先月23日、エディオンアリーナ大阪で行われた試合結果です。
2団体ライトフライ級戦:
王者寺地 拳四郎(BMB)判定2対0(114-112x2、113-113)挑戦者カルロス カニザレス(ベネズエラ)
*かつてWBAのレギュラー王座を保持し、日本人選手を相手にその実力を誇示してきたカニザレス。しかし、どちらかというと玄人好みのボクシングをするため、妥当な評価を得るに至っていませんでした。その地味な選手が、現在の同級で実力ナンバー1の呼び声高い寺地を大いに苦しめる事となりました。
カニザレスが好スタートを切ったこの一戦でしたが、2回に寺地が先制のダウンを奪い短期決戦すら思わせる試合展開となりつつありました。しかし3回、挑戦者がお返しのダウンを奪うと試合は激変。その後は一進一退の攻防が続いていきます。
どちらが明白なリードを奪うことなく終盤戦に突入したこの一戦。最後の2ラウンドで王者が必死にポイントを奪い試合終了。寺地が僅差の判定で王座を死守する事に成功しました。減量苦も囁かれる寺地。本人が望む他団体との王座統一戦が即実現しない場合、フライ級への転向の可能性も低くないようです。
下記は2024年2月11日現在の、ライトフライ級の王者たちとなります。
WBA:寺地 拳四郎(BMB/防衛回数3)
WBC:寺地 拳四郎(BMB/4)
IBF:エイドリアン クリエル(メキシコ/0)
WBO:ジョナサン ゴンザレス(プエルトリコ/2)
WBO(暫定):レネ サンティアゴ(プエルトリコ/0)
OPBF(東洋太平洋):ミエル ファハルド(比/0)
WBOアジア太平洋:ジェイソン バイソン(比/0)
日本:川満 俊輝(三迫/0)