Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE56. 忙しい日々

2010年08月31日 | Kyoto city
 昨日は、京都・福岡の日帰り出張であった。出かける前は、九州は暑そうだという懸念があったが、なんと京都よりはしのぎ安いではないか。帰りしなに盛大な夕立に見送られて夜の8時すぎには、京都に戻れた。ザックにはオリンパスペンライトを持参していたが、1枚も撮さなかった。
 こういうときに、こまめに新幹線の窓を叩く豪雨の様子などを撮影していると、まさに日々の暮らしの中に垣間見える情景を撮せばペンライフだと思うのだが、忙しさが先にたってしまい、シャッターチャンスを逃している。こういうときでも、心の余裕がほしいものだ。ペンライフとはそういう余裕の延長上に軽くフワッとあるのだろう。
 この夏は、CADの教科書づくりやレフリー論文の指導や新講義のレジメづくりなどがあり、研究員とは毎週打合せが続く。授業が始まると出来なくなる仕事を、この時期に、まとめてかたづけようという魂胆だから、普段より忙しい日々が続いている。
 やれやれという気分だな。

京都市,車折神社,撮影日8月14日
OLYMPUS PEN E-P2,M.ZUIKO DIGITAL14-150mm/f4-5.6
シャッター1/10,絞りf4,焦点距離14mm,ISO1600.iFINISH.
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PEN LIFE55. 手持ち撮影の限度かな!

2010年08月30日 | field work

 オリンパスペンE-P2は、ISO感度が6400迄あげられる。他社のISO1万以上には及ばないか、少しだけ高感度撮影の恩恵を受けられる。結果は、本日の画像の通りである。画面はかなりのノイズが発生する。大変暗いときの一応の備え程度と解釈しておくほうが無難だろう。
 画像は、全くの手持ち撮影で、焦点距離が100mmレンズ相当の望遠になっており、当然f5.6というレンズの暗さが影響してくる。こういう光の状態での手持ち撮影は、手ぶれ補正があるとはいえ、心静かに構え、何枚か撮影しておくほかないだろう。このあたりが手持ち望遠撮影の限度だろうか。
 このようなケースだと、ジッツォの小さく軽い三脚を用意するか、手持ち撮影にこだわるならばオートフォーカスが使えるZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macroという高価なレンズを調達するかということになる。
 さしあたり経済的なのは、私の場合だと手元のAFニッコール50mm F1.4をマウントアダプターを介して取り付けることだろう。少しばかりの効果とはいえ、ボディ側に手ぶれ補正があるというのは、このようなときに便利である。またボディの液晶画面が大きいので、これ位の点光源があって明度差があれば、マニュアルでピント合わせは可能だと推測している。
 このような緻密な機材だと、さて耐久性はどれぐらいあるのかと言うことが気になってくる。そればかりは、使い続けてみないとわからない。

奈良市・浮身堂,撮影日8月15日
OLYMPUS PEN E-P2,M.ZUIKO DIGITAL14-150mm/f4-5.6
シャッター1/4,絞りf5.4,焦点距離56mm,ISO6400.iFINISH.

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PEN LIFE54. 目立たないように

2010年08月29日 | Kyoto city

 オリンパスのE-P2とE-PL1(ペンライト)とを使用していて、どちらが使用頻度が高いかというと、私の場合は、ペンライトの方が頻度が高い。その理由は、まず小さく軽いので、何時も鞄の中に収まっている。特に広角ズームレンズを付けても、気にならない重さでありながら、撮影結果がE-P2と同じであれば、なおのことである。
 ただ両機種は、操作ボタンの位置が微妙に違うので、扱いにくいことがある。特に夜の撮影では手探りでボタンを捜さなければならないので、 画像表示などのボタンの位置が違うというのは大変使いにくい。 どうして統一しなかったのだろうか。そのあたりがC社やN社からは、半歩ほど遅れているなあという認識につながる。
 であればE-P2を二台、或いはペンライトを2台と機種を揃えた方が使い勝手がよいかもしれない。
 さて本日の画像は、マイナーな神社なので、ミニ三脚を用いて撮影してみた。まあいけるか。通例京都や奈良の著名なお寺さんは、三脚が禁止である。だからどんなに暗くても手持ち撮影が原則である。せいぜいマイナーなお寺さんで密かにミニ三脚を目立たないように使える程度でしょう。
 この街では、何事も目立たないように、 そしてあまり相手を刺激しないように密かに撮らせていただくわけだ。それがこの街の暗黙の撮影ルールなのかもしれない。 だから目立たないペンは最適なのである。
 他方大型三脚に大きなボディに大口径のズームレンズといった相手を威圧するような姿は、あんたアホちゃいますの!と周りから冷たく見られているかも知れませんね。

