【ネタ収集日:2017/8/2、記事作成日:2017/9/23】
皆さんは「アンパンマン」と聞いて、どういったイメージを持ちますでしょうか?
多くの人は「国民的な幼児向け番組」「何故かちびっこ(幼児)が異様に食いついてくる」「ちびっこの大好きなアニメ」のような、エロ・グロ・暴力などとは無縁の“安心して見せられる子供向けのアニメ”のような感覚をお持ちの方が多いのではないかと思います。
しかしブログ主はアンパンマンに対して、そうした一般人とはちょっと異なる感情を持っています(詳しくは後述)。
今回のエントリでは、そうしたブログ主とアンパンマンのくだらない話について記載したいと思います。
1. ブログ主とアンパンマンの最初の出会い
ブログ主は1974年(昭和49年)生まれの団塊ジュニア世代、このブログを書いている時点で43歳の中年おっさんであります。(`・ω・´)
そんなブログ主が初めてアンパンマンと出会ったのは小学校に上がる前の1979~1980年頃のときで、おかんに連れられて同年代の子供のいるママ友んちにお邪魔したときのことでした。そこでその家にあったアンパンマンの絵本を読ませてもらったのが、ファーストコンタクトとなります。
補足:アンパンマンのテレビアニメが始まったのが1988年なので、この当時はアンパンマンの存在はあまり知られていませんでした。
そのときから30年以上ずっと覚えていた初めて読んだアンパンマンの絵本の内容は、
…というものでした。
今見るとなんてことのない標準的なアンパンマンのお話しですが、予備知識無しで初めてこの絵本を見た幼少のブログ主にとっては、非常に衝撃的な内容でした。どの辺が衝撃的だったのかというと、
という点でした。
ブログ主は幼少の頃から頭部を大きく損傷したり、首が切断されると死に至ることは知っていたので(※1)、アンパンマンを読んだ最初の率直な感想は、“気色悪い”とまでは行かないまでも、今で言う「あ、これあかんやつや」的な“あってはならないものを見てしまった感”を心の奥底でなんとなく感じていました。
※1: ブログ主は怪我や生傷の絶えない子供で、親父からいつも「頭打つと死ぬぞ」「首がもげると死ぬぞ」「頭だけは守れ」と怒られていたので、無駄にこういう知識がありました。
そうした原体験があったため、ブログ主はアンパンマンのことを 「子供向け作品の振りをして、エグい要素をしれっと埋め込んでくる油断のならない作品」と認識しており、その後の警戒対象となったのでありました。
だからといってブログ主はアンパンマンという作品は決して嫌いな訳ではなく、たまたまテレビでばいきんまんがアンパンマンたちを結構ガチで殺(や)りにきているシーンを見かけたりすると、
「おっ、やっぱりアンパンマンはこうでなくっちゃ!(^^)」
などと、ほっこりした気持ちになる自分がいたりするのでした。
<ばいきんまんのエグさに関する参考リンク>
・バイキンマンてさ、たまに本気で殺しにくる事あるじゃん?(BIPブログ)
・バイキンマンにアンパンマン対策をガチらせた結果wwwwww (ゴールデンタイムズ)
2. アンパンマントロッコで初めて読んだ絵本を探してみる
そんなブログ主は去る8月に「孫をアンパンマン列車に乗せてあげたい」という義父母の依頼を受け、鉄道旅行のプランを立てた上で4歳の甥っ子らと一緒に四国のアンパンマン列車に乗ってきたのでありました。(乗車記のブログ)
01_JR四国8000系のアンパンマン列車@松山駅
アンパンマン列車に乗車中、ブログ主は
「アンパンマンに扮したサービス精神旺盛なJR四国の社員が甥っ子のところにやってきて、『さあ、僕の顔をお食べ』といって頭を差し出してきたらどうしよう」
