Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

エッセイ757. デジタルの色空間の可視領域

2024年07月31日 | field work

 新緑の頃の話だが、映像編集ソフトもiMoveだけだと色が単調だ。そこでPremiere proがMacに入っているので勉強することにした。CM、テレビ、映像などで使われる標準的ソフトだ。
 私が関心があるのは色域だけだ。映像はLog撮影と呼ばれる広範囲の色域で撮影することができる。そして編集方法でいかようにも映像の色を調整できる。調整どころか、現実にない表現までしてくれる。従ってこのソフトは多機能なのだが、オペーレーションが実に面倒だ。初心者攻略本を買い、adobeの初歩講座から勉強をはじめた。
 しかし私は20分もすると飽きる。ならば20分でLut撮影で映像の色調整まで教えてほしいところだ。iMoveなんか5分のビデオですんでしまったから。基本を学べば、あとは応用でいくらでも自分で気がつくはずだし、今のソフトは、そのようにつくられている。
 しかし本といいadobeのYouTube講義といい実にまだるっこしい。ふと思うのは、ビデオでてできたコマンドやテクニカルタームを随時右端にテキストで表示してほしい。そのテキストをクリックすると該当するビデオ部分に戻れるといった具合にだ。
 まあ文科系がつくっているんだからリニアにしか進まない。リニアに順々におしえてゆくという昔からの教育方法は実に面倒くさい。もちろん工学系には煩わしい教育方法だ。わかるところは飛ばして次へゆきたい。だから、こんなソフトは20分ぐらいで覚えたいわけだ。
 デジタルカメラには、sRGBと adobeRGBという設定がある。それは上図の色空間の可視領域で示せばブルーと黒の範囲である。映像ではS-Log撮影をおこない、編集でカラーグレーディングをおこなうと図のS-Gmanutの赤線や黄色線の範囲までの色が再現できる。つまり編集すれば映像の方が色域が広い。だもん私が色域の狭いデジカメを使いたくない理由もそこにある。

注)次のサイトから引用した。https://knowledge.support.sony.jp/electronics/support/articles/00145905

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エッセイ753. フィールドワークの映像システム

2024年07月30日 | field work

 ようやく映像用システムに更新した。
 フィールドワークに出かける時は、軽い機材でシステム化するのが最近の私のテイスト。実際に映像撮影したらのこの画像のシステムが苦にならない重さだと気づいた。ジンバルを使いAPSサイズの映像記録では、次のシステムが最近の常用機材だ。
ボディ:FX30、α6600
レンズ:E PZ 10-20mm F4 G、Sonnar T*55mmF1.8ZA
 FX30カムコーダ(デジカメではない)と、バッテリーの持ちがよいα6600の併用が使いやすい。広角側レンズは前モデルの解像度が格上げされた上に軽くジンバルの調整がスムーズであるE PZ 10-20mm F4 Gに置き換えた。これからも使用頻度が一番高いレンズになるだろう。前モデルに加え手持ちの標準ズームレンズ2本を売却したら結構高く売れたのが幸い。標準ズームレンズって静止画撮影では便利だけど映像だと使わない焦点距離ばかりだ。
 ズームレンズは背景がボケないのが欠点。そこで背景がボケて明るく軽いフルサイズ用のAF55mm標準レンズを調達した。
 こうすることで、広角側が27mm、準望遠側が82.5mmとなり、標準レンズを省けるという昔からある合理的システムになった。
 そしてSnnarはデジタルズームで1.5倍の123mm、画質を問わなければ4倍の330mmまでとどくから日常の映像撮影では十分だろう。Sonnarにしたのは、将来フルサイズ機などを使うかもしれないという布石のつもり。
 画像の背後にE18-105mm/F4.0がある。設計が10年前の少し古いレンズだがカムコーダで京都の催事を撮るときは、オートズームがつかえハンドグリップに鋭指向性のマイクをつけてレンズ1本で撮影でき重宝する。機材をビデオカメラ同然に扱える催事用レンズであり、このブログ「Fieldwork903.Kyoto,Aoi Festival,May.2024.フィルード撮影記、2024年05月18日 」では、このレンズとハンドグリップを使用した。100m先の馬の蹄も収録している。
 それに破格の中古価格で調達したE30mm/F3.5mm,Macroがある。研究は歴史を扱いだすと今でも紙ベースであり複写用レンズが手放せない。小さいから荷物の隙間に入れられる。それに機材の重さに辟易したときに軽量標準レンズとして使う場面が旅先ではありそうだ。
 重要な点は全てのレンズがジンバルに載せて調整した際にバランスが取りやすい事。この撮影システム機材の重量1.4kg一寸。さらにマイク、急速充電器。ジンバル(DJI RS3mini)とこれも小さな機材。さらにMac Bookが加わると約5kg近い重さになる。このあたりが私が許容できる手持ち機材の重さだろう。
 次はフィールドへ持ち出せるバックを探さなければ。これは何をどこまで詰めるかで悩ましいところがある。もう少し撮影経験をしつつ探さなければ。
 更新前の機材。なんだ前と変わらんじゃないか!。そう、こだわる重さではないがジンバル設定のしやすさは向上する。ツァイス・プラナー50mm/F1.4が385g+レンズマウント約150g=535gを、Sonyツァイス・ゾナー50mm/F1.8に置き換えて350g減量。広角ズームはSony225gがリニューアルモデルに置き換えて178gと47g減量。トータルで395g減量となりレンズ1本分が軽くなった。海外に持ち出すときの計量では395gでも削りたいときが過去にあった。だから軽いにこしたことはない。コシナ・ツァイスはWEBサイトに多数紹介記事があるが、重さを犠牲にしてまで使いたくはないマニュアルフォーカスの優れたレンズだけど・・・。

