きたへふ(Cチーム)のブログ

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NW-ZX1+XBA-H3で音楽を聴いてみる

2014年07月13日 | PC・モバイル機器
【記事作成日:2014/07/13】

 ブログ主はこの2月にSonyの高音質のウォークマンであるNW-ZX1を奮発して購入して以来、音楽を聴くことの楽しさに目覚め、ずっと愛用しています。購入時及び購入直後における感想等はSonyのハイレゾWalkman NW-ZX1を購入してみるのエントリに記載していたのですが、今回はその続きとして、新しく買ったイヤホンXBA-H3の使用感や、NW-ZX1のその後の感想等について記載したいと思います。

SONY ウォークマン ZXシリーズ 128GB シルバー NW-ZX1/S
クリエーター情報なし
ソニー



1. XBA-H3を購入してみる

 ブログ主はこれまで、ポータブル音楽プレーヤー用のイヤホンとしては、オーディオテクニカのATH-CK90PRO MK2を使用してきました(実売1万円台後半程度)。

 
audio-technica デュアル・バランスド・アーマチュア型インナーイヤーヘッドホン ATH-CK90PROMK2
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オーディオテクニカ


 CK90PROの音質(味付け度合い)は私好みなのですが、せっかく高音質のWalkmanを買ったのであれば、より高音質のイヤホンに手を出してみたくなるものでして、今回はZX1と同じメーカーのソニーが出しているXBA-H3に手を出してみることにしました。

SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-H3
クリエーター情報なし
ソニー


 XBA-H3は2014年3月31日にヨドバシカメラで購入しました。このイヤホンは以前から購入候補に入っていたのですが、ZX1をお店に持って行って試聴させてもらっても(騒がしい店の中で短時間聴いただけでは) CK90PROとの違いがよく判らず、買おうかどうか迷っていたところであったのですが、この日はたまたま特別セールの3千円引きだったこと+翌日から消費税がUPということもあり、エイヤ!と勢いで買ってしまいました。価格は3万3千円の10%ポイント還元ぐらいでした。

家に帰って、早速開封の儀を執り行います。


XBA-H3の外箱とNW-ZX1本体(右)



箱裏+内箱



箱の中

イヤホンは高級感のあるケースに収められています。(´∀`)
耳に装着する部分に近いケーブルは、形状記憶型の太いタイプになっています(この部分を耳に巻き付ける感じで装着)。



予備イヤーピース

ちなみにブログ主は、イヤーピースは一番小さなサイズを使っています。



キャリングポーチとリモコンケーブル

 本体を買うと箱の中にはリモコン付きのメインケーブルも付いてきます。ぱっと見ではイヤホンを1つ買っただけで、まるで2セットも入っているような感じがしてお得感があるのですが、ただし勘違いしてはならないのは、このイヤホンの本体はイヤーピースを装着する(耳たぶにくっつくところの)小さな部品だということ。当然この部分は1つしか入っていません。



XBA-H3の本体と交換可能パーツ



さかなクンの本体と交換可能パーツ

 これはさかなクンの本体が人間に見える部分ではなく、実はフグの帽子に見える部分であるのと同様の事例であると認識しています(誤)。



中にはキャリングポーチも付いていますが、どうみてもお財布です。
本当にありがとうございました。


説明書(表)



説明書(裏)

説明書には、イヤホンの正しい装着方法や、交換可能パーツの取り替え方法等が記載されています。



2. NW-ZX1とXBA-H3で音楽を聴いてみた感想

 XBA-H3を使ってみた感想ですが、真っ先に感じた率直な感想は次の3点です。

 1. 低音(重低音)が強い
 2. 耳に装着するのが面倒
 3. 全般的な音質はCK90PROと比べて良いが大きな違いは感じられない 

 1の重低音については、ブログ主的には重低音よりもヴォーカルが強く出てくれた方が嬉しいので、音質の味付け的にはちょっと好みに合わない部分があるかなと思いました。大抵の曲はそのままでも聴けるのですが、重低音の強い音源の曲をNW-ZX1でClearAudio+が有効な状態で聴くと、ズンドコ感が強すぎて体が受け付けませんでした。そんな場合はClearAudio+を切って聴いています。


