きたへふ(Cチーム)のブログ

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XJ6 Diversion(バイク)で横浜から大分まで自走してみる

2011年05月15日 | バイク
【最終改版日:2011/9/2】

2011年のゴールデンウィークは、間にある平日(5月2,6日)と、連休明けの
月曜日(5月9日)にお休みが取得できたため、11連休となりました。
滅多にない長期休みが取れた&高速1000円が6月までで終わりそうである&
XJ6 Diversionを買ったばかりということもあって、
「せっかくだから俺は、横浜から大分まで高速走って帰ってやるぜ」
ということで、苦行になりそうなことは覚悟の上で、一度やってみたかった
関東から九州までの片道約1300kmの一人ツーリングに出かけることにしました。
そのときの計画や感想等を記載します。


当初の計画

通常、ゴールデンウィーク中の高速道路はよく渋滞が発生します。
今年は震災後の旅行控えが出ている影響で高速大渋滞は発生しにくいとの
予想が出ているものの、渋滞にはまることは極力避けたいもの。
そのため、次のような計画を立てました。


今回の旅程・全体地図(走行後)


 (1) 4/29(連休初日)は、夜になってから関東圏を脱出する。
   徹夜の走行になるので、予め昼間は寝ておく。夕方に行きつけの
   理髪店で整髪して、最寄りの横浜青葉ICより東名高速に乗り西進。

 (2) 中京圏→関西圏は、名神(関ヶ原経由)と新名神(亀山経由)のうち、
   空いている方を通る。どちらも空いていれば、通ったことのない、
   新名神を走ってみる。

 (3) 渋滞の名所である吹田JCT→(宝塚トンネル)→西宮名塩SA間は、
   渋滞の始まる朝5時頃までにここを通り抜ける。西宮名塩SA以西は、
   天気や体調を考えてのんびり進む。

 (4) 関西圏→下関までは、中国自動車道を走ってみる。

 (5) 関門海峡のところで、ちょっと休憩する。

 (6) 九州上陸後、鳥栖JCT付近が大渋滞になっているようであれば、
   北九州からR10沿いに大分へ南下する。(現地判断)

 (7) 目標は明るいうちに大分の実家に到着すること。
   ただし、暗くなっても焦りは禁物。

ところが29日は準備やら想定外の作業が相次いだ関係で、当初昼過ぎに床に就く
予定だったのが大幅に遅れ、結局1.5時間程度の昼寝だけで自宅を出発。
理髪店で髪を切っている間に少々眠るものの、ほとんど寝溜めしていない状態で
24時間(?)耐久徹夜ツーリングを開始することになります。


走行記録1 (横浜青葉IC→浜名湖SA)


横浜青葉IC→浜名湖SA(1)までの地図


出発: 東名高速・横浜青葉IC (20:45頃IN、累積走行距離:約20km)
 理髪店で見ていたテレビによると、天気や渋滞は問題ない模様。
 安心して出発する。


横浜青葉IC


小休止: 東名高速・足柄SA (21:30-40頃、累積走行距離:約80km)
 大井松田を過ぎた辺りから空気が冷たくなってきて夏用メッシュグローブでは
 きつくなってきたので、足柄SAに入って冬用皮グローブに交換する。


足柄SAにて


大休憩・給油: 東名高速・浜名湖SA (23:22-0:25頃、累積走行距離:約265km)
 浜名湖SAの手前3.6kmで燃料計がリザーブ(F-Trip)に切り替わる。
 当初予定ではもう1つ先のSAまで燃料は持つ予定だったのだが、
 仕方がないのでここで給油することに。ここで遅い夕食とし、値段の割に内容が
 なんとなくイマイチな(物足りない)うなぎと豚汁の定食(1300円)をいただく。

 浜名湖SAの手前から「三ヶ日~豊田JCT間 渋滞30km」(←数値は記憶曖昧)との
 案内が出ていたが、飯を食っている間に渋滞は若干減った模様。とはいえ、
 日付が変わるような時間帯なのに10km越の渋滞が残っていることにうんざりする。
 1回目の給油を行って浜名湖SAを出発。


