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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
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徴用工問題はアベ総理の祖父が関与!

2019年01月12日 07時05分35秒 | えいこう語る

▼徴用工問題は、戦時中に日本に徴用され、過酷な労働を強いられた非人道的問題だ。炭坑やダム建設現場での「たこ部屋生活」の事実を、韓国は絶対忘れないだろう。

▼いじめた方は時が過ぎれば忘れるが、いじめられた方は決して忘れないからだ。『韓国と日本が同じ「歴史認識」を共有できるわけがない。加害者と被害者の「共通認識」などありえない』というのは、塩野七生著「日本人へ・リーダー篇」の中にある。

▼この本の冒頭には「人間ならば誰にでも現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は、見たいと思う現実しか見ていない」という、ユリウス・カエサルの言葉を載せている。

▼解決済みだと思っているのは、日本だけのようだ。だが、日米韓は軍事訓練を合同で行っている「トモダチ」だ。韓国が訴えるこの問題の真意は一体何だろうか。

▼大森実著「戦後秘密史・赤旗とGHQ」を読み返していたらこんな記述に出くわした。A級戦犯で釈放され、後に首相となり、日米安保改正を行った人物が岸信介だ。アベ総理の祖父でもある。

▼岸は1936年(昭和11)農工省から、満州国総務司長に勤務し辣腕をふるっている。その時の関東軍参謀長が東条英機だ。1941年(昭和16)には、東条内閣で商工大臣を務めている。

▼戦局もあわただしくなり、石炭や電力の需要が高まると、岸の発案で【ウサギ狩り作戦】が展開され、中国や朝鮮から強制的に労働力を確保した。言語に絶する非人道的な扱いは「歴史事実」だ。

▼北海道の炭鉱や長野県のダム現場で働かされた人たちが、終戦後、労働条件の改善のため暴徒と化した。これが戦後日本における、労働争議の始まりだといわれている。

▼この岸による【ウサギ狩り作戦】が、徴用工問題の核心ともいえるのだと思うが、メディアはアベ総理に忖度して、報道しないのだろうか。

▼韓国の新聞なら【アベ総理の祖父が起こした非人道的問題】として、報道されていやしないだろうか。つまりこの問題は、アベ政権の命取りにもなりかねない問題のようだ。

▼もしこのことを、日本の新聞各社が大きく報道すれば、憲法改正などもっての他で、アベ政権は国民の信頼を失ってしまう。徴用工問題も従軍慰安婦問題も、兄貴分のトランプ大統領に頼むより方法はない。

▼アベ政権の「対米従属」ぶりはますます激しくなり、米国にすべてイニシアチブをとられ、その挙句「中米貿易戦争」の、米国の負の肩代わりをせざるを得なくなる。

▼そうなれば、アベ政権は終わりだ。動悸息切れの状態のアベ総理、体調を整えるため得意の外遊に出かけた。外遊しながらも政権維持に頭を抱えているに違いない。

▼どうやらアベ総理には寒気が襲ってきているようだ。追い打ちをかけるように、外遊先の英国で日立の原発建設が頓挫してしまった。

▼【徴用工問題と岸信介】。このことが事実なら、独裁とと呼ばれるアベ総理は、祖父が発案した「歴史事実」により、孫が責任を負わされることになるだろう。

▼私たち日本人は「日本近代史」を、正しく学ばされなかったのではないだろうか。「歴史事実」を韓国と日本が、正確に共有しないままの「徴用工問題」は、今後ますます解決不能なものにしていくに違いない。

▼我が国は「自虐史観」に陥っているという、人たちがいる。「自虐」なんて、そんなに自分の国を卑下などはしていない。武士道の国なら、むしろ【自省史観】が必要ではないか。

▼日韓両国のバラバラな「歴史認識」の中で、自衛隊を軍隊とする【憲法改正】など、おこなってはならないような気がするが。