



智子はパニック障害の治療に専念するため仕事を辞めることにした。一緒に暮らす哲ちゃんと共に都心から離れて始めた新生活。細かな不安を抱えながらも、何気なく過ごしていく日常が、智子をやさしく癒してくれる。そんなつましい生活を続けるうちに、薬を手放せなかった日々がだんだんと遠いものへとなっていく―。ひたむきで一生懸命な「疲れた心」に響く一作。

もうすぐ終わるって所で 「人生は予測不可能」
そう、だからやっかいで、面白くて、不思議で、やんなっちゃう。
予測できたら、安心だけれど、きっと面白くもなんともない。
毎日まいにち ギョッ!

ギョッ!がたくさん詰まっている。面白いギョッ!は哲ちゃんの別れた奥さんが現れて、スタバで言い争いをする場面。
なんでこの人こんな時にこんな場所ってどこだか知りませんが、現れてそんなことを言うのでしょう?変な人っ!
智子よ、バシッとやっちまいな!なんて読んでいた。
なかなかいいところに住まいを見つけて、束の間の先生になって、仔猫が来て・・・よかったよかった。
お仕事始めるの?・・・必要とされているって事は・・・どうかな?なんて読み終わった。





「いままでで一番多く足を踏み入れた店は本屋、次がスーパーマーケット、三番めは居酒屋だと思う。なんだか彩りに欠ける人生ではある」。春夏秋冬、いつでもどこでも本を読む。居酒屋のカウンターで雨蛙と遭遇したかと思えば、ふらりとでかけた川岸で、釣竿の番を頼まれもする。まごまごしつつも発見と喜びにみちた明け暮れを綴る、深呼吸のようにゆったりとしたエッセイ集。

「のし」で泳いだ・・・そうです。のしです。プールではなくて海だったけれど・・・浮き輪をはずしていちばんに覚えた泳ぎが「のし」だった。私は矯正されるまでもともと左利きだった。だから泳ぎで息継ぎも左向き、高飛びや幅跳びもみんなと逆の少数派だった。で、泳ぎの息継ぎは どうも! と顔を見合わせていた。「のし」だとへらへらしながら並んで泳いでいた。こんなところで「のし」にお会いするなんて・・・

海のない所で海の匂いを感じたり、ベタベタスパナポ好き。
後半、たくさん本の話が出てきます。
大女・・・? ほんとだ・・・大女だね。
ゆっくりさよならをとなえる・・・ものすごく大切な・・・そんな時






古書店『無窮堂』の若き当主、真志喜とその友人で同じ業界に身を置く瀬名垣。二人は幼い頃から、密かな罪の意識をずっと共有してきた―。瀬名垣の父親は「せどり屋」とよばれる古書界の嫌われ者だったが、その才能を見抜いた真志喜の祖父に目をかけられたことで、幼い二人は兄弟のように育ったのだ。しかし、ある夏の午後起きた事件によって、二人の関係は大きく変っていき…。透明な硝子の文体に包まれた濃密な感情。月光の中で一瞬魅せる、魚の跳躍のようなきらめきを映し出した物語。


距離感も不思議とひかれ、ちょっとだけうらやましくも思った自分に驚いた。親友とも違うのよ。
「月光の中で一瞬魅せる、魚の跳躍のようなきらめきを映し出した物語」なるほど・・・幽玄って言葉が出てくるけれど・・・そうだね。
古書店の仕組みが少しわかった。神保町散策も今までとはちと違ってくるでしょ。”ふさわしい人の手に渡るまで、預かっているだけ・・・”
働き人が、自分の持っている本は高く売れるから売るときは〇〇に連絡して来てもらうといい。えー・・・そんな事言わないで・・・
今のうちに処分して!なんて言っております。冷たいんだわ私。
巻末の「月魚によせて」
たった5ページだけれど、とても美しい。書いているのは あさのあつこさん


