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赤ちゃん連れで飛行機に乗ってみる(ANA国内線)

2020年05月10日 | 家族・子育て
【記事作成日:2020/05/10、飛行機搭乗日:2019/11/15,18】

 2020年のゴールデンウィークはコロナ禍の影響で外出自粛となったため、せっかくの長期休みだったのに孫の顔を見せに大分の実家に帰省することが出来ませんでした。このため今回は「旅行に行った気分だけでも」と思い、昨年(2019年)の11月に初めて子供連れで横浜から大分の実家まで飛行機に乗って帰省したときのことを、いまさらですがブログに残したいと思います。

 なおブログ主の子供は2019年1月生まれで、当時はつかまり立ちは出来るけどまだ歩けない10ヶ月の赤ちゃんでした(体重は8kgぐらい)。ちなみに現在はよちよち歩きで家の中を歩き回っております。


1. ベビーカーとベビーベッドを予約してみる

 歩けない赤ちゃんを連れての移動となると、各種荷物が多くなる上に、人力による赤ちゃん移送(おんぶ/だっこ)や、食事(おっぱい)対応が加わるのでいろいろと大変になります。当時ブログ主一家が帰省したときは、送れる荷物は極力事前に宅配便で送っていたのですが、それでも当日分の荷物だけでも結構な量があるので、空港内の移動を楽にする必要がありました。
 また飛行機内で赤ちゃんが泣き出して他の乗客の方に迷惑がかかることを危惧していたのですが、赤ちゃんが横になれるベッドがあるとの話を聞きつけ、せっかくなので予約して利用してみることしてみました。

 ※ なお、ブログ主はANAのスーパーフライヤーズカード持ち(このカードの特典)で基本的に飛行機はANA派なこともあり、今回羽田⇔大分間の往復もANA便を使っています。そのため後述のサービスは全てANAでの話になる点はご承知おきください。

ANAの国内で利用可能な乳幼児向けのサービスは次のページに記載されていますので、詳細は下記リンクを参照ください。

 ・小さなお子様連れのお客様 [国内線]

 ・【国内線】ベビーベッドはあるのですか。
ベビーベッドの用意がございます。
設置できる座席が限られておりますので、ご予約の際にお知らせください。


 今回ブログ主(+嫁)は行きは通常の航空券、帰りは溜まったマイルを使って往復することになりました。ただしマイルで使える特典航空券は同伴の乳幼児分をネットで予約できないため、電話での予約対応が必要でした。そのためベビーベッド等の予約は、このときにセットで行いました。

 以降、実際の利用状況です。


2. 羽田空港にて(ベビーカーを借りてみる)


01_羽田空港でチェックイン

 ブログ主はスーパーフライヤーズカード持ちなので、プレミアムチェックインの窓口へ向かいます。
 ここでスーツケースのような大きな手荷物と、自宅から赤ちゃんを載せてきたうちのベビーカーを引き渡します。


02_空港内で貸してもらえるベビーカー1(白い脚出しタイプ)

 そして空港内で使用するベビーカーを貸与して頂けることになったのですが、そのベビーカーは2種類用意されているようでした。上の写真は月齢がちょっと高めの子用のものでした。


03_空港内で貸してもらえるベビーカー2(黒くて横に倒せるタイプ)

 もう1つのベビーカーは革製で柔らかく、ほぼ横に倒せるちょっと大きめのタイプでした。
 今回はこちらをお借りすることになりました。


04_ANAラウンジに直行

 スーパーフライヤーズカード持ちの特典の1つに、本来なら3000円ぐらい出さないと入れないANAラウンジにタダで入れるというものがあります。貧乏性のブログ主はラウンジが利用できる機会があれば、飛行機出発1.5時間前くらいに空港入りして、ここでタダ酒を頂くのが通例です。


05_良い席に案内してもらえました

 この日は平日の昼下がりの時間帯だったので、ラウンジは比較的空いている状態でした。そのため席を探していたときにANAの方からこちらのグループ席に案内してもらいました(感謝)。

 ラウンジに着いたのは飛行機出発の50分ぐらい前でそんなにのんびりはしていられなかったのですが、飛び立つ飛行機を眺めながら、持参した軽食(赤ちゃんには離乳食)を家族で食べるひとときとなりました。
 なおブログ主はこの後レンタカーの運転が控えているためビールやウイスキーはぐっと我慢して、健康的に青汁やトマトジュースをいただきました。(´・ω・`)


