2019年3月13日に電気グルーヴ(以下「電気」と省略)のピエール瀧メンバーがコカイン使用容疑で逮捕されてから約1ヶ月半が経過しました。電気グルーヴのライブを見に行ってみる@Zepp Tokyo (2018/3/16)にも少々記載しましたが、ブログ主は電気ファンの端くれであります。
今回のエントリーではブログ主が電気を知ったきっかけや瀧逮捕の件など、電気に関するどうでもいい内容をてきとーに、とりとめも無く、でたらめな文章で書き連ねていきたいと思います。(※ 以下の文章は真面目に捉えないでください!)
ブログ主は1974年製・大分県産の中年おぢさんですが、電気グルーヴという音楽バンドの存在を知ったのは、1991年(高1)のときにリリースされたTMNとのコラボ作品である「RHYTHM RED BEAT BLACK」です。ただし当時はTMN(個人的にはTM Networkと言った方がしっくりくる)の方に興味があり、電気のことは「ふーん、こんなバンドがあるんだ」ぐらいにしか思っていませんでした。
ブログ主は歌手の広谷順子さんの大ファンでして、普段から“広谷順子”で検索をかけて引っかかったCDやレコードをいろいろと収集しています。(広谷順子さんに関するブログはこちらのインデックスページを参照)。
そんなブログ主がいつものコレクション活動を行っていた2013年の頃、「Fantastic Love In Wonderland (高橋拓也)」というアルバムに広谷順子さんの歌が入っているということを聞きつけ、早速そのレコードを入手してみます。
率直にそう思ったブログ主は、それ以来「Fantastic Love In Wonderland」がお気に入りのアルバムの1つになりまして、何度も何度も聴くようになりました。
こうなると気に入ったものはとにかく集めたがるというブログ主の収集癖にスイッチが入ってしまう訳でして、「今度は高橋拓也という人の曲を全部集めてみよう」ということになるのでありました。
ここのサイトでは昔活躍していたミュージシャン等のその後を追っているようなのですが、その中で高橋拓也さん本人から頂いたという情報も交えて活動歴等が紹介されていました。詳しくは上記リンク先の原文を確認頂きたいのですが、要約すると
・1975年に「LOU (ルー)」というバンドでデビュー
・LOU時代にアルバム1枚とシングル2枚を発表
・1978年よりソロ活動(キャニオン)
・1979年に「Feel so cool」(アルバム)と「哀しみのフェスタ」(シングル)でソロデビュー
・その後、セカンドシングルの「Secret Season」とセカンドアルバム「Fantastic Love in Wonderland」を発表
なお、A面の「哀しみのフェスタ」はファーストアルバム「Feel so cool」に収録されていますが、B面の「六月の雨」はアルバム未収録となっています。ちなみに広谷順子さんのデビューシングル「道」は1979年2月に同じくキャニオンレコードから発売されたものなので、確かに近い時期になります。(広谷順子さんのシングル作品についてはこちら)
<レコード情報>
・発売日: 1980年10月
・発売元: キャニオン・レコード
・型番 : 7A0013
・価格 : 700円
・A面曲 : FANTASTIC LOVE IN WONDERLAND (作曲:高橋拓也、歌詞:森田由美、編曲:戸塚修)
・B面曲 : ONENIGHT STAND (歌詞・作曲:高橋拓也、編曲:戸塚修)
05 シングルのFANTASTIC LOVE IN WONDERLAND (表)
06 シングルのFANTASTIC LOVE IN WONDERLAND (裏)
「ファンタスティック・ラブ・イン・ワンダーランド」という歌は、何度リピートで聴いても飽きないようなブログ主が大好きな曲です。A面・B面とも同名のアルバム「FANTASTIC LOVE IN WONDERLAND」に収録されています。シングルもアルバムも発売日が同じ1980年10月であることから、アルバムからシングルカットされたものかもしれません。シングルとアルバムとで曲に違いはありません。
なお、アルバムの方の「FANTASTIC LOVE IN WONDERLAND」はヤフオクでもちょくちょく出品されていますが、シングルの方は滅多に見かけないレアものです。
帯の表側には「フォーキーでメロウ、ほどよくソウルフル 林哲司プロデュースのエヴァー・グリーンなソフト・ロック」との記載があります。
また帯の裏側には「林哲司プロデュースでデビューした“ルウ"のファーストにして唯一のアルバムに、ラスト・シングルからアルバム未収録の2曲を追加収録。フォークとスイート・ソウルを絶妙にブレンドした洗練されたサウンドは、今聴いても輝きにあふれている。色褪せることのないソフト・ロックの名作。Produced and Arranged by 林哲司 オリジナル・リリース:1976年」との記載があります。
これまでに何度かブログネタにしていますが、ブログ主は歌手の広谷順子さんの大ファンであります(広谷順子さんに関するブログはこちらのインデックスページを参照)。
その広谷順子さんが参加されている綺羅やBreath By Breathの音楽を聴いていると、とってもイイ声・カッコイイ声の男性ヴォーカルが聞こえます。その声の主は広谷順子さんの旦那さんである木戸やすひろさんなのですが、今回はその木戸やすひろさんの作品について紹介したいと思います。
また歌詞カードのジャケットには、本人インタビューを交えた音楽ライター金澤寿和さんの詳しい解説が記載されており、オメガトライブのコーラスはノー・クレジットながら木戸やすひろさんと(Breath By Breathでも一緒になる)比山貴咏史さんの仕事だったことなど、なかなか興味深い内容が書かれてありました。
The Only Boy, The Only Hope
