西国三十三所観音霊場巡り、第十二番札所は滋賀県大津市の
『岩間山 正法寺(いわまさんしょうほうじ)』、通称「岩間寺」です。
琵琶湖の南、京都と滋賀の境にある岩間山。その山頂付近にあります。
それほど大きなお寺ではありませんが、何やらいろいろ謂れがあるようです。
縁起は古く、奈良時代。722年(養老6年)泰澄(たいちょう)大師が
元正天皇の病を治した褒美として建立された勅願寺院です。
泰澄が霊地を求め岩間山を訪れた折、桂の大樹より千手陀羅尼を感得し、
その桂の木で等身の千手観音像を刻み本尊としたと伝えられていますが
現存していません。
ご本尊は、毎夜日没とともに厨子を抜け出て苦しむ人々を救済すべく
百三十六地獄を駆け巡り、日の出頃、岩間山へ戻られた時には汗びっしょりに
なられているので、そのお姿から「汗かき観音」さんと呼ばれています。
10台ほど停められる駐車場から矢印に従って、東海自然歩道にもなっている
坂道を徒歩3分。鉄筋コンクリートの信徒会館が現れます。
そこで入山料を払って・・・おぉ~っと!
またしても納経帖を忘れました。しかもトランクの上に置きっ放し・・・
取りに戻ります。どこまでボケていることやら。(^_^ゞ
信徒会館のすぐ横にあるのが鐘楼、そしてその前には・・・
このお寺、ぼけ封じで有名。ぼけ封じ十楽観音ってのがありまして。
その前に仏足石が置かれています。その下にはぼけ封じ観音10ヶ寺の砂が
埋めてあり、その上に立つと霊験あらたかだとか。
効くとは思えませんが、一応・・・
ちなみに5月と10月の17日にはぼけ封じ祈願会があり、
柴燈護摩供、火渡り火生三昧、ほうろく灸などが行われます。
ほうろくとは素焼きのお皿で、それを頭に乗せその上でお灸を焚くというもの。
こちらのローカルニュースでよくその様子を伝えられています。
「白姫龍神」
高札は読みましたが、内容は忘れた・・・やっぱり効いてない?
このお寺には山門はありませんでした。
阿吽の仁王像が立っていましたが、最近立てられたのもののようです。
手水舎と会所。会所では俳句の会などされるのかな。
「大師堂」
「稲妻龍王舎」と後ろの大木は「火伏の銀杏」
泰澄大師が雷神を封じ込め、弟子にしたって逸話が残っており、
「雷除け観音」とも呼ばれ、毎年4月17日には雷除け法要が行われる。
残念ながら銀杏の木は葉を全部落としたままだったが、
黄葉の時季などに見れば、かなり見事だと思われます。
「不動堂」
「本堂」
現在の本尊は元正天皇の念持物といわれる15cmほどの金銅製の
千手観音像ですが、秘仏となっており見ることはできません。
ここの賓頭盧尊者さん。
観音堂は本堂から渡り廊下で繋がっています。
前に池があり、その池が・・・
松尾芭蕉が詠んだ有名な句「古池や蛙飛び込む水の音」の古池だそうな。
これに類した話しはよくあるのでにわかに信じることはできないが
芭蕉がこのお寺を訪ねたのは確かだろうし、あながち作り話でも無さそうだ。
「護法龍王拝殿」
境内を奥へと進むと、ご霊木の夫婦桂の木(三代目だそうです)があったり
「黒龍龍王杉 別名:天狗杉」今は根元だけの切り株状態なんですけどね。
かつては遥か鈴鹿峠から見えた巨木だったそうですが、風害で倒木w
この先に行くと「桂の大樹群」「日本随一 長寿桂」って案内板が
立てられています。桂の大樹群としては日本随一だそうで・・・
これがその長寿桂かな、千年有余の時を越え今なお樹勢は旺盛だとか
落葉していても分かる気がしますね。
写真ではイマイチ大きさが伝わらないと思いますが・・・
「八代龍王堂」と、この池が「雷神爪堀湧泉」かな?