iPhon13pro
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エッセイ752. 金払え!

2024年07月29日 | field work

 「金払え!」というのは、NATOの分担金を払わない国家があるのでトランプ前大統領がいいだしたセリフだ。わかりやすすぎる言葉で笑える。
 そう思っていたら今年の4月頃の話しだが、京都市も「金払え!」と法人市民税の督促がきた。もちろん既に支払っているが、昔から京都市は貧乏自治体であり、コロナ過でさらに債権不履行自治体に転落しかけたぐらいだから、やはり、金!、金!、とうるさいのだろう。そう京都市は観光都市である手前、見栄見栄財政なのです。基本は昔から貧乏自治体です。
 例えば京都市にも防災計画があり、仮に被災者になったら近所の廃校になった小学校などに避難することになる。しかし住民全員を収容できる規模の避難所ではない。いいところ1〜2割程度の被災者しか避難できないし、まして仮設住宅に入れるのは、そのうちの一部である。
 つまり被災者のうち2割は不幸に(運悪くか?)もなくなり、3割ぐらいは病院か親戚筋へ転居し、さらに3割ぐらいはバラックで雨露をしのぎ、そして運がよい2割程度が避難所にたどりつく。といってそこは体育館だから寒いことこの上ない。
 そんな教訓を能登半島沖地震が教えてくれる。メディアは避難所ばかり取材するが、実は避難所にも入れない人の方が多く、実際畑地のビニールハウスですごした人達もいる。勝手に危険の張り紙を自分の家に貼り付けておきながら、避難所は満杯となる。そうした事情は全国何処の自治体でも同じでしょう。つまり市民全員を避難所に収容することは、最初から不可能なのだ。
 同じように税金を支払っても、そのときの運が左右する制度というわけだ。それがわが国の平均的な防災計画であり、自治体行政指針である。だから防災説明会でも、市民全員が避難できる規模があるとはいわない。ちなみに市民全員が避難出来る規模がありますか?、と尋ねれば貧乏自治体の担当者は言葉を濁すだろう。
 じゃ、観光客はどうなるか?。そんなもんしらねえよ!、が京都市の基本でしょう。せいぜい幾つかの対応例(外国人を空港まで送り届けるバスをだすとす・・・)をメディアに報道させ、あたかも全員対応しているかのようなそぶりをみせて、残りの多くは自分達で勝手にやってちょうよ、それが我が街京都市政である。だから京都へ観光に来たら自分達の力でずらかれる準備はしておいたほうがよいですよ、というのが京都人の配慮である。
 京都市は歴史遺産が多いですが、これは言い換えればボロ屋ばかりという意味ですから防災計画はないに等しいですね。
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エッセイ747. よくわからない最近の日本の光景

