DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

阿久井、岡山に世界のベルトをもたらす(WBAフライ級ほか)

2024年02月01日 05時22分28秒 | 世界ボクシング

先月23日、エディオンアリーナ大阪で行われた試合結果です。
WBAフライ級戦:
挑戦者ユーリ 阿久井 誠悟(倉敷守安)判定3対0(119-109、117-111、116-112)王者アルテム ダラキアン(ウクライナ)

*地方ジムのハンディを負いながら、コツコツとキャリアを積んできた阿久井。22戦目にして念願の世界初挑戦に漕ぎつけました。阿久井の挑戦の受けたのは、コロナ禍や母国ウクライナの戦争の影響から、定期的な防衛戦が行い状態が長く続いているダラキアン。しかしその実力は、6年前に王座を奪取されて以来高く評価され続けています。

ハンディを負った者同士の一戦は、どちらかが確実にペースを奪うことのない拮抗した内容のラウンドが続きました。王者で変則的かつ豪快なボクシングに惑わされる事なく、自分のボクシングを貫き通す事が出来た阿久井。若干の有効打の差で判定を勝ち取ると同時に、王座奪取に成功。岡山県のジム所属の選手として、初の世界王者の座を手に入れました。

主要団体の一つで王座交代劇が起こったフライ級。下記は2024年2月1日現在の、同級のタイトルホルダーたちとなります。

WBA:ユーリ 阿久井 誠悟(倉敷守安/防衛回数0)
WBC:フリオ セサール マルティネス(メキシコ/5)
IBF:ジェシー ロドリゲス(米/0)
WBO:ジェシー ロドリゲス(米/1)
OPBF(東洋太平洋):桑原 拓(大橋/1)
WBOアジア太平洋:畑中 建人(畑中/0)
日本:飯村 樹輝弥(角海老宝石/0)

 

ーパーバンタム級戦(8回戦):
那須川 天心(帝拳)TKO3回終了 ルイス ロブレス(メキシコ)

*別の格闘技からボクシングに転向し、昨年4月にプロデビューしている那須川。これまでに2戦行い、それぞれ判定勝利を収めています。すでに日本スーパーバンタム級7位にランキングされている那須川は今回、バンタム級の世界ランカーを相手にプロ3戦目の試合を行いました。

プロ僅か3戦目とはいえ、その勝負度胸に加え一戦一戦確実に成長しています。今回は世界ランカーを相手に、どちらが格上か分からないボクシングを披露。サウスポースタイル(左構え)から放つ左パンチのボディーブローでロブレスを圧倒。メキシカンが4回開始のゴングに応じなかったため、少々不本意な試合の終わり方となってしまいましたが、この試合でもそのボクシングが進歩していることを誇示しています。

3戦目で初のKO/TKO勝利をものにした那須川。今後は階級を一つ下げ、バンタム級で上を狙っていく方針のようです。格下相手でもいいので、もう少し試合間隔を短くして貰いたいものです。。

昨日もお届けしましたが、下記は那須川が進出を目論んでいる、2024年2月1日現在のバンタム級の王者たちとなります。

WBA:井上 拓真(大橋/防衛回数0)
WBC:アレクサンドロ サンティアゴ(メキシコ/0)
IBF:エマヌエル ロドリゲス(プエルトリコ/0)
WBO:ジェイソン マロニー(豪/1)
OPBF(東洋太平洋):栗原 慶太(一力/0)
WBOアジア太平洋:西田 凌佑(六島/3)
日本:空位

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