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新卒採用にも奨励金 就活支援、国が制度拡充(産経新聞)

2011年01月24日 | Weblog
1月19日の産経新聞によると、
『大学生の就職内定率(12月時点)が過去最低の68・8%となるなど深刻な事態が明らかになった18日、国は今春卒業予定でまだ内定が得られていない学生を対象にした支援策を発表した。3月に卒業が迫る学生の就職活動の“ラストスパート”を支援することで、最終的な内定率(4月1日時点)で、過去最低だった平成11年の91・1%を上回ることを目指す。

 支援策の目玉は、既卒者を採用した企業を対象に実施してきた奨励金制度の拡充だ。これまでは卒業後3年以内の既卒者を採用した企業が対象だったが、2月1日からは対象を新卒者にも拡充する。

 具体的には、学生をトライアル(体験)雇用した企業に、月10万円を最大3カ月支給。その後、採用したらさらに50万円を追加支給する。3年以内の既卒者を新卒扱いとする企業には、実際の新卒を採用した場合でも「採用拡大奨励金」の100万円が支給される。

 同制度は昨年9月にスタートして以来、すでに既卒者5900人の雇用の際に利用されている。厚生労働省は「制度の拡充で新卒者の採用にも一定の効果は見込める」と期待する。

 さらに、3月末まで全国で中小企業を中心とした就職面接会を、今後、昨年の1・5倍にあたる135回開催。東京都、大阪市、名古屋市では、土曜日にもハローワークを開設して相談に乗る。ほかにも、厚労省では昨年度からハローワークに大学の新卒者を専門的に支援する「ジョブサポーター」を設置。エントリーシートの作成や面接相談などの個別支援をしている。』