Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Fieldwork738. 観光都市京都の返り咲き

2022年11月30日 | field work

 夕方いつもの散歩に祇園界隈へ出かけた。いつもと違うのは外国人観光客の多さだ。京都って海外でそんなに人気があったのか!?。海外からの入国制限が撤廃されたので、ワクチン3回接写をしていればスルーで入国できる。
 では感染が納まったかというと、この1週間で僅かだが京都府は上昇傾向にある。それは日本全国の傾向でもあるが、冬にかけて感染拡大の様相がうかがえる。
 今月に入り、いち早く感染拡大傾向へとトレンドが変わったのが北海道、山形などの東北の県であった。こうした属地的傾向をみると感染拡大要因は明らかだ。それは室内の換気にある。調度寒い日々が続いたから換気回数が低減した。それも密閉性が高い現代住宅やオフィスの空調機が先ず感染源といえそうだ。ウィルスは屋外の太陽光を浴びると1時間で低減する。
 そんなことを踏まえると、いつまで続くか?、観光都市京都の返り咲きである。
 さてVログを制作していると、YouTubeのアクセス数が極端に違う事がある。といってもそれは微差だが。つまり親類が出ているとか、祇園祭のような著名な催事であるといったような話題性がある映像になるとアクセス数が高い。
 それは映像が、第一に話題性を求めている所以だろう。といって私は、静止画画像の延長上でVログにしているのであって、話題性を追いかけることはしませんが・・・。話題性を追いかけだしたら受けを狙うから、どうしても社会にこびへつらいをしなければならない。そんなのは面倒くさいし私がすることでもない。私にとつての映像は、あくまでもククリエイションや感性の訓練の場にしておきたいからだ。

観光都市京都・返り咲き HD 1080p
α6600、E10-18mm/F4.0
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Fieldwork737. 伊東豊雄氏の建築 岐阜市立図書館・みんなの森

2022年11月29日 | field work
 
 岐阜市役所の後ろに、建築家伊東豊雄氏の設計による「みんなの森・岐阜市立図書館」がある。
 この建築の素晴らしいところは、それまでの建築の常識、或いは自明な考え方、ステレオタイプ化した発想、そうした常識をすべてひっくり返し、柔らかい頭脳と冴えた感性で再構築してきたところにある。常識をすべてひっくり返す、その面白さが新しい魅力を想像する。
 だから壁を排除することで、パブリックな空間もワーカー達のバックヤードも、すべて一つの空間なかでオープンにされている心地よさがある。天井は柔らかい曲面の連続であり、グローブと呼ばれる装置が人間の行動を柔らかく仕分けている巧みな考え方だ。そして真っ直ぐ置くべきだとする書架は、曲面に沿って配置される巧みな設え方だ。
 これまでの常識、あるいは自明な考え方を、すべてひっりかえし捨て去ることで成立する魅力的な新しい空間は、私達の人生においても示唆的だ。
 日本は高齢化社会といわれて久しく、マニュアルなどという言葉を思い出せば明らかだが、今は規範的考え方が支配的だ。そして多くの人々が常識に寄り添って価値観を成立させている。
 結果として社会全体が退屈さの塊となり、街は、退屈で感性を刺激しないステレオタイプ化したデザインとアートとイベントであふれてしまった。そんな理解が私達の生活に蔓延し、それを自明のこととして受け止めている。そんなつまらない空気で現代社会は満ちあふれている。
 これまでの自明な事、規範主義、常識などをすべてひっくり返し、柔らかい頭と冴えた感性で再構築してゆくことの魅力を、伊東豊雄氏の建築は語っている。

伊東豊雄氏の建築 岐阜市立図書館・みんなの森
SONYα6600、E10-18mm/F4.0
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Fieldwork736. 京都・秋の日は釣瓶落とし

2022年11月28日 | field work

 最初にお断りしておきます。11月にアップさせている京都の画像は、全て10月に撮影したものです。京都の紅葉は12月16日以降のブログでアップします。それは映像の撮影や編集に時間が必要だからという理由で予約投稿にしています。
 さて10月、毎日ほぼ同じコースを散歩している。同じ風景でも光の状態によって異なって見える。特に秋の釣瓶落としの柔らかい光に夏の活気はない。それよりデスクワークの癒やし系として散歩をしている。
 土曜日だったから、これまでにないビジターの多さに、こちらは少し辟易する。ふと彼らは何故この街にやってくるのだろう。
 もちろん京都の風景を見て、スタバでお茶をして、そして敷居が高い京料理ではなく洋食屋に入り込む。そう!、大方は大阪人だったか。それは東京人が鎌倉を訪れるのと大差ない。彼らもまた休日の散策なのだろう。そんな中に土産物を抱えた少数派がいる。多分関東や九州か・・・。
 私としては人体デッサンをしているから、すれ違う彼女たちのボディチェックにつとめる。着物を着ていても裸体の形はわかってしまう。概して細く背が高い女の子が増えた。アメリカ人の鍛えたボディと比べると、筋肉が少なく細すぎるのではないかと思いながら。
 そんな話は個人の頭の中で完結するのでどうでもよい事だが、カップルのレンタル着物姿が復活してきた。今年のトレンドは白系の着物が目立つ。やはりレンタルの世界にもトレンドがありそうだ。
 そんな光景を通り過ぎながら機材を回してみる。機材の全長が短い広角ズームレンズがジンバルと相性がよい。もちろんインナーフォーカスだからレンズの前兆が伸び縮みすることがないのもメリットの一つだ。
 それにしても機材を振り回すとデジタルのラチチュードの低さに辟易してしまう。だから露出補正や測光モードを頻繁に変える。それでも変えられないときは編集段階で色を整える。静止画なら簡単な事だが、このあたりが露出が異なる多数の画像を連続して撮影する映像の難しさだろろう。