とか
「ジャムおじさんが頭部の一部が欠損したアンパンマンの首を落として、新しい頭に付け替えるデモンストレーションを実施してきたらどうしよう」
などと、アンパンマンにかこつけたエグいイベントが発生しないか危惧していたのですが、幸いにしてそのようなイベントは発生しませんでした。
そして琴平から瀬戸大橋を渡って岡山に向かうアンパンマントロッコに乗車中(このときのブログ)、車内でアンパンマン関係の絵本がいろいろと詰まった本棚を発見しました。
02_アンパンマントロッコに置かれてあったアンパンマンの絵本
「もしかしたら幼い頃に初めて読んだアンパンマンの絵本がここにあるかもしれん!」
そう思ったブログ主は、本来ちびっ子向けに用意されている絵本を、発行年の古いものから読み漁り始めたのでした。
3. 「あんぱんまん」(最初期の絵本)を読んでみる
最初に手にしたのは「あんぱんまん」。タイトルはカタカナではなく、ひらがな表記になっています。WikiPediaのアンパンマンの項によると1973年(昭和48年)が初版とのことです。(下の写真の本では初版の記載はなく、1刷が1975年になっていました)
03_「あんぱんまん」の表紙
「あんぱんまん」自体は40年以上前に発行された本ですが、写真の本は2013年11月 第65刷のものなので、まだまだ新しい状態です。
04_いきなり旅人に顔面を食わせようとするアンパンマン
初期型アンパンマンは頭身がデカイのがキモいのですが、それ以上にお腹を空かせて死にそうな旅人さんに対して、会っていきなり「さあ、ぼくの かおを たべなさい。」と言い放つ点がぶっ飛んでいてステキです。
さすがに旅人さんも「そんな おそろしいことは できません。」とお断りしています。
05_それでも頭を食べさせようとするアンパンマン
それに対してアンパンマンは「ぼくは あんぱんまんだ。 いつも おなかの すいた ひとを たすけるのだ。 ぼくの かおは とびきり おいしい。 さあ、はやく!」と急き立てて、無理矢理食わせようとしているのがステキです。
06_頭部が無い状態で帰還したアンパンマン
前述の旅人さんはアンパンマンの顔を半分食べてお別れ。アンパンマンはその後、森で迷子になった子供を(顔を食べさせつつ)救出し、最終的に「ぱんつくりのおじさん」のところに顔無しの状態で戻ってきます。
07_ぱんつくりのおじさんは喫煙厨
パイプでタバコを吸っている「ぱんつくりのおじさん」ですが、この時点ではジャムおじさんという名称は付いていないみたいです。今のご時世はタバコにうるさいので、絵本の中とはいえいろいろ文句を言われないか、ちょっと心配になります。
この後アンパンマンは新しい頭に付け替えてもらって、再びお腹を空かせた人を助けに行くべく、空を飛んで旅立っていきます。
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以上が1作目の概要ですが、お猿さんが出てこなかったし、ここまでぶっ飛んでいた気はしないので、ブログ主が探していた絵本ではなさそうです。
4. 「それいけ!アンパンマン」(2作目の絵本)を読んでみる
続いては続編の「それいけ!アンパンマン」です。「アンパンマン」はカタカナ表記になり、テレビアニメと同じタイトルになっています。
08_「それいけ!アンパンマン」の表紙
こちらの本は初版第1刷が1975年11月、この本自体は2014年8月の第62刷になっています。
またアンパンマンの頭身も小さくなっています。
09_雪の谷間に落ちた子猿
お猿さんが「たすけて~~ ひもじいよう~~~」と泣いています。
これや! 間違いない!!
