Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE392.  人間の体に優しい空間

2012年06月29日 | field work
 高さ63mのモアレ山に登った。不思議なことに息を切らすことなく階段が楽に上がれるのである。それにこの山の斜面はごろっと寝転ぶのに絶妙の斜度である。それは急すぎず座ってくつろぐには、調度よい傾斜である。言い換えればそれは人間の体に優しい空間なのである。
 モエレ沼公園は、既存のランドスケープデザイナーのような、小細工の効いた小さな空間の集合体ではなく、大きなボリュームをドンと配置し、園路も直線であるなど、これまでの公園のデザインとは趣を意にするが、そのことがこの公園の性格を際だたせている。
 それにしても鉄柵が邪魔だな。芝生の養生だろうか、それとも子供が落ちないための老婆心か。別に子供が転がり落ちようとそんなことは親の責任である。それに転がり落ちる勾配ではない。それよりもこういうランドスケープを壊している事の方が重大である。公園のランドスケープとは人間の歩く目線からの視界である。そういう視界に入り込む鉄柵は、公園全体のランドスケープを壊しているといってよい。
 とにかく、この公園をレンタサイクルで走り回った。

モエレ沼公園,2012年6月23日
OLYMPUS OM-D E-M5,M.ZUIKO DG 9-18mmF4-5.6
ISO200,焦点距離18mm,露出補正-1/1.3,f11.1/320iFinish
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PEN LIFE391. モエレ沼公園

2012年06月28日 | field work
 先日の土曜日に京都を発ち、二泊三日で札幌の学会に出かけた。昼頃札幌に着いたが、土曜日の予定は夕方からなので、少し時間がある。そこでモエレ沼公園へ視察にでかけた。あの彫刻家イサム・ノグチがランドスケープ・デザインを行ったものである。
 ランドスケープ・デザイナーではない彫刻家のデザインによる公園とはどんなものか、そこに個人的な最大の興味があった。
 公園の入り口から人口の山である高さ63mのモエレ山がドンと見えた。そうした突然の出現の仕方自体が迫力がある。山の斜面の緑や河があるためか、予想以上に北海道の自然を感じさせてくれる。だから、あとからここは札幌市内の、それも住宅地に取り囲まれた都市公園なのだという再認識意識をしなければならなかった。
 こういう大きな山を設えるというのは、従来のちまちましたランドスケープデザイナーには見られなかった大胆な手法である。それだけに、少し楽しみな風景が広がりそうだ。先に足を進めよう。公園内は広いので、自転車を借りて回ることにした。 

モエレ沼公園,2012年6月23日
OLYMPUS PEN E-P3,LEICA DG MACRO-ELEMARIT45mm,f2.8
ISO200,露出補正-1/1.3,f7.1.1/640iFinish
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PEN LIFE390. 梅雨の晴れ間

2012年06月27日 | Kyoto city
 また早出しで書いています。実をいうと今日は6月22日です。昨日の台風崩れの激しい雨も上がり、今朝から久しぶりに青空がのぞく梅雨の晴れ間です。早出で書いていると少し変、やはりこれは日記だから、書きダメ早出しではなく、毎日習慣的に書くのがよいのだろう。
 さてmobile meも今月でお終いです。月末にはこのブログも引っ越しです。さて引っ越しはうまくゆくのかしらん。mobile meは安くてとても使いやすかっただけに残念です。
 確かにアップロードやダウンロードのスピードは遅かったけど、複数のMacでデータのやりとりができたし、学生達との重いデータのやりとりも、mobile meがあれば簡単でした。私も講義のデータをはじめ4台の自宅と大学のMacから、書類はすべてmobile meにアップさせておき、年度末にまとめて8GB程の書類をMacに保存するので、ファイル整理の煩わしさがなかったのは、とても便利だった。
 だからデータを家に忘れた、なんてことが一度もなかった。何故やめちゃうのだろうと思った。世界を相手にすべてのMacのサーバー的役割などしてはおれないということかもしれない。またmobile meみたいな外付けサーバー・サービスを始めてほしいな。
 さて明日からデザイン学会の大会で、少し憂鬱な二泊三日の出張だ。気分はやれやれなのだが、天気はよさそうだ。

京都市東本願寺,2012年6月22日
OLYMPUSM OM-D E-M5.M.ZUIKO DG 9-18mm/f4.0-5.6
ISO640,露出補正-2/3,f4.8.1/60,iFinish
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PEN LIFE389. リーニュクレール