京都・秋の日は釣瓶落とし

追記
 海外のフィールドで活動する時、パスポートと財布が必携だ。そして盗難多き世界で盗まれないことが肝心。
 旅通の話を読むと、腰に巻き付けるポーチとかインナーの上に背負い込む事を推奨しているが、通関手続きの時に取り出すのにシャツをめくりあげて出すというわけだ。飛行機の乗り継ぎでも通関手続きが必要な場合もある。だからホントにこの人達は旅通なのかと疑問に思う。まして熱帯地方で薄着で、暑い世界でTシャツの下?。
 なぜなら、ポーチなんか背中のフックを外すとズルッと落ちるからだ。それでいいの?。どう考えてもこんなのが盗難予防だとは思われない。
 京都三条通にノースフェイスの店舗がある。実はここの商品が、旅に出た事があるのだろうかと疑問を呈したくなる程、使い物にならない商品ばかりが置いれている。つまりフィールドを歩かないファッション重視の専門店だ。ノースフェイスを調達するならば、やはり山用品専門にゆかねばならない。
 そんななかで、ある日本の通販企業がノースフェィスのベストに内ポケット付きを販売していた。ライセンスCの契約なのだろう。デザインポリシーが適合していれば、適宜改変して良いとする契約だ。
 そしてこの内ポケットが海外では活躍する。フィリピンは店に入るときは手荷物検査と鞄の中身のチェックが必須であり、スーパーでは手荷物全てを預けなければならない。昨今はワクチン接種証明書の提示もある。
 しかしこのファスナー付きの内ポケット付きベストを来ていればウェストポーチ不要となり、容易に検査を受けて入店できる。実はファスナー付き内ポケットの便利さに気がつくデザイナーは大変少ない。忙しくて旅に出られないデザイナーが、スタイルだけを配慮してデザインしているのだろう。若者達のファッションを見ていると、そんな旅不向きのファッションばかりだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Fieldwork735. 京都 秋の光を探して

2022年11月27日 | field work

 紅葉には、一ヶ月早い京都の街だ。それでもごく一部の葉が色づいた。今年は紅葉が少し早いのかもしれないと思わされるが、天気予報では例年並みの紅葉時期らしい。
 そして海外からの渡航制限がなくなったから、円安の日本を訪れた外国人観光客を数多く見かけた。制限がなくなると待ちかねたように増える。
 こちらは撮影の被写体が増えるので好ましい。もちろん相手にわからないように・・・(*^▽^*)。こういうとき映像は、特定の1点を狙うわけではなく、横にスルーして流してゆくので、相手にはわからず静止画より大変撮影しやすい。
 そしていつもの散歩コースだ。京都にいるんだから、もっといろんな所を歩けよ!、といわれそうだが、それは面倒なので・・・。
 京都市は朝と夕方で撮影スポットが異なる。
 朝の光で撮影するならば嵐山だ。嵐山は、紅葉時期にならないとでかける気分ではない。もちろん近所のバス停から1時間はかかるだろう。
 特に天竜寺は、紅葉時期に早朝拝観がある予定だ。でかけるとすればここだ。それは機材を装備して身構えてゆくぐらいの気分だ。少し怠いが今年は紅葉の嵐山の映像撮影を少しだけ試みようと考えている。ただしこの時期京都に入ればだが・・・。
 夕方からの散策だと、夕陽も見られる東山になる。いつもの散歩コースだ。
 既に京都市内からは、戦前からの多くの木造民家が失われている。今、木造の民家が数多く建ち並ぶエリアも祇園界隈だけである。つまりここだけが唯一京都の街の空気なのである。

京都 秋の光を探して

SONYα6600、E10-18mm/F4.0

追記
 若い頃ニコンFを手にし、EOS1Dsまで手を伸ばし、そんなフィールドワーカーが今使っている機材がこれ。これ1セットで、EOSよりはるかにローコストで小さく軽く、発色もよいので、海外に持ち出し映像を撮っている。そしてiPhon13proを効果的に使うと、申し分ないフィールドワークのシステムになる。
 一体フィルム機材ライツをため息交じりで眺め、ライツレンズの優れものを探して調達し撮影に没頭していた時代はなんだったか!?。さらにフィルムが法外に高くなった以上、もう後戻りもしたくない。そればかりかデジタル静止画機材すら使わなくなってきた。
 せめてデジタル静止画機材のモノクロームで街のショットを撮り歩くのも面白いと考えたが、それは考えただけにとどまり、静止画の関心も失せてゆく。
 というのも先ず発表の場が静止画では精々ブログ程度と、いわば仲間内に限られてくる。映像ならば今のところYuTubeという世界的公開の場がある事は大きい。
 それに動画で語れる圧倒的情報量の多さもあり、これに音源が加わる。それだけ表現の可能性が広まることを意味している。これからもVログが続きそうだ。

