デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

いよいよ明日・・・

2006-01-20 23:28:53 | お仕事日誌
連日の飲み過ぎで体調もいまいちだったが、昨日はビール一缶だけということで、さわやかに、そして早く目覚める。明日からの出張の仕度をまったくしていないので、少し準備をしてから家をでる。天気予報を見たら明日は雪の予報。リムジンだとやばいかもしれない。代々木駅で成田エクスプレスの切符を購入してから出社。GWの企画で、クライアントに提出しなければならない番組紹介のチェックがFAXで入っていたので、それをまとめてメールで送る。お土産代わりのビデオをDVDにダビングしている時に歯医者から電話、予約があったのを忘れていた。ロシア語勉強中の受付のお姉さんに「ズドラストビーチェ」と言ったら大笑いされる。今日はこんどの予約はいつにしますか?を教示。
戻ってからビデオやバッテリーなど持っていくものを整理。
ロシア語のメールを何通か作成、送っておく。何も準備していないので、ちょっと早めに帰さしてもらう。帰宅してから新しく購入したトランクに荷物をつめこむ。鍵の設定して締めてあけようとしたら開かなくなりあせる。ひとつ番号がずれていたみたいだ。相変わらずである。
ということで、いよいよ明日からインド。どんな出張になるやら・・・・
29日に帰国の予定。


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中村屋のボース

2006-01-20 15:11:42 | 買った本・読んだ本
書名 「中村屋のボース インド独立運動と近代日本のアジア主義」
著者 中島岳志   出版社 白水社  出版年 2005年

以前対談ものだったある著書を読んで、小熊英二という若い思想家の存在を知って、すごい若手が出てきたものだとびっくり、また頼もしく思ったものだが、同年代の若手のかなりすごい研究者が現れたことにまずは拍手。
インドの独立運動の中心人物で、英国政府要人の暗殺容疑を受け、日本に逃亡、新宿の中村屋に匿われ、頭山満、大川周明などのアジア主義者と歩調を合わせ、日本でインド独立運動のために奔走した、ラース・ビハーリー・ボースの生涯と思想を追ったのが、この本である。現地まで赴き、インドでの彼の足跡を追い、その一生を見事に描き切るだけでなく、彼の書かれたものを丹念に追いながら、植民地政策に反対していたはずの彼が、第二次世界大戦中に、インド独立を第一義とすることにより、日本の侵した侵略戦争さえも認めるところまで、追いつめられたその思想的営為を追っている。小熊と同じように、大仏次郎賞をとったのは当然であろう。
伝記としても読みごたえがあるが、ボーズのこうした思想を追跡するなかで、頭山や大川らのアジア主義の限界とその可能性まで読み取ろうと、正面からぶちあっているのは見事であった。
学生の頃、ボースの娘さんの家を訪れ、そこで貴重な資料をもらった時の喜びを素直に書いたあとがきを読んでいたら、ほろっときてしまった。自分もそんなことがなんどもあったわけだが、まだ若い著者が、これで、自分はボースを絶対に書かなくてはならないという使命を感じたと語っているその心意気に、胸が熱くなってしまった。
文章や、その構成力も達者なものである。
満足度 5(5点満点)


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「水声通信」4号ロシアアヴァンギャルド芸術

2006-01-20 14:18:22 | 買った本・読んだ本
書名 「水声通信」4号ロシアアヴァンギャルド芸術特集号
出版社 水声社  発行年 2006年1月25日発売 定価 1000円+税

拙文「ロシアアヴァンギャルドとサーカス」も所収されているロシアアヴァンギャルド特集号。ロシアアヴァンギャルド、フォルマリズムの本を意欲的に出版している水声社が、昨年から発行している総合月刊誌の4号目。桑野隆、浦雅春、武隈喜一など国書刊行会刊「ロシアアヴァンギャルド芸術選集」で中心的メンバーだった人たちに、若手の研究家たちの論考も加えて、中味の濃い、骨太な特集となっている。この中味で1000円というのはかなりお買い得なのではないだろうか。
ロシアアヴァンギャルドは、ある意味モードになりやすい一面をもっている。しかしやはり一番大事なことは、それを支えていた精神なのではないかと思う。自分も末席で参加させてもらった「ロシアアヴァンギャルド研究会」が出来て、30年ぐらいになるが、この精神は、決して古くはなっていないのである。
本屋さんには、来週中頃から並ぶとのこと。ぜひ一度手に取ってみてもらいたい。

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「金玉娘」新装版

2006-01-20 13:55:44 | 観覧雑記帳
公演名 黒テント第57回公演 「金玉娘」新装版
作 阪口瑞穂 演出・美術 佐藤信 作曲 林光 
出演:遠藤良子 重盛二郎 畑山佳美 ほか
観覧日 2006年1月19日午後7時(2時間公演)
会場 シアターイワト 

なんとも刺激的で挑発的なタイトルである。いつもの黒テントの芝居とは一風ちがった内容にもなっている。金玉娘以外にも蛇女に、ヒゲ女なども出る見世物小屋が舞台、とりたててストーリーらしきものはない。強いていえば見世物小屋風に、さまざまなキャラクターが、自分の持ち味を見せていくといったところだろうか。金玉娘なんてものもナンセンスだが、自分が死ぬところを見せる「死にかけ」が、どんどん元気になっていくなんてのもナンセンスだし、意味をつないでいくのではなく、意味を切断していくナンセンスさが実に心地よい。ただここに出てくる見世物の芸人さんたちは、いわゆる「蛇女」、つまり偽物ではない、「金玉娘」も実際に金玉をぶら下げているという設定になっているところがミソになっている。フグ者であることを見世物にして生きる人々、さらにはそれを楽しみに群がる客がいるという大前提があるところに、この芝居の妙味があるような気がする。作家も演出家にとってみれば、見世物は、あくまでもフレームでしかないのかもしれないが、こうした見世物の構造の真相を見事に突いていた。これは見て正解だった。
意外なんていっちゃいけないかもしれないが、金玉娘を演じた女優さん遠藤良子も美しかったし、蛇女の宮地成子も色っぽかった。
舞台装置も相変わらず、イワトシアターを上手につかい、見事な舞台空間をつかっていた。
カラッとしたユーモアに拍手。
22日まで公演中。

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山本光洋ソロライブ-かかしになるために②

2006-01-20 13:36:47 | 観覧案内板
公演名 山本光洋ソロライブ planB連続公演 かかしになるために②
作・演出・出演 山本光洋
日時   2006年1月25日・26日 開演 19時半(開場19時・受付開始18時半)
会場   planB
入場料  2000円(日時指定全席自由・整理券発行)
チケット予約・問い合わせ 山本office 
      電話予約(平日10時-17時) 03-3951-1999
      FAX(24時間)          03-3951-1999
      Eメール               info@koyoworld.com
HP http://www.koyoworld.com
planB連続公演の第二回目。一回目は、トークもまじえ、肩の力を抜いてマイムする、いつものソロライブとは違う一面を見せてくれた光洋ソロ、今回も期待していいだろう。
インド行きと重なり、本番は見れないのが、とても残念。


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