今回のお気に入りは鬼平犯科帳パート55、「まんぞくまんぞく」です。
池波正太郎の「まんぞくまんぞく」を読みました。
女剣士や若い頃放蕩の限りをつくした旗本などをはじめとした人物設定は、剣客商売や鬼平犯科帳とずいぶん重なっており、初めて読むような気がしませんでした。
マンネリだとけなしている訳ではありません。
すんなり物語の世界に入ることができたという意味です。
この小説の題名「まんぞくまんぞく」には3つの意味がありました。(以下、ネタバレ注意)
ひとつめは、主人公 真琴が間接的ながらも敵(かたき)を討つことができたという「まんぞくまんぞく」
ふたつめは、真琴が素晴らしい婿殿に巡り合えた幸せに「まんぞくまんぞく」
みっつめは、物語の伏線として繰り返し出てくる真琴の実父の行方について、真琴は最後まで知ることができませんでしたが、読者だけは真実を知ることができたということに「まんぞくまんぞく」
時代小説ではありますが、実にオシャレな筋立ての逸品でした。
池波正太郎の「まんぞくまんぞく」を読みました。
女剣士や若い頃放蕩の限りをつくした旗本などをはじめとした人物設定は、剣客商売や鬼平犯科帳とずいぶん重なっており、初めて読むような気がしませんでした。
マンネリだとけなしている訳ではありません。
すんなり物語の世界に入ることができたという意味です。
この小説の題名「まんぞくまんぞく」には3つの意味がありました。(以下、ネタバレ注意)
ひとつめは、主人公 真琴が間接的ながらも敵(かたき)を討つことができたという「まんぞくまんぞく」
ふたつめは、真琴が素晴らしい婿殿に巡り合えた幸せに「まんぞくまんぞく」
みっつめは、物語の伏線として繰り返し出てくる真琴の実父の行方について、真琴は最後まで知ることができませんでしたが、読者だけは真実を知ることができたということに「まんぞくまんぞく」
時代小説ではありますが、実にオシャレな筋立ての逸品でした。