補足:上記2曲は、ビジュアル・サウンドシリーズ「LOVE SYNCROID」に収録(1986年)。ラブ・シンクロイドは白泉社の少女漫画で、このアルバムはその作品をイメージしたサウンドトラックになっています。聴く前はドラマでも入っているのかと思っていたのですが、中身は純粋な音楽(+広谷順子さんとミシェル・ハートさんのボーカル曲)で、しかもアルバム全体を通して、なかなかイイ感じな佳作となっています。
アベマリア
補足:上記2曲は、「ガキンチョ★ROCK オリジナルサウンドトラック Enjoy Street Rock Party」に収録(2003年)。「風にのっけて」は広谷順子さんの優しい感じのソロ曲で、アベマリアはBreath by Breathが歌う結婚式にかかってもおかしくない本物のアベマリア。どちらもロックとは縁遠い内容なのが興味深いところ。
補足:Far East Recordingというインディーズ(?)のレーベルが出した作品。当時時効前で頻繁にテレビで放送されていた福田和子(松山ホステス殺害事件の犯人)の想定される声をサンプリングして音楽にした作品。上記のYouTubeにうpされているものはCDの1曲目(本曲)で、広谷順子さんが歌うのは3曲目のragga remixの方。
ragga remixの方は歌詞付き音楽になっていて、合間合間に入る福田和子のサンプリング音声が無ければ、一見普通の歌のように聞こえる。何となく気持ち悪い作品だが、何度か聴いていると、そうでもなくなる不思議な作品。
二度目のSUMMER STORY
Fantastic Love In Wonderland (高橋拓也)
補足: 高橋拓也の2ndアルバム「Fantastic Love In Wonderland」(1980年)の3曲目で収録された、高橋拓也さんと広谷順子さんによるのデュエット曲。高橋拓也というアーティストはこの作品で初めて知ったのですが、ブログ主的には非常に気に入りました。ブログ主は現在、高橋拓也さんの作品も集めて聴き入るようになっておりまして、後日高橋拓也さんに関するエントリを別途作成するつもりでいます。
こうした蒼々たるプロのミュージシャン5人が集結して2001年1月に結成されたグループがBreath by Breathで、CDの帯には「日本のトップアーティストを支えるコーラスのプロフェッショナル・ユニット」と記載されています。
Breath by Breathからは、これまでに2枚のアルバムがリリースされているようです。
1stアルバムはグループ名と同じ「Breath by Breath」です。CDの裏面の帯には次のような記載があります。
「2001年にア・カペラ・コーラスのユニットを結成。日本のトップアーティスト(松任谷由美・中島みゆき・松田聖子・小田和正・福山雅治・吉田拓郎・Kink Kids他)のレコーディングやライブを支える実力派ミュージシャン。このアルバムには松任谷由美をはじめ、服部克久、島田歌穂、島健、芹沢類、小泉吉宏各氏からコメントが寄せられている。」
ブログ主のアルバムの感想ですが、聴いてとにかく“出だしから最後まで圧倒されました”。別の言い方をすると、2012年の紅白歌合戦で美輪明宏さんが「ヨイトマケの唄」でその年の紅白を制圧したように、プロのミュージシャン(ボーカリスト)が力を合わせて本気を出すと、こんなにも凄いハーモニーが出来上がるのかと思いました。
このアルバムの全体的な印象としては、綺羅にアカペラ成分が加わってゴージャスになったような感じでしょうか。綺羅というと、3曲目には曲の方の“綺羅”が収録されていて、幻世に収録されている綺羅と聞き比べてみるのも一興かと思います(ブログ主は、Breath by Breathの綺羅の方が好きです)。
このCDは8曲収録されていますが、曲の半分が1分台なこともあってトータルの演奏時間は20分51秒と短くなっていますが、それを感じさせない密度の濃いCDとなっています。上のAmazonのリンク先にCDジャーナル・レビューやカスタマーレビューがあって、いずれも絶賛されていますが、その内容に間違いはないと思います。
「Breath by Breath」は定価1800円のCDですが、出回っている数が少ないせいか、現在は入手困難でAmazonのマーケットプレースではバカみたいに高い値が付いています。ブログ主は幸いにして(偶然に)新品を定価で買うことが出来たのですが…。とはいえ、レンタルでもなんでもいいので、もしこのCDを見かけることがあれば、是非とも聴いてみて欲しいと思う作品であります。
2枚折りになっていて、裏面が「古都めぐり」になっています。表面の製品版との違いについては
・右上の製品番号と価格のところが「PR 27 NOT FOR SALE」になっている。
・左下の「Side B:」が「古都めぐり」になっている。
・製品版ではタイトルの「恋模様」大きな文字の下に、「近畿日本鉄道伊勢・志摩キャンペーン曲」と小さく書かれているが、プロモーション版ではそれが無い。
このシングルは、CLAMP作品のOVAである「CLAMP IN WONDERLAND」(1作目)のOP/ED曲がCDとして発売されたものなので、「広谷順子のシングル」に含めてよいものかどうか判断が難しいところではありますが、一応広谷順子さんの歌のみが収録された(他の歌手の歌が含まれていない)作品のなので、とりあえずこの項で取り上げました。
<収録曲>
1. A Song
2. Shell Blue Eyes
3. ジャスミン・ティー・ドリーム
4. Seaside Parking
5. 夜はボサノバ
6. Leaving Home
7. Here Comes the Moon
8. Paper Moon
9. 地上からBon Voyage!
10. Odyssey
11. A SONG (reprise)
<ブログ主の感想>
・アルバムの系統としてはBlendyに近いポップな曲が多い印象です。
・1曲目の「A Song」は前奏に近い曲で、2曲目の「Shell Blue Eyes」と
曲間無しで繋がります。
(MP3を作成する場合は、2曲を連結させて不自然の無いようにしています)