2012年06月26日 | Nagoya city
 今日は木曜日である。OM-Dの画像をもう一つ早出をしておこう。バスの車窓から撮影した風景である。
 Art modeでリーニュクレールと言う新しい機能が加わった。これで試写してみると、写真と絵画の境界線上にあるような画像であり、写真が絵画のようにも見えるところが、絵も描く立場としては笑える。
 芸術の複数の領域の境界線が次第に無くなりつつあるというのは現代芸術の特徴だが、まさにその通りのことが起きている。当然こうしたmodeが効果を発揮できるような被写体を選ぶ必要があるが、選択が適切であれば面白い画像が撮影できる。イラストレーターの○○風、とでもいいたくなるような画像である。
 さて札幌出張のパッキングをしなければ。こういう時間は実に楽しい一時である。撮影機材はOM-D&E-P3で、レンズは9-18mm、17mm、PanaLEICAの45mm、これで十分だ。あとはCDで来るデザイン学会の大会論文を読むためのMacBookAir、それにiPhonと、バッテリーを使うものばかりだ。それに着替えと傘、そうだ少し肌寒いからユニクロでTシャツ買っとこう、それにいつものイエロースケッチブック、小樽の建築資料位だから、20リットルの小さなザック1つで全部入りそうだ。いつもより少し目方は増えたが、重いと感じるほどではない。何度も書くが、こういう旅の時に撮影機材が小さく軽いというのは、大変大きなメリットだ。
 旅というのは、出かけること自体は仕事だし疲れるのだが、その前の準備の時間が楽しい。もし、これで行かなかったりしらバーチャルトリップで終って楽しいままなのだが、仕事だから行かねばならないのよね。
 札幌は天気か雨かは知らないが、まあなんでもよいから義務を果たして、はよ小樽へ撮影に行きたいですね。 

名古屋市桜通,2012年6月15日
OLYMPUSM OM-D E-M5.M.ZUIKO DG 9-18mm/f4.0-5.6
ISO1600,露出補正-1/3,f5.6.1/100,iFinish
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PEN LIFE388. パンフォーカス

2012年06月25日 | Kyoto city

 月曜日、京都に戻る頃は、夜中の12時を回るだろう。というわけで早出しで書いておこう。
 マニュアルで使用するライツ・エルマリート28mmは、マイクロフォーサーズ規格では、ちょうど56mmの標準レンズになる。しかし被写界深度は広角レンズのままだから、パンフォーカスが使える。ボディの液晶モニターで神経質にピントを合わせるぐらいならば、無限大マーク∞を絞り8とか11位に合わせておけば、近距離は1.5m~∞までの範囲内でピントが合っている。 オートフォーカスは一体なんのためにあったのかというぐらいに、 マニュアルでスカスカとピントが合い連写可能だ。これは大変便利な機能である。
 パンフォーカスは、本来広角レンズ特有の機能だったが、それが標準レンズでパンフォーカスが使えるというのは、マイクロフォーサーズならではである。それに暗ければ、絞りはそのままに、どんとん感度を上げてくれたりもする。意外にライツレンズと相性が良いマイクロフォーサーズである。

2012年6月15日
新京極,OM-D EM-5,Leitz Elemarit28mm/f2.8,
ISO5000,露出補正-1.7,f11,1/125

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PEN LIFE387. 増殖

2012年06月24日 | Kyoto city
 オリンパスのマイクロフォーサーズ・シリーズもあれよあれよという間に、ボディ5台、レンズ6本に増殖しちゃいました。それに右側のレンズ3本はライツであり、古い資産が生きています。
 このブログのペンライフ・シリーズを書き始めたのが、2010年6月30日の最初に購入したE-PL1ですから、シリーズが終わらないうちに、調度2年で増殖したわけだ。やはり他社に比べれば、安いし魅力的なデザインだったし、量販店のポイントも活用して、ついつい手が出てしまった。どれも機会があれば、使いたい機材ばかりです。決して古くならない。
 そうそう、このブログを書いている今日火曜日は、台風警報で大学の午後の授業は中止だとか。でも夕方からの私のゼミは予定通り行いましたけど、台風は名古屋から東へそれるだろうという読みは的中。台風は、局地的な気象現象だから進路上にいなければ、騒ぐほどではない。なんか過敏な判断をする輩が多いですね。むしろ台風が来るのを喜んでいるのかしら。いつもと違う非日常の時間を。
 さて札幌出張はどの機材にするか少し迷う。OM-Dは試写だから持参するとしても、あとは大変軽いE-PM1か万能のE-P3か。そこで試写してみた。調査には、使い勝手がこなれているE-P3だと言う結論になった。いろいろ選べるところが、デジタルペンの良いところです。
 今週末の学会出張は、土曜日朝早く京都を立ち月曜日の夜に帰ります。小樽市の特別景観保全地区等をたくさん撮影してこようと思います。
 あら、iPhonも結構な写りをしているではないですか。暗いとストロボがオート発光するんですよ。

