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Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

ドローイング675. 小説:小樽の翠599. 餅代

2022年12月15日 | drawing

 さて師走は先生も走り出すといぐらいだから忙しいはずだが・・・。
特に仕事が増えるわけでもないのに何故忙しいのか。
多分忘年会と大掃除が忙しさの原因だ。
そんなわけで気分の問題の師走だ。
最終便の飛行機で仕事場に向かう。
日が短いから外はムーンナイトだ。
冬の星空を見ながら、夕べの翠との情事を思いだしていた。
・・・
翠が唇を重ねてきた。
翠「しようよ!」
そういわれちゃあ、するほかない。
女とのつきあいが長くなれば、通例は男が飽きるはずだが・・・
翠とは、飽きない・・・。
愛している、それもあるかもしれないが・・・
多分相性が良いのだろう。
その相性とはなんだろうか。
多分翠のボディの量感が心地よいとか・・・
経産婦だから、セックスにこだわりのない気楽さがあるとか・・・
それは一緒にご飯を食べる気安さかもしれない。
それに親戚が多くて賑やかなライススタイルだとか・・・
そんな相性の良さがあるのか。
もう俺はこの女一人で十分だよと思えば、他の女に興味はわかない。
それが普通のカップルなんだろう。
ベーヤンの所みたいにもろ仮面夫婦だと、そうはゆかない。
上さんに愛情がわかないと、それは外に向かう。
餌をくれる主に絶対服従する犬や猫と一緒か。
つまり生物のDNA的本能なのだろう。
さて、一仕事終えて餅代でも稼ごうか・・・。
餅代を携えて家に帰る空気を想像する。
オオッ、その姿こそ師走だ。
そんなことを考えているうちに寝てしまった。
飛行機は、目的地の空港に向かっている。
・・・
都市の灯りが見えてきた。
今年最後の仕事だ!、餅代稼いで小樽に帰ろう(*^▽^*)。
コメント
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