ブログ主が探していた絵本があっさり見つかりました。
10_「さあ ぼくの かおを たべなさい。」と顔を押しつけるアンパンマン
それに対して子猿さんは「え? かおを たべるんですか。」と聞き直しています。
11_猿の集団に追い回されるアンパンマン
ブログ主はこの絵本の粗筋は、雪山の子猿をジャムおじさんのいるパン工場に救出して完了する内容だとうろ覚えしていたのですが、それは間違いでした。
実際には子猿を森に戻したところ、「ぼくたちにも たべさせてぇ。」と仲間の子猿がわらわら出てきてアンパンマンの顔をむしり取ろうとしてきたため、アンパンマンは「死ぬほどお腹が空いている人でなくちゃ僕の顔は食べさせられないから。(震え声)」と言って逃げ出します。
12_アンパンマンを丸飲みした怪獣さん(ご満悦な表情)
子猿集団に追い回されたアンパンマンは湖の近くに来たところで、湖の中から現れた黒い怪獣に丸飲みされてしまいます。このとき怪獣さんは「こざるばかり たべて すこし あきてた ところだった」などと、しれっとエグいことを言ってるところがステキです。しかしこの怪獣さん、すごくご満悦な表情をしています。
13_ケーキーヌ
ブログ主はこの怪獣さんの表情を見て、犬用ケーキを食べて凄く幸せ・ご満悦な表情をしている「ケーキーヌ」と呼ばれているワンちゃんのことが頭に浮かびました。
ただしこの怪獣さんはケーキーヌと違って、「甘いものが嫌い」というかなり失礼な理由でアンパンマンを(首の無い状態で)ぺっと吐き出してしまいます。
14_ジャムおじさんの工場で復活
怪獣の口から吐き出されたアンパンマンは、ダイレクトにジャムおじさんの工場の煙突に吸い込まれた後、復活します。なお煙突からは煙が出ていた(=下で火を焚いている)ので「これはアカン、本体が焼けてしまうやろ」と思ったのですが、無事に復活してお腹を空かせた人を助けに行ったみたいです。
なお初めてこの絵本を見た幼少のブログ主は、上の写真の右下にあるスペアのパンが“交換可能な生首群”のように思えて、不気味に感じていたことを思い出しました。
それはさておきブログ主はもう一度読んでみたかった絵本と再会することができて、嬉しい気持ちになりました。(´∀`)
5. 最後に
アンパンマンについてですが、今読み返してみると「なにはともあれ、お腹を空かせている人(子供)を助けてあげたい」という作者のやなせたかしさんの思いが伝わってくるんですよね~。
最近は「アンパンマンは子供向けの作品の振りをして、実際には大人向けの作品なんじゃないか」とも思うようにもなりました。
映画 それいけ!アンパンマン 夢猫の国のニャニイ | |
クリエーター情報なし | |
メーカー情報なし |
皆さんは「アンパンマン」と聞いて、どういったイメージを持ちますでしょうか?
多くの人は「国民的な幼児向け番組」「何故かちびっこ(幼児)が異様に食いついてくる」「ちびっこの大好きなアニメ」のような、エロ・グロ・暴力などとは無縁の“安心して見せられる子供向けのアニメ”のような感覚をお持ちの方が多いのではないかと思います。
しかしブログ主はアンパンマンに対して、そうした一般人とはちょっと異なる感情を持っています(詳しくは後述)。
今回のエントリでは、そうしたブログ主とアンパンマンのくだらない話について記載したいと思います。
1. ブログ主とアンパンマンの最初の出会い
ブログ主は1974年(昭和49年)生まれの団塊ジュニア世代、このブログを書いている時点で43歳の中年おっさんであります。(`・ω・´)
そんなブログ主が初めてアンパンマンと出会ったのは小学校に上がる前の1979~1980年頃のときで、おかんに連れられて同年代の子供のいるママ友んちにお邪魔したときのことでした。そこでその家にあったアンパンマンの絵本を読ませてもらったのが、ファーストコンタクトとなります。
補足:アンパンマンのテレビアニメが始まったのが1988年なので、この当時はアンパンマンの存在はあまり知られていませんでした。
そのときから30年以上ずっと覚えていた初めて読んだアンパンマンの絵本の内容は、
・雪山に子猿が一匹取り残されて、「ひもじいよう」と泣いていた。(当時はひもじいの意味が分からず、後で親父に聞いた)
・そこにアンパンマンが助けに来て、頭を食べさせてあげる。
・頭の欠けたアンパンマンは、お猿さんを背中に乗せてフラフラしながらも空を飛んで雪山から救出。
・アンパンマンも最後にジャムおじさんに頭を付け替えてもらって復活。めでたしめでたし!