2024年07月28日 | field work

 映像を制作していると、画面の端々に興味深い光景が垣間見える。それはシニアのカメラマン達が多い事。なかにはあまり意味はなさそうだが胸に写真クラブのネームプレートまで付けている。
 ふと個人的関心を働かせると高級デジタル一眼レフを持参しているみたいだ。だがよくみると既に廃盤になった商品が多い。多分高級機材は大切に使おうとする日本人固有の習慣なのだろう。
 それにしても母親がスマホで撮影している脇で女の子の好奇心ある表情が素晴らしい。そう、私だって静止画なんてスマホで十分だとと思っている。というかiPhonの静止画が大変良く写る。やはり今は機材の仕様よりブログラムの力だと思うな。


 かっての高級デジタル一眼レフを抱えたシニアカメラマン達は被写体に一番に近い位置に群れたがる。私が見ていると、そこは撮りにくいポジションだと思うけどなぁー。この行列は門から出てきて左右に分かれてゆくので、突き当たりの私の位置が一番撮りやすいのだけど・・。あとからNHKのカメラマンも私の隣にやってきた。シニアカメラマン達の関心は頭が働かないのだろうか。
 最近京都の伝統催事で不思議な現象がある。それはシニアカメラマン達が群れになって撮影しており、そして行動する。
 映像ならば編集操作でいくらでもクリエイションできるが、静止画は撮影した瞬間が勝負!、というわけだ。みんなで同じ静止画を撮って何が面白いのだろうか?。よくわからない日本の光景である。


 すごい格好ですね。唐草文様のポシェットにキャノンのストラップをつけたフィルムカメラ。それにリコーGR-1。思わず私は言いそうになる(*^▽^*)。
「なんか・・、古いカメラですねぇー・・・」
「ハッセルブラッドだ!!!!」
「見かけないカメラですねぇー・・・、それってキャノンの中古ですかぁー!!!」
「バカモン、外国製のカメラだ!。自前に決まってるだろ!!!!!!!!!・・・」
「へぇー、変わったご趣味ですねぇー・・・。」
言葉を交わさなくて良かったよ(*^▽^*)。
(そのツァイスの80mmのレンズは、昔私も持っていたけど捨てたよ(*^▽^*))

 祭の行列が始まる前の光景。おもしろいのはいつもこんな案配なのだ。オッサンカメラマン達が固まってたむろしている。私が門の奥にいる行列のアップを撮ろうとしたら、「前にでないでください!!」とオッサン集団から注意された。うーーん行列が始まるまで時間はあるのに、10秒ぐらい取れると思ったのだが。最近オッサンカメラマン達は集団で行動するようだ。集団なら何を言っても怖くないというわけだ。そういう風にリーダーから教育されているのだろう。
 そのオッサンカメラマン達が、行列が動き出すと私の後ろにやってきた。そして私の顔の横からレンズを突き出している。撮りにくいなぁー。しかもオッサンカメラマンがいる位置は民有地なんだけど。つまり人に注意する割には自分達本位の人達なのだ。
 そして必ず登場するのが身体障害者風。何をするでもなく眼前をうろうろしている。何だろうね、アレって!。私には意味不明。それから当然子供達も放し飼いにされて登場する。私は、催事前の光景をTikTok風に撮影するのも面白いかもしれないと思っていた。
 多分人間が集団になると不思議な行動を起こすというのは、一寸心理学を一度勉強してみたい。そんなよくわからない光景が京都の祭に登場する。

京都市:光念寺
SONY FX30,E10-18mm/F4.0 OSS
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エッセイ746. 一昨年の記録・ダイビングの挾間で沖縄の旅 HD 1080p