iPhonで撮影
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PEN LIFE386. ズミクロン

2012年06月23日 | Kyoto city

 ズミクロン35mmの試写です。室内の光のコントラストが低いところだと、このレンズでもいい線いけます。 画像は、どこかマイルドな味の残る昔のレンズですね。それでいて 窓下部のスクリーンになっている部分の大変小さな網半も描写されていますから光の条件さえ、レンズの特性と合えば良い描写をする。言い換えれば気むずかしいレンズですね。
 今日土曜日から二泊三日でデザイン学会大会のため札幌出張です。MacBookAirを持参すれば毎日ブログは更新できますが、多分そんな時間はないので、 事前にまとめ書きをしています。
 さて札幌の天候はどうだろうか。あいにくズミクロンに似合いそうな雨予報かな!?。学会の発表の方は準備万端なので、私は撮影機材のチョイスでもしよう。
 123軒ある歴史建造物の撮影を小樽で行おうと目論んでいるから、 先ずはOM-D EM-5、 それに最軽量のE-PM1のボディかな。レンズは、9-18mm、45mm、それに17mmを予備に持参。もし霧に霞む風景に出会えれば、エルマリート28mmも持参してみようかな。それでも学会の資料などの隙間に詰め込めるというのがペンの良いところ。旅のグッズも入れて毎日使用しているリュック1つですみそうだ。
 ペンは大きさや重さの制約がないから、そのために鞄を新たに用意する必要もないところがとてもよい。これがニコンシステムですとカートになるでしょうね。だがカート引きずって撮影はできないよね。機材は立派、屋外の撮影不向きでは、ニコンってなんのための機材だろうか。ニコンF800は、せめてF3位の大きさのフルサイズ機にして欲しいですね。

京都駅地下街、2012年6月17日
OLYMPUS OM-D EM-5E,
Leitz Wetzlar Summicron35mm/F2.0
ISO500,露出補正±0,f8.1/500,iFinish

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PEN LIFE385. 霧に霞む洋館向き

2012年06月22日 | Photographic Equipment
 ライツ・ウッツラーのズミクロン35mm/f2.0の8枚玉です。
 ライツマニア垂涎のレンズと言っても良い名鏡玉と言われたレンズです。私はニューヨークのウッドウン・カメラの通販で取り寄せたと記憶しています。実際に使用してみた結果は、まさに垂涎のレンズだけあって!、という予想とは裏腹に使い道の難しいレンズです。
 先ずハレーションが盛大に出ます。従って逆光では撮影しない方が無難。大体ライツの昔のレンズはハレーションがよく出ましたね。またコントラストのある被写体もダメ。じゃ何が良いかというと、霧に霞んだ雨模様の中に煙る風景ぐらいかな。そういうときは、さっすが名鏡玉というだけのことはあります。つまりコントラストよりはグレーのトーンの描写に優れている特徴があります。
 デジタルペンに付けると、小さなシルバーボディのE-PL1によく似合います。だから、今では少し古くなったE-PL1も捨てがたいペンボディです。このボディとレンズで霧に霞む湖畔の洋館などを撮影してみたい。今ならば季節的にも調度よく、関東地方だったら多分箱根の芦ノ湖湖畔かなとおもったりします。
 ズミクロンは、霧に霞む洋館向きのレンズ。つまり光のないところ向き。それは厚い雲に覆われて光がささない冬のヨーロッパ特有の風景でもあります。それはレンズが作られたドイツ・ウッツラーの風景かも知れませんね。

2012年6月17日
OLYMPUS PEN E-P3,LEICA DG MACRO-ELEMARIT45mm,f2.8
ISO2500,露出補正-0.7,f8.1/100,iFinish
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PEN LIFE384. ライツ・ヘクトール

