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デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

今年の三本

2012-12-29 16:31:02 | 観覧雑記帳
新聞とか雑誌で今年の総括をやっているのを真似て、私にとっての今年の三本を、舞台もの、映画、そして展覧会から選んでみた。
1)舞台
★カリュキュリユ「シルク・ヴィヴァン」
勤務しているACCが二月に呼んだベルギーのサーカスカンパニーの公演。公演自体もとても評判がよく、最終日などは売る券がなくなるほどだった。ヌーヴォ・シルクとは一線を画して、サーカスの楽しさ、演じる人間たちの楽しさがにじみでてきた公演、子どもたちもキャキャ喜んでいたのは、その楽しさが本質的なものだったからではないだろうか?(富士見市民文化会館で観覧)
★ダメじゃん小出「紙芝居-初めて世界一周した日本人若宮丸漂流」
石巻若宮丸漂流民の会総会のアトラクションで特別上演されたダメじゃんの紙芝居。これが絶品。雨男の本領発揮で雪まで降らせたため実際に見た方は20人ぐらいだったかもしれないが、もしかしたら歴史的現場に立ち会ったといえるかもしれない。よく若宮丸の漂流ものがたりを自分のものとして、それを紙芝居とトーク、さらにはちょっとだけ曲芸もいれて見事にまとめた。一回だけではもったいない、いつかどこかでまたやりたい。
★ルノア-ダークシルク
狭い空間を逆に生かして、サーカスの新しい楽しみかたをみせてくれた。構成もすっきり、ひとつひとつのアクトも渋いのが多く、自分好みだった。こういう狭い空間でしっかりサーカスを見るというエンタテイメントの新しいありかたが支持を受けると、またサーカスの世界も変わってくるようにも思えた。
2)映画
★ピナ・バウシュの夢の教室
ダンスを踊ったことのない若い男女が一年間ピナのレッスンを受けて、舞台をつくるまでのドキュメンタリー。ピナの優しいまなざしのなかで、ひとりひとり成長する姿が描かれる。生きることの喜びを目一杯感じさせてくれた。
★メリエスの素晴らしき映画魔術&月世界旅行
これも素晴らしい映画だった「ヒューゴの不思議な発明」を見てメリエスのことが気になり始めた時にタイミング良く公開された。メリエスという人のもつケレン、おそらくステージマジシャンということが大きいのだろうが、それって映画の原点だったような気がする。そのメリエスの残した映像を色付きで再現するという壮大な試み、そして出来上がった映画の面白さ。堪能させられた。
★恋人たちのパレード
久々に見た本格的なサーカス映画。大好きな小説『サーカス象に水』が原作だから面白くないわけがない。
1930年代のアメリカの移動サーカスを舞台にしているのも興味深い。サーカス列車がさまざまな事件の場となっていた。圧巻は象の演技、そしてラストのサーカスでのパニック。サーカスの醍醐味を十二分に味じわうことができた。
3)展覧会
★ルオーのサーカス展
展覧会を二度見るなんてことはいままでなかった。この展覧会は展示のしかたにもいろいろ仕掛けがしてあるし、サーカスをきちんとメインにしているところがなによりも良かった。フラッテリーニをはじめ古い映像も貴重なものばかり。文句なしに面白かった。
★ひっくりかえる展
ロシアのパフォーマンスグループ、ヴォイナには圧倒された。パフォーマンスアートなのだが、こういう時代にきちんと反体制的なまなざし、それもかなり過激で、鋭い刃を向ける。
★行列に見る近世
行列から見たさまざまな近世文化、異国の文化であったり、パフォーマンスの中に見える武士と庶民の関係などが行列を通して見えてくるのがなによりも面白かった。

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会報発送

2012-12-28 16:17:30 | お休み日記
今日もベイサイドまで走る。曇り空でいまにも雨が降りそうな感じ。
今日は漂流民の会の会報が届く日。結局この発送作業にほぼ一日つかうことになった。まずは年度末の発送となるので、次年度の会費納付の案内をつくり、みなさんの会費の納付状況をチェック。これが結構時間がかかる。そのあと会員以外のマスコミ関係者に送るための宛名書き。そのあとは総会の出欠をとるためのハガキの印刷、ハガキと振替用紙をセットする作業、そして会報と一緒に入れるチラシ類のセット、ここまででしっかり夕方になってしまう。そして17時すぎに会報が届く。明日の発送かとも思ったのだが、セットしてあるのでなんとかなりそう。晩飯を食べるぐらいまでに発送準備完了、115通を20時前にヤマトさんに渡す。いやあ疲れた・・・
上の娘がでかい荷物をもってやってくる。またこれでにぎやかになる。
今度は年賀状書き。120通を書き終え、これで今日はもう終わり。会報が発送できてなによりである。海外の会員にPDFで送る。
しかし今回の会報も面白い、春名さんのテンションの高い文章、そしてアラスカの河内さんのアリューシャンレポート、アストラハン通信などもある、サンクトにある魚標本の探索の旅レポートも面白かった。
ほんとうに我が会のメンバーはたいしたもんである。
明日は雨ということで、朝は走らんと思ったらばんばん飲んじゃって・・・・

