Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

エッセイ706. 手持ち素撮影機材のセットアップ

2024年03月31日 | field work

 ジンバル撮影になれると、手持ち撮影はブレるから使いたくない。だがCLEAN M3のジンバルから機材が落下すること数回。原因はカメラを固定するロックのネジが緩んできたこと。そうなるとまた同じ事を繰り返すから、これは使えない。
 そんな機会に調達した新しい機材FX30は、手持ち撮影で頑張るしかない。といってブレてます。テレビのプロカメラマンは手持ちか三脚を多用している事を思えば、ここは手持ち撮影を練習すべきか・・・。映像は練習が続く世界だ。海外へ行くときはこうした手持ちの練習が生きるだろう。
 さらに開発年次が2012年と古いのが難点だがSONYのGレンズを調達した。古いから中古でいいじゃんと思ったが1万円も差がない。このレンズによって格段に使い勝手がよくなる。これでフルサイズ換算28mmから157mm、超高画素ズームで1.5倍(235mm)、そして画質は落ちるがデジタルズームが4倍(628mm)となり、十分実用範囲内。もちろんオートズームだからレバーで画角が変えられる。静止画では不用だが映像では多用する機能だ。
 一度ぐらいは、そんな超望遠の世界を試みたいが、清水さんから京都の街のアップぐらいしか被写体を思いつかない。つまり私達の視覚は標準レンズの範囲程度で十分なんだ。
 この機材の長所は裏面照射型イメージセンサーを搭載していること。メカ部分をセンサー裏側に配置することで、受光素子のサイズを大きくできるから、APSサイズだけどダイナミックレンジが広くフルサイズに近い画像情報が得られる。そして冷却ファンを搭載していることがなによりも待望のメカニズムだ。これまで突然の熱停止で祇園祭の出発式とか、いくつも撮影チャンスを逃がした経験があるから冷却ファンは必須の機能だ。さてガンマイクをつけて新しい機材で撮りますか・・・。
 次はS-Logを勉強しなければ。つまり編集用のadobe Premiereのオペレーションの勉強だ。映像は勉強する要素が多い。

追記
 ジンバルから転げ落ちたα6600は、ボディとレンズのダメージ。明細書をみると、ホディ液晶パネル交換、外装ホディ交換、液体侵入による腐食でキャブウエブクミ交換、レンズに至っては外装割れ交換、レンズマウント交換、マウント部ボックス交換、フレキ基板断線による交換、固定ホジカン交換とガラス以外のメカ部分はすべて交換状態で重傷だったのだろうか?。へこんだ外装ホディも交換してくれたのは嬉しい限りだ。
 それにしても一緒に修理依頼した機材が、別々に届く。トラックの運転手不足が予測される時代に不思議な返送方法だ。一つのパッケージで両方とも入るのにさ。それに大阪で預けて、千葉県東金市で修理、そこから京都の自宅に届くという新幹線で東海道を往復する旅だ。いつまでこんなリッチな物流が続くだろうか。
 さてこの機会に新機材を導入したので4K映像が撮れる点では2台体制になり、私の大好きなシステムが完成した。これならばどこのフィールドへも持参できる。それで少し安心。さて、どこのフィールドへでかけようか。
 それにしてもジンバルから転げおちた機材が道路の上なら救われた経験があるが、京都・石塀小路の石畳は超ごっつかった。半端ない堅さだよ。