浜名湖SAのうなぎと豚汁の定食(1300円)




走行記録2 (浜名湖SA→西宮名塩SA)


浜名湖SA(1)→西宮名塩SA(2)までの地図


浜名湖SA→豊田JCT→四日市JCT→御在所SA
 浜名湖SAを出てからしばらくは快走できたものの、蒲郡の手前付近で
 ついに渋滞に掴まることに。(;´Д`)
 以降、豊田JCT手前の渋滞発生ポイントを過ぎるまですり抜けをしつつ、
 途中の美合PAで小休止を入れつつ、ひたすら前進。

 豊田JCT手前の案内板を見ると、ここから先の京都方面は名神経由・新名神経由とも
 渋滞は無いとのことだったので、第2名神に進むべく豊田JCTより伊勢湾岸道方面へ。

 伊勢湾岸道はひたすら橋の上を通るルートで、初めてここを通ったときは
 「おー、すげー」と感動しつつ走ったものですが、何度も走っていると
 延々と続く似たような景色、バイクには辛い横風がある、両端(四日市と豊田)に
 渋滞の名所が控えているということで、あまり好きではなくなりました。

 東名阪道に入ってからも、交通量は多いが渋滞になることはなく御在所SAに到着。


小休止: 東名阪・御在所SA (1:50-2:10頃)
 御在所SAではトイレ休憩のみを行う。ちょっとだけ休むつもりだったのが、
 結局20分も休むことに。


深夜の御在所SA



御在所SA→亀山JCT→甲南PA
 御在所SAを出発してからは、片側2車線の道路は走行車線・追い抜き車線とも
 ぴっちり埋まった状態で車が連なる(渋滞の一歩手前)。連休中とはいえ、
 夜中の2時ですらこんな状態なのでちょっと驚く。さすが渋滞の名所。

 その後、新名神の山越えルートを走っていると、寒さに耐えられなくなり
 近くのPAに駆け込む。

 この段階で下は普通のズボン+冬用オーバーパンツ、上は厚くはない長袖シャツ
 +3シーズン用インナー+冬用に近い厚手の3シーズン用ジャケットを着込んでおり、
 通常の防寒用途では問題は無い状態だったのに、それでも寒さに耐えきれず、
 上下のレインコートを着込んで再出発。山をなめてました。


大休憩: 名神高速・大津SA (3:15-4:00頃)
 山を越え、草津JCTを越えて最初のSAである大津SAに到着。
 前回の休憩時間よりさほど時間は経っていないものの、ちょっと眠たくなったので、
 SAに入ってコーヒールンバの流れる自販機でブラックコーヒーを買って一服。
 その後、20分ほどテーブル席でうとうとしてから再出発。


大津SA→吹田JCT→西宮名塩SA
 大津SAからは明け方の名神の方を走行。吹田JCTから中国自動車道に入る。
 吹田JCTの先、万博公園付近の一帯は走っていて気持ちよいのでいい感じ。
 この日は朝5時から名神茨木IC~西宮山口JCT間で渋滞が予想されていたが、
 渋滞の始まる4時台にこの区間を無事に突破。


小休止・給油: 中国自動車道・西宮名塩SA (4:44-5:15頃、累積走行距離:約527km)
 ここで2回目の給油。Tripメータを見ると、浜名湖SAから261.7km。
 ここまで走っても、まだ全体の旅程の40%ということでげんなりする。(;´Д`)
 夜が明けはじめており、車はもう少しでライト無しでも走行できそうな明るさに。


夜明けの西宮名塩SA




走行記録3 (西宮名塩SA→七塚原SA)


西宮名塩SA(2)→七塚原SA(3)までの地図

西宮名塩SA→揖保川PA
 西宮名塩SAを出発し、山陽道との分岐点である神戸JCTを過ぎてからは、
 交通量が減って緊張感も減ってしまう。おまけに徹夜に近い状態で
 走行してきたこともあり、急激に眠気が襲ってくる。
 居眠り運転しそうなほどウトウトしながら揖保川PAに滑り込む。

