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Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

エッセイ927.過去ログから 筑波・博士論文を書いていた頃

2025年08月05日 | field work






 筑波大学には、学部、修士、研究員と間をおいて3回通った。トップ画像の下から筑波山に向かって緑のなかに見え隠れしているのが筑波大学だ。森の大学と言われるほど緑地が建物を囲っている。
 不思議な事に研究室の画像がない。自分の活動を客観的に記録するという姿勢がなかったのだろう。やはり私はフォトグラファー向きではない。だから博士論文の執筆に没頭していたのだろう。手元に残された画像は、自転車で大学周辺を、ローライを持って徘徊したときのものが僅かにあった。
 大学の周辺は農家である。そんな農家を訪ね歩くのが面白かった。そんな農家のなかを徘徊すれば被写体は山のようにある。しかも機材は東ドイツ製のローライ・オプトンで申し分ない。今振り返ればもっと数多く訪れるべきだったと後悔しているが、研究室の勤勉と怠惰の極端な刺激ある暮らしで、撮影の方は忘れてしまった。昔の教訓で目的は一つに絞れ・・・、ではなく、その場で興味をもっことは全て追いかけるべきだ、というのが私の教訓になった。
 今頃悟っても遅いのだが、博士論文を書くというテンションを撮影にも拡大して、写真を撮っていれば個展が開けるほどのストックが出来た。これだけのモチーフがあって実に惜しいことをした。やはりそのときの勢いというものがある。それは研究オンリーだけではなく、分野を問わず関心がある物事をドンドン追求し広げててゆくべきだというのが、今の私のポリシーである。
 もっとも研究目的オンリー暮らしのおかげで博士号が取得できたが。
 田舎道を自転車で走り回っていたら、マイケル・グレイブスの建築に遭遇した。田んぼの中にアメリカ・ボストモダンですかぁー・・・。

ローライ・オプトン,テッサー75mm/F3.5.トライX,ヴェルビア,トライX.
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エッセイ926.過去ログから 湘南・鎌倉高校前の海岸で

2025年08月04日 | field work




 当時橫濱の自宅から湘南電車と江ノ電を乗り継ぎ1時間もあれば鎌倉高校前のこじき浜にゆける。
 目的はサーフィンを撮影するためだ。特に8月から9月の台風シーズンは波が高く、台風情報を調べながら神奈川県の沖合を台風が通過したら即嵐のなかを湘南海岸に向かったこともある。仕事の合間の午後3時、仕事を放り出して家を出発するのがいつものスタイルであり、海の空気を吸いながらの撮影は気分転換になり、海岸を引き上げるときに七里ヶ浜のファーストフードで夕陽を見送りながらの珈琲が定番コースだった。
 連写ができるボディと400mmクラスの超望遠レンズと三脚があればよく、波と人間とがつくりだす風景は、予測できない偶然の産物だから興味深い。結構かっこよい画像も撮影したし、本人に差し上げたいと考えたがコミュニケーションがなかった。
 そんな中で私が好きな画像を以下にあげておく。鎌倉高校テニス部の生徒達だろう。全員の表情がとても素晴らしい。若いっていいなと羨ましく思ったし、人間はいつもこうありたいと教えられたし、彼らから元気をもらった。


CanonEOS40D,EF100-400mm/F3.5-5.6L
NikonF4,1000mm/F10,プロビア400.
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エッセイ925.過去ログから 橫濱・よどんだ空気の西口