京都市・車折神社、撮影日2010年8月14日
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm/F4-5.6
シャッター2.5,絞りf8,焦点距離9mm,ISO1600,iFINISH

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PEN LIFE53. 雨に飢えている

2010年08月28日 | Kyoto city
 昨日の夕方は、空がにわかに曇り雷鳴が聞こえてきた。オッ雷雨になれば、この蒸し暑い京都も少しは涼しくなると期待したのだが、雨一つ降らなかった。肩すかしである。最近雨に飢えている。 
 最近このブログもお天気の話題が多い。予報台が発表する、最高気温や最低気温、平均気温などを統計的に理解するよりは、古来からの二十四節気を参照しながら、日々の暮らしの中での季節の僅かな変化を感じ取ることのほうが(例えば蝉の声が少なくなってきたとか)、日本の風土の特徴、或いは暮らしを楽しむささやかな智恵だと思われる。
 それでも毎朝、近所のヴェローチェへ散歩がてら出かけてモーニングタイム。帰ると汗だくになっているので、シャワーをあびてから、エアコンを効かせて仕事をするという夏の生活パターンは相変わらずである。
 京都に棲みだしてから、海と縁遠くなった。横浜に棲んでいた頃は、いまの時期から良い波が来るので、午後遅くから湘南海岸へ散歩がてらにでかけ、波やサーフィンを撮っていた。このブログの2008年8月18日(おや!この日は二回も書いている!!)あたりの写真は、そうした暮らしをしていた頃のものである。
 撮影にありつかなくても、波打ち際でボーッとしているときの海の風が気持ちよい。日が暮れる頃、海岸にあるファーストフードへ出かけてお茶をしているころに夕焼けとなり、夜になりはじめたばかりの海岸を散策しながら引き上げるという暮らしであった。
 最近では、ホテルのプールで泳ぐのが唯一水との関わりである。旅チャンネルでハワイの海の画像をみていると、すこしうずうずするこの季節である。

京都市・ハイヤットリージェンシーホテル、撮影日2010年8月7日
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm/F4-5.6
シャッター1/125,絞りf6.3,焦点距離15mm,ISO200,iFINISH
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PEN LIFE52. 今日も雑事で

2010年08月27日 | Kyoto city
 このところ、新講義のレジメづくりに追われている。そのせいか最近胃が少し痛い。胃が痛くなるほど考えているわけではないのだが、なぜか体調不良気味である。そうして精魂積めてつくりあげたレジメを配布して講義をするわけだが、半分位の学生達は居眠りしているかもしれない。
 そんなとき昔の先生ならば痛烈な嫌みの一つも言ったのだが、万事自己責任社会であれば、教える側もとやかく言わなくなった。まあ、居眠りしていて聞きそびれた結果、勉強にならなくても、それは学生達の自己責任なのだからと、こちらは解釈しているわけである。
 夏の始まりは暑さとともに、雷雨もあり、抜けるような晴天もありとけっこう楽しませてくれたのだが、今は残暑の暑い日々とつまらない風景が続くばかりである。
 当然ペンライフも低調であり、時折いじり回しては、専門柄古民家でも撮影にゆきたいと思うに留まっている。
 ペンは、バッテリーの持ちがあまりよくないので、先日買い足した。やはり建築などの撮影に没頭すると、半日で電池がなくなると理解しておいた方がよい。予備に2本は必要だ。充電すると安心した気分になる。たが暑くて視察などにでかけるどころではない。
 さてこれからさき2台のデジタル・ペンをフルに使う機会があるかを考えた。来週の福岡の出版会議-まあ日帰りでしょう、再来週の富山の学会-発表と打ち合わせで忙殺でしょう、その次の北アルプス-山だからペンライト1台だな、秋の京都の催事ー時代祭があるが一度見たので気乗り薄、といった具合で、秋は研究上も含めて被写体に欠けるところが、私の嫌いな季節たる所以だろう。
 今日のブログも雑事で終わる。

京都市五条坂・陶器市、撮影日2010年8月7日
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm/F4-5.6
シャッター1/400,絞りf9,焦点距離9mm,ISO200,iFINISH
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PEN LIFE51. 諸事バラバラで