2012年06月21日 | Kyoto city

 今週末は、学会で札幌出張なので、ブログも早出しです。実をいうとこれを書いている今日はまだ月曜日です。気候の故か朝から体が動かない。多分湿度が高いのだろう。こういうときは早く帰って一風呂あびたい気分だ。
 さてヘクトールf4.5/135mmの試写画像をアップさせた。このレンズはライツLシリーズ用だから。画質はコントラストが大変低くトーンも相当に古い。フィルムで撮影したときはハレーションだらけだった。それが個性的な味だという考え方もある。もちろんカラーフィルムがない頃の設計である。でっこのようなハイコントラストの被写体だと、それがわからないぐらいの写りをしてくれます。
 でっ、OM-D EM-5に付けてみるた。 このハイコントラストな画像だと 使えそうに思わせてくれるますが、やはり被写体を相当に選びます。それに実質300mm近いレンズですから、到底手ぶれ補正は、まあなんとか効いているの部類です。当然ピントはしっかり合わせなければなれません。実はライカM3ボディでこのレンズを用いてピントを合わせたら、ドンピシャなのです。そのときはM3の距離計は凄いと思いました。
 実際には、あまり使用する場面はありませんが、なんとなく気に入っているレンズです。こういう古いレンズをつけても、カラーはデジタル機材の色ですから、現代の発色に近づけてくれるようです。

京都駅、2012年6月17日
OLYMPUS OM-D EM-5E,
Ernst Leitz GmbH Wetzlar HektorF4.5/135mm
ISO500,露出補正±0,f8.1/500,iFinish

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PEN LIFE383. シェールガ

2012年06月20日 | Photographic Equipment
 今度はライツが1930年代に開発したヘクトールf4.5/135mmを試してみよう。およそ1世紀近く前のレンズだが、私のヘクトールは製造が1950年初頭製造のようだ。長い間製造されたレンズであり、ライツのレンズとしては価格も安く、私は¥15,000で購入した。因みにヘクトールというのは、設計者が飼っていた犬の名前。この試写は明日のブログで。
 ところで、またまた話題は原発関連になるが、こんな記事が私の手元に届けられました。
「三菱商事 北米最大ガス田開発日本にLNG輸出へ
 原発後日本のLNG需要急増。世界最大の需要国日本の消費量の9年分に当たる権益取得。 これまで域内消費してきた米国やカナダ政府も輸出を認める方針で2015年以降、順次アジア向け供給が始まる見通し、北米に調達先が多様化
すれば燃料の安定確保に寄与する他にも三菱商事、伊藤忠、丸紅など。
 シェールガスでは、商社や石油会社が相次ぎ権益を取得北米ではシェールガスの増産でガス価格が低下。北米産ガスを活用すれば日本の発電燃料コストの低減につながる可能性高い。」2012年2月18日日経新聞
 やはり大いに儲けた企業がいましたね。彼らにとっては原発ができるならば稼働しないことを願っているわけです。それにシェールガスという新しいエネルギーも登場してきましたから、これらの企業にとっては追い風です。これらの企業の株価が上がったことは言うまでもないでしょう。
 まあ当面シェールガスで原子力発電の電力を代替するのでしょう。それにしても大量のシェールガスを燃やして発生する温室効果ガスによる地球の温暖化問題は、どうなったのかな。それに注入された水によって地盤が滑りやすくなり、地震がおこるという研究報告もあった。
 だからまあこれは緊急避難的なエネルギーですね。 今の人類としては、緊急避難をしている間に自然エネルギーの効率的な発電方法を研究するしかないですね。

2012年6月17日
OLYMPUS PEN E-P3,LEICA DG MACRO-ELEMARIT45mm,f2.8
ISO1000,露出補正±0,f5.6.1/100,iFinish
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PEN LIFE382. 金融が国家を動かす