2025年08月03日 | field work



 当時東京が過密でアパートの家賃が高いから、若い人達は押し出されるように橫濱に移り住んだ。それだけに居住年齢も若く人口増大を続けていた。私も押し出され組である。
 横浜駅西口の雑踏を歩くとと、若い街であることは物欲や金銭欲や出世欲や性欲といった多彩な欲望がよどんで貯まりきった空気を感じていた。それは社会が若い元気な街という認識の様相といったらよいか。
 橫濱に移り住んだ頃から、それまで中座していた写真を取り始めた。そのために橫濱の街歩きをはじめたが、歩く範囲はウォーターフロント沿いから山の手あたりまでだったから比較的限られていた。明治の頃に形成された旧市街地といったらよいだろうか。だからいつも同じ場所にでかける事が多かった。
 筑波大の研究室で博士論文を執筆するためにデスクを並べていたU氏のすすめで調達したライカM4Pにエルマリート28mmを頻繁に持ち出していた。そのままこの機材を使い回していれば優れた写真も撮れただろうけど、その後私は機材フェチに転じ様々な機材を調達したりもらったりもした。それも多彩な欲望がよどんだ橫濱の空気の影響だったのかもしれない。

LeitzM4P,Elmarit28mm/F2.8,トライX
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エッセイ924.過去ログから 東京というカテゴリーから、1997年の港区元麻布

2025年08月02日 | field work
図1.港区元麻布

図2.元麻布1997.

図3.元麻布1997.

図4.元麻布1997.

図5.元麻布宮下公園1997.

 このブログは17のカテゴリーに分けている。といってカテゴリー毎に各ブログが仕分けられているかというと筆の力もあって、各ブログが整然とカテゴライズされているわけではない。そんなばらけた17カテゴリーからブログ画像を抽出した。すべて私自身が歩き回って撮影し、制作したオリジナルである。最初は私の生まれ育った東京のカテゴリーから港区元麻布の画像を再掲した。
 ここは、私が西麻布の浜野商品研究所に勤務していた頃に散策した街である。今はこの風景も消失している。そうなるとこの画像の風景は、今どうなっているだろうかに関心をもつ。そこで2025年のGppgle mapでしらべた。
 手がかりは、宮村児童公園から見下ろした光景が図5であり、図6のGooglemapの画像と同位置だ。さらに図3元麻布と図7Google mapが背後の低層マンションがあり同位置だ。さらに図1〜5の画像のストリートを撮影したのが図7Google mapの画像だ。
 現在では大半はマンション群に建て変わっており、往時の姿は皆無である。おそらく私は地上げされ道路整備されてきたと推測している。
 こうした街の改変は、元麻布に限らずこれまで東京の至る所でおこなわれてきた。新しい街をつくるということは、古いコミュニティがあった街壊しからはじまる。壊さないと新しい街はできない。だから街壊しと街づくりは同義語といってよく、それを繰り返してきたのが戦後東京の街の姿だろう。

図6.Google map2025.


図7.Google map2025.


図8.Google map2025.

1997年東京都港区元麻布
MinoltaCLE,Leitz Elmarit28mm/F2.8,トライX
2025年
Google map
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エッセイ923. 普段のペースに戻ったか・・・

2025年08月01日 | field work




 帰国後体調が悪く体力がないので映像撮影はしたくない。そのかわり静止画機材を手入れし、これなら近所の撮影に持ち出せそうだ。
 ホディとライツエルマリートで600g一寸。しかも手のひらで包みこめる小ささである。巷の評価でいうところの神レンズだ!、などと俗っぽい言葉を使う以前から私は、エルマリートの素晴らしさを体験している。いちいち今時のチープなレンズ如きで神呼ばわりすんなよ!。
 実際このレンズで撮影するとシャープさはSONYレンズの方がよいが、グレートーンの描写は秀逸だ。オールド機材としては格好が良いからシステムにしている。昼飯を食べに行くときに静止画でも撮影し体力の回復を図ろう。
  だが静止画の撮影画像をみても意欲が入らない。撮りました。はいそうですか・・。それで終わりという感じ。それだけ静止画に関心がなくなった。
 それよかイメージセンサーが汚れている。久しく掃除はしていなかったからカビか?。掃除キットがあったか?。
 そんなわけで6月の梅雨入り頃の静止画撮影だった。格好よさげな古いレンズをもって撮影にでかけるんだもん。今の私にオールド機材はファッションだ。最近オールドボディをデザインした撮影機材が登場している。だがレンズはオニューばかりだ。だからこちらはライツ・エルマリートのオールドレンズに現代のボディと逆をゆく。この格好良さには適うまい(*^▽^*)。
 こんな与太話をしている場合ではなかった。私のブログは8月15日で終わる。明日からはこれまでの過去ログから画像をピックアップし18年間の総集編をアップさせよう。

