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京都・青森・稚内と旅してみる

2015年07月26日 | 旅行・鉄道
【現地訪問日:横浜~京都~青森=2015/6/30、青森~函館~札幌=2015/7/1、札幌~稚内=2015/7/2】

 このエントリでは横浜→京都→大阪→青森→函館→札幌→稚内という、逸般的なルートで旅行した記録を記載しています。


1. ブログ主のどうでもいい悩み

 2015年の夏、ブログ主はある意味贅沢な悩みを抱えていました。
 1つは今年から取得を強制された1週間連続の休暇をどうするか、2つ目は溜まった飛行機のマイルが賞味期限を向かえそうなこと、3つ目はもらい物の旅行券1万5千円分の賞味期限がこれまた迫っていることでした。

 1つ目の1週間連続休暇の件は、普段からシステムエンジニアとして多忙な生活を送っているブログ主にとって、業務都合を無視した平日5日連続の強制休暇は迷惑きわまりない制度ですが、社畜としては従わない訳にはいきません…。(;´Д`)

 2つ目のマイルについては、元々親父の命日(7月5日)付近に合わせて九州(大分)の実家を往復するために使おうと思っていたのですが、今年は法事がないことと5月に帰省したばかりということもあって今回の帰省はしないことになり、使い道の候補が1つなくなってしました。

 3つ目の旅行券は去年勤続15年のご褒美として昨年会社からもらったものなんですが、近畿日本ツーリストのツアーやホテルでしか使えず(JRの乗車券は買えない)、金券ショップに転売できるものでもなかったので使い道に困っていました。

 だからといってマイルと旅行券は使ってしまわないと、もったいないお化け(死語)が集団発生して襲ってくる恐れがあります。ということで、なにかいいい旅行プランがないものかと頭をひねっていました。


2. 旅行プランを検討してみる

 その上、鉄ヲタ(乗り鉄)であるブログ主にとって、来春までに果たさねばならない使命が1つありました。それは青森と函館を結ぶ白鳥号を乗り納めてくることです。

 現在、青森~函館間は特急白鳥号が在来線(津軽線・海峡線・江差線)を走って結んでいますが、来年(2016年)3月のダイヤ改正で東北新幹線が函館まで延伸されて北海道まで繋がると、白鳥号はそのまま廃止になってしまう可能性が高いです。そうなると在来線の風光明媚な海沿いの車窓を見る機会がなくなってしまいます。

 実はブログ主は2年前に青森→(白鳥号)→函館→(北斗号)→札幌→(ヌプリ号で函館本線の山線経由)→函館と周遊券で回る予定で、白鳥号の海側シートの指定券も取れていたのですが、旅行当日に歴史的大雨で海峡線の電車が止まった挙げ句、函館本線の線路も流されて札幌にすらたどり着けなかったという悲惨な経験があります。(;´Д`)

 そのため今回は、前回のリベンジを兼ねて北海道まで行くことにしました。また帰りは羽田行きのANA便が出ている空港が近くにあるエリアということで、JR最北の地である稚内まで行ってみることにしました。

 その後、プランを立てている最中に京都での所用が入ったため、最終的に今回の旅行の計画は次の通りになりました。

<6/30>
 ・のぞみ103号で新横浜から京都へ
 ・所用を済ませた後、嵐山の電電宮に参拝
 ・伊丹空港に移動し、ANA1855便で青森空港へ
 ・青森空港からは連絡バスに乗って青森駅へ
 ・ホテルJALシティ青森に宿泊

<7/1>
 ・スーパー白鳥95号で青森(9:29)から函館(11:40)へ
 ・スーパー北斗7号で函館(12:29)から札幌(15:59)へ
 ・ホテルルートイン札幌駅前北口に宿泊

<7/2>
 ・スーパー宗谷1号で札幌(7:48)から稚内(12:53)へ
 ・路線バスでノシャップ岬へ
 ・樺太食堂でウニ丼を喰らう
 ・稚内駅前に戻って連絡バスで稚内空港へ
 ・稚内空港からANA 574便で羽田空港へ帰着

 チケットについては、京都までの新幹線は金券ショップで回数券を購入。その他のJRの切符は横浜駅で調達。
 ビジネスホテル二泊分の宿泊券については、最寄りの近畿日本ツーリストの店舗に行って購入。合計1万8千円になってしまったので手持ちの旅行券15000円では足りず、に3000円追加して購入することに。
 航空券は往復で15000マイルを使って特典航空券をGET。

