京都では、1日中デスクワークなので健康のために、夕方散歩に出かけるようにしている。それに不思議と気温が下がると街を徘徊したくなる。空気が澄んでいるからだろう。
そして夕方の珈琲、もちろん市内に数多くある瀟洒なクラシック珈琲屋は観光客ばかりなので先ず行かない。やはり京都人のお勧めは、世界各国の外国人や若いお姉ちゃん達で賑わっているマックの100円珈琲だ。こちらのほうが外国にいるような気分になれて、最近のお気に入りなのです。
10年以上前に、先斗町に田中珈琲があった頃、店内は空いていて舞妓さんとお母さんと、地方企業社長風の頭の禿げた凡庸なオッサン風情とが相談している光景にであった。舞妓さんの定年は二十歳だから、多分身請け話でもしていたのだろう。「お店持たせるのもお金がいりますやろ、そこで・・・」という話を私は想像していた。
私は内心、通信制の高校とか大学検定試験でも受けて大学にゆけばいいじゃんと思っていた。脂ぎったショボい禿げの凡庸なオッサンの妾よりはいいと思うけどな。それに水商売だって知識教養はいると思うけど。そうだ、いっそ工学系にでも進学したら面白いですね。
「ボンちゃんなぁー、舞妓の身請け話断って通信制の高校にいかはったん。それで大学受験したら京大の建築に合格したん。そのうち若い先生となかようなって、今は建築家の妻どすって、うち驚いたわぁー」、そんな話って結構あるんではないですか?。
女は器量に愛嬌、男は個性的な能力、それは今も変わらない男と女の価値観だろう。
京都市宮川町、祇園、木屋町筋
SONYα6000、E10-18mm,F4.0
1)ISO10000,焦点距離10mm,露出補正0,f/4,1/60
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