JR京都駅
α6000,Leitz Elmarit28mm/F2.8.
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エッセイ922. 旅人の本懐

2025年07月31日 | field work

 フィリピンの嫁の誕生日パーティーの料理画像を送ってきた。既に私は日本に帰国してパーティー不在だ。
 蟹とムール貝か。そういえばポルトガルで私はこんな料理を食べていた。小さい蟹は、食べると言うよりは見栄えで、あとはしゃぶって味噌をなめる位だから身は少ない。参加しない人間があれこれいうのも不謹慎か。
 また出かける必要があったら、あるいは出かけたくなったら、在留カードがあるから心置きなくでかけられる。嫁も日本の在留カードをもっているから、いつでも来られる。お互いに在留カードを持ちあおうという手続きは完了した。これがあればコロナ過のようなときでも往復できる。
 人間は、どんな時でもゆきたいときに好きな土地に好きなだけゆける、そんな世界であってほしい。自分の国を歩くのと同じ感覚で地球をあるきたいというのが旅人の本懐だろう。
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エッセイ921. 低湿地帯

2025年07月30日 | field work


 マニラ湾奥深くの海岸線を走っていると水上集落もどきが現れた。もちろん僅かばかりの砂州や埋め立て地に建てられているはずだが増水すれば床上浸水必須であり、それを前提とした集落なのだろう。台風で飛ばされてもよいぐらいのつくりだ。うーん一寸集落内部のフィールドワークは避けたい。眺めるだけにしておこう。文化財ではないし。
 そんな風吹けば飛ぶようなバラック集落はよくみかけた。
 フィリピンでは、一般的なそして多くの建築はコンクリート造である。台風が発生する国だからコンクリート造が正解のようだ。コンクリートといっても施工とコストダウンのため壁にブロックを併用している。外壁にモルタルを施せばわからなくなる。
 そして地理学の知見であるが、名にし負う低湿地帯であるブラカンの海岸沿いは、河川のオーバーフローにより浸水被害に悩まされる。

フィリピン・ブラカン州
Insta360Acepro2
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エッセイ920. 日本の冬忘れ

2025年07月29日 | field work

 12月のコースタルトレイルは、マニラ湾の明るい光の中を進む。この頃フィリピンは乾季だから、一日中雨が降りつづく日もある雨期とは異なり、心地よい風が吹き、青い空、そして植物が活き活きしている12月の光景だ。
 この時期の光降り注ぐ風景を過去に見たことがある。そうだ、沖縄の冬もこんな感じだった。南の街は冬がよいのか。日本の寒い冬を忘れると私の暮らしも俄然明るくなる。
 およそ11月末頃から2月にかけてのフィリピンは、最高気温25°と風もあり大変過ごしやすい季節だ。日本の冬忘れである。

画像:フィリピン・ブラカン州バヤン
機材:Insta360Acepro2
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エッセイ919. コースタルトレイル