 予定・希望していたチケットは概ね取れたのですが、7/1 函館→札幌行きのスーパー北斗7号だけは何日も前から指定席・グリーン席とも満席で取れず、この列車だけは自由席で移動せざるを得なくなりました。

 こうして用意を調えたブログ主は、会社の同僚に「京都行くついでに青函トンネルくぐって稚内まで行ってきます」と、“などという意味不明な供述をしており…”という語尾が付いてもおかしくないような宣言をして、6/30から取得した連続休暇に突入するのでありました。

 とはいえ1週間もの休暇を取る前にやらねばならない仕事が大量にあって、休みの直前は週末もお仕事だった上、前日も終電まで仕事する羽目になって帰宅は午前1時。旅行の最終準備をして寝たのは、3時半過ぎという状況でした。(;´Д`)


3. 6月30日の記録(横浜→京都→伊丹→青森)


新横浜→京都への地図


 この日は眠たい目をこすりつつ無事に起床し、予定通りに新横浜駅に向かいます。


N700A系新幹線

 この日は晴天で、在来線は定刻運転。新横浜からの東海道新幹線も予定通りに運行され、京都駅に定刻に到着します。その後地下鉄と阪急線を乗り継いで嵐山に向かい、所用を済ませます。



嵐山のそば屋さん(よしむら)



よしむらからの風景(桂川と渡月橋)

 そして飯を食ってるときに、ブログ主が今日新幹線で関西入りすることを知っていた友人から「おまえ、大丈夫か?」と連絡が入ります。

 「なにを言っておるんじゃ?」

 と思ってニュースを見たら、大阪方面へ向かうのぞみ号の車内でガソリンをかぶって焼身自殺を図るという迷惑極まりない人間がいて、さらに巻き添えの人まで出たとのこと(怒)。とりあえず無事だと返信しておきます。



電電宮

 続けて通信技術者であれば参拝が必須の法輪寺電電宮に4年振りにお参りして、御守りをGETしてきます。(電電宮の詳細はこちらのエントリを参照)

 その後、阪急嵐山駅に戻って南茨木から大阪モノレールに乗り換えて大阪空港に向かいます(人生初の伊丹空港)。



大阪→青森の地図(飛行機モードがないので徒歩モード)



伊丹空港から搭乗したDHC8-Q400型機

 伊丹空港では、スタバで本日が使用期限のタダ券を使ってフラペチーノをたいらげた後、ラウンジでタダ酒(ウイスキー)とトマトジュースを飲みながら会社のメールをチェック。その後雨の中連絡バスに乗って、人生初のプロペラ機(ボンバルディアDHC8-Q400)に乗り込みます。



飛行機から眺める夕暮れの曇り空

 今回は大阪から青森・北海道方面に向かっている訳ですが、本当は昨年のうちに寝台特急トワイライトエクスプレス号に乗って移動したいところでした。しかし指定券が全く取れないうちに廃止になってしまいまして、乗り鉄としては非常に心残りでした…。



青森空港にて

 青森空港からは連絡バスに乗って青森駅の手前(県庁付近)で下車し、取っていたホテルに向かいます。



青森県観光物産館アスパム

 そしてホテルの手前の道からは、青く光るピラミッドのような、なんともうさん臭い雰囲気を醸し出す建物が目に入ってきます。後で調べたらこれは青森県観光物産館の「アスパム」という(このブログの執筆時点で)青森県で一番高い建物とのこと。

 ちなみにブログ主は、この光景を見て(うさん臭い)科学雑誌のムーを思い浮かべました。

ムー 2015年5月号
クリエーター情報なし
学研パブリッシング


 その後、近くの店で夕食を食って爆睡し、旅行の1日目は終わります。



4. 7月1日の記録・その1(青森→函館)

 この日は朝5時に起床。本来昨夜中にやらなきゃならなかったお仕事があったものの、疲れてバタンキューしてしまったため、早起きして始業時までに書類をこしらえて送ることに。

 なんで遠地旅行先で5時起きして、仕事しなきゃならんの。(;´Д`)

 と思いつつも、社畜なので仕方がありません。そして一仕事終えた後でホテルのバイキング朝食(←大好き)を腹一杯平らげた後で、歩いて青森駅に向かいます。



青森駅



この日の旅程(青森→函館→札幌)の地図

 この日はスーパー白鳥95号で青森(9:29発)から函館(11:40着)へ、そしてスーパー北斗7号で函館(12:29発)から札幌(15:59着)と、実乗車時間が6時間の旅となります。



今回取得した切符(の一部)

