鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその1755~望遠ニッポン見聞録

2019-03-22 12:39:02 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、望遠ニッポン見聞録です。

「テルマエ・ロマエ」のヤマザキマリが書いた「ヴィオラ母さん」を書籍広告で見かけました。
彼女のエッセイを一度読んでみようかな。
AMAZONで検索したら「国境のない生き方」の方が面白そう。
最近、妻と本がダブることが続いているので買う前に確認したら、確か持っているハズとのこと。
探してくれましたが出てきたのは「望遠ニッポン見聞録」のみ。
「あれー、もう一冊あるはずなんだけど・・・」
毎月ハンパない本を購入している妻はその半分が積読。
山のような本の中から数年前に買った本を探すのは至難の業でしょう。
「国境のない生き方」はその内に出てくるでしょうから、それまでの間「望遠ニッポン見聞録」を読むことにしました。

AMAZONの内容紹介を引用します。
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中国大陸の東の海上1500マイルに浮かぶ、小さな島国――ニッポン。
そこは、巨乳とアイドルをこよなく愛し、世界一お尻を清潔に保ち、とにかく争いが嫌いで我慢強い、幸せな民が暮らす国だった。
海外生活歴十数年の著者が、近くて遠い故郷を、溢れんばかりの愛と驚くべき冷静さでツッコミまくる、目からウロコの新ニッポン論。
アッパレ、ニッポン!
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著者はティーンエイジャーから海外経験が豊富。
これまで随分いろいろな国で暮らしてきたことを初めて知りました。
著者のことは「北海道のテレビ局でレポーターをしていたことがあり、ご主人がイタリア人の女流漫画家」という予備知識しかなかったので、読みながら驚きの連続でした。
とにかく本格的な国際人としてのコメントばかりで読んでいて目からウロコがボロボロ落ちました。

その中からいくつかをご紹介します。

・西洋人は歩き疲れてもしゃごまない。
 著者がしゃごんでいると恥ずかし気な目で見られた。
・アラブの女性の下着はド派手。
 ヒモパンの前側にウサギの絵がついているのとかが売られている。
・イタリアの男性には、日本のファッション誌に登場するようなオシャレな人はほとんどいない。
・イタリアの男性は美女が通り過ぎると首を捻挫するくらいの勢いで振り返る。
・デンマークの女性はつきあっている男性を家に呼び、積極的に家事を手伝うかどうかをチェックし、結婚を決める。
・アメリカの女性は男性と区別ができない人が多いが、それは世界的に例外。
・多くの国で東日本大震災についてなぐさめの声をかけられ、涙した。
・イタリアのカトリック教徒は離婚するまでに7~8年かかるため、元サヤという例も多い。
・外国人の目には、日本は戦後の荒廃期から一気に家電大国に上り詰めたと見られている。

もっともっといっぱい書いてあったのですがここまでにします。
本で読んだ知識ではなく、その国で暮らした経験から発する言葉だから信頼性バツグン。
その辺の怪しいコメンテーターなんか吹っ飛ぶ内容の濃さです。
ただし個人的感想であることを差し引いて読まなくてはなりません。

さて「国境のない生き方」を早く読みたいものですが、最近借りることが多いので催促しづらいなぁ・・・。
そうこうしている内に妻が「ヴィオラ母さん」を買ってきました。
これから借りちゃおうかな。



コメント
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