フィールドワーカーの映像機材
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Fieldwork734. TWI LIGHT IN KYOTO

2022年11月26日 | field work

 10月初めの京都は、まだ夏の気候だった。ひとしきり雨が続くと一気に気候が変わった。それは冬の走りだった。そんな気候の狭間をぬってつかの間のトワイライトだった。
 デジタル機材の特徴だが、光を捉えるラチチュードがフィルムと比べれば格段に狭い。だからマルチ測光だったりスポット測光にしたりと露出モードの設定を頻繁に変える。それでもフィットする露出は難しい。
 これはデジタル機材の画素数が高すぎる事に一因がある。これを1/2ぐらいに下げてくれると、1画素の受光素子サイズが大きくなるので光情報をひろう範囲が広がる。このあたりの事情は静止画配慮なのだろう。
 ジンバルは、いつも機材が揺れている状態だから構図が取りにくい。その点では小型三脚が被写体をじっくりねらえるが、建てられる場所が限られてくる。やはり腰で構えるか肩に担ぐのだろう。
 さてこの日10月11日から外国からの入国者制限がなくなった。ブースター接種証明書か72時間以内のPCR検査があれば検査検疫が省略される。京都も海外からの観光客が増えそうだ。
 もちろん自治体の観光支援策として40%オフの宿泊料低減もはじまり、ならばこれで旅立ちたいが、少し時間をずらさないと希望の予約が取れないと予測、混雑と抱き合わせになりそうだ。支援策は12月迄、あるいは自治体の予算がなくなり次第終了なので、この後に観光地が空くだろうと予測。
 今年は、沖縄県の感染が収まらなかったのでダイビングを遠慮していた。夏も終わり水温が下がり始める頃に、ようやく今年初めてのダイビングだろうか。そして雪が積もったら小樽へ行きたいが、まだ先だ。国内はこの2つぐらいしか私は興味がない。
 冬のように寒い日が続きながら、まだ紅葉はこない。夏から冬の気温に一気に変わって体感温度が追いつかない。
TWI LIGHT IN KYITO
SONYα6600、E18-135mm/F3.5-5.6
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドローイング660. 小説:小樽の翠584. 幕間・コパカバーナホテルのプールサイドで

2022年11月25日 | field work

 朝早くマニラのコパカバーナホテルのプールサイドでブログをつついていた。そんなときに考えた事を・・・。
 直近の小説:小樽の翠では、イラストレータで描いたドローイングを多用した。デジタルだと量感や空間感を表現するのが難しそうだが、短時間で描けるメリットがある。ドローイングもデジタル化だからこそ、あえて手描きは残しておきたいと思うが、そんな志がどこまで続くやら・・・。
 当初マーケティングの手法であるペルソナ法を用いて書き始めたが、既に長編小説に近い。だがそのなかで、今の時代のライフスタイルと逆を目指したらどうなるかとするテーマがあった。つまり晩婚に対する早婚、少子化に対する多子化、核家族に対する大家族、そして小説家が構築してきた妄想的快楽に対する現実的快楽といった具合に、逆方向のライフスタイルを目指している点では、やはりペルソナ法を敷衍している。
 ふと思うに条件が許されれば誰しも、こんな小説みたいなライフスタイルをしたかったのかもしれない。そう思いつつ現実的選択枝として少子化や晩婚化を余儀なくされるところが現代社会だ。その逆の道をゆくのは可能でしょうというのがテーマが主張するところでもある。
 ふとみるとプールサイドで若い女性を連れた年配の外国人を見かけた。あるものはナイスバディの女性を連れたアメリカ人、あるものはチャドラをまとった女性を連れたフランス人といった具合に、見た目から年齢差が相当ある。どうみても一夜限りの関係とも思われない空気なので、やはり夫婦なのだろう。
 歳をとると、友達や同級生達は疎遠になったり他界したりして、周囲が寂しくなる。あとはジッと孤独に耐えるライフスタイルは、つまらない。やはり生涯現役でいる方が人生は面白い。
 コツコツとやるべき社会的仕事があれば孤独でもよいが、趣味ぐらいでは社会性が希薄だから耐えがたい。だからおおいに人脈を広げ新しいことを勉強する姿勢の方がはるかに愉しい。
 第一次南極観測越冬隊を指揮した西堀栄三郎は、77歳でチョモランマ北東稜の登頂を総隊長として成功させ、晩年大型ヨットを自前で建造し海洋調査を死の直前まで行い86歳で没した。またスキーの三浦雄一郎さんは、70歳、75歳、80歳で3度のエベレスト登頂に成功し、今も現役企業の代表である。そうした事例から学ぶことは生涯現役。この考え方が現代人のライフスタイルに必要となりそうだ。
 西堀栄三郎の言葉をあげておこう。
「『生きた知識』というものは、自分で体験することによってしか得る方法はない。実際に手にとって体験した知識は、奥深く広がりをもった知識となり、創造性を育成し、活動の源泉となるものである。」
(昭和60年8月17日 第12回野外活動協議会 講演録より)

iPhon13pro

追記
2週間前からインターネットが、繋がらない事態が起きています。ソフトバンクの WI-FIルーターを取り替えましたが、やはり繋がりません。今日はホームゲートウェイのNTTから修理にきます。さてつながるかどうか。そんなわけでiPhoneで、今はブログを見ています。とても全部のフォロワーを訪ねる事はできません。早く全面復旧を願いながらの毎日です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドローイング659. 小説:小樽の翠583. 女のリセット

