カッパのロードスター

幌を開ければFeelin`good。カッパーレッドの
路渡☆くんとの楽しいドライブ日誌。

海住山、蟹満。

2009-09-11 23:34:13 | 京都徘徊記
海に住む山、蟹が満ちる・・・やっぱり何かおかしい、気になるお寺の名です。
『海住山寺(かいじゅうせんじ)』『蟹満寺(かにまんじ)』
それほど距離も離れてない両寺、木津川市の古刹です。

海住山寺の創建は定かではないが、奈良時代、天平7年(735年)とされている。
ここ木津川市加茂町は、天平12年に平城京から遷都された恭仁京(くにきょう)が
置かれたところでもあります。
恭仁京は3年あまりで難波京に遷都、その年の内に平城京に戻ってます。
遷都したのは聖武天皇、引っ越し好きだったのかな?






お寺の上の方へ昇って行くと、みかの原を眺望できます。
これがこの寺の名前の所以、霞むみかの原に山並みが島のように浮かんで見え、
南海にあるという観音浄土を連想させたようです。









鎌倉時代に建立された 国宝の五重の塔。



それほど大きなものではありません。屋外にある木造五重塔で
国宝・重要文化財に指定されているものとしては、日本で二番目に小さい。
(一番は室生寺の五重塔)



ここにも 秋の足音が・・・



さて、カニの方ですが、



今、本堂を改築中。周りも何やら工事中・・・



ホントに蟹やった。



ここの創建時代は不明だったようですが、発掘調査で飛鳥時代だとか!



名前の由来は、今昔物語集等に記載がある「蟹の恩返し」を
伝承されてるのだそうです。どんな話やったっけ?
こんな話だそうです『蟹の恩返し』