2010年08月26日 | Kyoto city
 京都も、お盆の送り火や地蔵盆といった大きな催事が終わったので静かな日々が続いている。市内の小学校では新学期が始まっているので、朝は児童達が登校してゆくいつもの風景が戻ってきた。といっていまだに30度を超える日が続いてるが・・・。
 従って体も低調であり、頭もなかなか働かない。目下ようやく頭を奮い立たせて、新しい講義の準備をしている。このブログも昨年の夏を見てみると、この時期は1週間休んでいるし、その前の年は、過去のアリネタ画像を並べてやりすごしている。どうも万事にテンションがあがらないようだ。
 ところで「ペンを抱えて旅に出る」というのは、プロモーションで使われそうなコピーである。ならば旅に、さしあたり来週早々に福岡へでかける仕事があるので、帰りにSLに乗って古都津和野へ視察に行こうかなどと考えている。だが暑いだろうなという思いが頭をよぎり、いっそ新幹線で日帰り往復した方が気楽ではないかと、いう考えも出てきて、意欲は消極的だ。
 地球温暖化の影響なのか、今年の夏はまだ本気で暑い日が続いている。地球の平均気温が1度あがると生態系や農作物に影響が出始め、6度あがると人類は絶滅するという説がある。人間が生きられる環境条件というのは、実は大変狭いのだということを痛感させてくれる。
 今日は諸事バラバラでなかなかまとまらない。

京都市徳林庵、撮影日2010年8月22日
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL 17/2.8
シャッター1/60,絞りf2.8,ISO1600,iFINISH
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PEN LIFE50. ペン・レンズ考

2010年08月26日 | Kyoto city

 今日の画像は夜の撮影だから、マイクロフォーサーズ・システムで唯一の明るいパンケーキレンズを使用した。このレンズはあまり出番がないが、それでも暗いところでは必須である。
 結果は、大変シャープでキリッとした描写である。明るさをF2.8で押さえ、あまり無理をした設計ではないので、むしろ余裕さえ感じられる。なかなか使える単焦点レンズだと思われる。こうなると普段からもっと活用したい。
 オリンパスペンライトに付ければ、最も軽いシステムとなる。それはコンパクトデジタルカメラを使っている感覚に近く、それでいて描写はデジタル一眼レフ並みである。
 もう一つ、マニアックな話だが、手元にあるライツやニッコールのレンズをマウントアダプターを解して、ペンに取り付けることができるが、そうしようという意欲が私はわかない。
 まずマニュアルでピントを合わせるわけだが、そんなことをしていると被写体が逃げてしまう。それに通例のデジタル一眼レフと比較すれば撮影素子が小さいので、ピントはよりシビアにあわせる必要がある。だから、そんな面倒なことをするならば、ピントはオートフォーカスで良いではないかと思うようになる。
 そうなると今の9-18mm広角ズーム、広角14mmから150mm(35mm換算300mm)迄をカバーする高倍率ズーム、それに唯一明るいパンケーキレンズの3本があれば、撮影には十分だということになる。これ全部を持ち歩いても大変軽い。あとは35mm換算で600mm迄届く望遠ズームレンズが欲しいぐらいである。
 こう考えると、オリンパスのマイクロフォーサーズ・レンズシステムは、種類こそ少ないが、無駄のないラインナップだと思われる。

京都市徳林庵、撮影日2010年8月23日 京都も、お盆の送り火や地蔵盆といった大きな催事が終わったので静かな日々が続いている。市内の小学校では新学期が始まっているので、朝は児童達が登校してゆくいつもの風景が戻ってきた。といっていまだに30度を超える日が続いてるが・・・。
 従って体も低調であり、頭もなかなか働かない。目下ようやく頭を奮い立たせて、新しい講義の準備をしている。このブログも昨年の夏を見てみると、この時期は1週間休んでいるし、その前の年は、過去のアリネタ画像を並べてやりすごしている。どうも万事にテンションがあがらないようだ。
 ところで「ペンを抱えて旅に出る」というのは、プロモーションで使われそうなコピーである。ならば旅に、さしあたり来週早々に福岡へでかける仕事があるので、帰りにSLに乗って古都津和野へ視察に行こうかなどと考えている。だが暑いだろうなという思いが頭をよぎり、いっそ新幹線で日帰り往復した方が気楽ではないかと、いう考えも出てきて、意欲は消極的だ。
 地球温暖化の影響なのか、今年の夏はまだ本気で暑い日が続いている。地球の平均気温が1度あがると生態系や農作物に影響が出始め、6度あがると人類は絶滅するという説がある。人間が生きられる環境条件というのは、実は大変狭いのだということを痛感させてくれる。
 今日は諸事バラバラでなかなかまとまらない。