2022年11月24日 | field work

 今日も翠は夜勤。そして感染病棟勤務の晃子さんと夜中の休息タイム。
晃子「うひっひっ!、今日はネタ大あり!」
翠「どこで仕込んだのよ!!」
晃子「小児科の耀子さんよ!!!」
翠「あの勤勉家で将来看護師長を目指してる彼女!?」
晃子「だってぇーあの人もう40歳じゃん。でね1年前の話・・・
あの人39歳まで処女だったのよ。男性経験無し。そこでこのままだと結婚も出来ないし、子供も産まないまま歳をとってしまうって思ってたんだって」
翠「見るからに赤い眼鏡かけて男の臭いがないもんね。なんか成人男性を看護するのが嫌で小児科を志望したという話は、昔聞いたよん・・・」
晃子「それがインドネシアの現地旅行会社のサイトを見ていたら、特別ツァーの案内があって、バリの現地少年とロストバージンを果たした女性達の書き込みが沢山合ったんだって。でね耀子さんは、生理が終わった直後に1週間の休暇をとって一人バリに出かけたわけ。でっ、ホテルに旅行スタップがバリの青年達を連れてきてロストバージンの相手面接よ。
 それで耀子は、ワヤンという15歳の明るい少年を選んだの。日本語が旨いし、若い方が気が楽だからって。それでワヤンと食事をして、シャワーを浴びてベッドインよね。
 それでワヤンが上手で、体中をなめ回して、それからゆっくり、ゆっくり入ってきてつなげてきたんだって。破爪の痛みなんか全然無くてすぐに完璧なセックスになっちゃって。それで続けて・・。でっ滞在中はずっーとセックス三昧だったんだってさ。もう何回したか覚えていないぐらいやったんだって。だから耀子さんもすっかりワヤンが心から好きになっちゃってさ・・・」
晃子さんが一気に話し終えると・・・
翠「だって排卵日が近づいてくるから心は次第に燃え上がるよねぇー。ロストバージンで15歳の男の子で妊娠ならめでたしめでたしじゃん・・・、あっ、そっか排卵日前に帰国したんだぁー」
晃子「そう!、だからもう女の未練がタップリ残るじゃん。でっ帰国後にワヤンとメールのやりとりをして燃え上がったんだけど、その後プツンと切れちゃったんだってさ。それで耀子さんから私に相談されたのよーー」
翠「ロストバージンの請負業者。ちゃうかプロだったんだ!!!」
晃子「まさにそれよ!!!。(*^▽^*)仕事で請け負ったプロだからいつまでも一人の女に関わっていられなかったのよ。耀子さんに金で雇われた恋愛ごっこの相手だから、今頃次のロストバージンのサービスをしているよ!。そういったの。そしたら唖然としていてさ・・・・。まあ年増だから諦めも早かったな。それで仕事にますます専念するようになったらしいよ・・・」
翠「女のリセットかぁー。二十歳の女の子の恋愛を40前の女がやっちまった。一度は夢を持たせてくれたんだから、金を払っただけのことはあるよねぇー。それで耀子さんは仕事に没頭して看護師長を目指すんだぁー」
晃子「金で買ったロストバージンを心の支えにして(*^▽^*)。うっ、ヒッヒッ!!!。ここだけの話だよ。ひ・み・つ・・ひ・み・つ・・・・・」
(*^▽^*)(*^▽^*)(*^▽^*)
そういって、晃子さんは足取り軽く持ち場に戻っていった。
・・・
夜が長くなった。まだ明け方の気配はない。
小樽の長い夜が続いている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドローイング658. 小説:小樽の翠582. 大多数の予備軍

