/F2.8
ISO2200,露出補正+1,f8,1/60
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PEN LEFE1256. 母船

2016年01月13日 | diving
 三連休の休みがあったから、ブログも書きダメしていた。だが翌日になると面白くないと自分の文章にケチをつけて書き直している。
 これはチョウハンだろうか。これがポツネンと泳いでいる姿は、やはり沖縄も冬なのだということを実感させてくれる。
 背後はわが母船アジュメール号だ。海に出ると自分達の乗った船が本当に母船という気分になる。これがあるからここまでこれたわけだし、ここでお昼にありつける。
 随分前に筑波大学のヨットの講習で、霞ヶ浦を走り回っていた。そのときも随分と乗り回すと自分のヨットが母船という気分になる。それだけ船というのは不思議な存在なのだ。それがないと自分達の住処に帰れないどころか、この荒海で過ごせない。まあ最悪この霞ヶ浦は湖なのでどこかの田舎の村にはたどり着くだろうけど、それは勘弁して欲しいと当時は思った。
 さて今日は、刈谷市でレクチャーがあり午後から出かけた他は何も興味を引くようなことがない寒いだけの1日だった。光が随分明るいのだけどそれは暖冬を物語っているのだろうか。ただし日本海から関ヶ原を超えて名古屋市内に吹き込む風は冷たい。
 アマゾンから7-14mm/F2.8のレンズが届いた。当然自前調達である。しげしげ見ているとオリンパスにしては随分とでかいレンズだ。だが歪曲収差は少なく解像力は大変よいらしい。さてこれで何をとるのかな。
 それまで使用していた9-18mm/F4-5.6の広角ズームはPEN E-P2に付けて研究室の机上のアクセサリーとなるだろう。思えば小さく軽くフィールド調査に水中撮影にと随分活躍してくれたレンズである。マイクロフォーサーズが登場しだした頃は、半信半疑だったから結構大学の備品費で調達していた。大いに調査で使ったし、それに最近は個人的に飽きたので大学にお返しする次第。
 オリンパスの魚眼レンズを水中で使い出してから、PRO仕様のレンズはとても良いことに気がついた。ならば自前で揃え私のシステムとしようというわけなのだ。
 相変わらず話題がそれてゆく。

沖縄県慶良間諸島
OLYMPUS EM-1,M.ZUIKO DG Fisheye ED8mm/F1.8
ISO200,露出補正-1,f2.8.1/160
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PEN LEFE1255. ナンヨウハギ

2016年01月12日 | diving
 青い魚はナンヨウハギとログにメモしてあった。魚眼レンズで撮影したので画像を大幅にトリミングした。こういうときはニコンAW130の方が撮りやすい。一度に二台抱えてゆくか。だが水中で二台も使いこなせるのだろうかと一寸自信のないビギナーダイバーである。
 ナンヨウハギは飼育魚でもあるらしいが、私にはそんな趣味はなく、やはり魚は水槽や水族館よりも海で見た方がはるかに面白い。
 昔猫が子供を産んで結局10匹以上の猫が棲むという経験をした。そりゃ家の中はもう猫のひっかき傷でボロボロよ。もらい手を探し、あげにあげ、それでも売れ残ったのはある日意を決して郊外へ捨てに行った。猫たちも覚悟していたようで、おとなしかった。それがかわいそうな経験として今でも記憶にあるので、 今の私は犬や猫を飼うという気分にはなれない。
 当時一匹だけ私になつくオスの子猫がいた。結構かわいいしこいつは側に置いておこうと思ったら、大きくなって外にでたまま1週間帰らなかったことがあった。それが家に戻ってきたのだから、親猫は大騒ぎたった。しばらく家にいて、それからまた出て行った。今度は二度と戻らなかった。雄猫ってそんな感じなのだ。どこかでいきているのか死んでしまったのかは全くわからない。可愛いくせに雄猫は冒険心旺盛なのだな。
 生物の世界は、結構残酷なんだなととその時痛感した。だから今は人間の気まぐれで生き物を飼うというのは、むしろ生き物の方が可愛そうなので飼う気分にはなれない。だからダイビングでは、そおっと魚を撮影して足早に通り過ぎるというのが撮影スタイルだ。それに可愛いからといってもマンタやイルカになつかれてもね、こちらがもてあますよ。
 さて今日は三日ぶりに出勤。研究室は寒いことを見越して夕べの夜からエアコンを入れておいたので、なんとかすごせる状態だったのは幸いした。しかし部屋から出られない。こうして身体が冬の寒さに慣れる頃、春の兆しが見えるのだろう。今は京都も名古屋も冬真っ盛りです。ただし暖冬です。暖冬と言っても暖かいわけではないです。

沖縄県慶良間諸島
OLYMPUS EM-1,M.ZUIKO DG Fisheye ED8mm/F1.8
ISO200,露出補正-1,f2.8.1/160
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PEN LEFE1254. なおらない病

2016年01月11日 | Okinawa
 このブログも夜の街三連ちゃんと続き、三連休と符合して調度良いなどという通俗的なことは考えていないが、機材のレンズというのは赤い灯りが好きなんだ。地面が雨で濡れていてくれるとよいのだが。
 フィールド調査には、17mm(35mm)のレンズと45mm(90mm)相当の2本のレンズがあると大方の被写体が撮影できる。フルに使うときは2台のボディが必要だ。だがそれが煩わしいとなると標準ズームレンズにして1台のボディですませる方法が簡単でよいが、手元にある3本の単焦点レンズとかぶる。
 そこで明るい防塵防滴の広角ズームのM.ZUKO DG7-14mm/F2.8を加えて、45mmとメインで使うことにし、F2以上の明るさを持つ17mmか25mmの標準系レンズのどちらかを加えると最適なフィールドシステムになる。デジタルテレコンで180mmまで撮影ができるので、このシステムがよさげだ。水中用ハウジングとの相性は悪いが、 E-M1のボディにデジタルシフト機能もあるから建築物の調査には申し分ない。であればM.ZUIKO DG7-14mm/F2.8を調達しようという結論になる。早速アマゾンに注文しよう。
 そんなふうに撮影機材の選択が決まってゆき、機材が増殖してゆく。撮影マニアがおちいる泥縄だ。でっ、当然私も泥縄にはまる。それの何が面白いかって?。海外の建築フィールドサーベイを想定したシステムフェチの密かな楽しみさ。
 そういうシステムフェチ的考え方を日沖宗弘さんの著書「プロ並みに撮る写真術-ひとりで仕事をする研究者・ライターのために、頸草書房、1991」で勉強しちゃったもので、これはなかなかなおらない病だ。フィルム時代に書かれた本だ。デジタル機材は、フィルム時代ほど選択肢が少ないのは寂しい限りだ。

沖縄県那覇市
OLYMPUS EM-1,M.ZUIKO DG17mm/F1.8
ISO1600,露出補正-0.3,f1.8.1/40
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PEN LEFE1253. 桜坂・松山・旭橋・本部

2016年01月10日 | Okinawa
 昔は桜坂界隈も混沌とした飲食風俗街だったらしいが、今は道路も拡幅されハイアットリージェンシーホテルが進出して桜坂界隈の環境も激変したのではなかろうか。
 だから私は当時の姿を見ていないので混沌とした世界は想像がつかない。僅かに残る提灯と幾つかの古い店が道路を挟んでホテルの筋向かいにある空間の対比は面白い。今でも桜坂は、古い映画を上映する映画館やライブハウスがあるので一寸したカウンターカルチャーの空気を留めている。夜の退屈なときに訪れるのに調度良いと思っている。
 ハイアットリージェンシーホテルは、全館禁煙という割り切りのよいところだが、桜坂劇場の手前の細い階段をあがると喫煙コーナーにたどり着くことを発見。それを除けばとても居心地と立地が良く、すぐに牧志の市場へ出られるホテルであることに私は好感を持っている。
 もう一つ松山にある老舗ソルヴィータホテルは、表通りから少し奥に入ったところが落ち着くし、なんといっても繁華街の中だし、下にコンビニが入っているのが便利だ。部屋は古いが最近いつも満室だというのが悲しい限りである。駐車場も広く値段が手頃なので中国人旅行者がレンタカー共々数多く泊まるようだ。
 そんなわけで私は最近旭橋の東横インが多くなった。まあ安いし特に不満はないので、ここでよいか。それにダイビングショップから歩いてこれるところがお気楽だ。東横インは東急系のビジネスホテルかと思っていたら実はそうではなく、東京と横浜の中間の蒲田に1号店を開業したので、東横インと命名し、東急とは全く無関係なホテルであることを備え付けの本で始めて理解した。
 昔は、仕事で沖縄に来たときは、那覇のホテルなんかつまらんぜと思っていたが、市内の街歩きをしたりレンタカーを停めたりするのには、やはり那覇市内が便利なのである。
 それに本土より料金が安い唯一の高速道路があるので、
北部の本部のあたりまで軽く日帰り圏だ。それまでは、本部にホテルやダイビングショップもあったとダイビングの先生から聞いた。今は本部も那覇市内からの日帰り圏なので地元ホテルも閑散とし、ダイビングショップは沖縄そばのお店に変わってしまった。
 昔の姿はほとんどわからないが、沖縄が激変したことは確かなようだ。まあ岡村太郎が撮影した復帰前の沖縄の写真集でもみるほかないか。太郎自身のWEB画像をみると、機材はどうもオリンパスペンFTのようだし、岡本太郎記念館にOM2とおぼしき機材が展示してあるようだ。オリンパスは昔からフィールド調査に多用されていたというどうでもよいところに眼がゆき、今日はお終い!!。

沖縄県那覇市
OLYMPUS EM-1,M.ZUIKO DG17mm/F1.8
ISO1600,露出補正-0.3,f2.8.1/15
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