2024年07月27日 | field work

 iPhonの写真アプリが撮影日時や場所を手がかりに、1分間の縦位置のショートムービーを編集していた。最初はAppleのお節介だと思っていたが、眺めてみると画像の並べ方が面白い。それにAIでも使っているかのような画像のトリミングもあり、映像として再編集しアップすることにした。だがiMoveは縦位置に変更ができないし、最初のトップ画像は市場のマグロだし、タイトルも平凡だったので差し替えた。こんな簡単な方法があったかと新しい発見である。
 画像を見ているとダイビング本数50本記念でインストラクター達と写っているから結構古い画像だ。いまはラウンドナンバーを越えても祝福はなく淡々と本数を積み重ねるだけ。
 ダイビングをしていると朝6時半集合なんていうのは、ざらにある。だから夕方には終わるので那覇の夜が退屈だ。そこで発掘した那覇のパブの美和だ。美和もダイビングの経験があるので話しがよくあった。美和はその後自分のお店を構えるまでになったがコロナ過で胃腸のインストラクターへ転職した。その後の消息は、わからなくなるというのが夜の世界の女達の常である。
 そんな頃に外食ばかりじゃ飽きるし、常宿にしていたミスター金城は安かったがキッチン付きであり、食器洗剤も貸してくれるのでスーパーで食材を買い集め自分で夕飯を調理したこともあった。
 中国式のお寺は宿から都心へ出る通り道にある福州園だ。中国と関係があることからこの様式になったようだ。琉球国家の時代から中国や東南アジアとは盛んに交易をしていた沖縄である。その盛んな姿は、今の寝ているようなメリハリのない沖縄県とは全く違う姿だっただろう。
 そしてダイビングが終わると県立図書館にかけつけ巨大グスクの資料あさりをしていた。映像では実際に座喜味城をフィールドワークした画像までアップされている。ダイビングに学術論文の準備という普通の人がまずやらない抱き合わせのライフスタイルがこの時の常となっており、首里城をのぞく沖縄の5つの巨大グスクの建築創造復元を学術論文としてまとめ今は冊子になっている。つまりダイビングをしながら研究成果をあげたわけだ。
 最後に那覇市内の夕焼け、そして安くて盛況な空港食堂、いつも足代わりに利用したpeachの画像で終わるなんざうまく編集している。だからAIでも使ったのかなと私は考えたわけだ。
 そんなわけでイレギュラーだけどYouTubeにアップしてしまった。こんな簡単な方法もあるんだと再認識。さらにいえばTiktokのような15秒の動画を編集すれば、さらに面白い動画写真集になったかもしれない。
 その瞬間、瞬間を自分の能力の範囲内で全力で行動すること。それが研究成果になり、人間関係になり、思い出になり、そして人生にとって大切なことなんだと痛感した。それが旅である。

ダイビングの挾間で沖縄の旅 HD 1080p
沖縄県那覇市、慶良間諸島
iPhon7&13pro
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エッセイ745. AIで画像を生成した

2024年07月26日 | field work



 AIで「春の海、水着・・・といくつかのキーワードをいれたら、こんな画像をAIが生成してきた。AIが選んだとはいえ黒人の素晴らしい均整の取れたボディに見とれてしまう。なんだろう、この格好良さは!?。そこで黒人と日本人(中国人も含めて)の平均的な体型差でも考察しようか。
 早速体型の外形をトレースし、身長を揃えて比較してみた。赤が黒人、青が日本人のボディである。少しポージングが違う事を考慮しながら読み解く。
 先ず黒人は足が長いとする通説があるが、足の長さは両方とも同じである。また通説では黒人は頭が小さいといわれているが、比較すると同じである。では何が違うかと考えると、それは頭蓋骨から脊椎にいたる構造である。
 つまり黒人は真っ直ぐ伸びた脊椎の真上に頭蓋骨がついている。そのため顔は少し上向きである。他方日本人は脊椎上部が少し前にかがんだようにして頭蓋骨がついており顔は正面をみている。つまり日本人は本来若干の猫背体型であることがわかる。それはダラリと下げた左側の肩の位置である。黒人は肩の位置が低い。こうすると首から肩にかけての空間が大きくなり、スラッとした印象を与えることができる。そして黒人は頭蓋骨から脊椎まで一直線であるのに対して、日本人は脊椎が湾曲しているために背筋を伸ばした分だけお腹が前に出る格好になる。
 さらに両方とも骨盤の大きさは同じであるが、黒人モデルの方が若干足が細く、日本人の方が皮下脂肪が厚いために少し太い。つまり黒人は暑いところで育ったから皮下脂肪がつきにくい。それに引き換え日本には冬があるのだから黒人よりは皮下脂肪が厚いのだろう。
 それ以上のことになると個人差だが、どちらが好きかといえば私は黒人体型の方が好きですね。なによりも皮下脂肪が少なくお尻の形が格好よく、この画像を見ているとこちらはしびれる。皮下脂肪がない分側面が締まっており後に膨らんでいる。これに対して日本人は、ダラダラと大臀筋が横に広がる傾向があり、オブジェクトのフォルムとしては格好悪い。
 それにしてもこの黒人女性の体型は格好良くてゾクゾクとする色気がある。そう思ったら、これAIが選んだんだった。
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エッセイ744. さらなる提案、バハイボ