京都市徳林庵、撮影日2010年8月22日
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL 17/2.8
シャッター1/60,絞りf2.8,ISO1600,iFINISH

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番外編52. たくましい子供達

2010年08月24日 | Kyoto city
 四宮の祭は、地蔵盆の頃に行われるので、当然子供達の姿が多い。そして学校からも家庭からも開放された、そのときの顔の表情が魅力的だ。
 この画像は、少しインチキ臭いモデルガンの屋台である。男の子だから、モデルガンは当然関心事だ。できれば欲しい、でも子供達のお小遣いには限度があるから、なかなか容易には手がだせない。そこで屋台の叔父さんと、丁々発止の交渉だ。叔父さんも売りたいが、なかなかまけない。子供達の智恵と叔父さんの根性との戦いだ。最後には、叔父さんが、よし!お祭りだからといって、折れてしまうわけだ。
 そんなことを通して子供達は、交渉という手法を手に入れて、次第に大人社会へと成長して行くわけである。私はそばでみていて、大変頼もしく感じさせてくれる場面であった。子供達は学校や家庭以外の世界で、仲間達と一緒に大人になってゆく学習をしているのである。そう子供達を成長させるのは、先生でも親でもない。むしろ仲間達との共同体験だといってよい。だから子供達を成長させたかったら、友達をたくさんつくりなさいと言うべきだ。
 ところでこのときは、明るい標準レンズ1本で撮影していた。50mmという焦点距離は、EOSデジタルでは75mm相当になる。実はこの焦点距離が、こうしたお祭りのスナップでは大変使いやすかった。そういえば、かってライツには75mmというレンズがあった。大変意味のある焦点距離なのである。

京都市徳林庵・四宮祭,2005年8月22日
Canon EOS Kiss Digital,EF50mm/f1.8.
シャッター1/100,絞f2.8,-1/3露出補正,ISO1600.
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PEN LIFE49. 地蔵盆

2010年08月23日 | Kyoto city
 週末の京都市内の多くの街々では、地蔵盆が行われていた。市内に数多くあるお地蔵さんの前に屋台を組み、花や餅などの供物を供え、お菓子を食べながらゲームや福引きをしたり、また数珠繰り(じゅずくり)といって玉が大きくて長い数珠をみんなで回す儀式があったりするなど、子供達が主役になったお祭りである。古くから京都で行われてきた催事であり、関西で定着し、他方関東ではみられない。
 京都には多くの催事があり、それらの多くが外に向けた顔をしているのにくらべると、地蔵盆は町内という内に向けた普段着の顔である。そして地蔵盆が来ると、入道雲が去り、暑さも少しだけ緩んで、いよいよ夏が終わってゆく寂しさがただよう。
 日曜日は、私の町内でも地蔵盆があった。町内のお地蔵さんは綺麗に飾られ、お供え物があがり、町内の人々が参加して、お坊さんにお経をあげてもらうのが、毎年の習わしだ。
 夕方から町内のご苦労さん会にでる。露地にテーブルが並べられ、麦酒で乾杯をしながら、余興などでひとしきりもりあがり、子供達の花火を見ながら、次第に終わり行く夏の寂しさを感じていた。
 翌日、地蔵盆の時に行われる催事・六道参りの一つ徳林庵にでかけた。地蔵盆だから当然子供が大変多い、別名四宮のお祭りである。昼間の暑さの名残に加えて、焼きそばなどの屋台の熱風と、人混みの熱気とが、パンクなまでに混ざり合っい、体はドロドロの汗まみれになり、帰ってからシャワーを浴びてようやく人心地ついた。暦の上では処暑なのだが、まだ大変暑い日が続いている。

京都市徳林庵、撮影日2010年8月22日
OLYMPUS PEN E-P2,M.ZUIKO DIGITAL 18-150mm/F4-5.6
シャッター1/30,絞りf5.5,焦点距離100mm,ISO1600,iFINISH
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PEN LIFE48. シェスタの日々

