2015年12月に創刊された「石巻学」は、第二号「港町シネマパラダイス」、第三号「牡鹿とくじら」、第四号「石巻にはいつも音楽があった」、第五号「石巻と文学」、第六号「海を渡った人々」と、「映画」や「くじら」、「音楽」、「文学」、「越境」を切り口に、石巻の魅力をさまざまな角度からさぐってきました。各界で活躍する人たちの力を借りながら、石巻文化の奥行きの広さと深さを発掘し続けています。
第七号では「芝居の街 石巻」と題し、石巻を芝居で盛りたてていこうとした人たちや、石巻から羽ばたいた俳優たちの姿も浮き彫りにしながら、さまざまな視点から石巻と芝居との深い関わりあいをたどっていきます。
長年石巻に根ざした演劇活動をしている三國裕子の本格評伝、石巻出身の喜劇人由利徹の喜劇を徹底分析した論考、震災後石巻に集まってきた若い演劇人の軌跡、雄勝法印神楽に魅せられた人たちのエッセイなど、芝居に魅せられた石巻の人たちの過去、そして現在、未来が展望できる一冊となりました。
「石巻学」は全国に向けて発信を続ける地域誌です。
ぜひ手にとってお読みください。