今月16日、メキシコで行われた試合結果です。
IBFライトフライ級戦:
挑戦者シベナティ ノンティンガ(南ア)TKO10回44秒 王者エイドリアン クリエル(メキシコ)
*昨年11月にモナコで対戦している両雄。その時は挑戦者だったクリエルが、ノンティンガの放った左ジャブに豪快な右を合わせ一発でKO勝利。異国の地で世界のベルトを強奪しています。
3ヶ月ぶりに行われた両者による直再戦。前の試合で自信をつけたのか、24勝の内、KO勝利が僅か5つ(KO率20パーセント)のクリエルが、重々しい左右のボディーブローで前王者に迫っていきます。前回、格下と思われていた選手に足元をすくわれたノンティンガも負けじとボディーブローで反撃。しかし勢いに乗る地元の王者に後手に回される場面が目立ちます。
ポイントでもリードを許していた前王者ですが9回終了間際、左フックでメキシカンを極致に陥れます。1分間のインターバルでは回復できないほどのダメージを負ってしまったクリエル。2度、3度と南アフリカ人の強打にさらされる中、ついにストップが宣告され万事休す。年を挟んで数ヵ月、IBFライトフライ級のベルトが元の持ち主の腰に巻かれることになりました。
先月日本で行われた2団体戦に続き、激戦が行われた世界ライトフライ級。来月にはWBO内での王座統一戦が予定されています。その試合の勝者や、世界王座に返り咲いたノンティンガの雄姿を日本のリングで見てみたいものです。
下記は2024年2月25日現在の、ライトフライ級の王者たちとなります。
WBA:寺地 拳四郎(BMB/防衛回数3)
WBC:寺地 拳四郎(BMB/4)
IBF:シベナティ ノンティンガ(南ア/0)
WBO:ジョナサン ゴンザレス(プエルトリコ/2)
WBO(暫定):レネ サンティアゴ(プエルトリコ/0)
OPBF(東洋太平洋):ミエル ファハルド(比/0)
WBOアジア太平洋:ジェイソン バイソン(比/0)
日本:川満 俊輝(三迫/0)