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エッセイ705. まだ見ぬ姿

2024年03月30日 | field work





 ゆく冬を惜しむように一昨年の小樽の画像を集めた。画像は使用済みだったか未アップだったかは解らないが、まあいいかの気分だ。
 手元に写真家が撮影した小樽の古いカレンダーがある。みると運河と赤煉瓦の倉庫や北市ガラスのランプの写真が載っている。日本人がイメージしている小樽の街は、私にはステレオタイプ化したイメージだといっておこう。
 というのも小樽運河が竣工したのは1923年(大正12年)であり、赤煉瓦の倉庫群は、その後である。従って小樽イメージは、昭和のものである。
 江戸末期に幕府が開港したのは、函館、長崎、横浜、神戸、新潟である。その後、明治政府が力を注ぎ日本で2番目の鉄道を敷設し、以後北洋漁業と石炭の積み出し港として日本の産業経済を支えてきたのが小樽である。つまり明治政府によってつくりだされた新興都市だ。すでに155年経過している。明治の頃の小樽は、どんな街だったのか。すくなくとも私達がまだ見ていない姿である。目下それを論文にした。
 このブログがアップされるとき、私の論文を載せた大学の図書が刊行される。3年以上フィールドワークをしていた。その合間に小樽の街を撮影していた。まだ私達が見ていない小樽の街の姿があるはずだ。それは画像では表現できないまだ見ぬ姿だ。

小樽市
ニコンF3、ツァイスディスタゴン25mm/F2.8、ツァイスプラナー50mm/F1.4、トライX
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エッセイ704. 六条通

2024年03月29日 | field work





 昨年末、学術論文もキリの良いところで中座し、年賀状でも書くか・・・。
 というのもなんとはなしにMacをつっついていたら画像ができてしまった。だから近所の郵便局で年賀葉書でも!。あらら!!、写真用葉書がない。局員に調べてもらったら六条郵便局ならある。ほなら、遠いけど行きますか・・・。
 京都の街を南下し、そっか・・、郵便局は天使突抜道を右に曲がったところか・・・。
 帰りに郵便局前の道を東に行き、狭い通りの昔ながらの商店街をとおってゆこう。商店街というには、時代の役割が終わったような店ばかりだ。何しろこの界隈のコンビニエンスストア的な金物屋に行くと、ライターが2個で100円と破格の値段。この近くには、コンビニがないから今でも重宝がられる金物屋だ。
 通の正面には銭湯も現在だし、蕎麦屋の暖簾が年末の空気か。
 さてこの細い路地を何というか調べたら、なんと六条通だ。そういえば私が年賀葉書を調達したのも六条郵便局だった。
 六条通りといえば平安京の骨骼をなしてきた道ではないですか。源氏物語には源氏の恋人である六条御息所が登場する程に知名度の高かった通りであり、この通り沿いに屋敷があったとする物語の設定だ。歴史的にそれほど著名な通りから、今は消え去ろうとしている商店街か。もののあわれとは、そういうことか・・・。あっ、それ清少納言の話だったか。すでに年末の多忙で混乱していた((*^▽^*))。
 そうそう、この方角から都心へ向かうときは今西軒のおはぎを買ってゆこう。京都のおはぎでは、ここが一番旨い。あら!、すでに完売。店は閉じている。やっぱ朝9時半に来ないとあかんな・・・。
 そして年賀状書きが終わった。

iPhon13pro
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エッセイ703. 膏薬辻子(こうやくずし)をゆく

2024年03月28日 | field work



 追記3月26日のブログは、下書き保存のままでした。訂正して公開しています。

クリスマスの日、いびきの治療で新町病院へ出かけた。耳鼻科だから病気という実感はなく、クリスマスの日だから大変すいている。これは正解ではないですか。こんなに気楽な時間だから、病院通いはレジャーだ。
 帰りに足を伸ばして文蛾へお弁当を買いに行こう。そうなると途中の重要文化財杉本家住宅裏の路地あたりを撮影してゆこう。
 四条通り新釜座町から路地が南下し鍵型に右へ曲がる。そして杉本家住宅の裏をしばらくゆくと今度は左へ回り綾小路通にでる。路地の左右と正面に町屋がみえるから、これは立派に京都の景観だ。路地の正面は町屋があった方が良いというのは京都人の美意識だ。その方が京都の空気が存分に感じられる。
 そう思っていたら路地正面の町屋が近年取り壊されてしまった。その結果背後のマンションが惨めに見えている。アイストップの一番重要なポイントが一つ消えた。そうなるとこの路地も風前の灯火の如く消え去るかもしれない。このように京都の街並みは、ボツ、ボツと朽ち果ててゆく。
 この路地を膏薬辻子と呼ぶ。