フォンタンカ川・・・このずっとずっと先にホテルがあります。遠すぎて見えません。














モスクワ駅の時計は8時37分くらいをさしていました。ネフスキー大通りを戻り、フォンタンカ川に沿ってを南西にホテルまで戻ります。
途中で犬がお座りしていて首からバケツをぶら下げていた。よくみるとお行儀よくそろえた前足の前にもバケツがおいてあるから、なんだろう?と覗いたのだけれど何も入ってはいませんでした。が・・・向かいにいた人が近付いてきたから、とっとと去りました。
どうやらお金を入れてください。ってことらしく、うっかり写真を撮らずによかった~・・・な、ワンコでした。
画像のスフィンクスみたいね?は、エジプト橋のスフィンクスですって。お時間は9時半過ぎています。
明るいからっていい気になっていると・・・夜です。真っ暗になっちゃったからホテルはすぐそこって所にいるはずなのに、道に迷った。

やっぱりホテルには10時頃に着いたようです。





なぜ「シュワルツェネッガー」の「ェ」は発音されないのか、眠れぬ夜の「ひとり尻取り」、屈辱と野望の幼年時代――奇妙でせつない日常を強烈なユーモアで綴る、名翻訳家初のエッセイ。

やたら面白い



ポジティブ・シンキングの話・・・そうかも知れない。無理は禁物ってこと!?
住みたいと思った所は消防署の”訓練塔”・・・ま、まさか・・・

小田急線の話は最高っ!キテレツさん達ね。いいなぁ~こんなキテレツいたら!それなりにキテレツはみているけれど、これほどでは・・・
夏になると汗をかきます・・・スーッと通るとホームにいる人がウェーブのように、わきの下を嗅ぐしぐさをする。あれは治るのですよね?
むか~し昔・・・OLの頃、朝、電車を待って友達とおしゃべりしていたら、女がツツツと寄ってきていきなり私のブーツを思い切り蹴飛ばした。

友達は、〇ちゃん間違えられたんだよ。誰かに似ていたのよ。ほら、世の中にはそっくりな人が3人いるっていうから。。。という事を初めて聞いたのはこのとき。
線路に突き落とされなくて良かったね、と言ってすぐに、ありえないか あの女じゃ動かせない

あんな女だから捨てられたんだ!と、もしかして私達が気に障ることをしていたのかなんてことは、ちーっとも思わないで、勝手な事を言っていた・・・なんてのを思い出した。
私の事はどうでもいいのです。と言っといて、思い出したから・・・書いた。






最終日の夕食はこちらの街のレストランで・・・










夕食後解散し、サンクトペテルブルグの目抜き通り、ネフスキー大通りを東へ歩いて、モスクワ駅まで行ってみました。
モスクワ駅はモスクワではなくサンクトペテルブルグにある駅で、モスクワ方面の列車が発着することに由来するそうです。
サンクトペテルブルクにある5つのターミナル駅の1つで、ペトロザヴォーツクから乗ってきた列車はこの駅ではなく、その5つのうちのまた別のひとつのターミナル駅に着きましたね。
建物は1851年にネオルネッサンス様式で建設されたそうです。
大きな駅でどこから駅に入るのか・・・? 旅行鞄を引っ張っている人にくっついて行ったら入れました。





思わぬトラブルに巻き込まれ、火事によって住まいを失くした雫石は、占い師・楓の留守宅に住み込み、働き始める。しかし、退屈も人の権利と言いたげな都会暮らしに慣れるにつれ、山で身につけた力は鈍るばかり。心は不安にふるえる。一方、離婚した真一郎は、あらためて雫石に寄り添い、再出発の途を探るのだった。懐かしい魂の輝きはどこにあるのだろう。『王国』第2部。

サボテンのお話・・・人間だって・・・
「サボテンは、保護しすぎてもかまいすぎてもそれを重く感じます。自分の感情をぐっと色濃く出すと、サボテンにはそれは害になります。」
マルタ島からのお手紙・・・祖母より がとてもいい。いいおばあちゃんなのよね。
王国その1 より落ち着いている。とても丁寧に雫石が話しているから、大切に読んだ。
ちくわぶを知らない? そうですか・・・2日目が美味しいの、味がしみて。