 今回は青森から札幌経由で稚内まで向かうのですが、JRの乗車券は東北新幹線の七戸十和田から稚内までと白石⇔札幌間の往復乗車券(440円)、特急券は七戸十和田→新青森間の新幹線自由席とスーパー白鳥号のグリーン指定席券、函館→札幌間の自由席券、そして翌日のスーパー宗谷号のグリーン指定席券を取得していました。

 なぜわざわざ乗りもしない区間(七戸十和田→新青森→青森間)の乗車券と新幹線特急券を買ったのかというと、これは在来線特急券の二段階乗継割引を受けるためです。
 乗継割引は新幹線と在来線特急を乗り継いだ場合に、在来線特急券が半額になる制度ですが(JR九州等で一部除外あり)、現在は東北新幹線と北海道方面の在来線特急を乗り継いだ場合は、白鳥号(新青森⇔函館)と北斗号(函館⇔札幌)の両方が乗継割引になる特例があります。
 これを使うことで乗車券330円と新幹線特急券860円分の約1200円が無駄になりますが、白鳥号の特急券が約2000円が約1000円に、北斗号の特急券が約3000円が約1500円になることで結局1000円以上安上がりになります。

 まぁ、今回は安く済ませるということより、来春新幹線が函館まで伸びるとこの2段階割引の制度もなくなることが濃厚なので、記念にこの切符を残しておきたかったというのが鉄ヲタ的理由の一つでありました。



JR北海道789系 スーパー白鳥95号



789系のグリーン車

 今回は奮発してグリーン車に乗車。座席は当然景色の良い海側(進行方向右側)のD席を取っています(一人席が左側のA席、二人席が右側のC・D席)。
 なお、この日のグリーン車にはブログ主を含めて3人しかおらず、一人は車窓の風景の動画を撮影していた同業者(鉄ヲタ)、もう一人はやけに大きな荷物を持っていたおっさんでした。3人とも一人者ながら、全員右側席だったのには笑えました。



スーパー白鳥号の電光掲示板(青函トンネル前)



北海道新幹線の工事が着々と進んでいるようです。



青函トンネル付近は、トンネル1つ毎にトンネル名が表示されます。



次が青函トンネル!



スーパー白鳥号の電光掲示板(青函トンネルの中)



車内販売で購入(珍味の「ほや」とお茶)

 ここで通りかかった車内販売のおねーちゃんより、お茶とおつまみを購入します。後述しますが、夕方の札幌着まで、口にできたのはこれだけという状況になるとは、このときは思っていませんでした。



青函トンネルを出て最初の駅である木古内を越えたところ



残念ながら北海道上陸後の天気はあまりよくありませんでした



函館駅の手前

 そしてスーパー白鳥号は定刻より2分ほど遅れて終着の函館駅に到着します。


5. 7月1日の記録・その2(函館→札幌)

 11:40頃に函館駅に到着したブログ主は、次のスーパー北斗号の自由席に並ぶべく、発車までまだ50分もあるのにもかかわらず、駅を出ることなく真っ直ぐ別のホームに向かいます。


スーパー北斗号自由席の待ち行列(45分前)

 しかしながら発車45分前にも関わらず、すでに10人ぐらいの待ち行列ができていました。しかしこれらの列は6号車の待ち行列で、もう1つ先の先頭車(7号車)の乗車位置には誰もいなかったので、ブログ主はそこに一番乗りとなります。

 そしてブログ主が並んだ直後からその後ろにぞろぞろと待ち行列ができて、列車が入線する20分前(12:10)には写真のような大きな待ち行列が6号車・7号車の2個所でできていました。



スーパー北斗号自由席の待ち行列(20分前)

 この日の函館は小雨交じりの曇り空で、7月だというのに薄手の長袖を着ているだけでは肌寒い状況でした。さすが北海道です。



函館駅に入線してくるスーパー北斗7号 (281系)

 スーパー北斗7号は発車20分前の12:10に入線。折り返し運転ではなく、座席が札幌方面を向いた清掃済み状態で入ってきました。そして入口の扉がオープンすると同時に、まるで特殊部隊がバスジャックされたバスに乗り込むように、一斉に乗り込みます。列の先頭に並んでいたブログ主は、車両中央部の右側窓側席のベストポジションを迷わずGETします。



