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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

沖縄は「日本国憲法」の人身御供

2019年01月18日 13時13分58秒 | えいこう語る

▼日本国憲法第9条は「陸・海・空軍は保持せず国の交戦権は認めない」とし「戦争放棄」を掲げた。だが、他国からの攻撃に対処するため、1951年サンフランシスコ講和条約第3条で「沖縄を合衆国唯一の施政権者とし、いかなる提案にも同意する」とした。

▼沖縄は薩摩藩が占領した、日本のはるか南の島だ。9条の下、我が国の安全保障のため【核の傘下】に入ることで、沖縄を「人身御供」としたのだ。さらに本土復帰では「核付き」の返還を政府は希望していたのだ。・・・(大江健三郎著沖縄ノート参照)

▼さらに付け加えておきたい。太平洋戦争中に、慶良間列島で700人を数える老幼者の集団自決。日本軍がこれから米軍との長期戦に入るため、住民は部隊の行動を妨げないために、または食料を部隊に提供するため、潔く自決せよという命令が発せられたためという。

▼2019年、日本政府は辺野古に米軍の新基地を提供するため、県民の意思を踏みにじり、サンゴ礁の海の埋め立てを始めている。さらに、憲法改正し「9条の放棄」を掲げ、軍備増強に踏み出している。これって【大日本帝国への回帰】ということではないか?。

▼台湾も朝鮮半島も我が国の支配下から独立した。沖縄も独立以外、基本的人権は守られないのではないか。辺野古埋め立て反対の県民投票が行われるというが、参加しない自治体も出ているという。投票は公平でなければならと思うが、与党の勢力が強い議会は、投票予算を確保しないという。

▼アベ総理は、沖縄県民に寄り添っているという。だが寄り添っているのは米国だ。沖縄は日本国憲法適用外地域なのだ。沖縄の憲法は「日米地位協定」なのだろう。

▼沖縄戦で、北海道の兵士が1万人も犠牲になった。そのことを知っている道民は少ない。今後、ロシアの軍事脅威を煽り、北海道の基地化はますます増強されるだろう。

▼南の島沖縄、北の蝦夷地。中央集権国家の日本から見れば、離島なのだろう。この離島には共通点はたくさんある。南には玉城知事。北には逢坂知事。私はこの地方の二大勢力が、日本を変えていく原動力になるのではないかと考えている。

▼だから北海道知事は逢坂誠二でなければならないのだ。「中央(立憲民主党)が自分を必要としているという理由を、道民は理解しないのだ。道民が選んだのが逢坂誠二だ。不出馬とは、戦線を離脱する「非道民」のことだ。」と私は毎日夢で叫んでいる。

▼「本土の日本人として自分を考える時、ほかならぬ自分が沖縄に住む人間を、狂気に追いやりかねないことをしているのではないか、という疑いに取りつかれて暗然となる」とは、大江健三郎氏の談だ。

▼「日本国憲法」を熟知していないまま憲法を変え、辺野古の新基地を提供すれば、沖縄は永久に米軍基地と化するだろう。沖縄戦の時「集団自決」という「狂人化」させられた沖縄県民に、さらに重い精神障害を、背負わさすことになりはしないか。

▼「ただひたすら、日本人としての奉公の念を抱きつつ・・・沖縄島はこの戦闘の結果と運命を共にして、草木の一本も残らないほどの焦土と化そうとしている。」というのは、太田実海軍中将の自決前の最後の電文だ。

▼アベ総理に告ぐ!。
【沖縄県民斯ク戦エリ 県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ】。
今朝はこんな大きな声を出し、目が覚めたのだ。