鬼平や竹鶴~私のお気に入り~

60代前半のオヤジがお気に入りを書いています。

お気に入りその867~竹鶴政孝パート224

2014-02-21 12:05:44 | 竹鶴
今回のお気に入りは竹鶴政孝パート224、「ほろよかブレンド」です。

先日「ラム&ライ ほろよかブレンド」を初めて味わいました。
このお酒は「樽熟成したラムとライスピリッツを、絶妙なバランスで組み合わせたブラウンリキュール」という風に説明されています。
つまりウイスキーではなくスピリッツ。
1992年に発売開始されたそうで、すでに20年以上経過していますが、この製品の存在自体を知りませんでした。
度数は25度。
いつもウイスキーをトワイスアップで飲んでいるので、これならストレートで丁度良さそう。
一口味わうとこれがなかなか美味しい。
ラム&ライというキーワード通りソフトですが、それだけで終わらない何かがあります。
???
ソフトなだけなら「ブラックニッカクリアブレンド」と同じで特徴のないお酒になりますが、もっと締まった味わいです。

ネットで「ほろよかブレンド」を調べてみると次のような記事をみつけました。
=====
ヘビーユーザー向けのリキュールがニッカウヰスキー㈱から1992年11月中旬新発売された。
「ラム&ライほろよかブレンド」で、同品は同社が行った過去三年の調査で、そのコンセプトが固められた。
調査ではウイスキー好きな点の上位に挙がったのは①コクと香りがある②ゆっくり長時間飲める③悪酔しない‐‐などであった。
その結果をもとに同社では「やわらかく、気持ち良く酔える、変にお腹の張らない、それでいてゆっくり長く、落ちついて味わえる酒」の開発に取り組んだ。
この結果、新製品は「ラム」と「ライスピリッツ」という素材を厳選し、bMで長時間熟成、最終的にバーボンでも高品質化技術として使用されるチャコール・メローイングを行うことにより磨きをかけた、まろやかな味わいのなかにも後味にキレのある酒となった。
=====

なるほど、チャコール・メローイングによる後味のキレですか、分かったような分からないような・・・。
とりあえず、まろやかでかつ後味にキレがあるお酒という言葉に間違いはないようです。
スピリッツといえどもバカにできない美味しい仕上がりです。
さすがはニッカさん。
こういう低価格帯の製品でもなかなかやりますね。

ちなみにいつも晩酌で竹鶴や余市、ピュアモルトのシリーズに大容量のボトルがないことを嘆いていますが、今回の「ほろよかブレンド」には2.7Lボトルがあるそう。
鞍替えする気はありませんが、うらやましい・・・。

話は変わりますが先日当ブログで「フロム・ザ・バレル」を味わったと書き、今回「ほろよかブレンド」を味わうまでの間に、実はもう1本別の銘柄を味わいました。
それは「ザ・ブレンド・オブ・ニッカ」。
重厚かつシンプルなデザインのボトルに収められたブレンデッドウイスキーの名品です。
「ベスト・ジャパニーズ・ブレンデッドウイスキー」である「フロム・ザ・バレル」に負けない美味しさでした。
どちらもモルトの力強さが全面に出ている味わいに大満足です。
ピュアモルト、シングルモルト、ピュアモルトばかり飲み続けてきたため、ブレンデッドウイスキーを下に見る悪い癖が付いていたようです。
ブレンデッドウイスキーだってブレンダーが美味しさを求め、苦労して作り上げた作品。
美味しいに決まっています。
下に見るなんてとんでもない勘違い。
これまで努力を続けてきたニッカのブレンダーチームにお詫びしなくてはなりません。

久しびりに読んだ「ザ・ブレンド・オブ・ニッカ」の紹介文は次の通りでした。
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モルトウイスキーを主体にした「モルトベース」の贅沢なブレンデッドウイスキーです。
グレーンウイスキーではなくモルトウイスキーをベースにすることで、ブレンデッドでありながらモルトの個性を楽しめるウイスキーをつくりあげました。
味や香りといったモルトウイスキーの個性と、軽やかなグレーンウイスキーの飲み口の良さが味わえます。
=====
モルトの豊かな味わいとグレーンウイスキーの飲みやすさを両立したモルトベースウイスキー。
芳醇な香りとスムースな口当たりです。
1986年発売開始 660ml 45度
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思い出しました。
私は確かに竹鶴17年のファンであり余市10年のファンですが、それよりも何よりもニッカウヰスキーのファンなのです。
これからは考えを改めてブレンデッドを含めたいろいろな銘柄を積極的に味わうことで、ブレンダーチームの腕前を称賛し続けたいと思います。

コメント
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