2012年06月19日 | Kyoto city
 OM-D EM-5にテレ・エルマリート90mmを付けて試写してみた。これだけ写れば文句はなかろうという写りである。大変綺麗な画像がゲットできる。
 またまた話題は変わるが、日本で原発反対を唱えた最初の科学者は、高木仁三郎である。彼は日本でこれから原発が大いに建設されようとしていたときに、原発反対を唱えた。その理由は、使用済み核燃料の放射能が半減するのは、1万年後であるからだ。そんなやっかいな燃料を使ってはいけません、というのが彼の理論である。物理科学者らしい論理である。
 その後の現実は、彼の意見を無視して大いに原発を建設し、大いにその電力の恩恵にあずかってきた。そんななかで、今頃原発反対と言っても手遅れというほかない。こうなるとすぐには解決できない問題だというのが、適切な答えだろう。自然エネルギーを原発並みに稼働させるには、まだまだ研究と開発が必要なのである。
 にもかかわらず、政治やマスコミが原発再稼働で大騒ぎをするというのは、やはり背後に国際投資組織が、日本をこの機会に安く買いたたこうとという意図を感じざるを得ない。
 ギリシャ、スペインと国家的財政危機があり、ユーロが下落したが、これとて国際投資組織のなせるわざである。今世界を動かしているのは、金融の力であり、政治ではない。言い換えれば金融に強い政治家が必要なのであるが、日本は最も金融音痴な政治家集団が政権を動かしているから、もうこの先危ないというほかない。
 だからもちろん、私は日本の国債やファンドなんか危なくて買いませんよ。いずれ国際投資組織に安く買いたたかれ、一斉に買いまくられて、値段が上がった頃に売りさばいて国家的単位でボロ儲けを企んでいるわけですから。
 今は、金融が国家を動かして儲けようというという企みが横行している時代になったですね。

真如堂界隈、2012年6月16日
OLYMPUS PEN E-P3,LEICA DG MACRO-ELEMARIT45mm,f2.8
ISO200,露出補正-1/3,f8.1/500,iFinish
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PEN LIFE381. ちゃんと勉強したのか!!

2012年06月18日 | Photographic Equipment
 あたらしいボディを手に入れると、一通りのライツのレンズを付けて試写してみる。最近オリンパスにも道具として評価できるプロダクトが登場したからだろう。
 ライツレンズの中でも解像度が優れている1970年代製造のテレ・エルマリート90mmを付けてみた。 ボディが小さいので、ライツレンズと違和感が少なく、むしろなじんでいる。 ライツとしては新しいレンズだから悪かろうはずはない。 この試写結果は明日のブログにでも書こう。
 話題は変わるが、今論理的に明らかにおかしい現象で日本全体が煙に巻かれている。原発の停止と大飯原発の再稼働である。日本の全ての原発の設計や構造的欠陥があって日本の原発をすべてを停止させストレステストを行って安全性を検証したというならば論理的である。
 だが現実は、天災に襲われた福島原発が原因で日本全体の原発を政治的に停止させ、経済と生活の負担を強いられている。特に経済や生活の負担を強いられながら、日本全国の正常に稼働している原発を停止させる理由はなんだろうか。危ないから停めようという非論理では、何の解決にもならない。前者と後者とでは論理が全く違っているばかりか、議論すべき論理がすり替えられていることを世論は気がついているのだろうか。
 そうなるとこの論理すり替え現象は意図的だと思わざるを得ない。誰が意図したかと言えば、天然ガス企業と船会社である。原発をすべて停止させれば、火力発電用の天然ガスの需要が伸びガス製造や商社などの企業は大いに潤う。さらに天然ガスを輸送する船会社が儲かるといった経済のメカニズムが背後に働いているといわざるを得ない。もっといえば、それら企業の背後にあって日本を安く買いたたこうとする国際的投資組織である。彼らが過度の非論理的原発不安を創作し、世論と幼稚園的政治家とマスコミを動かしているのだろう。
 適切に言うならば、原発の最大の問題は使用済み核燃料を永久に捨てられないことである。現在使用済み核燃料は地下倉庫に永久保存されている。それでよいのか、というのが本来の議論の焦点である。それは原発の再稼働とはまったく関係がない。
 捨てられないやっかいな燃料であれば、やはり人類は再生可能な自然エネルギーを使うほかないのである。だが自然エネルギーは明日から日本の電力の代替にできるわけではない開発途上の技術なので、早期開発が望まれるというのが今後の課題である。
 科学の問題は、やはり科学の論理でなければ解決できないということは、高等教育を受けた人間ならばわかるはずだ。にも関わらず非論理的な話で世論も政治もマスコミも突き進むという現実をみていると、おまえ達!、ちゃんと勉強したのか!!、と言いたくなる。
 
2012年6月17日
OLYMPUS PEN E-P3,LEICA DG MACRO-ELEMARIT45mm,f2.8
ISO1600,露出補正-1/3,f5.6.1/100,iFinish
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PEN LIFE380. OM-Dの試写

