最近の気になるニュース(人事労務編)

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最近のセクハラ報道(4件)

2007年10月22日 | Weblog
①中央大講師がセクハラで解雇=女子学生に、卒業後も
10月20日の朝日新聞によると、
『中央大学は20日、女子学生へのセクハラ行為などを理由に商学部の男性専任講師(30)を懲戒解雇したと発表した。女性は卒業後も被害を受けており、今年4月に知人を介して大学側に訴えていた。
 大学によると、男性講師は2005年秋から2007年春まで、女性にセクハラ行為を続けていた。定員十数人の少人数授業を受け持ち、受講していた女性と知り合い、その後個人研究室で性的関係を持ったという。』 

②調教師からセクハラ行為、名古屋競馬の山本茜騎手が提訴
10月20日の読売新聞によると、
 名古屋競馬の山本茜騎手(24)が、所属していた厩舎(きゅうしゃ)の男性調教師(48)からセクハラ行為を受けたとして、この調教師を相手取り、550万円の損害賠償を求める訴訟を名古屋地裁に起こしていたことが20日、わかった。
 訴状などによると、山本騎手は2003年に、この調教師の厩舎に見習いとして所属。05年10月に騎手デビューしたが、これまで調教師から抱きつかれるなど、たびたびセクハラ行為を受けた。
 今年1月には、調教師の自宅に呼ばれ、全裸になった調教師に、山本騎手も服を脱ぐよう求められたこともあったという。これを拒否するなどしたことから、今年5月、厩舎の変更を余儀なくされたとしている』。

③女性教員にキス、校長を諭旨免職 大阪市教委
10月10日の産経新聞によると、
『部下の女性教員にセクシュアルハラスメント(性的いやがらせ)行為をしたとして、大阪市教委は10日、鶴見区内の市立小学校の男性校長(58)を諭旨免職処分にした。
 市教委によると、校長は9月11日午後10時半すぎに部下の女性教員と阿倍野区内の路上を歩いていた際、ビル建物の陰で女性教員を抱き寄せ、キスをするなどしたという。
 校長はこの日、メールで部下の女性教員を呼び出し、同区内の居酒屋で飲酒を伴う食事をしていた。その後の帰宅途中にセクハラ行為に及んだという。
 翌日、女性教員の様子がおかしいため、同僚教員が聞いたところ、セクハラ行為が発覚した。女性教員は以前から校長に悩み事を相談するなどしていた。校長は事実を認めたうえで「軽率な行為だった」と話しているという。
 市教委の基準では、セクハラ行為は停職または減給処分だが、今回は校長という役職だったことを重くみて諭旨免職処分にした。』

④親会社に賠償命令=NBAニックスのセクハラ裁判
10月3日の時事通信によると、
『米プロバスケットボール協会(NBA)、ニックスの元女性職員アヌカ・ブラウン・サンダースさん(44)が、アイザイア・トーマス社長(現監督兼任)からセクハラ(性的嫌がらせ)を受けたことなどを理由に訴えていた裁判で、当地の米連邦地裁は2日、チームを運営するマディソン・スクエアガーデン社の親会社のケーブルビジョン・システム社と同社社長のジェームズ・ドーラン氏に対し、賠償金計1160万ドル(約13億3400万円)の支払いを命じる裁定を下した。トーマス社長の賠償責任については陪審員の意見不一致により無効審理となった。
チームのマーケティング担当副社長を務めていたブラウンさんは2004年1月にトーマス社長のセクハラを告発。直後に不当解雇されたと主張した。同社長は一貫して無実を主張している。』