2025年07月28日 | field work

 ネイバル・ロードからパリワス・ロードにはいるとマニラ湾の一部が見えてくる。散発的な埋め立て地も混じり湾の奥だから波はなく汽水湖か河川の一部のようでもある。
 何よりも明るい日射しが眩しい。そうかここはコースタルトレイルだ。実際道路は海岸線と平行に走っており、左側の住宅の背後は湾に通じていたはずだ。メイカウアヤン川にさしかかる。川ではあるが橋ではなく道路のまま築堤で湾の中をまっすぐ進む。
 だから増水すると道路も陥没し往来が難儀になる。そこで近所の農家の叔父さん達がリヤカーの荷台にバイクを載せて増水している部分を運んでくれる商売が成立する。プリミティブだけど実需と商いが共存している。
 どこか日本の湘南海岸の道路を思い出すようなコースタルトレイルの光がさんさんと降り注いでいる。このゲートを越すとメトロマニラの圏域を抜けブラカン州に入ってゆく。

画像:フィリピン・ブラカン州バヤン
機材:Insta360Acepro2
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エッセイ918. 旧道をゆく

2025年07月27日 | field work

 この日は珍しく下道でブラカンを目指している。多分高速が工事で渋滞しているか、高速料金の節約かは問わない。たっぷり2時間はかかる海岸と並行して北上する道だ。私は、通り過ぎる沿道の混沌とした風景に見とれている。
 沿道にはジョリビーやKFC、マクドナルドの御三家があるではないか。ブラカンより大きな街だ。さてどこだろう。google mapで調べると片側交互通行の狭い道ネイバル・ストリートを北上しているのだろう。フィリピンでファーストフードは人気がある。だからこの御三家は至る所に出店している。
 私は、ファーストフードはダイエットにならないと書いてきたが、そんんことをいってては夕飯にありつけなくなる。嫁の家まで届けてくれるマクドナルドをしばしば利用した。
 もう一つ気づいたのは、フィリピンは信号機が大変少ない。せいぜいあってもメトロマニラの幹線道ぐらいだ。こんなマイナーな道では交通整理員が信号機の代わりというわけだ。それでも車は流れている。
 たぶんこの道は、ブラカンとマニラを結ぶ旧道だと思われた。周囲の住宅をみると計画的に配置されたわけではなく、その土地なりのルールで建てられている。それは日本の江戸時代からの旧街道みたいだ。

トップ画像:フィリピン・??
機材:Insta360Acepro2
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エッセイ917. ある建築群

2025年07月26日 | field work

 マニラからブラカンへゆくには、いつも海岸沿いの120号線を走る。ここから高速道路にのる事が多い。マニラのベイエリアとして形成されたけ都市をぬけると、いつもこの混沌とした街を通りすぎる。この街に入り込んだらどうなるかはわからないから、私は通り過ぎるだけにしている。
 そしてここはいつも渋滞している。それをみこして水やバナナの売り子達が車を回る。
 台風が来たらどうなるんだろうと思いながらバラックの家々を見ている。多分吹き飛ばされるだろう。吹き飛ばされた後にまた家が補修されてできるといった案配だろうか。あるいは密集しているので風向き次第ではかわせるかもしれない。そんなことを考えさせられる建築群である。
 スラム街といってよいところは、市内にもいくつかある。社会の底辺が都市のなかに存在しているのもメトロマニラの風景だ。

トップ画像:フィリピン・メトロマニラ
機材:Insta360Acepro2
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エッセイ916. 裕福ではない国家

2025年07月25日 | field work

 ジブニーに乗っていると、途中から女の子がのってきて、赤い中国語の文字が目立つ封筒を無言で乗客全員にわたしている。お金を入れろというわけだ。多分中国系のお寺が寄付を集めているのだろう。
 誰も寄付しないとわかると、配布した赤い封筒を回収してジブニーから降りてゆく。そして次のジプニーに向かう。
 そんな風にしてフィリピンでは日銭を稼ぐ場面によく遭遇する。まだ裕福ではない国家の姿かもしれない。
 目指すべき姿は?。
 社会資本が国民に広くゆき渡る構造をもった社会である。

トップ画像:フィリピン・メトロマニラ
機材:Insta360Acepro2
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エッセイ915. 小さな幸せ

