キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

新幹線ひかり寿司

2008年05月14日 | Weblog
同じ書物からのお話になるのですが、嵐山光三郎「素人包丁記3」に“移動しながら食べる愉しさ、走る飲食”について書かれたものがあるのですが、自転車で飲む盗んだ牛乳に痺れ、リヤカーに夕食をちゃぶ台ごと乗せて食べた刺激、バスの車中での飲食、タクシーの中で飲むビール、飛行機の機内で飲むシャンパーニュの晴れがましに加えて新幹線の中での飲食の話が出てきます。

私は新幹線で飲んだ赤ワインの悦楽を書きましたが、嵐山さんの新幹線の使い方は卓越していて、寿司カウンターを車両一両分の長さ作り、東京の一流店の一流の寿司職人を20人くらいカウンターに入れての営業です。世界に寿司が冠たる日本料理として認められた今、これは忙しい海外からのビジネスマンのためにも移動中に寿司が食えたどんなにか喜ばれ、ぜひ実行していただきたいものです。寿司と共に輸出好調な清酒も寿司に合う銘柄を20種類くらいサーヴして、清酒のアピールも同時にしたら良いと思います。

何しろその寿司の速さといったらクルーンが投げる白球の161キロを優に上回るのです。落ちる寿司は無いものの、新幹線ひかり寿司では、箸が使えない海外の人のためにフォークを添えておく事くらいのサービスはしてくれるでしょう。

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