2022年11月23日 | field work

宴会の続き。
ベーヤン「それじゃあ、どんな女がお勧め?」
「多分だけど・・・、体育会系の女かなぁー」
榊原「ほう!」
「やっぱ身体の鍛え方が違うでしょう。そうなると全身筋肉だから、当然体内の筋肉も締まるはずですよ。多分レスリングの選手なんか腰が強いよね。あそこまで鍛えたら、すごく締まるんじゃないかなぁー」
ベーヤン「体育会系ね!。見場は悪いけど締まるわけだぁー」
「どう考えても体内の筋肉まで締まっている可能性が高いとすれば、レスリングの選手だよ。顔は二の次でいいんだよ・・・」
ベーヤン「女子レスリングの人気が高いのも、そこかなぁー」
「でしょうー、親たちは腰の強さを評価しながら観戦している。あの強靱な骨盤なら子供も沢山産めそうだし・・・」
榊原「一番人気!」
ベーヤン「そうなると、男も強くなきゃアカンわけだ」
「締まっているところに、力ずくでねじ込むわけだから固くないとねぇーー」
(*^▽^*)
ベーヤン「それだけ鍛えれば、処女膜もぶっ飛ぶよね」
「高校の部活で既にぶっ飛んでるかも」
榊原「処女膜願望がよいのが、膣が締まるのがよいのか、の選択肢ね」
ベーヤン「そりゃ後者だろう」
「で・す・よ・ね」
ベーヤン「女子レスリングの人気は、そこにあるのかぁー」
「若手だと藤波朱理かなぁー。17歳!!!」
ベーヤン「それパリ五輪の選手候補じゃん。ハードルが高いよ」
「そんな有名選手ではなくても、その下に予備軍が沢山いるでしょう。ここが狙い目」
ベーヤン「もう少し色気のありそうなのはないの?」
「あるとすれば、バレリーナ。つま先で立つぐらいだから、腰は強いんじゃないですか・・・」
ベーヤン「おおっ、それそれ!。その予備軍がいいよね」
「概してダンス系ですなぁー」
榊原「フィリピーナもTiktokでダンスをするのが好きですよぉー。ああっ、でも鍛え方が違うか。つまりバレリーナの予備軍ですね」
「プロになりそびれた底辺の予備軍というのは、数としては結構あると思う。それがプロになれなかったかぁー・・・、と挫折する場面がスポーツには必ずあるよね」
ベーヤン「そこが狙い目。きっとタレントはどうですかなんて誘惑する輩がいるだろうな」
「したたかな大人には、女の先の人生が見えちゃう。まあプロになるのは膨大なピラミッドの頂に上がれた数少ない人間だけだから、大多数は底辺たる予備軍に甘んじている構造になるか・・・」
ベーヤン「狙い目は大多数の予備軍が挫折した頃!。それが人間の社会ですからねぇー」
(*^▽^*)
たわいない話を魚に夜も更けてきた・
お開きかな・・・・。
・・・
小樽も秋の空だ。月がクッキリと見えている。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドローイング657. 小説:小樽の翠581. 悦楽の極み

2022年11月22日 | Sensual novel

 

 ベーヤンからメールが来た。建築家の榊原さんも一緒らしい。翠は、夜勤だし、オーセントホテルのラウンジで宴会か。

ラウンジに上がると彼らは宴たけなわ。

「のりがいいですねぇー!」

ベーヤン「そりゃ、あの話で盛り上がっていたもん」

「アチャー下ネタ!。まあこんな時にお店はお客もいないしさ。そんなに盛り上がることかい?」

ベーヤン「つまり多くの女の膣は本来ユルユルだってことよ。発達段階の子供達を除けばね。それをさぁー、さも快楽の極みみたいに誘惑されてもねぇー、なんだよ」

「だって膣のまわりは沢山の小さな筋肉があって、体内の筋肉だからユルユルが当たり前なんだろう。体表面の筋肉のように鍛えても簡単には締まらないよ」

ペーヤン「だろう。美人でバッチリスタイルがよくて、私なら貴方を最高に満足させられますなんて言葉で誘われて、じゃあ一発やった。そしたら女はどう満足したでしょ!。アホか!!、お前の膣はいつまでもユルユルじゃん!!、全然締まらないじゃん・・・。この粗器女!!!、なんて事が多いんじゃないかなぁー」

「見かけほどには期待できない・・・」

(*^▽^*)

「多分、スポーツで鍛えなければ締まらないと思うよ。体内の筋肉だから、スポーツで鍛えながら体表面の筋肉と一緒に締まってくるんじゃないかなぁー」

ペーヤン「あそこだけ締まるというのはないの?」

「それは、ないでしょう。股間に負荷をかける筋トレぐらいかなぁー。体内の筋肉は、それぐらいしか鍛える方法が無いと思うけど・・・。精々腸腰筋を鍛えながら、ついでにまわりの筋肉も締まってくる案配だと思うけどなぁー」

ペーヤン「ついで筋かぁー」

「女の満足ってそんなものかぁー・・、でとまるんじゃないかなぁー、どんな美ホディの女が誘惑してきても、大概はユルンユルンさ・・・。それで女ってこんなものよといわれてお終い」

榊原「そんなのモノかぁー・・・。官能小説の作家達が盛り上げるんですよ。それでオオッ、締まる!!、悦楽の極み、なんてね」(*^▽^*)

「悦楽の極みは、作家達のクリエイションだよねぇー」

榊原「フィリピーナだってユルユルですよ。それで経験で締めるすべを覚えるかというと、そんな面倒なことはしないですねぇ。そのかわりに太るんですよ。結婚したら太るし、子供を産んだら太るし、さらに何もしなくても太るんですよ。そしてお腹がポコッと出て、横に広がって、やはり食生活でしょうね」