06_搭乗口近くにてベビーカーを返却

 その後、出発時間が近づいてきたためラウンジを後にして、数100m先の搭乗口に向かいます。
 空港内で借りていたベビーカーは、搭乗口のところで返却となります。


3. 飛行機に乗ってみる(ベビーベッドを借りてみる)


07_赤ちゃんを抱っこして飛行機に乗り込みます

 搭乗口の自動改札機のところから飛行機の中までは赤ちゃんをだっこして全荷物を手持ちで移動するため、ここが空港内での移動で一番の難所となります。
 搭乗順序は乳幼児連れや病気・障害者の方が最優先となるので、先に乗り込ませてもらいます。


08_搭乗便はB737-800

 今回乗った飛行機の機種は、1つ上の写真にもちょっと写っていますが、主翼の先っちょが上を向いているのが特徴のボーイング737-800でした。(B737-700/800型機の詳細)


09_ボーイング737-800シートマップ 抜粋(転載元のページ)

 今回ブログ主一家が予約した座席は5Aと5Bでした(上のシートマップの左下辺りを参照)。後述のベビーベッドが取り付け可能な座席はかなり限られているのですが、その中の1つとなります。

 ちなみにこの飛行機における5列目の席は目の前が壁になっています。こうした壁の後ろの席は他の座席より足下が広くて前の人が座席を倒してくることもないので「通好み」の席ではありますが、足下に手荷物を置けないという制限があることから、一般的には座席予約が後から埋まる不人気な方の席となります。


10_座席の正面 (銀色の3つの丸い穴に注目)

 壁の部分には3つのビスが取り付けてあって、ここにベビーベッドをセットすることになります。
 搭乗後、客室乗務員(キャビンアテンダント:CA)さんに「ベビーベッドをお願いしている者ですが」と話しかけたところ、「ベビーベッドが利用可能な時間帯は、飛行機が離陸後安定状態になってシートベルト着用サインが消えてから、着陸に向けた下降を開始する前までとなっております」とのことで、後から取り付けてもらうことになりました。


11_離陸を待ちます

 そのためしばらくの間は赤ちゃんをだっこして、飛行機が空の上で安定するまで待ちます。
 幸いにしてうちの子は初めて見る外の光景に興味津々で、この間ほとんど泣かずにいてくれたので助かりました。


12_ベビーベッドが運ばれてきました

 その後CAさん2人がベビーベッドを持ってこられました。


13_ベビーベッドを取り付けます

 先程の3個所のビスの部分にベビーベッドをカッチリ取り付けて固定します。


14_取付完了後の状態

 取付が終わるとこんな状態。
 ベビーベッドはA席(窓側)・B席(中間席)の前を塞ぐ感じになります。


15_座席のテーブルを出したところ

 座席のテーブルを出したところ、ぎりぎりですがベビーベッドと干渉することはありませんでした。


16_富士山の上空を通り過ぎます

 ブログ主が羽田⇒福岡・大分方面の飛行機に乗る際は進行方向左側の窓側席(A席)を好んで予約するのですが、その理由の1つがこの光景を見れることにあります。


17_ベッドでおねんね

 早速ベビーベッドを使わせて頂きます。
 なおベビーベッドのサイズは85㎝(縦)×45㎝(横)×33㎝(高さ)、赤ちゃんの体重は10kgまでとなっていますが、ベッドの側面にある英語の注意書きには「WEIGHT LIMITー 25LBS / 12KGS」の記載がありました(つまり12kgまで)。


18_かくれんぼ状態

 本来ベビーベッドは急な縦揺れに備えて、常に赤ちゃんの上にセーフティネットをかぶせてそれをベルト固定させる必要があるのですが、それをやると赤ちゃんの様子が全く分からない&ぐずりだしたときにすぐにだっこすることができません。この日は好天で揺れのない飛行状態だったので、後で(自己責任で)ベルト固定は外してしまいました。
 なお、うちの赤ちゃんは自分で顔の部分のセーフティネットを開けたりかぶったりして、「セルフいないないばぁ」を行っていました。


19_子供用のおもちゃを頂きました (なお左はゲロ袋)