京都・杉本家住宅
iPhon13pro
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エッセイ702. 臨界点

2024年03月27日 | field work

 これを書いていたのが昨年のクリスマスを過ぎた頃だ。締め切り迫る論文原稿に筆が乗らず、さらにジムもお正月は10日間休みが続くことがわかり、当然その間に食べ過ぎて体重増加が予想され、一寸悩ましいのでブログで気分転換をしていた。
 家の大掃除を11月にしていたので、小掃除ぐらいですみそうだ。それが気分をすごく楽にしている。毎日マメに掃除をしていれば気楽な年末でいられる事に気がついた。面倒な年賀状もだしたし、忘年会も終わったし、そんな年末のプレッシャーから解放された時間が心地よかった。
 その後頑張って論文原稿も3/4は完成した。ここまでくると随分と楽になる。ふとプレッシャーを超えてリラックスできる、臨界点(そう読んでおこう)があるんだ。登山に例えると1/2完了ならば道半ばで下りが半分残っているとかで解放される気分ではない。それが3/4までくるとようやく麓の集落が見えてきてゴールも近いとなる。つまりリラックス出来るのは全工程の3/4を越えてからということになりそうだ。論文なら後1章、そして結論部をかけば完成形というわけだ。
 そしてここが大切なのだが提出日までの校正のための時間が十分あるということだ。完成度が高くても原稿投稿までの残存日数がなければ、やはりプレッシャーだ。
  つまりプレッシャーは臨界点迄の距離と残存日数の関係で決まるということ。それはリラックスとプレッシャーとの心理状態の軸のなかで動くのだろう。さてどんな公式だったか・・・。

iPhon13pro
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エッセイ701. 国立国会図書館関西館

2024年03月26日 | field work



 昨年末に精華町の国会図書館へ行かざるを得ない仕事が出来た。関西館は博士論文や報告書の類いを収蔵しているから、論文執筆族には便利なのである。もちろん私の博士論文だって収蔵されている。
 そこで大阪梅田、学園都市線で祝園、京都と調度三角形の頂点を回る1日仕事だった。
 国会図書館にたどり着くと、この建築家は誰だったかな。どうも谷口吉生さんのデザインのようでありながら、子細に見るとプランニングが複雑だしディテールもクラシックな空気が漂う。これは少し違うよな。調べたら陶器二三雄さんだった。第一工房時代には、東京都立中央図書館も手がけているから、そんなキャリアが評価されたのか。
 私が関心をもったのは、彼らが何処の大学で勉強したかだ。調べたら陶器さんはイタリア国立ヴェネツィア建築大学修復課程修了とヨーロッパ系。どうりでクラシックな空気が漂う。他方で谷口吉生さんは 慶應義塾大学工学部機械工学科卒業で、その後ハーバード大学で学び、学位はMaster of Architectureだ。世界で最もトレンディな建築スクールを修了している。
 奇しくも国会図書館のデザインを見ながら、かたやヨーロッパ、かたやアメリカ系と対照的な建築家を思い出していた。因みに東京本館の建築設計は、あの前川国男である。
 建築は文化だから、後世の人間達から興隆を極めた20世紀につくられた建築が少ないではないか。経済しか考えてこなかった歴代上まれな文化不毛の時代だったと後世の人間達から笑われないようにしたいですね。
 しかし食堂のメニューが少なく残念だったな。寿司まである東京本館にはかなわないな。

iPhon13pro
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エッセイ700. 関空ってホンマに使いにくいところです。