2012年06月17日 | Kyoto city

 仕事帰りに足を伸ばして、古いライツレンズ付けてOM-Dの試写であった。モノクロだという故もあると思うが、オリンパスのこの高感度撮影では、なかなか綺麗な画像である。E-P3と比べても明らかに高感度の画像がよくなっていることがわかる。
 ライツレンズとオリンパス単焦点レンズを相互比較しても、そんなに解像度がちがうわけではない。だがピントさえ合えば何故か画面全体が魅力的で透明感ある綺麗な画像になるのがライツレンズである。それが面倒くささをしのんでライツレンズを使う理由だろう。その他に今のPanasonicのLEICA標準レンズをもっていないという理由もあるが・・・。
 夜の街を高感度特性にものを言わせ、絞り込んでパンフォーカスで焦点を合わせ、露出Aモードでファインダーしか使わないなどデジタル機材固有の使い方だが、使っているのはフィルムカメラ並みの機能だ。それで撮影のための必要機能は十分満たせる。
 どうもデジタル機材というのは、過大な機能の固まりのようだ。機能と言うよりは、それらは全てプログラムだから、あまり重さには関係ないのか。でも、それって撮影でもあまり関係なさそう、と私は思ったりして。 
 さて梅雨だから連日の雨。今日は良いタイミングで晴れた。というのも今日は、地域貢献の講義で行っている撮影のロケ日だからだ。夕陽まで撮りたいとする絵コンテ通りにゆくだろうか。

2012年6月15日
先斗町,OM-D EM-5,Leitz Elemarit28mm/f2.8,
ISO8000,露出補正-1.7,f11,1/100

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PEN LIFE379. ライツ・エルマリート

2012年06月16日 | Photographic Equipment
 半世紀前につくられた名鏡玉ライツ・エルマリートの外観は、OM-D以上に迫力がある。むしろOM-Dがライツに少し負けていると思われる。
 それにしても、長い間出番の来なかったライツ・エルマリートが標準レンズとして蘇るのは、面白い。本来モノクロでは、優れた解像力のあるレンズだから、デジタルでもかなり使えるのではと思う。特に古い街京都をモノクロで撮影するのには、うってつけのレンズだろう。
 実際に夜の京都で試写したが、大変シャープな標準レンズだ。ボディはAモード、液晶モニターは消してフィルムカメラのようにファインダーだけを使用する。二倍の拡大画面で焦点を合わせるのは、デジタルらしい。本来広角レンズだから、被写界深度は深い。だから 絞りはf8でパンフォーカスで撮影するのがよさそうだ。
 そんな状態で感度設定をオートにしておくと、時々ISO25600に達する。その画像はベストではないにしても、そこそこに写るようだ。高感度特性もE-P2の時代からは、格段に進化している。
 これまでデザイン的に判断してデジタルペンにライツレンズを付けようという気分にはなれなかった。多分デザインが違いすぎるのだろう。だが20世紀スタイルを踏襲するOM-Dは、このレンズを使用したいためにこのボディがあると言えそうだ。そう考えると今は亡きライツレンズを使うのに優れものボディだったミノルタCLEを思い出す。

2012年6月15日
OLYMPUS  OM-D E-M5, LEICA DG MACRO-ELEMARIT45mm,f2.8 ISO1000,露出補正-1/3,f4.1/60,iFinish
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PEN LIFE378. OM-D E-M5

2012年06月15日 | Photographic Equipment
 OM-Dの角張った複雑な平面の組み合わせのデザインを見ながら、これならば小さく緻密なライツレンズ(のっぺりしたライカレンズではない)に合うだろうなと思っていた。
 そういうことに気がついたのが運のつきで、通勤の道すがら量販店に走ってしまった。運良く今週のお奨めOM-Dというコーナーがあり難なく手に入ってしまった。
 以前のこのブログでは、もうこれで人生最後の撮影機材だとか、ペンタプリズムのデザインの時代ではないと書きつらねながら方針変更である。
 OM-Dを調達して、ライツ・エルマリート28mm(1960年代製の名鏡玉)を付けてみたら、予想通り格好がよいではないか。むしろペンE-P3がどこかのっぺりと軽く見えてしまうのが困ったものだ。
 フイルムからデジタルに変わり、撮影機材も様々なデザインが登場したが、結局20世紀のデザインに戻ってしまった。つまり撮影機材のデザインは、20世紀で完成していたと言ってよい。
 大きさもフィルム時代のOMシリーズと大差ない。バッテリーグリップにまで手を伸ばし、まさにこのライツ・エルマリートのためにあるようなOM-D,E-M5のボディである。

2012年6月15日
OLYMPUS PEN E-P3,LEICA DG MACRO-ELEMARIT45mm,f2.8
ISO4000,露出補正-1/3,f5.6.1/100,iFinish
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