仕事も名前も年齢も、なんにも持っていない自分に会いにゆこう。ロシアでは国境の巨人職員に怒鳴られながら激しい尿意に耐え、マレーシアでは釣りに行くのに12時間以上も地元の友達と飲みながら待たされ、キューバでは命そのもののように人々の体にしみついた音楽とリズムに驚かされる。明日にでも旅に出たくなるエピソード満載!五感と思考をフル活動させ、世界中を歩き回る旅を、臨場感たっぷりに描く傑作エッセイ集。

ロシアではそうそう、そうなの! オーストラリアのカールさんは今! バリでは、はぁっ!? フィレンツェのラ・スペーコラ博物館に、へぇー! ベトナムのRさん! 台湾はそうそう親切! 上海はやっぱりそうなんだ!
と、まぁいちいち反応して、行った事のない国のお話も楽しめました。
若い頃バックパッカーだったって人周りにいないから・・・と、書いて思い出したのは、ロシアの旅の添乗員さんがやっていたって話をしていたっけ・・・
カバー写真が







小学校になじめない帆奈と高校を中退した元・引きこもりのトムおじさん。生きづらさを抱える二人は、懐かしい建物が集まる「明治たてもの村」で一緒に暮らし始める。帆奈の成長と共に起こる小さな事件の数々。ゆるやかに流れる時間が二人を少しずつ変えてゆく。

姪の帆奈はハンナ。お父さんがイギリス人のハーフ。 とても綺麗な女性になり・・・このお話を語っているのはその帆奈
親に捨てられた子ども達の施設で育った恭介が、施設のママさんから言われたことを帆奈に告げる。
「ママさんはさ、子供は明るくなるのが仕事なんだって。大人は優しくなるのが仕事だって。子供はわがままや不満を泣いたり叫んだりしてぜんぶ外に出して明るくなって、それをすくい取って優しくなっていかなきゃならないのが大人なんだってさ」
そして・・・帆奈と恭介は・・・
いいお話だ~と読んで、最後の 「それからの旅、これからの旅」 に、ぎゅっと詰まっていた。
解説の吉田伸子さんが、帆奈の祖父母が学校に告げた言葉に対し・・・
”「自主休校」している子どもたちのために切った、小路さんの啖呵だと私は思う。現実ではこんなふうにはいかないかもしれないから、だから、せめて物語の中で、彼らを守ってあげたかったのだと。” 書かれています。
以前行った事のある

















宮殿の中はどこをどう歩いているのかわからず、ひたすら皆様にくっついて歩いた。




何なんだーこの写真の量は・・・


わーすっごーい!ピカピカー おーきっれーい! 説明聞いて・・・へぇーこれがですか~・・・すてきぃーすばらしいですねー美しーい!
こんなことばかり言っていた記憶あり。
これでこの日の見学はおしまいです。街のレストランでお食事してバスでホテルに帰ります。と言いたいところ・・・ホテルまであちこち見ながら帰る人はバスに乗らずに解散!
ってことで、解散組! これを書きながら、もういいんじゃない?ホテルに帰ればぁーと、思いました。
ホテルに戻ったのはたぶん10時近く・・・記憶が・・・

白夜の名残があったからいい気になってお散歩していたみたい。
いろいろとバラバラ書いておりますが、カテゴリーでまとまっているからいいでしょう。

明日帰るんでしたね ・・・







おおむね楽しい、ちょっぴりさみしい。からだ半分、ずれている。カワカミさんの、5分の4はホントの、日々のアレコレ。

ほぼ食いついたけれど
年頭の初出勤に、ものすごく興奮している車掌に・・・
電車に乗っていると車掌さんの、プンッとマイクを入れる音が聞けたときは、ん?と注目することにしている。だいたい数少ない女性の車掌さんはそつなくこなすから面白くもなんともないけれど、若い男性の声の時は、何を言うか?と、ちこっと楽しみ。
だって、駅間違えたりするんだもん。一瞬、え?逆乗っちゃった?とか、あらやだ乗り越しちゃった?なんてことだって、運がよければ、たま~に聞くことが出来る。
蚊のなくような小声でぼそぼそ、それだったら言わなくてもいんじゃない?なんて日だったある。
時には、世話好きの車掌さんがいらして、忘れ物の点検、外の景色、車内の不審物などなど・・・極めつけは夏の暑い日、車内に比べると外は暑いから降りる人はハンカチのご用意をしたらいかがか?なんていうような事ことを言った時は、本当にハンカチを出している人が何人かいたので楽しかった。とっても素直って、私もその一人でしたわ。
なんとなく聞いている人は同じ行動をとることもあるから、それを見ていて楽しむことだってできる。
読んでいて楽しい。基本作家は飲んべい?エッセイを読むとたいがい酒の話がでている。
あとがきに、椰子・椰子は嘘日記、本書は本当日記 五分の四くらいは・・・
第二弾、三段があるようで・・・