2024年03月25日 | field work

 関空の使いにくさの原因は空港が小さいこと。なにしろ最初は滑走が1本だったから地方空港レベルだった。建築設計者のレンゾ・ピアノもそんな認識で設計したのだろう。だからすべての施設がローカル空港並みで小さいよね。それにWi-Fiがつかえないし、設定するのが面倒くさい。
 今は京都は観光客が多いので関空にゆくリムジンバスは予約できなかった。こういうバスが混む時は、中国人や韓国人の旅行者がおおいのだろう。ならばJR特急でゆくか。1000円ほど高いだけあって指定席は余裕で空いている。
 JR特急はるかは地下ホームの大阪駅に着く。ああ、これが鉄ちゃん達がバカ騒ぎしていた梅田の新駅だと気づいた。しかし地下だから梅田の高層ビル群がみえないではないか。梅田駅北口再開発は、狭隘な空間に建てたからNYみたいな新しい都市名所だと思うけどなあ・・・。眺められない新駅経由、鉄ちゃん達のYou Tubeには、そんなことは書かれてなかった。まあ鉄ちゃん達は都市デザインには関心がないのだろうけど、地下じゃ大した鉄道写真は撮れないと思うけどな。
 それに、特急はるかの所用時間が10分余計にかかるようになった。これじゃ料金安いリムジンバスと同じではないか。京都からならばJR特急は高くサービスが悪いし、無機質の車内もデザイン性皆無で国鉄と変わらん。ああっ国鉄時代の車両だったか。だから、今ではリムジンバスの代替なのだろう。
 鉄道で快適なのは南海のラピュート。だから出発10分前にチケット売り場にいったら満席!。なんだよ!、この年末並みの混みかたは!!。
 旅は移動手段が動くかどうかだ。飛行機は天候次第だからはるか事前に欠航がわかり回避できるが、鉄道はワンウェイで突然事故発生するから回避できないのよね。例えば途中で信号機故障やポイント切り替えができないとか、挙げ句の果ては人身事故だ。そうなると3時間は動かないから、飛行機に乗り遅れること必須。そんなふうに回避できないのが鉄道移動の欠点だ。そんなこと鉄ちゃんのYouTubeでは語ってないよね。だから、飛行機に乗るよりも、空港にたどり着く方が難儀というわけだ。
 さてお昼。新規開業店は551しか選択肢がない。ダイエット族としては海鮮丼ぐらいか。いつも思うのだけど、この手のメニューに必ず冷凍の大ぶりのエビが乗っている。だが私はエビは生で食べるのが美味しいのであって、冷凍じゃ胸焼けする。そんなわけで最近私は冷凍エビが嫌いなんですね。


 なんかよくわからない関空のマーチャンダイジングだ。つまり日本のB級グルメをかき集めたコンセプトといえばよいか。すき屋はなくてもよいし、そじ坊は天麩羅蕎麦しかない。実は外国人はライスは食べるんだよね。だからここは天丼だと思うけどな。和幸にするなら「かつくら」でしょう。杵屋は全国どこにもあるが蕎麦屋が二つもいらんだろう。たこ焼き屋が1,000円以上と法外に高いし、焼肉の元気商店は通路に開放にされた落ち着かない店の作り方が今一だよね。
 総じて街の同じ店より金額が高い。関空TastyStreetは、価格の高い(味は一緒)B級グルメ街といったところか。それにしてもB級グルメのどこにテイストがあるんだろうね。よくわからんマーチャンダイジングだ。そんなわけで大阪人や京都人はゆかんよ、そんなところは。
 日本の大規模商業施設開発に携わった人間としては、そんなふうに観察していますけどね。私だったら海外のB級グルメ店を集めた方が外国人にも、そして物珍し好きの日本人にも好まれると思いますけどね。
 例えばアメリカのハンバーガーならIN-N-OUT、アジアならJollibeeとかChowking、ヨーロッパ系なら評判(空港の欧米人にヒアリングすればすぐにわかりますけど・・・)の個店をひっ張り込むといった具合に。食材なんか飛行機で運べばよいのだし、もちろん税関の検疫があるから制度上の課題は考える必要があるかもしれませんが、あとはシステムをつくればよい事になる。一度システム化すると国内でも展開できる。空港だからこそ世界のB級グルメを楽しめるということが、国内の他の店舗との大きな差別化になるだろうし、外国人にとっても、日本人にとっても支持されるマーチャンダイジングになると思いますけどね。

iPhon13pro
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エッセイ699. ナイキジョーダンのスニーカー