2024年07月25日 | field work

 C案で方向性が決まったと思ったら、こんなのがいいとNIKKAがサンプルをよこした。つまり竹の家バハイボだ。たしかにバハイボは風通しが良さそうだ。実際私もレジャープールのコテージで経験したが、風通しは良く居心地はよさげだ。大体フィリピン人は、このバハイボにハンモックを吊して日がな一日寝ているわけだ。
 だがもろに吹き込む台風の時の風雨はどうすんだろうか?。衣類なんかどうやって保管するんだろうか。ゲストハウスなら住むことはないから理解出来るが、本宅だろう。うーーん、悩ましい提案だな。
 そもそもコストはどれぐらいかかるんだろうか?。竹って新しいときは初々しいが、時間が経てば本物のバラック小屋だよ。こんなのつくってええんかい。
 そこでadobe Fireflyの生成AIでコンクリートと竹の家をキーワードにして合成画像を探した。そしたら以下の画像をよこした。はっはーーん、つまり1階の風呂やトイレやキッチンをコアにしてRCでつくりその回りはバハイボか。
 もちろん生成AIの合成だから、こんな家は現実にはない。考えようによっては出来なくもない。悩ましい提案だね。これでコストが安かったら案外これでつくるかもな。選択肢のひとつとしておこう。

生成AIによる画像
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エッセイ743. Dプランまで検討してみたが、これは廃案

2024年07月24日 | field work


 Cプラン作成後に、作成したのがDプランである。フィリピンの家の中心は何かと考えれば、それはキッチンでありダイニングスペースであり、親戚達が寄り集まるパーティーだ。
 そこでこれを中心に据え、大人数でパーティが出来る設えができるだろうと考えた。そこで大きな中庭を設けこの回りに建築群を配置した。中庭は天涯で覆うことができるから雨が降っても大丈夫。
 そんな考え方で設計したのがDプランであった。プランをみると建築構造上少し複雑だ。中庭を覆った大きな軒下をもつ屋根もあまり効果的ではない。つまりなくてもよいか勾配が逆なのだろう。例え勾配を逆にしたとしても建築の外側で深い軒下を必要する必然性が見いだせない。なぜならば中庭に向けて活動を促そうとしているときに、建築の外側に深い軒は、論理が合わない。建築プランでみるDプランは非論理的だとする結論になる。
 さらには立面デザインも成り行き任せであり、あまり考え方があるデザインとは思われない。従ってこのDプランは、成立できなく廃案とした。つまり建築の使われ方から見ればコンセプチュアルであるが、それをそのまま建築形態にしても建築や空間、あるいは使い勝手の論理性がみいだせないからだ。
 結局Dプランまでつくって検討したが、結論はCプランが構造上明解であることがわかった。現時点では、Cプランが妥当という結論になった。
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エッセイ742. Bプランをつくった。

