デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

青春18切符ファイナル

2022-09-09 05:35:52 | デラシネ日誌
7時15分まるこに留守番を頼み、妻と共に家を出る。横浜駅で青春18切符の4回目と5回目のところに、スタンプを捺してもらい、ファイナルの旅が始まる。通勤電車に久しぶりに乗ったが、自分が乗っていた時と比べると車内にかなり空白があるような気がする。横浜線は新横浜から座ることができ、なんとか予定していた中央線に乗車。高尾乗り換えでまずは甲府まで。鈍行に乗るのはかなり久しぶりなので、特急では停まらない駅がひとつひとつ珍しく、そのうちに甲府に着いてしまう。ここから松本行きに乗り換え。これはかなり混んでいた。青春18切符夏の期限は明日までなので、結構利用している人が多かったのではないかと思う。雲がかかっていて、駒ヶ岳も八ヶ岳も見えず。茅野駅に着いたのは12時すぎ、ここから乗るバスの時間まで10分しかないのに、有人改札には列ができ、しかも精算をめぐってなんかもめている。時間がないので、妻を促し、強行突破、なんとかバスに間に合う。13時前に尖石縄文考古学館前に到着。朝飯が早かったので、腹が減ったのでまずは腹ごなし。めちゃ高そうな帝国ホテルのレストランが近くにあった。問答無用でここでランチ。栗が入ったパンが美味しかった、よほど腹を減っているように思ったのだろう、ウェイターの人がよかったら追加をということで、3個のクリパンとバターロールを食べることに。高くても美味しく、満足感は100%。これで帰っても文句はないとは妻の一言。路線バスはあまり本数がないので、帰りはタクシーにすることに。受付で相談すると最近始まったばかりの乗合タクシーを案内される。1時間前に予約すれば、駅の出発時間に合わせてきてくれるという。早速妻が予約。今日はコーディネイトはすべて妻まかせ。
今日の目的、考古館での見学。自分は4年前に一度来たことがあるが、妻は初めて。なんといってもここには国宝の縄文土偶「縄文のビーナス」と「仮面の女神」がある。これに再会できるのが一番の楽しみだった。「縄文展」と「国宝展」で2回、そして前回と見るのは今回が4回目、ほんとうに愛おしくなる素晴らしい作品だ、ビーナスのふくよかさ、仮面の不気味さ、ここは全体が見れるので、なんども周りをまわりながら見る。

妻がある大きな土器の解説を見て、ちょっと来てと言うので行って見てみると、ほぼ損傷なく見つかったこの土器を国立博物館に提出していたが、これが令和元年に見つかって、発掘された尖石に戻されたという。こんなことがあるんだね。前回きたときはここになかったということだ。もしかしたら同じようなことが大きな博物館とか図書館にもあるのかもしれない。貴重な史料が人知れず眠っているのかもしれない。縄文のことをずっと追いかけて、いろんなセミナーに行ったり、現地まで行ったりしている妻は、かなり興奮して見ていた。宮武さんという民間の人がここを発掘、調査していたということだが、こういう人の情熱によって考古学は大きな発展をしてきたということなのだろう。

隣接の縄文村を見学までして、タクシーが迎えに来る時間となる。雨時々曇の予報だったが、時折青空が見れるぐらいで、助かった。
帰りは茅野から青春18切符ではなく、あずさで八王子まで行くことに。鈍行だと家に着くのは21時ぐらいになるというので、そうした。
車中ずっと寝ていた。妻が言うのには、行きよりとても時間が長く感じられたとのこと。鈍行の旅は、車窓からの景色をゆっくりと楽しめるのがいい、今朝も来るとき、上野原の駅前にあった食堂のような建物がとてもレトロで気になったりして、外を眺めるだけで飽きなかった。
横浜駅で青春18切符を見せて下車、これでフィナーレ。12000円で、仙台往復、三島、そして茅野とたっぷり使わせてもらった。これはかなりはまるかもしれない。次回は冬編となる。

横浜で寿司を買って、帰宅。横浜駅でかなりむっとして、暑いのに、まるこが熱中症にでもなっていないだろうかと心配になる。そんな暑くならないだろうと冷房をつけていかなかったのだ。冨岡で買い物する妻より前に様子を見るために帰宅。今日はずっと1階の居間にいたようだ。ご飯もほとんど食べていたし、熱中症にはかかっていなかったようだ。
長女から孫がついに「おかあさん」と言っている画像を送られてくる。寿司を食べながら、妻が、長女がいまの孫ぐらいの時、言葉を覚え始めたときの想い出を語る。自分のことを「かんちゃん」といい、お風呂を「おふ」と言っていたという。なんとなく想い出が蘇る。

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