2024年03月24日 | field work

 ナイキジョーダンのスニーカーを履いて日本にやってきたNIKKAは、およそ京都の紅葉にはさしたる関心もなく、それよりもイオンで甥っ子用にもう一足ジョーダンのスニーカーを買っていった。
 アメリカNBAがジョーダンブランドと契約している選手は多い。もちろん八村塁もその一人だ。もちろんみんな格好が良いからポスターも絵になる。多分このブランドには、単にバッシュを越えてアメリカのライフスタイルが感じられる自由な空気がある。
 いまのフィリピンの若いテイストは、アメリカブランドだ。そういう私もMacブランドだからアメリカ志向なんだけど。
 私はスニーカーは、最近キャラバンの登山靴にしている。履きやすいし、足が安定する上に靴型が良いために足にピタッとはまり格好良さもある。ならばもう一足と考えていたところに、ナイキジョーダンもありか、という考え方をも出てきた!。少し思案中。 

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エッセイ698. 日本人の寂しい選択

2024年03月23日 | field work





 亭主元気で留守が良いというのは、フィリピンでも通じそうな言葉である。
 それは亭主より親戚とのつきあいを重要視するからだ。それでいて「今度フィリピンにいつくるの?」と尋ねられて「クリスマスの頃だな」と答えれば寂しそうな顔をしてうなずく。本当はもっと早く来て欲しいけど、ジッと我慢するところがある。忍耐強いのだろうか。
 そう考えていると、親戚達と飲み会をしているではないか。つまり寂しいのが嫌いなのである。いつもどこかで人間達とつながっていたいわけだ。そんな人間関係が増殖してゆくところがフィリピンの生活だ。
 そんなことを考えてゆくと、日本人は随分と孤独志向のライフスタイルだ。いつも家族という単位で暮らし、主婦は子供の手がかからなくなったら働きに出るか趣味に走るか、その程度の選択肢しかない。そして実家が絶えれば孤独家族というわけだ。最近空き家が多いのも、そうしたライフステージが災いとなっている。
 人間は、人間によってしか癒やされない側面がある。それがみんな核家族になっていってよいのだろうかと、ふと思う。日本では、退屈で時間を持て余した老人達ばかりが増えてきた。そんな老人達の眼をみると慇懃でにらみつけるような寂しい視線を感じる。それは日本が大切なものを潔く捨て去った結果のようでもある。私にいわせれば日本人の寂しい選択だったな!。
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エッセイ697. レジャースタイル

2024年03月22日 | field work





 暑いフィリピンで昼飯を食べて「山のプール?。ええんじゃない!」と寝ぼけて言った記憶がある。
 私は午睡していたら「さあ、レンタカーがきた。ゆくよ!」といって起こされた。手近のリュックをかついて外に出たら、アンフィーが調理道具を車に運び込んでいる。あら本当にゆくか。着替えも何も持ってこないけど、車に乗り込んだらぎょうさんの人間がおるではないか。まあ旅は大人数の方が愉しいし、どうせブラカンの高原だし・・、気分はお気楽だ。それでも水着をリュックに入れておいたのは正解だった。
 夜高原のコテージについた。標高が高いので涼しい。こんなところがあったか。アンフィーはキッチン付きのコテージで夕飯をこしらえ、みんなで宴会だ。そのあとプールへゆくという元気な輩達ばかりだ。
 テラスハウススタイルのコテージとは言え1階はダイニングで、2階が寝室だ。4つのベッドに15人が寝る。これは山小屋の泊まり方だ。それよりはましだな。ベッドにあふれた輩はマットを借りてきて床に寝ていた。もちろんレンタカーの運転者も一緒だ。
 短い時間だったけど、涼しい体験がではきたのは幸せだった。親族達がこぞって飲み食べ遊ぶ。親戚は多い方が愉しい。この土地の今のレジャースタイルなのだろう。

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エッセイ696. フィリピンのクリスマス2.

