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初任給10年ぶり1000円増加 今春の新卒者 経団連調査

2007年09月04日 | Weblog
9月4日産経新聞によると、
『日本経団連が3日発表した今春新卒者の初任給調査によると、大卒事務系の平均は対前年比1354円増の20万5074円、短大卒事務系が同1041円増の17万2577円と、10年ぶりに1000円を超える伸びとなった。伸び率は大学院修了事務系で0・56%、大卒事務系で0・66%となり、前年の上昇率に比べてすべての学歴でほぼ倍増した。企業業績の回復に加え、少子化で人材確保に向けた条件の改善が進んでいる状況を浮き彫りにした。』
【平成19年度の初任給水準】
大学院修了事務系 22万3131円(0.56)
大学院修了技術系 22万4478円(0.60)
大学卒事務系   20万5074円(0.66)
大学卒技術系   20万6579円(0.58)
高専卒技術系   18万1853円(0.67)
短大卒事務系   17万2577円(0.61)
高校卒事務系   16万1273円(0.60)
高校卒現業系   16万2753円(0.61)
 ※カッコ内は前年比伸び率%
日本経団連は、今回の初任給引き上げの原因を以下のように分析しています。「優秀な学生の確保のための魅力向上に加え、企業業績の回復に伴う社員給与の引き上げが進み、これまで据えおかれていた初任給にも調整が及んだ」
景気は回復しているようですが、中小企業の初任給引き上げはまだ先のようです。