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いざ会社へ

2012-12-27 00:41:49 | お仕事日誌
一週間ぶりにベイサイドへ。時間がちょっと違うのかな、例の緑の車が見当たらない。
風呂に入る前に、毎年恒例の銀杏の枝切り。これを終えて風呂に入る。会社へ行くのだが、ジャック&ベッティが木曜日のメンズデー、しかもこれからの上映作品『密航Oライン』は鈴木清順監督。清順さんの代表作でもなんでもないのだが、気になり、結局見てしまう。これが面白かった。裕次郎も圭一郎もいないなか、いわゆるB級の俳優たちががんばっていること。特にニヒルな記者を演じる長門裕之の演技は存在感があった。もうひとつ気になったのは、密航船を求めて、主人公が裏日本の港町を訪ね歩くシーンだった。新潟、柏崎、敦賀、福井と点々とする、いいなあ、まるで港町ブルース。それと大岡川と黄金町あたりの1960年代の風景もなかなか良かった。もうけもんの映画だったかもしれない。
野方ホープ軒で久しぶりにラーメンを食べてから出社。
やることもそんなにあるわけでなく、自分の机周りを掃除して、パソコンを設置して、メールを送ってだいたい終わりみたいなもの。薬屋で薬をもらい、そのまま両国の気功へ。
タイでマッサージを受けず、この日を楽しみにしていた。すっかり身体が軽くなる。
21時すぎに帰宅。

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やっと年が越せそうな感じに

2012-12-26 10:30:09 | お休み日記
一週間ぶりに走る。長浜公園の鳥を見に行く。また増えたような気がする。やはり次は双眼鏡をもって来よう。
メールをチェックするも、また連絡が途絶えているメンバーからは連絡なし。契約書を送ったあとなので気になる。なんかすっきりしないまま年を越さないといけないないのかとブルーな感じに。
午前中は休みとはいえ、パソコンの前に座り仕事。昼御飯を食べてから前に録画していたルイ・マルの「死刑台のエレベーター」を見る。エレベーターに閉じ込められるモーリス・ロネの孤独感、パリの夜の街をロネを探し求めるジャンヌ・モローのきれいなことよ。冒頭のモローのアップのジュテーム連発の電話のシーンもすごかった。そしてなんとも危なっかしい若者ふたり。マイルス・デビルスの音楽が実にクール。確かこの映画が上映され、モダンジャズブームが日本にも起こり、アートフレンドが呼んだアート・ブレーキーも大当たりしたはず。
机に戻るとスカイプの呼び出し、連絡がなかったメンバーからだった。契約書も問題なかったとのこと。ああ、これでなんとか年を越えられそうだ。なによりであった。
年賀状をプリントアウト。今年はちょっと趣向を変えてみた。
ジェーン・バーキンが去年4月日本にチァリティー公演をしたときの映像を見る。ほんとうに彼女は素敵な人だ。外人たちがみんな日本から逃げていったあの時に、わざわざ日本のためにやって来た彼女。フレンダーな身体にラフにシャツを着て、ネクタイを首にまき、最後の曲はアカペラで歌っていた。ちょっと泣いてしまった。

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早朝の帰国

2012-12-25 12:15:09 | お仕事日誌
また5時前に起こされ、エサというか朝飯を与えられる。少しうとうとしているうちに着陸。あたりはまだ暗い。携帯の電源を入れ、メールをチェック。ちょっと緊急を要する案件。すぐに返事をしないといけないのだが、ワイファイ効かないし、会社か家に戻るしかない。荷物が早々と出てきたので、皆さんにご挨拶だけしてさっさとその場を去る。身体的にはやはりほとんど寝ていないので、老体にはこたえる。会社の皆さんにメールを送り、今日はそのまま家に帰る旨伝える。
うまいぐあいに電車が来たので7時ぐらいに帰宅。すぐにロシア語で文章を作成、先方に送る。このあとしばし就寝。
昼過ぎに起きて、荷物の整理をと思ったら、スーツケースの鍵がない、何故だろう、空港で一度開けたのに・・・お母ちゃんにこれはお父さんには使えないのではいわれた通りの結果になってしまう。結局これもお母ちゃんが鍵をこじ開ける。
目がようやく覚めたあたりで会社に電話、いろいろやらないといけないことをメールと電話をつかって処理。あとは明後日会社に行ってからということだ。
バンコク日誌を写真付きでアップしておく。
これでバンコクの仕事は終わり、次は春のリトルと1月にやるしゃぼん玉のもろもろということになる。
年賀状もやらないといけないのだが、なんかまとまらなくて結局大野にお願いして整理してもらう。
今日はここまで。

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