…というものでした。
今見るとなんてことのない標準的なアンパンマンのお話しですが、予備知識無しで初めてこの絵本を見た幼少のブログ主にとっては、非常に衝撃的な内容でした。どの辺が衝撃的だったのかというと、
・人間のように動いて喋っているアンパンマンが、「さあ、僕の顔をお食べ」と言って自分の頭部を食わせようとする。
・頭部を一部欠損し、脳(中身)を露出した状態で空を飛ぼうとする。
・ジャムおじさんに頭部を付け替えてもらって復活する。
という点でした。
ブログ主は幼少の頃から頭部を大きく損傷したり、首が切断されると死に至ることは知っていたので(※1)、アンパンマンを読んだ最初の率直な感想は、“気色悪い”とまでは行かないまでも、今で言う「あ、これあかんやつや」的な“あってはならないものを見てしまった感”を心の奥底でなんとなく感じていました。
※1: ブログ主は怪我や生傷の絶えない子供で、親父からいつも「頭打つと死ぬぞ」「首がもげると死ぬぞ」「頭だけは守れ」と怒られていたので、無駄にこういう知識がありました。
そうした原体験があったため、ブログ主はアンパンマンのことを 「子供向け作品の振りをして、エグい要素をしれっと埋め込んでくる油断のならない作品」と認識しており、その後の警戒対象となったのでありました。
だからといってブログ主はアンパンマンという作品は決して嫌いな訳ではなく、たまたまテレビでばいきんまんがアンパンマンたちを結構ガチで殺(や)りにきているシーンを見かけたりすると、
「おっ、やっぱりアンパンマンはこうでなくっちゃ!(^^)」
などと、ほっこりした気持ちになる自分がいたりするのでした。
<ばいきんまんのエグさに関する参考リンク>
・バイキンマンてさ、たまに本気で殺しにくる事あるじゃん?(BIPブログ)
・バイキンマンにアンパンマン対策をガチらせた結果wwwwww (ゴールデンタイムズ)
2. アンパンマントロッコで初めて読んだ絵本を探してみる
そんなブログ主は去る8月に「孫をアンパンマン列車に乗せてあげたい」という義父母の依頼を受け、鉄道旅行のプランを立てた上で4歳の甥っ子らと一緒に四国のアンパンマン列車に乗ってきたのでありました。(乗車記のブログ)
01_JR四国8000系のアンパンマン列車@松山駅
アンパンマン列車に乗車中、ブログ主は
「アンパンマンに扮したサービス精神旺盛なJR四国の社員が甥っ子のところにやってきて、『さあ、僕の顔をお食べ』といって頭を差し出してきたらどうしよう」
とか
「ジャムおじさんが頭部の一部が欠損したアンパンマンの首を落として、新しい頭に付け替えるデモンストレーションを実施してきたらどうしよう」
などと、アンパンマンにかこつけたエグいイベントが発生しないか危惧していたのですが、幸いにしてそのようなイベントは発生しませんでした。
そして琴平から瀬戸大橋を渡って岡山に向かうアンパンマントロッコに乗車中(このときのブログ)、車内でアンパンマン関係の絵本がいろいろと詰まった本棚を発見しました。
02_アンパンマントロッコに置かれてあったアンパンマンの絵本
「もしかしたら幼い頃に初めて読んだアンパンマンの絵本がここにあるかもしれん!」
そう思ったブログ主は、本来ちびっ子向けに用意されている絵本を、発行年の古いものから読み漁り始めたのでした。
3. 「あんぱんまん」(最初期の絵本)を読んでみる
あんぱんまん (キンダーおはなしえほん傑作選 8) | |
クリエーター情報なし | |
フレーベル館 |
最初に手にしたのは「あんぱんまん」。タイトルはカタカナではなく、ひらがな表記になっています。WikiPediaのアンパンマンの項によると1973年(昭和48年)が初版とのことです。(下の写真の本では初版の記載はなく、1刷が1975年になっていました)
03_「あんぱんまん」の表紙
「あんぱんまん」自体は40年以上前に発行された本ですが、写真の本は2013年11月 第65刷のものなので、まだまだ新しい状態です。
04_いきなり旅人に顔面を食わせようとするアンパンマン
初期型アンパンマンは頭身がデカイのがキモいのですが、それ以上にお腹を空かせて死にそうな旅人さんに対して、会っていきなり「さあ、ぼくの かおを たべなさい。」と言い放つ点がぶっ飛んでいてステキです。
さすがに旅人さんも「そんな おそろしいことは できません。」とお断りしています。
05_それでも頭を食べさせようとするアンパンマン