函館駅発車直前の車内の状況

 入線時に列に並んでいた人たちは着席できたのですが、その後も人は増えてきて間もなくして満席に。そしてブログ主が乗ってきた1本後に当たるスーパー白鳥1号からの乗客が流入してくると、まるでお盆や年末年始の帰省ラッシュ並の大混雑状態になりました。
 この日は夏休みでも何でもない週のど真ん中(水曜日)の平日。スーパー北斗は混雑するとは聞いていたものの、まさかこんな状況になるとは思いませんでした。



スーパー北斗号の車窓の風景

 ちなみに前にいるオレンジ色のシャツのおっちゃんは函館駅のホームで一緒に並んでいた人で、「肌寒いね~」と談笑していました。今回ブログ主は窓側席でノートパソコンを広げてまったりしながら、NW-ZX1で音楽を聴きながら、海側の風景を堪能していました。

 しかし隣の席と通路を挟んで左側の席の一角は中国人グループだったのですが、この隣にいたいい年した中国人おやじが終始落ち着きなく足をバタバタさせていて、とても不快(迷惑)でした。(;´Д`)



スーパー北斗号の車内(登別到着前)

 列車は満員のまま2時間20分ほど走り続けて登別に到着。ここで迷惑だった中国人客を含む一部乗客が入れ替わるものの、やはり通路に立っている人が多くいる状態が続きます。ブログ主はこの辺りで一度トイレに向かったのですが、デッキ部分も多くの人がいる状況でした。
 また元中国人がいた隣の席には、今度は体の肉がこちらの席にはみ出してきそうなデヴおやじが座ってきて、またしても勘弁してくださいな状態になりました。(;´Д`)

 当初ブログ主は、事前に車内で注文して後で(長万部駅から搬入されるという)駅弁のかにめしを楽しみにしていたのですが、結局終点の札幌まで混雑状態は続いたため、車内販売はやってくることはなく、車掌が検札にもやってくることもありませんでした(ただし車内販売については「5号車にいます」とのアナウンスはあり)。
 小腹が減ったブログ主は京都で買った八つ橋(皮だけ)でも食べようと網棚に置いたスーツケースから荷物を出そうとしますが、とても荷物を出せる状況になく断念。結局ブログ主は、白鳥号の中で買った飲みかけのペットボトルのお茶1本だけで、3時間半を過ごすハメになりました…。


札幌駅に到着したスーパー北斗7号

 その後、列車は数分遅れで小雨の札幌に到着(16時頃)。結局あまり快適とは言えない状況で、この日の青森から札幌までの在来線480kmの「ぶらり途中下車すらしない旅」は終了したのでありました。

 その後駅近くのホテルにチェックインして軽く昼寝。その後、近くの駅の温泉施設にでも行こうと思ったのですが、雨が降っているので面倒くさくなって断念。駅ビルの土産物屋でチョコレートポテチなどを大量に買い込み、牛タン屋で舌鼓を打ってホテルに戻ります。その際、近くのローソンで1本だけ残っていた竹鶴17年(ウイスキー)を発見し即確保。これが自分的には一番の土産になりました。

<参考: 函館駅から北斗号の自由席に乗られる人への助言>
 ・函館からの乗客の多くは終点の札幌付近まで行くので、函館で座れなかったら3時間半立ったままの地獄の列車旅になる可能性があることは覚悟しておきましょう。

 ・基本は旅程が決まったら指定券を早めに取っておくことですが、ブログ主のように取れなかった場合は函館での予定を切り詰めてでも、早めに自由席の列に並ぶことをお勧めします。最低でも30分前、ピーク時は1時間前ぐらいから並ぶ覚悟が必要かと思われます。

 ・並ぶ場所は函館駅のコンコースから一番奥側になります。スーパー北斗号の場合は↓の写真の乗車位置に並びます。先に(コンコース側の)6号車から列ができはじめるので、奥側の7号車側を狙うとよいでしょう。
  
  スーパー北斗号の乗車位置案内板(逆光で見にくいですが…)

 ・混雑した車内では、車内販売にありつけない可能性があるので、食べ物や飲み物は予め持っていた方が無難です。



6. 7月2日の記録(札幌→稚内→帰京)

 この日は札幌7:48発の特急スーパー宗谷1号に乗って、稚内(12:53着)に向かいます。



札幌→旭川→士別→名寄→音威子府→稚内


 札幌から稚内までのJRでの距離は約400km。東海道新幹線に例えると、東京から名古屋を超えて岐阜羽島までとほぼ同じ距離になります。これだけの距離を在来線だけで5時間少々かけて進みます。



札幌駅のスーパー宗谷号(261系)