2025年07月24日 | field work

  自動車やジブニーやバイクの隙間をぬって自転車も走っている。買い物袋を下げて食料の買い出し帰りの彼の表情をみていると、愉しい気配が伝わってくる。なにが愉しいかは私にはわからないが、それでも妻をのせて走り去る姿は私の記憶に残る。
 貧富の格差が大きいフィリピンである。社会的な冨の配分が適切に回っていない。それでも裕福ではなくても、今晩の新鮮な蟹が手に入ったといって、小さな喜びを感じるのも庶民の世界である。
 そんな庶民の小さな幸せをかかえて自転車は車の間をぬって走り去ってゆく。

トップ画像:フィリピン・メトロマニラ
機材:Insta360Acepro2
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エッセイ914. マニラの混沌とした通勤の光景

2025年07月23日 | field work

 マニラの朝の混とんとした通勤時の撮影をしたければジブニーに乗ることを勧める。車窓からは気ぜわしく職場に向かう車やジブニーと、その間をすり抜けてゆくバイクとが混ざり合い通勤の風景をみせてくれる。全てが錯綜し混沌としているなかに活気がある。それがメトロマニラの光景の一つだ。
 ジブニーは、ほぼ同じ所を往復している。行き先はホディに書いてある。おおよそジブニーの止まりそうなところで手をあげ後から乗り込めばよく、乗り込んだら運転手に7〜10peso払い、あとは降りるところで叫べばよい。通勤時の主要な交通機関である。こんな私的交通機関によってメトロマニラが支えられている。
 それは多くのビジターがみる観光ガイドにあるような意図的につくられた綺麗な人工の街ではない。街並みはボロだし派手な看板が目立ち電線は縦横無尽に走り、道路は自動車とジブニーとバイクと自転車が無秩序に走る、それがフィリピンだ。たぶんここの屋台で食事をすれば300円もあれば十分食べられる世界だ。
 フィリピンはつくられた人工的で綺麗な街と自然発生的にできた街とが混在し、それ自体が所得格差にもなっている。そんな社会で若者達は上を目指しはいあがろうともがいている。
 私は通勤の風景をみながら、そんなことを感じていた。

トップ画像:フィリピン・メトロマニラ
機材:Insta360Acepro2
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エッセイ913. 撮影機材の整理

2025年07月22日 | field work

 さて帰国後の病み上がりも回復が遅い。なにしろ体重と皮下脂肪が落ちたのだからパワーがない。パワーがないと映像撮影をする元気もない。そうなるとアウトドアへでかける気力がなくなり閉じこもり人間になりそうだ。それではまずい。
 そこで映像機材の撮影メニュー設定を復習。設定は少し複雑だが発見もあり、結果としてSONYしか使えなくなる。使い方に慣れて身体に覚えこませなきゃと思う。
 次は整理だが、複数の機材やジンバルや捨てた機材のケーブル類などなどが多々あり辟易する。端子の形が違うものもあり機材毎に仕分けるのが面倒だ。こうして整理しておかないとまた海外へ出かける時にセッティングを考えるのが大変だからだ。
 CUBEのSONY用急速充電器など始めてあけたが、みたこともないコンセントが入っていた。USBコンセントもあるので使えなくはないが、これが旅の直前でガバッと鞄にいれなくてよかった。それにUSBの集合コンセントがない事に気がついた。便利なだけに調達しておかねば。
 それで終わるかとおもいきや水中機材まで出てきた。すでにInsta360AcePro2ではパッケージにいれてしいまえば水深60mまで潜れるから、これまでの大仰な機材は不用だ。進化と諦めの世界だろう。
 そこへゆくと、昔の静止画用撮影機材は付属品が少ない。こちらの方が先進的だと思ってしまう。デジタルの世界はバッテリーがなければ粗大ゴミだ。
 そんな作業を一日がかりでしていた。雨の日外に出たくない時の作業だ。これが修理ではなく整理で安堵した。

iPhon13pro
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