2024年07月23日 | field work


  NIKKAがフィリピンに200㎡の土地を購入したので、これにあわせて建築プランを考えた。考えたといっても先のAプランを、そのまま土地に入れたら収まるので建築自体はあまり変わらないBプランだ。
 2階部分は少しユーティリティやキッチン回りの納まりを変えてみたが、基本的考え方は変わっていない。大きく変わったのは建築構造であり、すべてRCのラーメン構造している点である。こうすれば構造的には明解になるが、なんか日本の昭和の近代建築みたいだ。
  もちろんフィリピンにゆけば、こうした建築はよくある。実際建設業者に任せればホイホイとつくってくれる。彼らにとってはつくりやすい建築だし、デザインなんかどうでもよい人達だからだ。そして何よりもこのbプランは、設計者の情熱がわかない。
 例えば1階に3室設けているが、とってつけたようでいただけない。それでもいいかという気分で模型まで作成したが、あまり面白くないデザインなので撮影していない。
 このBプランはダメだな。それが私の結論である。そこで全く新たにCプランを考える事にしたわけだ。というのも敷地は広いのだからわざわざ2階建てにする必要は無いだろうと考えたからだ。

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エッセイ741. NIKKAの家、最初のAプラン

2024年07月22日 | field work
 
 最初のプランは、土地がなかったので叔父さんの家の隣でも買うか、借りるかして建てたらとする考え方だった。だからどこにでも建てられるように正方形の平面としていた。
 最初に考えたのは、フィリピンの湿度である。だから主要居室を2階に設定し、1階は定食屋にでもしようという提案だった。叔母さんがホテルで調理をつくっているので、可能だったし、それに近所のパン屋の親戚もいるし、農家もあるのだから食材も売れば良いではないかとする提案だった。このためにマーチャンダイジングプランまで作成したが、既にデータが無くなっていた。
 建築プランは1階がRC像であり、2階を木造とし構造の付加を低減している。2階のプランは、ユニロツトバスや倉庫をのぞき、間仕切り壁やドアをすべて廃して、オープンなひとつの空間をつくることを考えた。こうすることで、大変風通しの良い家になる。風通しはフィリピンでは必須の住宅仕様である。ベッドルームとリビングの間も高さ1.5mのローパーティションである。
 またアイランド型のキッチン、洗濯パン、ユニットバスなどを一カ所に集めることが、家事動線の短縮と配管設備の集約をおこなっている。家事をしてゆくうえでは使い安い動線である。玄関をはいるとキッチンと寝室にゆく動線に二分されるが、どうせ家に来るのは身内の人間達なのでお構いなしである。
 こんな家を考えていると、現代の日本のマンションのように、間仕切り壁で各居室を仕切り廊下でつなぎ個別空調とする考え方は、陰惨な空間であり、当然日本の気候風土になじまない。私から見れば感染病棟のようであり、こんな居住性の悪い住まいが東京では億ションとして売られている。そんな居住性が悪い家が販売されていること自体が私には驚きである。
最小のプランの2階平面図

1階平面図
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エッセイ740. NIKKAの家の基本設計、C プラン

2024年07月21日 | field work

 フィリピンにNIKKAの土地がある。
 それも農村のまっただ中にある低湿地帯であり、水害の恐れどころか毎年河川が増水し浸水する。すごい土地だな。だが私は、予め日本地理学会の論文を読んでいたので、この地域が浸水の常襲地帯である事は知っている。海岸側に国際空港の建設が始まっているようだ。
 そうなると次は家をつくれという。というので小さな家の建築基本設計をしていた。敷地も入れてA4サイズ以下にしてEMSで送るから、建築模型は煙草2個分の大きさ。全く小さいぜよ!。久しぶりにミニチュアモデルの製作だ。
 NIKKAの土地が浸水するといわれても何メートルの浸水かがわからない。だれもこれを数値で教えてくれないのだ。そこで私の記憶を探ると新築民家は1m以上床をあげている家をみた記憶がある。
 ならば1.2mに床をあげて高床式の民家にしてみよう。この根拠はない。わからないといえばフィリピンの建築法を部分翻訳してもわからない。わからない事だらけだな。
 そんなわけで基本設計は高床式にし、キッチンとダイニングを屋外に設け、その他は居室とするプランとし、一つの大屋根で覆った。日差しが強いから大きなテラスを設け軒の出を2mとしたフィリピン人がここで過ごす時間が一番多いと推測できる。これで強い日差しは遮れるだろう。降雨量が多いから屋根は曲面で処理している。窓は雨水の処理があるから外壁の外側に設えよう。メンテナンスを考慮し戸袋は木製だろうか。そして構造は壁構造でありコンクリート打ち放し及びモルタル下地とし、屋根はシランコートを塗るんだろう。
 こうした至極明解な構造に落ち着き、それがトップ画像に挙げた制作途中の模型である。この3番めのCプランがいまのところ有力的かつ現実的なのだが・・・。
 ここへくるまでに3案制作した。その話しを続けよう。