2024年03月21日 | field work


 フィリピンでは、9月の下旬から、つまり三ヶ月前からクリスマスの飾り付けが商業施設で始まる。もちろん次第に公共施設や教会にも及び街全体がクリスマスの空気がただようようになる。貧しくても華やかに飾り付けないと元気が出ない人達だ。
 そんな調子だから、クリスマスパーティーは盛大だ。なにしろ親戚が一堂に会する。そんな写真をみていると、もう解らないぐらいの親戚達だ。シャワーを浴び新しいシャツに着替えてパーティーに集まる。そこでプレゼントの交換をする。もちろんプレゼントといっても多くはチョコレートだから、そのあたりは京都の地蔵盆の夜の宴会と同じか!?。
 そんなわけでクリスマスは、手料理をつくり沢山の人々が集まり賑やかなのが風習だ。日本のクリスマスを思い浮かべると、家族・・、といっても3〜4人でケーキとチキンなどを買ってきて子供達と祝う夕飯。それって私から見ているととっても寂しい風景だ。いいの?、こんな孤独家族の寂しいクリスマスで!?。それは親戚達のつきあいは煩わしいと核家族化の方向をひた走った結果なのだろう。そんな日本人は、寂しい時間の過ごし方を選択したんだ。根暗でやだねぇー・・。
 私は、そんな寂しいライフスタイルの日本から抜け出せてよかったと思う。ここには何かと手間のかかる人間達ばかりなのだ。
 
フィリピンのクリスマスパーティー。親戚達が一堂に会して食事やプレゼントの交換をする。

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エッセイ695. 【60代の財政管理と資産運用】

2024年03月20日 | field work

 60代にとって、財政管理と資産運用は将来の安定を確保する上で極めて重要な要素です。この時期には、多くの人々が退職やリタイアメントに向けて準備を始める時期に差し掛かっています。そのため、資産の管理と将来の財政計画を立てることが不可欠です。
 まず、60代の人々はこれまでの人生で築いてきた貯蓄や資産を管理する必要があります。これには、現在の収入や支出の把握、借金の返済、不動産や株式などの資産の評価などが含まれます。適切な財政管理を行うことで、将来の経済的な安定を確保し、不測の事態に備えることができます。
 次に、適切な投資戦略を立てることが重要です。60代はリスクを取る余裕が少なくなっているため、保守的な投資が求められます。安定した収入を得るために、債券や預金、安定した配当を提供する株式などの安全性の高い投資商品に資産を配分することが一般的です。また、リタイアメント後の生活費を確保するための年金や個人年金などの選択も検討する必要があります。
 さらに、貯蓄計画を立てることも重要です。60代は老後生活や医療費のために十分な貯蓄を準備する必要があります。これには、老後の生活スタイルや予期せぬ医療費などを考慮し、適切な貯蓄目標を設定することが重要です。また、適切な貯蓄方法や税制優遇制度を活用することで、効果的に資産を増やすことができます。
 しかし、これらの財政管理や資産運用に取り組む際には、専門家のアドバイスを受けることが重要です。ファイナンシャルプランナーや投資顧問の助言を仰ぎ、自らの財政計画や投資戦略を確認し、必要に応じて修正することが大切です。また、市場の変動や法律の変更などにも敏感に対応し、財政計画を継続的に見直すことが必要です。
 総括すると、60代は将来の安定を確保するために、財政管理と資産運用に積極的に取り組む必要があります。適切な財政計画と投資戦略を立て、専門家のアドバイスを受けつつ、着実に資産を増やし、将来に備えることが大切です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 トップ画像は生成AIが作成、前述の文章は、先ずChatGTPで60代が関心ある話題を10項目挙げさせた。それが1.健康と医療、2.リタイアメントと老後の生活:年金や退職金、3.財政管理と資産運用、4.家族と人間関係、5.趣味と趣向、6.教育と学び、7.社会問題への関心、8.文化と芸術、9.環境問題、10.政治と社会制度であった。次に3.財政管理と資産運用の話題について評論を1000字以内で書かせたのが前述の文章である。
 こうすると10分以内で1日分のブログが完成する。これは簡単でよいではないか。ブログフォロワー達は、こんなの読みたいですかねぇー!?。これでアクセス数が高かったら笑いものであり、以後私に変わってChatGTPがブログを書くかもしれない。

画像:ChatGTP
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エッセイ694. さて静止画をどうやったかな?