「女達の悦楽の極みは食生活にあり!、ですか・・・」

榊原「そうですよ。子供をつくったら目標達成。あとは横に広がるだけ。そもそもダイエットとかスポーツで美ホディをつくろうという意識が希薄なんですよ。そこがアメリカ人とは違うところですかねぇー。多分一般的な社会風潮がいまのところは、ダイエットには向かわないのでしょう。それよりは悦楽の食事!とパーティーですよ」

・・・

この話は続く。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドローイング656. 小説:小樽の翠580. 小樽も秋だねぇー

2022年11月21日 | Sensual novel

 

 リュウ君の話の続き

「インポでフィリピーナの奥さんから失望されない?」

リュウ君「あいつは、そんなことはどうでもよいことだって」

「それはまた優れた見識だけど、どうして?」

リュウ君「多分、彼女は苦労人なんだよ。両親が早く死んじゃったし、それで親戚達のベビーシッターをしながら、学校に通っていたんだ。それも高校ぐらいになると学校に行く時間がなくて、中退したから学歴はないよね。だけど小さいときから、いろんな苦労をして育ったてきたんだよ」

「苦労人なんだ」

リュウ君「苦労人だから、人の心が読めるんだろう。例えば僕がPCで仕事をしているじゃん。するとあいつは、済まなさそうにこう言うんだ『私の事で悩むことがありますか?』だって。でっ、僕がどうしてって尋ねたら『貴方は眉間に皺をよせているじゃないですか』というわけだ。まだあるよ、僕が朝仕事に行こうとしたら、解熱剤を持ってくるんだ。『あなたは熱がある。この薬が4時間効く』というわけだ。たしかにそのとき僕は熱があって仕事を休もうかなと考えていたときなんだ。ベビーシッターをしていたから、相手の状態が敏感にわかるんだ。そういうことがシームレスにできるんだよ」

「人の心が読める・・、それは苦労人しか出来ないことだよね」

リュウ君「日本人の女性のように教養があって、セックスも旨くても、人の心がわからない女って沢山いるじゃないですか」

「仮面夫婦が多いからね。仮面というのは言葉だけの愛情ね。社交辞令といってもよいかな。心では愛さない夫婦ね。今は、そんなのばかりでしょう」

リュウ君「人の心が読めないから、みんな仮面でとりつくろうわけだよ。だけど僕の妻は小さいときからの苦労人だから、人の心を察する能力がおのずと磨かれてきたんだ」

「子供って大人の反応に敏感だよね、そこで苦労して、我慢して、そして人の心を読む力を成長させていった。今の日本の子供達には、まずない感性だよね」

リュウ君「それは、日本の教養ある女達よりも勝っていると思うよ」

「いい女だよね」

リュウ君「うん、僕には宝物だよ。おのろけかなぁー」

「いやいや。大切にしてあげてくださいね」

リュウ君の話は、心が温まる。

そんな午後の時間を過ごしてリュウ君は、最愛の奥さんの元へ帰ってった。

すこし心がホットな気分で、ナンタルの坂道を上がっていった。

・・・

小樽も木々が色づき初めてすっかり秋だねーーー。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドローイング655. 小説:小樽の翠579. リュウ君とボブさん

2022年11月20日 | Sensual novel

 

 毎月リュウ君は、小樽の病院へインポの治療にやってくる。といっても最近はED薬なんかをもらいに来る。そして帰りにアチキに午後のお茶を誘ってくる。

リュウ君「毎月、同じ外国人と診察待合で一緒になるんだよ」

「外国人が小樽へ!」

リュウ君「ボブさんというんだ。歳は僕より少し上かな!?」

「ああっ、以前日本人の恋人と一緒に来たって話を思いだしたよん」

リュウ君「それそれ!。毎月顔を合わせるから言葉を交わすようになったんだ・・・

ホブ『へい!、お前も上さんにせがまれてきたんか?』

リュウ君『おー、ザッツ・ライト』

ボブ『一緒かあー、じゃあわかるだろう!、女は子宮で世界を考えるんだよ!!』

リュウ『ハア!?』

ボブ『だってさあ、どんな女でも、男が来ると必ず最初に顔を見るだろう!、それから股間だ!!。お前そう思わないかい?』

リュウ『うん、未婚でも既婚でも男が来ると本能的に顔をみるよね』

ボブ『そうだろ!、俺はあの本能は何かと考えたさ・・・』

リュウ『でっ、?』

ボブ『それは、まず一発撃てるかどうかの本能的判断だと俺は気がついた。それに女の好みかどうも・・・』

リュウ『主婦でも一発入れたいと思うわけだ』

ボブ『そう、だけど恋人がいるとか結婚という契約があるからとどまるワケよね』

リュウ『だけど男が気に入るかどうかもあるよ

ボブ『俺は、男の値踏みをしているとおもうんだ。この男なら一発やってもよいとか、やめておこうとか・・・、誘われたら、えっアタシ・・・とんでもない主婦よ!・・なんていいながら・・・最後はズルズルと一発出来ちゃう事もあると思うな!』