Cプランの平面図(元図は縮尺1/100)
Cプランの断面図(元図は縮尺1/100)
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Fieldwork921. Kyoto, Matsuo Taisha Shinko Festival HD 1080p

2024年07月20日 | field work

 京都市の松尾大社でおこなわれる神幸祭にでかけた。4台の大神輿が街へ繰り出し、桂川を船で渡り対岸の街を徘徊して御旅所へ向かう。神輿は神様の乗り物である。神様が街へやってくるのがお祭りになる。だから料理や酒を振る舞い神様をもてなす。
 4月の第3日曜日、京都市内は幾つかのお祭りがおこなわれていたが雨であった。私は松尾大社の神幸祭へ出かけた。撮影ポイントは神社の新緑萌える境内の神輿と桂川の渡御である。私も最初の神輿についてゆく渡御迄を撮影して早々に帰路についた。それに寒いしね。
 今日は2つの機材(FX30、α6600)を持っていった。1つはジンバルに乗せて撮影する。しかしジンバルは雨に弱い。というよりは無防備だ。隙間に水が入ればたちまち故障するだろう。松尾大社まで天気はもった。だが街へ出ると既に雨が本格的に降り出した。
 だから手持ちで望遠側を撮るために小さな機材を持参した。それは正しい選択だったがバッテリーがはいてってないじゃん。早速バッテリーを移し替えた。今日は無駄玉を撮らなかったので半分バッテリーが残っていたのは幸いだった。α6600は使いつくした機材だが、バッテリーの持ちがよいのに救われた。
 もう一つ忘れた。もちろん機材を防護するためのビニールや手ぬぐいである。これって梅雨時をむかえるから必需品になる。仕方がないのでハンカチで機材を防護。SONYのホットシューは複雑な接点があるから、雨に濡れてショートしている。マイクをつけるからキャップを外していたのだった。ハンカチで防御したが後で絞ったら水がしたたり落ちた。まずっ!、早く家に帰って乾燥させなきゃ。
 久しぶりの祭で、忘れ物続きだった。
 今日のブログが7月分全てが完成した。最後に映像シリーズを製作したが随分と長く感じた。やはり映像は時間と労力がかかる。

Fieldwork921. Kyoto, Matsuo Taisha Shinko Festival HD 1080p

SONY FX30,E10-18mm/F4.0 OSS
SONY α6600,Vario-Tessar E 16-70mm/F4.0
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Fieldwork920. Kyoto. Passing through the inbounds. HD 1080p

2024年07月19日 | field work

 相変わらずインバウンド達が多い京都だ。お寺も路地も、彼らで溢れている。私は彼らの間をすり抜けるように走り抜けた。
 何故清水寺にこれだけ外国人達が集まるのだろうか?。
 文化財なら東寺の方が国宝級もあるし建築だって古い。それでも多くの人達が集まるのは清水寺なんですね。そんなことを考えながら撮影していた。
 それは清水寺の立地がありそうだ。清水寺から産寧坂、二年坂を経て祇園まで通じており、この界隈を歩きながら最も京都らしいところが堪能できる。
 次いで参道商店街があり賑わっている空気がある。インバウンド達はきゅうりや抹茶アイスクリームをたべながら散策している。つまり商店街の中は食べ歩きが出来る。もちろんお寺は不可だけど。京都社寺で参道商店街が形成されているところは意外に少ない。そして山の中腹にある清水寺に上がると京都の街が一望できる。つくりランドスケープのよさに秀でている。
 実際撮影していても、清水寺は被写体に事欠かない。小さな境内に多彩な要素が盛り込まれている。境内の随所から京都のランドスケープが垣間見え、そして二度と会うことはないインバウンド達の存在が大きい。それらが組み合わされば映像の被写体としては十分だ。
 だから毎日足を運ぶことになる。
 さてジンバルの練習は、広角ズームレンズを付けると息を吹き返したように格段に使い勝手がよくなる。このレンズが常用になりそうだ。今はこのタイプの新しいレンズが出でているので買い換えようと目論んでいる。解像度が高いし軽いのである。