それに対してアンパンマンは「ぼくは あんぱんまんだ。 いつも おなかの すいた ひとを たすけるのだ。 ぼくの かおは とびきり おいしい。 さあ、はやく!」と急き立てて、無理矢理食わせようとしているのがステキです。
06_頭部が無い状態で帰還したアンパンマン
前述の旅人さんはアンパンマンの顔を半分食べてお別れ。アンパンマンはその後、森で迷子になった子供を(顔を食べさせつつ)救出し、最終的に「ぱんつくりのおじさん」のところに顔無しの状態で戻ってきます。
07_ぱんつくりのおじさんは喫煙厨
パイプでタバコを吸っている「ぱんつくりのおじさん」ですが、この時点ではジャムおじさんという名称は付いていないみたいです。今のご時世はタバコにうるさいので、絵本の中とはいえいろいろ文句を言われないか、ちょっと心配になります。
この後アンパンマンは新しい頭に付け替えてもらって、再びお腹を空かせた人を助けに行くべく、空を飛んで旅立っていきます。
:
以上が1作目の概要ですが、お猿さんが出てこなかったし、ここまでぶっ飛んでいた気はしないので、ブログ主が探していた絵本ではなさそうです。
4. 「それいけ!アンパンマン」(2作目の絵本)を読んでみる
それいけ!アンパンマン (フレーベルのえほん (9)) | |
クリエーター情報なし | |
フレーベル館 |
続いては続編の「それいけ!アンパンマン」です。「アンパンマン」はカタカナ表記になり、テレビアニメと同じタイトルになっています。
08_「それいけ!アンパンマン」の表紙
こちらの本は初版第1刷が1975年11月、この本自体は2014年8月の第62刷になっています。
またアンパンマンの頭身も小さくなっています。
09_雪の谷間に落ちた子猿
お猿さんが「たすけて~~ ひもじいよう~~~」と泣いています。
これや! 間違いない!!
ブログ主が探していた絵本があっさり見つかりました。
10_「さあ ぼくの かおを たべなさい。」と顔を押しつけるアンパンマン
それに対して子猿さんは「え? かおを たべるんですか。」と聞き直しています。
11_猿の集団に追い回されるアンパンマン
ブログ主はこの絵本の粗筋は、雪山の子猿をジャムおじさんのいるパン工場に救出して完了する内容だとうろ覚えしていたのですが、それは間違いでした。
実際には子猿を森に戻したところ、「ぼくたちにも たべさせてぇ。」と仲間の子猿がわらわら出てきてアンパンマンの顔をむしり取ろうとしてきたため、アンパンマンは「死ぬほどお腹が空いている人でなくちゃ僕の顔は食べさせられないから。(震え声)」と言って逃げ出します。
12_アンパンマンを丸飲みした怪獣さん(ご満悦な表情)
子猿集団に追い回されたアンパンマンは湖の近くに来たところで、湖の中から現れた黒い怪獣に丸飲みされてしまいます。このとき怪獣さんは「こざるばかり たべて すこし あきてた ところだった」などと、しれっとエグいことを言ってるところがステキです。しかしこの怪獣さん、すごくご満悦な表情をしています。
13_ケーキーヌ
ブログ主はこの怪獣さんの表情を見て、犬用ケーキを食べて凄く幸せ・ご満悦な表情をしている「ケーキーヌ」と呼ばれているワンちゃんのことが頭に浮かびました。
ただしこの怪獣さんはケーキーヌと違って、「甘いものが嫌い」というかなり失礼な理由でアンパンマンを(首の無い状態で)ぺっと吐き出してしまいます。
14_ジャムおじさんの工場で復活
怪獣の口から吐き出されたアンパンマンは、ダイレクトにジャムおじさんの工場の煙突に吸い込まれた後、復活します。なお煙突からは煙が出ていた(=下で火を焚いている)ので「これはアカン、本体が焼けてしまうやろ」と思ったのですが、無事に復活してお腹を空かせた人を助けに行ったみたいです。
なお初めてこの絵本を見た幼少のブログ主は、上の写真の右下にあるスペアのパンが“交換可能な生首群”のように思えて、不気味に感じていたことを思い出しました。
それはさておきブログ主はもう一度読んでみたかった絵本と再会することができて、嬉しい気持ちになりました。(´∀`)
5. 最後に
アンパンマンについてですが、今読み返してみると「なにはともあれ、お腹を空かせている人(子供)を助けてあげたい」という作者のやなせたかしさんの思いが伝わってくるんですよね~。
最近は「アンパンマンは子供向けの作品の振りをして、実際には大人向けの作品なんじゃないか」とも思うようにもなりました。
アンパンマン大図鑑―公式キャラクターブック | |
クリエーター情報なし | |
フレーベル館 |