鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

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お気に入りその868~ソチオリンピック

2014-02-24 17:42:45 | 鬼平・竹鶴以外のお気に入り
今回のお気に入りは、ソチオリンピックです。

ソチオリンピックが閉幕しました。
開催中は競技が気になって読書や映画鑑賞がなかなか進みませんでした。
特に今回は冬季オリンピック。
道産子選手がやたら多く出ていたので、なおさらでした。
逆に言うと、冬のスポーツにあまり縁がない地方の方にとっては、夏のオリンピックほど興味がなかったかもしれませんね。

印象に残った日本人選手ベスト5について書きたいと思います。

第5位 スノーボード女子パラレル大回転 銀メダリスト 竹内智香
4度目のオリンピックでついにメダリストに。
日本の強化方針に反発し、強豪スイスに単身乗り込み、腕を磨いた。
スイスでは彼女の受け入れに賛否両論があり、毎年論議になっていたそう。
そんな環境の中で己を貫いた彼女のハートに脱帽。
また勝利の為にボード制作まで行ったことも素晴らしい。

第4位 カーリング女子 5位 小笠原、船山、苫米地、吉田、小野寺
参加10チームの中で、世界ランクで日本は9番目。
しかも参加チーム中、最下位の韓国には目下3連敗中。
総当たりで全敗の可能性もあった。
しかも主戦力のひとり小野寺がソチでインフルエンザを発症。
心の乱れがストーンの乱れに直結するカーリングでは絶体絶命のピンチ。
でも母となり神経が太くなった?小笠原がチームを牽引。
結果は4勝5敗。
彼女たちのハートの強さに感動した。

第3位 ジャンプ男子ラージヒル個人 銀メダリスト 葛西紀明
41歳で現役、しかもトップレベルのジャンパー。
海外の選手たちからレジェンド(伝説)と呼ばれ、尊敬される存在。
彼が7回目のオリンピックでようやく手にしたメダル。
貧乏な少年時代からずっと彼を支え続けた家族や仲間たちにも拍手を送りたい。

第2位 ジャンプ男子ラージヒル団体 銅メダリスト 葛西紀明、伊東大貴、竹内択、清水礼留飛
「葛西が泣いた!」という新聞の見出しがすべてを物語る。
あれほど苦労して手に入れた個人のメダルよりも喜び、涙した姿は実に美しかった。
あんな先輩がいる後輩たちは幸せ。
若武者、中堅、ベテランとバランスがとれたチーム。
病気やケガ、重圧を乗り越えて栄冠を勝ち取った彼らに拍手を送りたい。
女子を含め日本ジャンプ陣の未来は明るい!

第1位 フィギュア女子 6位 浅田真央
もし浅田真央が今回で引退したら伝説になるだろう。
長嶋茂雄、山口百恵・・・記録より記憶に残る有名人たちと並ぶ。
そんな記憶に焼きつく見事なフリーだった。
ショートはガチガチ。誰もが予想していなかった16位に沈んだ。
たった1日で立て直せるか?
皆の心配をよそにフリーでは用意したプログラムをほぼ完璧にこなし、自己ベストを更新。
他の選手たちは安全確実なジャンプを完璧にこなすことで高い得点(=メダル)を狙った。
でも彼女は自身の代名詞となったトリプルアクセルをはじめとした6種類のトリプルに挑戦した。
メダルを競う場においてさえ理想を追い求めたその姿に、人々は求道者でありファイターを見た。
プルシェンコやクワンら有名スケーターたちが称賛したのも当然だろう。

これほど心に響き、涙したオリンピックはかつてなかったと思います。
メダルの数など関係ありません。
上村愛子、高梨沙羅、浅田真央、長島圭一郎・・・メダルが獲れなかった彼らのインタビューこそ感動的でした。
オリンピックに参加できた選手たち、惜しくも参加できなかった選手たち、そのすべてに拍手を送ります。



コメント
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