 そうしたところCAさんからおもちゃを頂けました。∩(´∀`)∩


20_早速活用します

 今回頂いたのは赤い亀の描かれた口で膨らませる飛行機です。うちの子も大喜びです。
 ただしブログ主はこの飛行機を見る度、どうしてもぷよぷよの「すけとうだら」(google検索結果)を思い浮かべてしまいます。


21_指を挟まないようにお気をつけください

 小さな子供連れの方には、他にもこのような注意書きが配られていました。


22_そろそろ大分空港に到着

 借りていたベビーベッドについては、着陸前のベルト着用サインが転倒する前までに回収となりました。
 結局のところ羽田⇒大分の飛行時間約1時間40分のうち、ベビーベッドが使えた時間は40分程度しかなかったように思えます。(実際に空を飛んでいる時間は1時間ちょっとなので、そんなもんかと)


4. 帰りの便に乗ってみる(羽田空港到着まで)


23_大分空港でチェックイン

 今度は帰りの便の話です。
 大分空港でもプレミアムチェックインのお世話になりました。ただしラウンジについては、大分空港の「ラウンジくにさき」はANAのスーパーフライヤーズカードでは入れません。
 ブログ主はここのラウンジにタダで入れる(普段使わない会社指定の)クレジットカードを持っているのですが、それの入ったカード入れをうっかりスーツケースに入れたまま手荷物として預けてしまったためにラウンジに入れませんでした。不覚です。(>_<)


24_帰りの便のベビーベッド (足下の方はベルト固定中)

 帰りの便も機種はB737-800で座席は5Aと5Bと、行きと全く同じ状況でした。取り付けてもらったベビーベッドも同じタイプでした。


25_帰りの便でもらったおもちゃ

 帰りの便ではこのようなおもちゃを頂きました。合わせてCAさんから「お子さんが最初に乗った飛行機がANA便であることに感謝します。よいご旅行を!」といった手書きのメッセージカードをいただき、ブログ主は涙が出そうなくらい感激しました。


26_羽田空港で用意してもらっていたベビーカー

 その後飛行機は無事に羽田空港に到着。
 そして飛行機からボーディング・ブリッジを通って空港建屋内に入ってところ、空港内で使用するベビーカーが用意されていました(予約カードに11/18 796便 5Aでブログ主の名前が書かれています)。
 今回用意して頂いたベビーカーは月齢の大きめの子のタイプのものでしたが、それでもあると無いとでは空港内の移動のしやすさは段違い。とても助かりました。
 最終的に着陸後にお借りしたベビーカーは、ベルトコンベアがぐるぐる回っている荷物の受取所で返却となりました。


5. 最後に(特にベビーカー・ベビーベッドの利用を検討されている方へ)

空港内のベビーカーはとても便利でした。確実に利用するためには航空券予約時に電話で予約しておくとよいかと思います。(羽田空港出発時は、繁忙期でなければ多分予約無しでも借りられるような気はします)

・ベビーベッドの使える座席は限りがあるので、早めの予約が望ましいです。

・ベビーベッド装着時は2席(A席・B席)の前を塞ぎ、CAさんがベッドの取付・取り外し作業に来るため、身内以外の人がベビーベッド席に近くに座られている場合は、ちょっと気を使うかもしれません。できればベビーベッドが置かれる座席1列(3席)は身内で固めたいです。ブログ主の場合は5C席に予約されていた方がいたのですが、その方が気を利かせて(CAさんの許可をもらって)他の空き席に移っていただきました。

ベビーベッドが利用できる時間は想像以上に短かったです。羽田発着便だと最低でも九州・北海道・沖縄方面の飛行機でないと利用価値は薄いように思えます。なおシートベルト着用サイン点灯中はベビーベッドの脱着作業が行えないことから、悪天候時はベッドの取り付け開始が遅くなったり早期に回収されてしまうこともあるので、利用可能な時間はさらに短くなる場合があります。

・赤ちゃん連れの移動は大変でした。緊急時は仕方ないとして、赤ちゃん連れの長距離移動は極力赤ちゃんが大きくなってからの方が望ましいと感じました。特に自分でお座り出来る(腰がしっかりしてくる)月齢を超えてからでないと、移動はさらに輪をかけて大変になるんじゃないかと感じました。

・コロナで大変なことになってるけどANA頑張れ!








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