今回のお気に入りは、原色図譜エンレイソウ属植物です。
昨年2月、新聞に「新・原色図譜エンレイソウ属植物」という図鑑が完成したことが報じられました。
1987年に発行された「原色図譜エンレイソウ属植物」に写真や生育資料を追加したもので価格は30,800円。
商品説明に目を惹く一文がありました。
=====
イラストにおいては植物画としての美しさはもちろんであるが,何より生態学者の目を通してのエンレイソウ属植物たちの描写が圧巻である。
=====
これこれ!
こういう科学と芸術が両立した植物画が大のお気に入りなのです。
とても高価なので新版はあきらめるとして、初版の「原色図譜エンレイソウ属植物」でも購入できないかと思い、価格を調べたところ、こちらも12000円と高価。
結局はどちらもあきらめて同じ著者の「画文集 北ぐにの花暦」を購入して110枚の植物画を満喫しました。
ここまでが昨年のお話。
先日、ネットオークションで初版の「原色図譜エンレイソウ属植物」が2割ほど安い価格で出品されていました。
商品写真から裁断済みのようです。
裁断済みなら安いのは当然。
念のため出品者に質問すると「裁断というよりは製本されない仕様と思われる 」との回答。
??
この出品者は13000点を超える取引で評価が驚異の100%という超優良店。
裁断ではないというプロの目を信じるしかありません。
なお他の古書店で出品している「原色図譜エンレイソウ属植物」は一般的な書籍と同様しっかり製本されています。
どういうことでしょうか?
もしかしたら、一般的に発行されたものではなく制作時のサンプルなのかも?
もしそれなら一般人が目にすることがない珍しいものです。
逆に興味を持ち、購入することに決めました。
あとは現物が届いてから判断するだけ。
届いたのはハードカバー書籍用のカバー紙と本文全ページのみ。
糊付け製本されずバラバラ。
どういうものか考えつつ観察を続けました。
カバー紙にヒントがありました。
折り返した内側に色校正用の印刷がなされ、校正日付、校正者氏名が記されています。
これはまさに完成直前のチェックサンプル。
こういうものを初めて目にしました。
さらに本書発行から4年後の日付と札幌グランドホテルで著者からいただいたという書き込みがありました。
おそらく本書は図鑑の植物画を描いた著者が色校正をしたサンプルであり、それを誰かにプレゼントしたと思われます。
このような珍品は好きなほうなので、本棚で大切に保管するためのハードケースを作ることにしました。
ダンボールをカットして木工ボンドで接着して作ったのですが、5㎜厚のダンボールを折ると内側に3㎜、外側に2㎜、厚みの影響が出ることを考慮して制作するというアドバイスに従って作ったところ思いのほかピッタリのハードケースができて我ながら驚きました。
それはそれとして、今は本文を読み進めています。
その感想については改めて書くことにしましょう。
昨年2月、新聞に「新・原色図譜エンレイソウ属植物」という図鑑が完成したことが報じられました。
1987年に発行された「原色図譜エンレイソウ属植物」に写真や生育資料を追加したもので価格は30,800円。
商品説明に目を惹く一文がありました。
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イラストにおいては植物画としての美しさはもちろんであるが,何より生態学者の目を通してのエンレイソウ属植物たちの描写が圧巻である。
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これこれ!
こういう科学と芸術が両立した植物画が大のお気に入りなのです。
とても高価なので新版はあきらめるとして、初版の「原色図譜エンレイソウ属植物」でも購入できないかと思い、価格を調べたところ、こちらも12000円と高価。
結局はどちらもあきらめて同じ著者の「画文集 北ぐにの花暦」を購入して110枚の植物画を満喫しました。
ここまでが昨年のお話。
先日、ネットオークションで初版の「原色図譜エンレイソウ属植物」が2割ほど安い価格で出品されていました。
商品写真から裁断済みのようです。
裁断済みなら安いのは当然。
念のため出品者に質問すると「裁断というよりは製本されない仕様と思われる 」との回答。
??
この出品者は13000点を超える取引で評価が驚異の100%という超優良店。
裁断ではないというプロの目を信じるしかありません。
なお他の古書店で出品している「原色図譜エンレイソウ属植物」は一般的な書籍と同様しっかり製本されています。
どういうことでしょうか?
もしかしたら、一般的に発行されたものではなく制作時のサンプルなのかも?
もしそれなら一般人が目にすることがない珍しいものです。
逆に興味を持ち、購入することに決めました。
あとは現物が届いてから判断するだけ。
届いたのはハードカバー書籍用のカバー紙と本文全ページのみ。
糊付け製本されずバラバラ。
どういうものか考えつつ観察を続けました。
カバー紙にヒントがありました。
折り返した内側に色校正用の印刷がなされ、校正日付、校正者氏名が記されています。
これはまさに完成直前のチェックサンプル。
こういうものを初めて目にしました。
さらに本書発行から4年後の日付と札幌グランドホテルで著者からいただいたという書き込みがありました。
おそらく本書は図鑑の植物画を描いた著者が色校正をしたサンプルであり、それを誰かにプレゼントしたと思われます。
このような珍品は好きなほうなので、本棚で大切に保管するためのハードケースを作ることにしました。
ダンボールをカットして木工ボンドで接着して作ったのですが、5㎜厚のダンボールを折ると内側に3㎜、外側に2㎜、厚みの影響が出ることを考慮して制作するというアドバイスに従って作ったところ思いのほかピッタリのハードケースができて我ながら驚きました。
それはそれとして、今は本文を読み進めています。
その感想については改めて書くことにしましょう。