2010年08月23日 | Kyoto city
 まだしばらくの間京都は、30度を超える日が続きそうだ。多分家の中は、空調をつけないと35度以上になっているだろう。机の上が生暖かく、パソコンはダウンすることがある。まだ外に出ていた方がしのぎやすいかもしれない。
 暑いから隣近所が空調を入れると、その廃棄熱で一気に周辺の気温を押し上げる。だからこちらも家で仕事をしているときは、窓を閉め切り空調を入れて閉じこもらざる他ない。今年は本気で暑い日が続いている。少し雨が降って欲しいと思う。
 そんな猛暑の中の一日は、毎朝散歩がてら7時には開くヴェローチェへ、モーニングを食べにゆく。朝は自転車に乗っていても涼しいからだ。その後一仕事したあと、ジュンク堂で講義用の書籍を物色する。それで家に戻ってくれば、お昼である。午後は仕事に没頭するか、あるいは昼寝をして三時ぐらいから夜遅くまで仕事とするかの選択肢である。後者は、ヨーロッパのシェスタに近い。
 そんなシェスタの生活様式をしていると、3~4時間寝てといった具合に、睡眠時間が分断されるわけだが、どういうわけか体が慣れてしまっているようだ。
 空は晴れているが、盛夏のような清々しさはなく、どんよりと曇が多い。とてもペンを持ってという気分にはならない。だから今日も盛夏の頃の画像をアップさせた。

京都市清水寺、撮影日2010年7月23日
OLYMPUS PEN E-P2,M.ZUIKO DIGITAL 18-150mm/F4-5.6
シャッター1/640,絞りf11,-1/3露出補正,焦点距離18mm,ISO200,iFINISH
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PEN LIFE47. 日本茶と梅干し

2010年08月21日 | Kyoto city
 今年の京都は、曇天の割には本気で暑い。昨日の夕方の気温が33度、同じ時刻の名古屋と東京は28度と随分違っている。もうやけくそで思い出残夏だと言いたい。実際、東京からは、しのぎやすくなったという声を聞く。
 そんな暑さだから一昨日は、夕飯後に缶麦酒を飲み、エアコンをたっぷり効かせたまま寝てしまった。夜中に眼が醒めたら、得も言われぬ胃腸の怠さだ。つまり暑かったので、昼間から冷たいものを取りすぎて、胃腸の具合が悪くなるという、夏には誰もがやらかす身体の不調であった。
 そういうときは、熱いシャワーを浴び、暖かい日本茶を 飲んで、エアコン緩くして寝るしかない。そういえば暖かい飲み物を、ここしばらくは飲んだ記憶がなかった。こういうときの温かい日本茶は、癒し系の飲み物だと痛感する。
 昔ツアーで海外旅行に出かけたとき、具合の悪くなった旅行者に対して、添乗員さんが日本茶と梅干しを施していた。やはり体調を崩したときに、日本茶と梅干しは精神的にも肉体的にも大変癒されるようだ。
 残暑に日本茶と梅干しか・・・。その癒し系のセットは明日から試みてみよう。
 博物館正門前の街路樹がサルスベリであり、また付近のお寺さんの庭でも見かける。そして赤や白い花が真っ青な空に映えている。その清々しい暑さは、まさに盛夏であった。

京都市大和大路通、撮影日2010年8月7日
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm/F4-5.6
シャッター1/250,絞りf10,焦点距離13mm,ISO200,iFINISH
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PEN LIFE46. 夏の名残

2010年08月20日 | Kyoto city
 このブログでは、夏が終わったと書いているが、今でも大変暑い日々が続いている。
 一昨日の京都の気温は37度、調度大学の会議が夕方から開催されたので調度よかったのだが、それでも射すような痛い暑さで名古屋の気温は34度だった。会議などが終わると近所の赤提灯の麦酒で大いに頭を冷やした。そんな歓談でもしなければ、研究アイデアなんて浮かんでこない。
 それにこの暑さでG5のMacが突然ダウンするのである。多分暑さで機器が一定以上に加熱すると、自動的に電気供給回路が遮断されるような案配である。しばらく冷ますと起動できるようになる。
 二十四節気の8月初めの立秋から11月初めの立冬までが秋だとするならば、この季節は残暑に耐えながら涼しくなるのを待つという大変つまらない季節である。それが秋だ。
 他方秋は、農家にとっては収穫の時であり、大変忙しいときだ。だが街暮らしにとってはさしたる収穫もなく空しく我慢の日々が続くことになる。それに京都の紅葉は立冬が過ぎてから始まるので秋に目立った現象もなく、私はじっと我慢の単調な街の秋が嫌いなのである。
 従ってそんな秋などに当然撮影意欲などわかないのであるから、夏にオリンパスペンで撮影したカットを並べながら、少し夏の名残を味わいたいと思う。そこで今日は、梅雨あけ頃の夕方の画像をアップさせた。画像は秋の気配が漂うが、実はこれから始まろうとする夏への期待が満ちた湿度の高い梅雨空の頃に撮影したものである。

