ジャンル バラエティショー(ステージ)
観覧日 2025年6月26日
会場 浅草・東洋館
定期的にマイムやクラウンなどが集まって公演している会で、自分が見たのは18回目。出演者は王子菜摘子、びり&ブッチィー、みま、前田秀、笑うアミーゴという5組。この5組で2時間のショーをするということで、アミーゴ以外は三つぐらいのネタをやることになる。感心したのはクラウンパレードではナッチとしてクラウンで演じた王子が、三つのネタを即興ものも入れながら演じたこと。みわぞうも絶賛した歌唱力をいかしながら、見応えのある演目を見せてくれた。構成的には王子とかぶっているのがどうかという気がしたが、オペラ座の道化師というふれこみのはみまも円熟した音楽クラウンを見せてくれた。笑うアミーゴはたっぷりとみせてくれた。このトリオはこのくらいの尺(たぶん20分ぐらい)の作品をやったほうが楽しめる。馬鹿馬鹿しいことをそこそこ年のおじさんたちが、楽しそうに演じていることがいい。オデッサのマスキの演技とかぶってくる。三雲なんかがこの会で演じたりするといいと思うのだが。客層は、ほとんどが浅草の寄席を楽しみにしている人たち。こういう人たちが喜んでみていたということは、ボードビルというなかなか日本では根付かないジャンルが育っていくことにつながっていくと思うのだが、どうだろう。こういう場でどんどんクラウンたちが場を踏んで、作品をつくっていくのはとてもいいことではないかと思う。8月の公演ではサクノキができるという。気になる。