2024年03月19日 | field work

 デジタルカメラからカムコーダに乗り換えたときに映像の設定は済んでいる。だが静止画?・・、やってない。
 散歩をしていたら民家の間から満月が屋根の先端にかかっている。手持ち機材ならデジタルズームで600mmならば届く。地球の自転速度は速く1分後に外れてしまう。ならば静止画で撮影しよう。
 あら全然静止画の設定をしていない。スポット測光やオートブラケットはどこだ!?・・・に慌てふためく。それでも月が屋根を外れているところを撮影した。月に露出が合わず、あきらかに露出オーバー。カムコーダとはいえ、SONYαシリーズ並に静止画も撮れるはずだが・・・?。それを思うと、やはり映像で記録し、あとで静止画用に書き出すほうが正解だった。
 海外でも静止画で記録したい場面はあるだろうな。だから静止画の設定も無視出来ない要素だ。
 今日は、終日雨の寒い日である。小やみになったら散歩に行こう。手持ち撮影の練習もしなければ。といって一度覚えるだけですみそうだが・・・。

SONY FX30,E18-105mm/F4.0 OSS


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Fieldwork889.Around the first day of spring HD 720p

2024年03月18日 | field work

 2月4日は、日本の暦の上では立春。今日から春になる、その最初の一日。今年は確かに少し春の空気を感じる。そう思わせるのは外国人ビジター達の着物の模様が変わったのだ。それが春を感じさせているからだろう。立春になったら春の装いですというのは、京都レンタル衣装屋の見識だと私は推測している。この時期、一番寒い季節をやり過ごした安堵感がある。
 思い返せば、たしかに朝の気温が零下で、消火用バケツも氷が張っていた事を思い出した。そんなときは一日中暖房をいれて、家に籠もっていた。時には夜ジムにゆくときの酷寒の空気が確かにあった。しかし暖冬傾向の近年では、それも一時だったように思われる。
 もちろんこれからも寒い日がくる事はありそうだが、先月の気分とは大いに違ってくる。気分が違うと寒さ感覚も違う。多分身体が寒さに慣れてきたのだろう。
 ひとしきり撮影を終えて四条大橋でラストカットを撮影していたら、京都美術工芸大学の先生と鉢合わせした。私の昔の仕事の同僚だ。ならば珈琲を飲みに行こう。いつものマクドナルドではなく三条大橋の袂のスターバックスへ出かけた。それも春の予感のように思われた。

Fieldwork889.Around the first day of spring HD 720p
SONY FX30,E10-18mm/F4.0 OSS
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Fieldwork888.京都・大寒・小寒 HD 720p

2024年03月17日 | field work

  1月29日は、京都で一番寒い季節である。私は夕方ジムへゆく前に、毎日の散歩コースを歩いてみた。そこは着物姿の外国人ばかりだった。みんな和服の着こなしが上手だ。日本人と同じスタイルだ。
 そんなところに気を取られていたら単調なカットしか撮影していなかった。ならばあるモノで映像化しよう。単調な映像になったけど、大寒が続くこの季節も寒いだけで単調な毎日が訪れている。
 節分を越すと暦の上では立春である。もちろん気温がすぐに暖かくなるわけではないけど、気分の上では春のウキウキとした空気の走りぐらいは感じていたい。だから立春が待ち遠しい今日この頃だ。
 今日の映像も機材の練習もあるから撮ってみたという感じだ。ようやく壊れた機材の修理が終わったと連絡が来た。明後日頃には届くだろう。
 そんな少しやるせない気分の大寒である。早く通り過ぎろという思いが募る。それでも薄暮ぐらいは撮ってみた。
 そんなことをしていたら、ジムへゆく時間だった。切り上げてジムへでかけてウェイトコントロールをしなきゃ。大寒の頃は寒いから、栄養過多になる。だから今年はスリムになって春を迎えたいという気分だ。身体が動かなければ撮影もままならないからね。

Fieldwork888.京都・大寒・小寒 HD 720p
SONY FX30,E10-18mm/F4.0 OSS
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