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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

文学部VS法学部

2011年03月26日 11時24分08秒 | えいこう語る
昨夜、函館市民会館で、函館市長選立候補者の公開討論会があった。
司会はNPO法人リンカーンフォーラムが務める。
公平を保つための一定のルールに基づき、矢継ぎ早に候補者に質問を浴びせ、1~2分ぐらいの手短な回答を求め、2時間の討論を高めていくものだ。
本人の資質が浮き彫りにされる討論会になった。
さて私の率直な感想である。
候補者に共通しているのは、1949年生まれ(学年が違う)団塊世代である。
高校は函館市内の有名進学校、大学は違うが現市長は文学部出身、対立候補は法学部出身である。卒業後、共に旧亀田市役所に採用され、後に函館市と合併し、長い間同じ釜の飯をいただいき、お互い副市長経験者である。
高校の先輩・後輩であり、将来を嘱望され共に競い合った仲であろう。
東日本大震災後、日本の仕組みが大幅に変化する時期である。
ここは「函館大連立構想」で、二人が手をとり函館の将来を考え、牽引してほしかった。
まもなく新幹線の開通が見込まれる函館には、二人の能力は欠くことの出来ない存在であろう。政策課題は山積みである、役所内部の政権抗争では「日本一魅力あるまち」には程遠い。
文学部の柔軟さと法学部の堅実さ、函館の将来にはそんなしっかりした体制が、求められているのではないかと考えるからである。
「代は21世紀である。今こそ開港都市、函館のパイオニア精神を、発揮しなければなりません。今、日本は、未曾有の大災害に見舞われました。私はここで、函館市民に、もっと楽な生活をさせてあげる、と約束は出来ません。皆さん、私たちの先人は、何度も街を廃墟にした大火、そして幾多の困難を乗り越え、今の誇りある函館を築き上げてきました。今、全国民が、新しい日本を築くため、試練に立たされています。私たち函館市民も、共にその試練に立ち向かって、いこうではありませんか。
市民による、市民のための、市民の政治を目指し、共に知恵を出し、汗を流し、函館の輝かしい未来を、築き上げていこうじゃありませんか」
・・・と、市民会館の大舞台で、演説をしている夢を見てしまった。
昨夜は冬に逆戻りし、雪掻きの朝になった。