「正社員並み賠償」で決着 すかいらーく契約店長過労死
5月14日の朝日新聞によると、
『外食大手「すかいらーく」の契約社員として店長を務めていた前沢隆之さん(当時32)=埼玉県加須(かぞ)市=が過労死した問題で、前沢さんの遺族が13日、厚生労働省で記者会見し、同社との団体交渉が決着したと発表した。会社側が、正社員の年収をもとに算出した損害賠償を遺族に支払うことなどで合意した。支援した労組は「非正規労働者の過労死問題の解決として画期的だ」としている。
前沢さんは06年3月から「すかいらーく栗橋店」(埼玉県栗橋町)の店長を務めた。1年契約を更新する非正規の「契約店長」だったが、残業が月200時間を超えるなど長時間労働が続き、07年10月に脳出血で死亡。春日部労働基準監督署は08年6月に過労死と認定した。遺族は全国一般東京東部労組の支援を受け、会社に謝罪などを求めて団体交渉してきた。
合意文書では、会社が安全配慮義務違反を認め「深く謝罪する」とした上で、長時間労働を抑制する仕組みづくりなど、再発防止を約束した。
これに加え、未払いだった残業代122万円の支払いと、慰謝料などの損害賠償(金額は非公表)でも合意した。前沢さんの年収は約360万円だったが、入社2年目の正社員平均(約450万円)を基準に賠償額を算出した。すかいらーくは「店長として正社員並みの重責を担っていたことなどを考慮した」と説明している。 』
5月14日の朝日新聞によると、
『外食大手「すかいらーく」の契約社員として店長を務めていた前沢隆之さん(当時32)=埼玉県加須(かぞ)市=が過労死した問題で、前沢さんの遺族が13日、厚生労働省で記者会見し、同社との団体交渉が決着したと発表した。会社側が、正社員の年収をもとに算出した損害賠償を遺族に支払うことなどで合意した。支援した労組は「非正規労働者の過労死問題の解決として画期的だ」としている。
前沢さんは06年3月から「すかいらーく栗橋店」(埼玉県栗橋町)の店長を務めた。1年契約を更新する非正規の「契約店長」だったが、残業が月200時間を超えるなど長時間労働が続き、07年10月に脳出血で死亡。春日部労働基準監督署は08年6月に過労死と認定した。遺族は全国一般東京東部労組の支援を受け、会社に謝罪などを求めて団体交渉してきた。
合意文書では、会社が安全配慮義務違反を認め「深く謝罪する」とした上で、長時間労働を抑制する仕組みづくりなど、再発防止を約束した。
これに加え、未払いだった残業代122万円の支払いと、慰謝料などの損害賠償(金額は非公表)でも合意した。前沢さんの年収は約360万円だったが、入社2年目の正社員平均(約450万円)を基準に賠償額を算出した。すかいらーくは「店長として正社員並みの重責を担っていたことなどを考慮した」と説明している。 』