ジンバル撮影になれると、手持ち撮影はブレるから使いたくない。だがCLEAN M3のジンバルから機材が落下すること数回。原因はカメラを固定するロックのネジが緩んできたこと。そうなるとまた同じ事を繰り返すから、これは使えない。
そんな機会に調達した新しい機材FX30は、手持ち撮影で頑張るしかない。といってブレてます。テレビのプロカメラマンは手持ちか三脚を多用している事を思えば、ここは手持ち撮影を練習すべきか・・・。映像は練習が続く世界だ。海外へ行くときはこうした手持ちの練習が生きるだろう。
さらに開発年次が2012年と古いのが難点だがSONYのGレンズを調達した。古いから中古でいいじゃんと思ったが1万円も差がない。このレンズによって格段に使い勝手がよくなる。これでフルサイズ換算28mmから157mm、超高画素ズームで1.5倍(235mm)、そして画質は落ちるがデジタルズームが4倍(628mm)となり、十分実用範囲内。もちろんオートズームだからレバーで画角が変えられる。静止画では不用だが映像では多用する機能だ。
一度ぐらいは、そんな超望遠の世界を試みたいが、清水さんから京都の街のアップぐらいしか被写体を思いつかない。つまり私達の視覚は標準レンズの範囲程度で十分なんだ。
この機材の長所は裏面照射型イメージセンサーを搭載していること。メカ部分をセンサー裏側に配置することで、受光素子のサイズを大きくできるから、APSサイズだけどダイナミックレンジが広くフルサイズに近い画像情報が得られる。そして冷却ファンを搭載していることがなによりも待望のメカニズムだ。これまで突然の熱停止で祇園祭の出発式とか、いくつも撮影チャンスを逃がした経験があるから冷却ファンは必須の機能だ。さてガンマイクをつけて新しい機材で撮りますか・・・。
次はS-Logを勉強しなければ。つまり編集用のadobe Premiereのオペレーションの勉強だ。映像は勉強する要素が多い。
追記
ジンバルから転げ落ちたα6600は、ボディとレンズのダメージ。明細書をみると、ホディ液晶パネル交換、外装ホディ交換、液体侵入による腐食でキャブウエブクミ交換、レンズに至っては外装割れ交換、レンズマウント交換、マウント部ボックス交換、フレキ基板断線による交換、固定ホジカン交換とガラス以外のメカ部分はすべて交換状態で重傷だったのだろうか?。へこんだ外装ホディも交換してくれたのは嬉しい限りだ。
それにしても一緒に修理依頼した機材が、別々に届く。トラックの運転手不足が予測される時代に不思議な返送方法だ。一つのパッケージで両方とも入るのにさ。それに大阪で預けて、千葉県東金市で修理、そこから京都の自宅に届くという新幹線で東海道を往復する旅だ。いつまでこんなリッチな物流が続くだろうか。
さてこの機会に新機材を導入したので4K映像が撮れる点では2台体制になり、私の大好きなシステムが完成した。これならばどこのフィールドへも持参できる。それで少し安心。さて、どこのフィールドへでかけようか。
それにしてもジンバルから転げおちた機材が道路の上なら救われた経験があるが、京都・石塀小路の石畳は超ごっつかった。半端ない堅さだよ。