キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

40年前、ホヤを初めて食べた

2024年07月12日 | Weblog
昨夜は思いがけずホヤを調理してベることになり、夕方からビール、酒、焼酎、ジン、カンパリと飲んだ後に、更に酒を重ねたものだからすっかり飲み過ぎてしまった。
飲み過ぎは珍しいことじゃないけど、今朝5時前に目が覚め、雨戸をあけて風を入れて起き出してみると、二日酔いもなく割と快調だ。
室内の温度計を観ると26℃+で、涼しかったせいなのかもしれない。

ホヤとの出会いは、40年位前のことだ。
東北地区の担当になり、盛岡、八戸、青森、山形、秋田と周り、最後に仙台から帰ろうとしたら、特急の時間まで数時間あり、仙台駅前の割烹料理屋に入り、酒を飲んで時間をつぶした時のことだった。
カウンターの隣の客が、柿に似たものを肴にしているので、板前にあれなんですかと聞いたら、ホヤと云われ、とりあえず頼んでみたのだ。
苦みがあってフルーティーで今までに食べたことが無い味だった。

未だ仙台駅が建て直す前のことで、駅前から一本裏道に入ったところは、今はソープランドと呼ばれるが、当時はトルコと呼ばれる風俗店などもあり暗かった。
今、そこらあたりは開発されて大きな商業ビルになっていて明るい。
だが、町の印影というのが無くなり、薄っぺらい感じになった。
どこもかしこも明るくなってしまうと、人間いつも明るいわけじゃないから、逃げ込む場所が無くなり、町の慰安の機能が失われ居たたまれなくなる。

ホヤを食べた割烹料理屋は、明と暗の境界にあり、ホヤもマージナルな食い物に感じている。

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