この池は、少し下った所にありましたが、泰澄大師により封じ込められた
雷神さん、自らの爪で井戸を掘ったそうで千年涸れることの無い泉が湧いたとか。
帰りは休憩所(信徒会館)でちょっとお茶を
まだ、ストーブが焚かれていました。
アップダウン歩き回ったので汗が出るほどだったのに・・・(^_^ゞ
2012.4/8、岩間寺にて。
○宗派:真言宗 ○開基:泰澄大師
○御本尊:千手観世音菩薩 ○創建:養老6(722)年
御詠歌「みなかみは いづくなるらん 岩間寺 岸うつ波は 松風の音」
『岩間山 正法寺(いわまさんしょうほうじ)』、通称「岩間寺」です。
琵琶湖の南、京都と滋賀の境にある岩間山。その山頂付近にあります。
それほど大きなお寺ではありませんが、何やらいろいろ謂れがあるようです。
縁起は古く、奈良時代。722年(養老6年)泰澄(たいちょう)大師が
元正天皇の病を治した褒美として建立された勅願寺院です。
泰澄が霊地を求め岩間山を訪れた折、桂の大樹より千手陀羅尼を感得し、
その桂の木で等身の千手観音像を刻み本尊としたと伝えられていますが
現存していません。
ご本尊は、毎夜日没とともに厨子を抜け出て苦しむ人々を救済すべく
百三十六地獄を駆け巡り、日の出頃、岩間山へ戻られた時には汗びっしょりに
なられているので、そのお姿から「汗かき観音」さんと呼ばれています。
10台ほど停められる駐車場から矢印に従って、東海自然歩道にもなっている
坂道を徒歩3分。鉄筋コンクリートの信徒会館が現れます。
そこで入山料を払って・・・おぉ~っと!
またしても納経帖を忘れました。しかもトランクの上に置きっ放し・・・
取りに戻ります。どこまでボケていることやら。(^_^ゞ
信徒会館のすぐ横にあるのが鐘楼、そしてその前には・・・
このお寺、ぼけ封じで有名。ぼけ封じ十楽観音ってのがありまして。
その前に仏足石が置かれています。その下にはぼけ封じ観音10ヶ寺の砂が
埋めてあり、その上に立つと霊験あらたかだとか。
効くとは思えませんが、一応・・・
ちなみに5月と10月の17日にはぼけ封じ祈願会があり、
柴燈護摩供、火渡り火生三昧、ほうろく灸などが行われます。
ほうろくとは素焼きのお皿で、それを頭に乗せその上でお灸を焚くというもの。
こちらのローカルニュースでよくその様子を伝えられています。
「白姫龍神」
高札は読みましたが、内容は忘れた・・・やっぱり効いてない?
このお寺には山門はありませんでした。
阿吽の仁王像が立っていましたが、最近立てられたのもののようです。
手水舎と会所。会所では俳句の会などされるのかな。
「大師堂」
「稲妻龍王舎」と後ろの大木は「火伏の銀杏」
泰澄大師が雷神を封じ込め、弟子にしたって逸話が残っており、
「雷除け観音」とも呼ばれ、毎年4月17日には雷除け法要が行われる。
残念ながら銀杏の木は葉を全部落としたままだったが、
黄葉の時季などに見れば、かなり見事だと思われます。
「不動堂」
「本堂」
現在の本尊は元正天皇の念持物といわれる15cmほどの金銅製の
千手観音像ですが、秘仏となっており見ることはできません。
ここの賓頭盧尊者さん。
観音堂は本堂から渡り廊下で繋がっています。
前に池があり、その池が・・・
松尾芭蕉が詠んだ有名な句「古池や蛙飛び込む水の音」の古池だそうな。
これに類した話しはよくあるのでにわかに信じることはできないが
芭蕉がこのお寺を訪ねたのは確かだろうし、あながち作り話でも無さそうだ。
「護法龍王拝殿」
境内を奥へと進むと、ご霊木の夫婦桂の木(三代目だそうです)があったり
「黒龍龍王杉 別名:天狗杉」今は根元だけの切り株状態なんですけどね。
かつては遥か鈴鹿峠から見えた巨木だったそうですが、風害で倒木w
この先に行くと「桂の大樹群」「日本随一 長寿桂」って案内板が
立てられています。桂の大樹群としては日本随一だそうで・・・
これがその長寿桂かな、千年有余の時を越え今なお樹勢は旺盛だとか
落葉していても分かる気がしますね。
写真ではイマイチ大きさが伝わらないと思いますが・・・
「八代龍王堂」と、この池が「雷神爪堀湧泉」かな?
この池は、少し下った所にありましたが、泰澄大師により封じ込められた
雷神さん、自らの爪で井戸を掘ったそうで千年涸れることの無い泉が湧いたとか。
帰りは休憩所(信徒会館)でちょっとお茶を
まだ、ストーブが焚かれていました。
アップダウン歩き回ったので汗が出るほどだったのに・・・(^_^ゞ
2012.4/8、岩間寺にて。
○宗派:真言宗 ○開基:泰澄大師
○御本尊:千手観世音菩薩 ○創建:養老6(722)年
御詠歌「みなかみは いづくなるらん 岩間寺 岸うつ波は 松風の音」