カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

スプリング・エフェメラル

2012-04-22 18:49:01 | 花だより
先週の日曜(4/15)本命の目的地は、春の妖精たちが待つ
兵庫県丹波市『カタクリの里・清住』でした。

入園料が300円、駐車場は無料です。










カタクリは、ユリ科の多年草植物ですが、種子が発芽すると葉を1枚
出し、8年後にようやく2枚目の葉が出て、はじめて開花します。
3月下旬頃から4月中旬頃に花を咲かせますが、新緑の季節を迎える
頃には花も葉も枯れ、次の3月まで地上からその姿を
すっかり消してしまいます。
そんなところから、この花をヨーロッパでは
スプリングエフェメラル(春の儚い命)と呼ぶそうです。

春の妖精とも呼ばれるカタクリ以外にもこのような生態を持つユキワリ
イチゲや福寿草などもスプリングエフェメラルの代表格です。

カタクリは人工的に増やすことが非常に難しい植物で、春の早い時期に
活動を始める少数の昆虫達によって受粉し、種子が地上に落ちると
蟻が種子を運ぶ程度の小域にカタクリの群生地ができるようです。

ちなみにこの植物の地中の鱗茎から採れる良質のでんぷんが
片栗粉ですが、カタクリから採っていたのは昔の話。
今はほとんどジャガイモやサツマイモから作られているようです。





険しいという程ではありませんが、日当たりの良い斜面で咲くもので
足元はよくありません。
花を見に行くなら早朝、まだ人が少ない内に・・・と考えがちですが
この花はそうはいかず、朝9時や10時では開花してないことも
よくあるようです。気温が17度前後まで上がらないとダメなようで、
寝坊な私向きの花ですね。


「足元にお気をつけください」・・・写真撮ってる人を踏まないように(笑)


おいおい!なんちゅうことを!!多いのかなぁ、こんな常識知らずが。
少数だとは思いますが、情けないことです・・・w
何処にも三脚厳禁とは書いてなかったですが、柵を越えて三脚で
土を掘り返してどうするねんッ!カメラを持つ資格無しですね。
熱中できる趣味を持つことは良い事ですが、
そんなに土を掘り起こしたいなら家庭菜園でもしたらどう?
こんなことしてイイ写真はゼッタイ!撮れないと思うよ・・・








また、他の写真はフォトアルバムで。
※右下のアイコンをクリックでフルスクリーン・スライドショーが見られます。








カタクリの花言葉は「初恋」「寂しさに耐える」ですが、
これだけ群生していると寂しさに耐えなくてもよさそうですね。



群生地を降りてくると、スルーできないものが目に入ってしまい・・・





地元の賑やかなおばちゃん連中が作られた手作りドーナツ、
山水でいれたご自慢の(?)コーヒーとしょうが湯をオープンカフェで♪

そう言えばこの日、近くの道の駅『丹波おばあちゃんの里』
クラシックカーフェスが開催されていたのですが
もう1ヶ所寄りたいところもあり、断念しました。
ドーナツ食べてる間があれば行けばよかったかな。(^_^ゞ




2012.4/15、丹波・清住カタクリの里にて。