(英題:Season in the Sun )2003年にアジアフォーカス福岡映画祭で観た韓国映画。その何年か前に同映画祭で紹介されたイ・ミニョン監督の「灼熱の屋上」は目を見張る快作だった。当然この監督の新作であった本作にも期待が高まったが、あまり気勢の上がらない結果に終わったのが残念である。
全羅北道ボリウル村での、少年少女サッカーのひと夏を描く作品。一つのお寺と一つの教会があるこの村では、サッカーの経験がある僧侶と神父が村の子供たちを率いて、それぞれサッカーチームを率いていた。二つのチームは何かにつけ反発し合うのだが、町の強力な少年チームと試合することになり、両者は協力して合同チームを結成して頑張ることになる。
ボリウル村の“僧侶チーム”と“教会チーム”との区別が(シークエンスに時間を割いているにしては)ほとんど付かないのを始め、ライバルとなる“都会チーム”との顛末も安易。何より登場人物を絞っているのに余計なエピソードが多く、物語が一向に進まないのは愉快になれない。肝心のサッカーシーンもイマイチである。
それにしても、主人公達のユニフォームが韓国ナショナルチームのそれと似ていて、敵役の“都会チーム”がブルーのアディダス製で日本代表チームそっくりなのには閉口した。撮っていて恥ずかしくなかったのだろうか。
全羅北道ボリウル村での、少年少女サッカーのひと夏を描く作品。一つのお寺と一つの教会があるこの村では、サッカーの経験がある僧侶と神父が村の子供たちを率いて、それぞれサッカーチームを率いていた。二つのチームは何かにつけ反発し合うのだが、町の強力な少年チームと試合することになり、両者は協力して合同チームを結成して頑張ることになる。
ボリウル村の“僧侶チーム”と“教会チーム”との区別が(シークエンスに時間を割いているにしては)ほとんど付かないのを始め、ライバルとなる“都会チーム”との顛末も安易。何より登場人物を絞っているのに余計なエピソードが多く、物語が一向に進まないのは愉快になれない。肝心のサッカーシーンもイマイチである。
それにしても、主人公達のユニフォームが韓国ナショナルチームのそれと似ていて、敵役の“都会チーム”がブルーのアディダス製で日本代表チームそっくりなのには閉口した。撮っていて恥ずかしくなかったのだろうか。
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