どんなときでも同じようにおいしかった。だから、何よりレシピに忠実につくることが大切なんです。

イラストがとても




失業中でプラプラして安藤さんのお店に毎日のように通っていたから・・・ちょっと変な誘い方だったけれど、一緒に働きませんかぁ~って所から、お話は始まります。
呑気のお話・・・「ノンキは漢字で呑気と書くけれど、まわりの人が勢い込んで大きな声をあげたり、鋭いナイフのようなものを突きつけても、当人はさらりと相手の気迫を呑みこんで、何くわぬ顔であくびなどしている。そのうちナイフの方が馬鹿馬鹿しくなってきて、いつのまにか玩具のナイフになってしまう」
失業中なのに映画館に行き過ぎでしょ!あのおばあ様はあの女優さんだと思っていたら、当たった・・・「本当に何もない家でしょう?わたしはね、食べることと、お昼寝と、本を読むことだけ。その他には何もいらないの」


名なしスープの作り方つき と言っても、名なしスープを知らないと・・・
ハートウォーミングなお話 ふ~わふわ 静かだぁ~





鏡とぐー子は滞納の謎を追って鏡の地元でもある栃木へ出張する。そこでは…鏡のプライベートも明かされる前代未聞の税務署エンターテインメント第三弾。

妙に餃子の話が残っている。そんなに必死なのか?浜松に負けて悔しいのかっ!
「宇都宮がなぜ餃子の街になったかという、タクシー運転手さんによる独断と地元民ならではのブラックな話題で一色になった。なんでも餃子の街などと言い出したのは地元の議員で、観光客用の店はみんなそいつの親族が経営しているチェーン店だから行ったらだめだよ、うまくもなんともないよ、・・・」
そういうこと?・・・だから美味しくなかったんだ。なんで美味しくないのに宇都宮餃子と騒ぐのか不思議だったけれど、そういうことだったのね。わっかりました。と言っといて・・・ハオチャオズの餃子が美味しいから、わざわざ宇都宮まで食べには行かない。野田のホワイト餃子も美味しいの。
と、本題から大幅にずれておりますが、今回も楽しませていただきました。
グー子のお洋服のセンスが良くおなりになっているようで、よござんした。ひとりで頑張って徴収のお仕事していましたね。
道路の上に架かっている橋・・・絵になる。あの川にいた魚や流れていた物がどこに行ったのか気になるのね。
大変なお仕事です。。。国家公務員の職務上守秘義務 まぁそうでしょうけれど、生活保護費の不正受給は匿名でチクッちゃったらどうでしょう?~・・・と、思いきや・・・ちょっと感動。
そういえばもう一冊出ていましたっけね・・・







両親の離婚時に独立を宣言した姉と二人で暮らすようになつて三年。高三になった菜生は、大学への推薦決定後、学校をさぼりがちになっていた。そのうち、短大を出て働いている姉までなぜか会社を仮病で休むようになり―青春の一時期に抱く感覚を、こまやかに切り取った物語。

だら~り婚約者をかわしていたのに、たぶん初恋の相手の透樹を追って西安へ行く素早さ。
フニクラ・フニクラ・・・ 姉妹の妹がかたっているのよね・・・ 羽の音は骨か・・・
何もかも放っぽり出してってのはわかる。そういう時期ってあった。大昔に・・・そして、やった記憶がある。
指輪、貰っておけばよかったのに・・・粋狂な事を言ってみる。