Fieldwork920. Kyoto. Passing through the inbounds. HD 1080p
SONY FX30,E10-18mm/F4.0 OSS
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Fieldwork919. Kyoto, spring inbound tourists HD 1080p

2024年07月18日 | field work

 4月19日。今日の映像はインバウンド達に注目してみた。この画像の中におそらく日本人は一人もいない。みんか海外からの旅人達だ。私は、それに一寸驚く。まして着物姿になってしまうと、着物レンタルショップの腕の良さもあり、みんな違和感なく日本人に化けてしまうところが面白い。
 いつも撮影済みの画像は、その日のうちに編集してアップしてしまう。日をまたいで別の日の画像を使う事はない。特にリアリズムを追求しているわけではないが、その日の空気のなかですべて納めたいとする私の感性が働いているのだろう。
 健康のためとはいえ、毎日1万歩という義務的運動も疲れるし、それに同じ場所で撮影というのも飽きる。だから今日はインバウンド達だけを、マニュアルレンズで手持ち撮影してみた。
 やはりブレる。こういうときはジンバルを使うべきだし、オートフォーカスレンズの方がはるかに使いやすい事を再発見した。特に移動しながらの撮影では被写界深度内に被写体がいればよいが、やはり動くのである。ここは、依怙地にならずに素直に技術の進歩を受け照れよう。さらにいえばFX30には、マニュアルレンズは相性が悪そうだ。特にSONYは、オートフォーカスが早いから、ここは素直に新しいEレンズを使いたいですね。
 そんなわけで機材の使い勝手も覚えなきゃならんし、なかなか勉強がつきない。季候も良くなったし、そろそろ違うペースで暮らしたいと考えている。

Fieldwork919. Kyoto, spring inbound tourists HD 1080p
SONYFX30、CarlZeiss Planar50mm/F1.4 ZF.2
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Fieldwork918.Kyoto, china dust is coming again today. HD 1080p

2024年07月17日 | field work

 4月19日。 京都は、今日も黄砂がやって来た。 光の少ないランドスケープ。 そんな中、今日もスナップを撮りながら京都を散策。 歩く目的は2つあり、 一つは映像の勉強、 2番目は体重を減らすために1日1万歩を歩くことにしています。そして食事はダイエットメニュー、そして週3日はジムに通い、エアロビクスとウェィトトレーニング。そんな減量の最中に ビデオを作成しています。
 映像には芸術的感性と機材を扱う技術が必要です。私の場合、前者は芸術系大学の出身ですからよく理解出来ます。後者はビデオ撮影を初めて2年ぐらいだから、まだまだ勉強の余地があります。
 静止画ならば手持ち撮影か三脚撮影ですみますが、昔から映画制作ではジンバルのように移動して撮影するドリー、上から撮影するクレーン、真横に移動するスライダー、それに丈夫な三脚といった機材があります。元々手持ちで撮影できる撮影機材ではありませんでしたので、なめらかな映像を制作するためには、そうした大型機材が必要です。今はそんな移動しながらの撮影をジンバルがかなりの部分を補えるようになりました。
 今日の試みは、ツァイス・プラナーのマニュアルレンズをジンバルに付けて撮影してみました。準望遠レンズの歩きながらの撮影ではジンバル効果が少ないことを発見。オートフォーカスレンズならよいですが、ここはマニュアルレンズだから三脚かハンドグリップにすべきかもしれない。今度はこれで撮影を試みよう。
 さて2番目のダイエット作戦。二ヶ月前の最大値と比較して3〜4kgの減量達成。4年前と比較すれば10kg以上の減量です。なにしろ腕や足の筋力を落とさずに減量するから進み具合は遅いですが、今は身体が軽くなりました。減量の一巻で1日1万歩をあるくことを目的とし、抱き合わせで撮影しています。
 そんなわけで、2つの目的で街を徘徊しています。

Fieldwork918.Kyoto, china dust is coming again today. HD 1080p
SONYFX30、CarlZeiss Planar50mm/F1.4 ZF.2
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