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<学校基本調査>大卒者の23% 安定した仕事に就けず(毎日新聞)

2012年08月28日 | Weblog
8月27日の毎日新聞ニュースによると、

『今春の大学卒業者約56万人のうち、ほぼ4人に1人にあたる12万8000人余り(約23%)が安定した仕事に就いていないことが、文部科学省が27日公表した学校基本調査で分かった。
 正社員など安定した職を得たのは60%で、同省は「リーマン・ショックで落ちこんだ就職率は回復傾向にあるが、本人が望まぬ雇用形態で就職せざるをえない状況は課題」としている。
 (中略)
 正社員など雇用期間に定めのない「正規雇用」に就いたのは60%にあたる33万5295人(男子17万6025人、女子15万9270人)。このほか、大学院などへの進学13.8%(7万6884人)▽不詳・死亡1.8%(9811人)などとなっている。同省は昨年まで、「非正規」と「正規」を合わせた雇用を「就職率」として公表しており、同じ区分で見ると、今年の就職率は63.9%で、昨年より2.3ポイント改善した。
 例年5月に同省などが公表している「大学卒業生の就職率」は、就職を希望した学生を調査対象とした推計の上、「正規」「非正規」を区別しておらず今回とは違う。』

 就職率の就職の定義は「正社員」ではなかったのですね。
 それにしても60%とはあまりにも低い。労働の供給と需要のバランスが著しく崩れている状態です。今後、景気が回復してもこの数字が劇的に改善するとは思えません。
 これから就職する人は、正社員ではない働き方、生き方を模索していく必要がありそうです。