スーパー宗谷号の普通指定席



スーパー宗谷号のグリーン席

 この日は5時間を越える乗車になるので、奮発してグリーン席をGET。こちらはスーパー北斗と違い、数日前でも好きな席が楽勝で取れた状態でした。この日は進行方向左側の2人席の窓側をGET。他のグリーン車の乗客は後ろの女性2人組と、右側の席に2人ぐらいいました。グリーン席は先頭車両の前半分しかないので、これでも半分ぐらい埋まっている状況でした。
 ちなみに指定席は満席らしく、自由席も「混み合っていますので、お詰め合わせください」とのアナウンスが流れていました。木曜日の朝なのに結構混んでいるようです。



スーパー宗谷号の車窓より1

 スーパー宗谷号は以前は札幌→旭川→名寄間で130km/hの高速運転を行っていたものの、JR北海道がいろいろとやらかしてからは最高速度を120km/hに落として運転しているとのこと。それでもかなりの長い間高速運転をするので、名寄まではスイスイと進んで行きました。名寄から先はのんびり進む特急といった感じになりますが、まるで大分駅を境に高速運転(ソニック号)とのろのろ運転(にちりん号)の差が著しい故郷の日豊線を彷彿させます。



音威子府駅

 ここで名物の真っ黒い蕎麦を食べたかったです…



天塩川沿いの原野の風景

 こんなところに置き去りにされたら、きっと生きて戻れないな…と感じました。



車窓からよく見かけた風景

 牧場のようなところでは白や黒の円柱状の固まりをたくさん見かけたのですが、これって何なんでしょう…



そして列車はJR最北の地、稚内駅に到着します



ブログ主は九州人なのに、枕崎より先に稚内に来てしまいました



稚内駅にて1



稚内駅にて2

 最北端の線路と書かれています。



稚内駅にて3

 この線路が駅の構内を通っているというユニークな状態になっています。



到着証明書付き入場券セット(340円)がみどりの窓口で販売中とのこと

 これは買わない訳にはいきません(←使命感)。



到着証明書と入場券

 久しぶりに硬券の切符に触れた気がします。



ノシャップのバス停留所 (そこらへんの空き地っぽいところ)

 その後、ブログ主は駅前から出る路線バスに乗って、ノシャップ岬に向かいます。この辺りの路線バスは結構便数があって(15分に1本ぐらい)、ありがたかったです。




樺太食堂1

 その後、バスを降りて岬の方に向かいますが、その途中にあるウニ丼を出してくれるお店に入ります。



樺太食堂2 (一面が張り紙だらけ)

 ここはバイク海苔にとっては有名なお店で、ブログ主もいつの日かバイクでここに来てみたいと思っています。



生うに三色丼 (3240円なり)

 新鮮なイクラ・カニ・ほたてに生ウニをたっぷり載っけた丼飯をいただきます。3千円を超える高い昼飯になってしまいましたが、本当にうまかったです。丼にひたすらウニだけをびっちり載せた「うにだけうに丼」(4536円)なるものもあるのですが、ちょっと手が出ませんでした…。次の機会にしたいです。



渡された紙とペン

 そして飯を食っていると「よかったらどうぞ」と言われて紙とペンを差し出されました。ちなみにブログ主が来店したとき(13:30過ぎ)は、自分以外の客は誰もいない状況でした。ついでにここのご主人と談笑していたのですが、なんと息子さんがブログ主と同じ横浜(しかも同じ区)に住んでいると聞いてびっくりしました。



ノシャップ岬1

 そして歩いてすぐそこにあるノシャップ岬まで行って、写真を数枚撮ってきます。



ノシャップ岬2

 このときブログ主は長袖Yシャツ+スーツ姿だったのですが、これでもちょっと肌寒い感じでした。先程の樺太食堂のおやじさん曰く、今日は普段よりも寒い方だとのことでした。この後、再び路線バスに乗って稚内駅に戻り、そこから連絡バスで稚内空港へ向かいます。



国道の看板(稚内駅前の空港行きバス乗り場近くにて)

 この付近は国道40号線の稚内側からの起点になるのですが、旭川まで250kmというえらく長い距離が書かれてあることと、ロシア語の表記がされている点が印象的でした。



稚内空港にて

 その後、稚内15:45発、羽田17:40着のANA574便(エアバスA320)で帰京します。結構乗っていました。羽田空港・京急線を経由して横浜の自宅付近に戻ってくると、30度を超えるような蒸し暑さで、暑い関東に戻ってきたことを思い知らされました。

 こうしてよく判らん旅程の旅は終了したのでありました。



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