京都市・高台寺、撮影日2010年7月9日
OLYMPUS PEN E-PL1,M.ZUIKO DIGITAL 9-18mm/F4-5.6
シャッター1/320,絞りf11,-1/3露出補正、焦点距離18mm,ISO200,iFINISH
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PEN LIFE45. 二つの気づき

2010年08月19日 | Photographic Equipment
 左大文字に点火されると、私の眼前の人達が一斉に上へ携帯電話をかざして撮影しているではないか。ブルーの液晶画面が静かにいくつも立ち上がっている風景は、デジタル時代の送り火かと思われるほど新鮮であり、私の記憶にはしっかり残っている。ただし周囲が暗すぎて撮りそびれた、今も残念に思う。私もiPhonで撮影しておけばよかったか(笑)。
 ところでデジタル・オリンパスペンを使用していて気づいたことが二つある。
 第一は、マイクロフォーサーズ・タイプの特徴の一つであるミラーがないという構造は、その動作によるショックもないことになる。従ってライカMシリーズをはじめとするレンジファインダー・タイプの機材と同様に扱えるデジタル一眼レフである。
 心静かに構えれば、手持ちで撮影でシャッター速度1/8でだって撮影できるということだ。それに手ぶれ補正機能が加わったのが心強い。
 その進化は大きく、あの重たい三脚を持参をしなくてもすむからだ。ライカブックを見ると、数多くのライツ・アクセサリーのなかで三脚は僅かに携帯用の小さなタイプしかなかった。当時のライツがあまり三脚の開発に熱心でなかったように、私達が使うスチールカメラ・クラスの機材の基本は、やはり手持ち撮影が原則なのだろう。そうでなくても、今はみんな携帯電話で手持ちで撮影しているが。
 第二は、トーキー映画の露光面積22×16mmに、マイクロフォーサーズ・タイプの露光面積が24×18mmと近似値である。そう考えれば、デジタル・オリンパスだって実はフルサイズなのである。フィルム時代のオリンパスの露光面積は、ハーフサイズだった。いまデジタルペンの撮影素子はこれと同じサイズなのだから、ハーフ版のフルサイズであり、トーキー映画からみてもフルサイズである。
 そんな風に考えて行くと、私達が使うスチール機材は大型機材をのぞけば、ライカと同様サイズかそれ以下でよいことになる。そこにスチール機材の世界で60年以上頂点にあるライカの凄さだがあるわけだ。従ってそれより大きい私の手元にあるEOS40Dなどは、プラスチック製粗大ゴミだと思うときもある。
 そこまで大きくするならば、ハッセルブラッドなどの中判や4×5の大型機材を使うべきでなのであろう。そう考えてきたら、現在普及しているデジタル一眼レフがえらく中途半端な存在に見えてきませんか。
 冒頭の携帯カメラの話題は撮りそびれたので、私が使用しているマイクロフォーサーズ機材の画像をアップさせた。

Canon EOS40D,EFSMacro60mm.
シャッター1/40,絞f2.8,-2/3露出補正,焦点距離60mm,ISO800.
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PEN LIFE44. 続・送り火について!

