▼何度も繰り返される、道知事選の野党惨敗劇。敗因は候補選びの遅さだと指摘されながら、今回も後2ヶ月程に迫ったが、候補を絞れない。ということは、野党執行部の選挙体制が崩壊しているということに違いない。
▼勝てる候補(立憲民主の逢坂誠二)がいるのに、それを立候補させることができないというのが、何よりの証拠だ。
野党は執行部体制を解体し、新たな戦隊を組み直さなければ、もはや自民に利する選挙を行う、隠れ自民党支持の政党と言われるだろう。
▼吉川農水相道連会長や長谷川岳副会長ら、自民党道執行部が推薦するのが、夕張市長鈴木直道だ。だが身内から造反が出る。
▼鈴木は若いので、国土交通省道局長・和泉昌裕を推薦するのが、商工会議所会頭らの経済団体だ。「鈴木で決まっても応援はできない」との強硬発言だ。
▼自民分裂と見せかけ、実は自民党が一番適切な知事候補を選んでいるという、強烈なメッセージを道民に発しているのだ。そこには、野党は負ける候補を“しかたなく擁立”するという「敗北宣言」をイメージさせる狙いがある
。
▼自民党嫌いの私でさえも、今回の知事選は拒否したいと、思っている。すでに、道知事選の選挙は行われているからだ。あるのは「鈴木VS和泉」の戦いだ。
▼その理由は、知事を選ぶのに自民党が一生懸命に努力し、野党は何もできないでいるからだ。野党は無理やり出馬させたとしても、すぐに落馬が予想される候補だからだ。
▼自民候補の一本化は、首相官邸が決定するだろう。吉川農水相はアベ陣営の大臣だし、これからのTPP問題のサンドバック役で抜擢されているので、そのラインは強いというのが私の予想だからだ。
▼国威発揚のパフォーマンスが、最大に発揮される次期五輪。アベ総理が悲願とする、憲法改正の絶好のチャンスが訪れようとしている。
▼こんな時代に、こんなレベルの北海道の野党では、もはや解体したほうがいい。将棋で言えば、沖縄と北海道の駒は、絶対死守しなければならないからだ。
▼今回はただの知事選ではない。日本が平和であるための重要な北海道知事選なのだ。沖縄県民や野党勢力はそれを理解したので、玉城知事が勝利した。北海道野党にはその決意が希薄なのだ。
▼永田町では、解体屋が動き出したようだ。最後の大仕事に出る意気込みだ。野党ばかりではなく、自公民もすべて解体になるのかもしれない。
▼小沢イチローという政治家は【戦後レジウムの解体】を行うために、十分にエネルギーを蓄えていたのかもしれない。野球のイチロ-は終焉に近づいているが、今度は政治家のイチロ-がCMに登場するような気がしてきた。
▼強性ドリンク【ユンケル皇帝】だ。ガンバレ日本?!