リュウ『じゃ、家庭の仲が悪い奥さんとか恋人に遭遇したら、誘惑しても乗ってくるかい?・・・・』

ボブ『そうだよ。100%間違いない・・・、だからいつも最後は本能的な子宮の判断で彼女達の世界が成立しているんだよ』

リュウ君『男は?』

ボブ『胃袋で考えるんだよ。飯代を稼ぐのが男の仕事サ』

リュウ君『つまり一発やってもよい女と胃袋を満たす男がいれば、この世は成立するわけだ』

ボブ『人間の仕事は、それだけさ。だってさあ俺のKEIKOなんか英語がネイティブだし博士号をもってんだぜ。それで知的職業人の顔をしているけど、ベッドに連れ込みゃ女の本能むき出しだもんなぁーー

リュウ君『じゃあインポになったら大変だろう?』

ボブ『そりゃ世界大戦でも始まったような大きなショックでさ。病院に行け!、だよ』

リュウ君『そりゃ、うちも一緒だよ』

ボブ『だろ!!!、だから人間の生活はそれしかないさ。政治も文化も教養も全部関係ないのよねーーー』

という話をしていた」

「女の欲望は灰になるまで子宮思考で世界が成立する。生殖動物の使命かなあーー」

・・・

リュウ君の話は続く

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドローイング654. 小説:小樽の翠578. 発情期の熊!

2022年11月19日 | Sensual novel

 

 晃子さんも、昨日は札幌の彼氏のところへ直行して小樽に戻ってきた。

つかの間の休日だった。

これからまたまた病院勤務だ。シャバの飯が食べられないかもしれない。文さんのところによってから夜勤にゆこう。

晃子「これから病院泊まり込みだよーーん。その前にシャバの飯お願い。健さん帰ってきた?」

文「夜中に帰ってきたよん」

晃子「おっ、じゃ夕べは文さんも燃えた!」

文「夜中に帰ってきたでしょう。もう一ヶ月まともな暮らしじゃないから、なんか熊の臭いみたいなのがしていてさ、夜中にお風呂に入れてゴシゴシ洗いまくった」

晃子「一ヶ月野生児だったもんねぇー」

文「熊と一緒だよん・・・・」

晃子「ウフフ!、それで激しく燃えた?」

文「だってねえ、お風呂でペニスをゴシゴシと洗っていたらさあ興奮してきちゃって、私を抱えて上にしていきなり入れてくるのよ。それって発情期の熊だよ」

晃子「熊が吠える!!!(*^▽^*)」

文「小さなお風呂場でグイグイと突かれて、感じるどころではなかったよ。もう性欲がはち切れそうって感じで」

晃子「健さんならそれだけじや、すまないよねぇー」

文「そう、私をタオルでくるんで上につれていって、もう即次よ・・・・。それで燃え上がって寝ちゃった。そしたらね、朝方になって舐められている気配するので眼を覚ましたら、また健さんがズブッといれてくるの。そんなんで寝ては入れて、寝ては入れて、の繰り返しで、まともに起きたのは、さっきよ

晃子「それで健さんは?」

文「夕方になって『さあ、冬支度の続きだ』といって意気揚々と出かけていった。何あれ!、だよん

晃子「つまりやるだけで帰ってきたんだ・・・」

文「そうよ、きっと我慢できなくなったんじゃない。私も火照った身体が静まったので今日はスッキリ」

みんなそうやって元気を回復してゆくのか・・・

・・・

小樽の秋の夜も長い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドローイング653. 小説:小樽の翠577. 紐パン

2022年11月18日 | Sensual novel

 

 定点観測だ。いつも同じ時間に同じ場所から港の風景を描く。毎日続けているわけではないが、時折午後3時の定点スケッチが習慣になっている。そして放課後地獄坂を通ると、小春がやってきた。

「ユウ君のインポはなおったのかい?」

小春「もち!、三日後に回復したよ」

「そりゃなにより!!」

小春「あのねえ、明菜姉ちゃんが、制服の下が紐パンなの!」

「はあ!!!」

小春「この間紐パンをつけて、これで彼氏を興奮させるんだって。『さあ、子供を沢山作りましょう!』だって。でっ、エロいでしょう!、って自慢していた。それで7人子供を作る作戦なんだってさ・・・・」

「明菜姉ちゃんは細身でスタイルがいいから、似合うかもね。きっとここぞという場面で紐パンで迫る作戦なんだよ。少ない打撃で効率的に当てようというわけさ

小春「私は?、今じゃダメ?」

「オヨヨ!、無理にとはいいませんが。多分キャラクターがあると思う」

小春「ヒモパンって男の人にとって魅力的なのかなぁー?」

「多分、細身だったら似合うかもね」

小春「小春も、7人子供をつくる方法を考えなきゃ・・・。明菜ねえちゃんと競争だもん・・・。だってさあ男の人って飽きるじゃん。だから飽きさせない方法が必要だよね」

「だからといって、一度に7回もおねだりしてユウ君をダウンさせるのも、ちと違うと思うけどなぁー」

小春「排卵日に打つのかぁーーー。そういえば明奈姉ちゃん、毎朝体温計を唇に加えているのは、それかぁー・・・」

「それで排卵日を探っているのでしょう。それで排卵日が来たら、今日は一発やりましょう !、というわけで紐パンで誘惑するのかなぁー」

小春「少ない打撃で効率よく妊娠するわけだ!」

「まあ、そういうことになりますか・・・」

小春「ユウ君に栄養をつけさせなきゃ、スーパーへゆこうよ!」

生協のスーパーへ小春と並んで坂道を下っていった。眼前には、真っ青な海が見え隠れしている。

女達の打撃群かぁー・・・、そんな考えが頭をまわっている。

・・・・

木々の色が変わりだした。

小樽も秋だね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドローイング652. 小説:小樽の翠576. 文さんの店で

