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Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

ドローイング663. 小説:小樽の翠587. ジェシー

2022年12月03日 | drawing

 今晩は、マサヒロ君の実家でクロッキー教室だった。
 出かけたら外国人のモデルさんだった。少し細身で綺麗な裸体だ。
 帰りしなにマサヒロ君から「モデルさんは道がわからないから小樽駅まで送っていってよ」といわれていた。
 少しジャパネスクみたいな個性的な出で立ちで現れたモデルさんと、帰りの道すがら話をしていた。
「きみの名前は?」
「ジェシーといいます。マサヒロ君の学校で日本のデザインを勉強しています。留学生です。アメリカのシカゴから来ました」と流ちょうな日本語で返事が返ってきた。
突き出た唇が艶めかしく濡れている。
・・・
「お疲れさんでした・・・・」
ジェシー「はい、今晩はビッグマネーをもらったので彼氏と・し・ま・す」
すごしますの言い間違いだろうか!?、とアチキは考えタケド・・・。
たしかに1万円のモデル代は、彼女にとって意味ある金額だろう。尋ねていないのに彼氏と、し・ま・す。といって何して!?、と聞くのも野暮だしさ・・・。
ジェシー「今晩はベッドの中でたくさんするの・・・」
・・・そこまで聞いていないけど、マサヒロ君が余計な知恵でも吹き込んだかぁー!?。
ジェシー「だからぁー!、彼氏に栄養をつけたいの。食料が買えるお店を教えて・・・・」
「それならわかるけど・・・。この時間だと限られる。駅近くの焼き鳥屋で調達しようかな・・・」
ありものだから、レバー、それにビーフケバブがある、酒の肴の北海道産ブロッコリーでも付けておこうか。これだけあれば精力がつく。そう考えていたら自販機でコンドームを調達している。これ必要ですと笑いながら・・・・
ジェシー「私の子宮がベイビーを欲しがってヒクヒクしているの。でもねえまだ学生だからつくれないの、悲しい!!!」
そこまで言わなくてもわかるけど・・・。なんでこうあけすけなのかねぇー・・・。
ジェシー「あらこれって隠すこと!?。そんなこと言ってるから日本は人口減少になるのよ!」
それ関係ないと思うけど・・・。
・・・
ジェシーが「thank you see you later!」といって小樽駅で見送った。

コメント
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