 揖保川PAでは、タンクバッグを枕にしてベンチの上でゴロリと横になり、
 20~30分くらい仮眠を取る。


揖保川PA


大休憩: 中国自動車道・勝央SA (6:40-8:15頃、累積走行距離:約647km)
 仮眠を取ったにも関わらず、再び居眠り運転になりそうなくらい眠たい状態で
 運転を続けていたところ、津山の手前の勝央SAに到着。お腹も空いてきたので
 ここで朝食を取り、ノートPCを持ち出してメールを読んだりと長時間休憩する。
 ヘルメットのシールドが昆虫図鑑状態になっていたため、クリーニングする。
 ここからは新名神で着込んだレインコート(防寒用)を脱いで運転再開。
 ここまで来ても、まだ旅程の半分。先は長いです。


小休憩: 中国自動車道・大佐SA (9:10-9:30頃)
 勝央SAを出発してしばらくすると、再び眠たくなってしまう。
 そこで大佐SAで再び軽く横になって仮眠を取る。
 ここを出発する前に買った眠気覚ましのドリンク剤(400円)が効いて、
 以降は眠気を感じずに運転を続ける。

 その後、春先の山里をのんびり走りながら、まだ桜の残る七塚原SAに到着。


七塚原SAの桜




走行記録4 (七塚原SA→壇之浦PA→古賀SA)


七塚原SA(3)→壇之浦PA(4)→古賀SA(5)までの地図

小休止・給油: 中国自動車道・七塚原SA (10:15-10:25頃、累積走行距離:約791km)

 七塚原SAで3回目の給油。中国自動車道は途中のSAのガソリンスタンドが無くなり、
 給油できない区間が長くなっているので、忘れずに給油。ここの給油所は、
 セルフのガソリンスタンドだと思ったのですが、フルサービスでした。
 七塚原SAでは、給油のみを行って10分程度で出発。



七塚原SA


小休止: 中国自動車道・安佐SA (10:50-11:10頃)
 心地よい春先の山里をのんびり走りながら、広島の近くの安佐SAに到着。
 ここでトイレ休憩。隣に駐車していたZXR1100海苔の小林宏之(投手)に似た
 イケメンお兄さんと談笑し、出発。


小休止: 中国自動車道・美東SA (12:40-13:00頃)
 安佐SAを出発して1時間半ほど走り続け、山口県の美東SAに到着。
 「山口の“ういろう”は美味しいから必ず買ってこい」
 という姉の指令があったため、ここでお土産のういろうを購入。
 このういろうは後で実家で食べたのですが、確かに美味。
 浜名湖SAで買った名古屋のういろうよりも、山口の方が美味でした(確定)。

 美東SAはチャンポンが有名らしく、私もちょっと食べてみたかったのですが、
 順番待ちの列が長くなっていたので諦めることに。
 ガソリンもここで入れようかと思っていたけど、次のSAまでは持ちそうなのと
 長い順番待ちの状態だったのでスルーすることに。


美東SA→下関JCT→壇之浦PA
 ガラガラだった中国自動車道も、美東SA手前の山口JCT辺りから交通量が増え始め、
 美祢を過ぎてからはそこそこの交通量に。特に下関JCTを過ぎて山陽道との合流後は
 2車線ともぴっちり埋まった渋滞1歩手前の状況になるが、順調に流れる。
 途中の王司PAで給油しようと思ったが、美東SAのときよりも長い給油待ちの列が
 出来ていたため、スルーして壇之浦PAへ。



関門道・壇之浦PA (13:45-14:00頃)

 14時前に今回の目的地の1つである関門海峡の麓の壇之浦PAに到着。
 ようやく本州の最西端に来たのかと思うと胸が熱くなります。



壇之浦PA

 壇之浦PAは風光明媚な場所で人気が高いため、自動車は駐車場待ちになっていました。
 バイクは横をすり抜けてすんなりと駐輪場に到着。
 そこには私と同様に関東ナンバーのバイクが多く見かけられました。