2022年11月17日 | Sensual novel

 

 感染者も減ってきたので、晃子さんの病院泊まりも解放された。

晃子「翠ーー、文さんの店でビーフの燻製を食べに行こうよぉー」

病院の看護から解放されて文さんの店へ繰り出す。

・・・

晃子「あら、今日は健さんは?」

文「冬が来る前に馬喰の仕事をしておかなきゃちゅんで、原野に籠もって冬支度だよ」

晃子「野生児に戻ったんだ!」

文「戻りすぎだよ。ビーフの燻製で食べてゆけるのに、まだ馬喰の仕事をしてるのよぉー

翠「じゃあ、しばらく帰ってこないんだ」

文「そうよう、もう一月は家にいないよ。それでいて燻製が郵便小荷物でとどくんだ。いつも違う場所から送っているみたい。原野を走り回っている感じかなぁー。明日は帰ってくるといってた」

晃子「じゃ、寂しいじゃん!。でも明日が待ち遠しいか・・・」

文「そうなのよ。秋の寂しさに身体の疼きが納まらないよぉーー」

晃子「毎晩悶えちゃってるんだ・・・」

文「そうなのよ。身体の持ってゆき場がないよ。せめて健さんのおちんちんでも先に帰ってこないかなぁー」

(*^▽^*)

翠「健さん、絶倫系だからなぁーー」

文「秋なのに、女を寂しがらせるなんて憎いやつ。北海道の冬は、早いからしょうがねぇー・・・・だよ」

翠「でも帰ってきたら楽しめるじゃん」

文「毎晩、その妄想ばかりよ。帰ってきたら一日中布団から出さないとかね!」

晃子「抜かずに3発!!!」

文「うん、健さんならゆけるんだ。私が健さんに惚れたのも、そこかな!」

翠「男と女がくっつくなんて2つしかないよ。一つは顔、だって美男子や美女の子供が欲しいじゃん。次は抜かずに3発撃てる。これかな」

晃子「だよね」

文「健さん、早く帰ってこないかなぁー・・・・」

・・・

小樽も、そろそろ長い冬支度が始まる頃だ。

雪が降る前にかたづけなきゃ・・・、そんな気分で毎日が過ぎてゆく。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドローイング651. 小説:小樽の翠575. お帰りの挨拶

2022年11月16日 | Sensual novel

 

 秋の夕方日課のようにナンタルのマックで珈琲をしていると、また美希姉ちゃんがやってきた。時々実家に里帰りするようだ。といって札幌まで30分の距離だから。

美希「いつも、ここにいるねぇー」

「日課だよ。家に帰る前に一杯の珈琲。札幌じゃどんなん?」

美希「どんなん!?。アアッ!!、彼とね!!!。お互い学校だから時間通りに帰ってくるじゃん。それで『お腹すいたー』といって帰ってくるとベッドに連れていって、お帰りの挨拶かな!!!」

どんなん?、と曖昧な聞き方をしたら彼氏との性生活だと思ったらしい。じゃあ続きを聞こうか・・・。

「どんな挨拶?」

美希「服脱がせるのって面倒じゃん。でっ彼は『おないすいたよー』といってるけど、私もお腹がすいてる!、といって。だからそのまま彼の上にまたがって服をかき分けてグイグイと入れ込むんだ。それで腰をつかってこんな風にティクトクダンスみたいに(*^▽^*)。すると彼氏も乗ってきて頑張って腰を動かすんだ。それで二人で波長があったときに撃ちはなつという感じかな!。それが私達のお帰りの挨拶!」

「お腹すいたのにむごくないですかぁー」

美希「男の人って、綺麗な女の人をみたりして、毎日いろんな妄想をしているのよ。そういうときって精子もチャージされてから帰ってくるのよ。お腹すいていてもバッチリーチャージされて帰ってくるもん。だから帰ってきたときにスッキリさせてあげるわけ。だってお帰りセックスが一番マストかな。それからだよ、彼氏がぐったりしている頃に夕飯の支度をして、風呂に入れて、風呂上がりに彼氏はビールなんか飲んでご飯を食べているうちに寝てしまうわけ。だから朝はすっごく早く起きるよ。それで朝勉強してから学校にゆく生活かな

「早寝早起きの健康的な生活だねい!」

美希「だってえ、リーマンみたいに帰ってきたからご飯たべて、家族の団らんですごして、お風呂に入って、それからエッチじゃ、疲れ果てて元気でないもん」

「そりゃそうだ」

そんなたわいない話をしているうちに日も沈んできた。

秋の陽はつるべ落としとはよくいった。美希ねえちゃんと帰路が一緒なので、陽が陰ったナンタルの坂道をあがっていった。

・・・

小樽も秋の気配が濃厚だ。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする