鹿島茂さんの「乳房とサルトル」に拠れば、南部イタリアでは排水干拓事業のためムッソリー二の評判は高く、好意的にみられているとのことですが、南部の低湿地帯の排水事業により、マラリアを減滅させたことは公衆衛生上大きな成果だったようです。
先日、ラッツィオのメーカーを訪れましたが、かつてムッソリーニの排水事業が行なわれ、湿地帯であったところが葡萄畑に生まれ変わり、そこからワインが生産されておりました。ローマ市内のレストランで食事をするために、バスでホテルから移動した折、かつてムッソリーニが演説をしたバルコニーの前を通過しましたが、そのことを紹介してくれた生産者の口ぶりからも、どちらかといえば好意的な印象を受けました。
以前中央公論新書でムッソリーニを読んだ事がありますが、内容はほぼ全て失念し、覚えていることは、結構な色男であったという事だけです。書棚のどこかにあるはずなので、せっかくの機会、再読しなければいけませんね。
久し振りの横浜は、どんよりした雨もよいのお天気、梅雨真っ盛りです。
我がイナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます
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