うにまん(250円)なるものをGET

 うにまんは美味しかったですが、ちょっと味が濃い感じでした。



壇之浦PAにいた猫

 人なつっこい猫ちゃんでした。



関門橋とうちのバイク(XJ6 Diversion)

 記念撮影をして、15分足らずで壇之浦PAを後にします。




走行記録5 (壇之浦PA→古賀SA→大分宮河内IC)


壇之浦PA(4)→古賀SA(5)→大分宮河内ICまでの地図

 壇之浦PAを出て関門橋を渡って、ついに九州に上陸。実家の大分まではあと少し。
 この先の鳥栖JCTは、午前中は渋滞があったものの現在は解消しているとのことで、
 予定通り九州道→大分道で向かうことに。

 壇之浦PAを出た段階で、燃料計は残り1目盛りになっており、九州上陸後まもまく
 リザーブ(F-Trip)に切り替わる。計算上は次の古賀SAまで持つことは判っていたものの、
 内心ヒヤヒヤしながら古賀SAに滑り込む。


小休止・給油: 九州自動車道・古賀SA (14:45-15:10頃、累積走行距離:約1120km)
 F-Tripが50kmぐらいで古賀SAに到着。ここで4回目の給油。
 古賀SAも駐車場&給油待ちの長い列ができていたが、今回ばかりは逃げられないので、
 15分ほど大人しく列に並ぶことに。九州上陸後は暑くて汗ばむほどの陽気。
 ジャケットを脱ぎたくなるが、メッシュジャケは持ってきていなかったので、
 首元のファスナーを軽く開けて、風を取り込みながら走行することに。


古賀SA→鳥栖JCT→山田SA
 九州自動車道は、交通量は多かったものの順調に流れる。
 しかし鳥栖JCTから大分自動車道に入って間もなく、雲行きが怪しくなる。
 そして大刀洗PAを過ぎたところで雨がポツポツ降り始める。(;´Д`)
 「えー、天気が悪くなるなんて聞いてないよ~((C)ダチョウ倶楽部)」と思いつつ
 合羽を着るためにバイクを止めようと思うが、バス停のようなところすら見つからず
 少々先の山田SAまで濡れながら走ることに。


小休止: 大分自動車道・山田SA (16:00-16:30頃)
 山田SAでは地鶏の炭火焼きが美味しそうだったので1パックを買い、その場でいただく。
 こりこりとした食感でとても美味でした。その後、荷物の積み替え(防水)を行ったり、
 合羽を着込んで出発。


山田SA→大分宮河内IC
 途中大粒の雨に打たれたものの、大半の区間は曇りか小雨の中を我慢して走行。


到着: 大分宮河内IC (17:30頃、累積走行距離:約1300km)
 ついに目的地のICで下車。高速料金は2150円でした。
 これは高速1000円+東京都市圏+大阪都市圏の合算になります。
 正規料金が2万円ぐらいなので約90%引きとなります。
 その後、少々下道を走って無事に実家に到着。
 計画通り、明るいうちに(日が暮れる前に)辿り着くことが出来ました。




感想・その他

 ・中国自動車道は、ひたすら山の中でしたが、走っていて気持ちよかったです。

 ・スロットルロッカーを使っていたので長距離運転は楽だったのですが、
  それでも腕が痛くなりました。(しびれてきました)
  1200ccのようなリッターバイクなら、もっと楽に走れていたと思います。
  600ccだと、高回転で回す(=振動が大きくなる)ので、ちと辛かったです。
  スロットルロッカーの感想(詳細)はこちらを参照

 ・ゲルザブのおかげで、ケツは痛くならずに済みました。ゲルザブは神です。
  ただし腰が少々痛くなりました。ゲルザブの感想(詳細)はこちらを参照

 ・ガソリン代と燃費ですが、高速を降りて少々走ってからの5回目給油を含めると
    全走行距離=1333.8km
    全給油量 =61.2リットル
    平均燃費 =21.8km/l
    ガソリン代=10,173円(全部ハイオク。大体リッター単価166円)

  でした。

 ・今回の地図データ(経路データが途中で消えています)



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