2010年08月18日 | Kyoto city
 五山の送り火の終わり頃の残り火で、今年もチョッピリアートをしてみた。送り火で精霊達が天上界へ帰ってゆく構図といったらよいだろうか。
 京都は、季節毎に題材が多いので、遠来から撮影志向の人間達が訪れる機会が多い。ポイントは、どこへ何を撮影しにゆくかである。観光コースを回ったって、とりつくされた風景しかない。そんななかで催事というのは、格好の動機付けになる。当然観光客も多い。それは観光都市だからいたしかたないことだろう。
 そんな催事でも、私は観光客が多くたむろし、多くのカメラマンが三脚を立て、警察官やガードマンがいるところには、できるだけ近づかないようにしている。観光客は、大衆的且つ通俗的且つ絵はがき的風景を好み、それに行動は場当たり的だ。またカメラマン達は朝からバイトを雇い場所を確保しているしわけだし、警察官らはうるさくて、宗教行事の空気にはそぐわない。
 ビジターは折角京都に来たのだから、静かで落ち着いた古都を楽しみながら送り火を撮りたいと思うだろう。そうであるならば、WEB情報や観光情報をあてにしないことだ。WEB情報には私が判断する限りにおいて、現地に行かないで書いているものが多く、それでは情報にならない。また観光情報の見所スポットは目安にもならない。
 五山の送り火でも、実は街中の普通の道から結構みられる場所が多いのである。例えば銀閣寺界隈の街中の通りでは、大文字を間近に見ることができ、西大路通の正面では、左大文字が通りの正面に見えるといった具合にである。だから地図で捜してみたり、或いは朝方実際に街を歩いてロケハンするのも最適な方法だと思う。実はそういう過程にこそ、古都の夏を感じることができよう。
 そのようなところは地元の人達が、そぞろ歩きながらお盆の風情に満ちている。気のあった仲間達と団扇片手にサンダル履きででかける。時には浴衣を着て彼氏彼女とデートする。そんな日々の暮らしの中にフット眼をやると送り火が見えた、それが古都風の見方だ。つまり古都の風情を撮影したければ、地元の人達について行けということになる。
 商店街のイベントではないのだから、五山の送り火を、一度に沢山見たってしゃあないやろ。いにしえの時代から続く宗教行事だから、歩く道すがら毎年一つをながめながら夏の終わりを感じつつ、精霊達を送り出そうとする精神性が必要であり、そこに古都・京都の価値があるわけだ。
 そんなときに、持っていることを忘れさせてくれるオリンパスペンが大変便利なのだ。

京都市・船岡山公園,撮影日8月16日
OLYMPUS PEN E-P2,M.ZUIKO DIGITAL14-150mm/f4-5.6
シャッター1/2,絞りf11.,焦点距離150mm,ISO1600.iFINISH.
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PEN LIFE43. 五山送り火

2010年08月17日 | Kyoto city
 Googleのトップ画面も、五山送り火のイラストになっていた。昨日の京都・五山送り火では、私は船岡山公園へ出かけてみた。ここからの眺望ポイントは二カ所ある。東側は、遠くに小さく大文字、斜めから見る妙法、時に舟形、後ろに左大文字が見える。北側の山頂付近は左大文字と樹木の間に舟形が見える。
 東側は、観光バスの団体が来るなど人出も大変多い上に、警察官までいるのでパスした。ここからでは送り火が遠くに小さくしか見えないので私のレンズでは無理だ。大体警察官のいるところは、遠来からの観光客が多く身動きできないところが多い不快環境なので、私は近づかないことにしている。
 私は、左大文字が大きく見える山頂付近に陣取った。風が通り吹け夕涼みには調度良い。人出もそれほどではない。若い人達のグループがお弁当を広げていたり、団扇片手に大学の先生風が経済の話をしていたりといった具合に地元の人達の光景が、この場所の居心地のよさを物語っている。
 私は、こういうときに必要な三脚をパスし、撮影アングルが自由にとれる脚立を持参した。送り火それ自体は結構明るいので、後はオリンパスペンの手ぶれ補正機構頼みで、なんとか手持ちで撮影できると考えたからだ。
 結果は、約400枚ほど撮影し、そのうちの3/4は消去して残った1枚が本日の画像である。 通例であれば300mmに相当する焦点距離で、低速シャッターで手持ちで撮影をしているわけだから、ブレて写真にはならないが、ペンの手ぶれ補正機構のバックアップもあり、送り火保存会の人達の姿や火床が描写されている。このあたりがオリンパスペンを手持ちで撮影する限界であろう。これを超えたら三脚が必要になってくる。
 帰りに市バスで四条高倉に出て、柳馬場通にある「五行」で、麦酒と醤油焦がしラーメンで、去りゆく夏の終わりに一人乾杯をしていた。市内各所で続いた公のお盆の行事も一通り終わり、しばらくは京都も静かな街に戻るだろう。

京都市・船岡山公園,撮影日8月16日
OLYMPUS PEN E-P2,M.ZUIKO DIGITAL14-150mm/f4-5.6
シャッター1/8,絞りf5.6.,焦点距離150mm,ISO1600.iFINISH.
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