NW-ZX1のClearAudio+の設定

 2つ目の耳に装着するのが面倒な点は、このイヤホンは本体部分の出っ張りがあるため、正しい方法で装着しないとまともに耳に入り込めません。とりあえず耳に刺していればよかったCK90PROと比べると、使い勝手は悪いです。しかし最初は面倒だったこの装着作業も、その後は慣れて今では特段苦にならなくなりました。
 XBA-H3をしばらく使い込んだ後でCK90PROを再び使ってみたのですが、簡単に装着できて、異物感が無いだけ耳の負担が軽くて、長時間聴く分には苦にならない点がよく判りました。音質についてはXBA-H3が上なのですが、“(長時間)音楽を楽しむ”という目的においてはCK90PROの方が勝る部分があるので、CK90PROも捨てがたい選択肢だと再認識しました。

 3つ目の音質についてですが、前述の通りXBA-H3を使い始めた直後はCK90PROと比べて明らかに差を感じるようなことはありませんでした。そのため「3万円も出してこれだけの違いしかないのか。しくったかなぁ…」などとも思っていました。
 ところがです。2ヶ月程XBA-H3を使い続けてCK90PROに戻してみると、まぁびっくり。クソ耳ユーザのブログ主であっても、XBA-H3だとしっかり聞こえていた音が、CK90PROだと物足りないと感じる程の音質の差を感じるようになってしまいました。
 CK90PROの名誉のために言うと、CK90PROがスカスカなのではなく、XBA-H3の方がさらに細かいところまで「はっきり・くっきり・詰まった」音を出してくれている感じがあります。一番差が判りやすいのが前述のClearAudio+の設定でして、ClearAudio+を切った素のままの状態で聞き慣れた曲を聴き通してみると、
 ・CK90PRO … ClearAudio+を使わないと物足りなくて残念な状態
 ・XBA-H3 … 素のままでもしっかり音を聴かせてくれる
このくらいの力量の差がありました。

それとは別に、試しに昔使っていたKENWOODのプレーヤーに添付されていたイヤホンを使って聴いてみたところ、(こだわりのない人からすると普通の音だと思いますが)、私にとってはとても聴けたものではありませんでした。

「一度高音質のイヤホンに手を出すと、普通のやつには戻れなくなるぞ」

という話は聞いていたのですが、これがその状態なのか…とガクブルしている状態です。

 最後にXBA-H3に対する全体的な感想・評価を述べますと、私は買って後悔はしておらず、音質にも満足しています。他の人にもお勧めできるものだと思っていますが、ただしヴォーカルや中高音を強く聞きたい人には、他の選択肢も視野に入れた方が良いかもしれません。安い品物でもありませんし、試聴可能なお店で実際に触って・聴いてみてから購入されることをお勧めします。


3. NW-ZX1の使用感、その後

 最後にNW-ZX1を半年近く使ってきて音質面以外で感じたことを、てきとーに書き連ねていきたいと思います。

1. ギャップレス再生について
 NW-ZX1はギャップレス再生に対応しているので、曲間0で繋がっているトラックを違和感なく再生できます。ブログ主が以前使っていた音楽プレーヤー(KENWOOD)ではそれができなかったので、嬉しいです。

 
2. 本体のスピーカーについて
 NW-ZX1の本来の使い方ではないのですが、本体にはスピーカーが付いていて一応音を出すことができます。ただし音量設定では本体スピーカーのボリュームを下げるとイヤホン出力のボリュームも下がってしまうので、本体スピーカーのみのボリュームを0にすることはできません。この点は改善して欲しいところです。


音量の設定画面

本体の音量UP/DOWNボタンを押すと「マスター」の部分が増減しますが、本体スピーカーのみの設定はありません。


3. イヤホンが抜けると再生が止まる
 NW-ZX1は、再生中にイヤホンが抜けると、再生が自動停止します。つまりイヤホンが抜けた場合はイヤホンを再接続するだけではだめで、一度再生ボタンを押す必要があります。
 ちょっと面倒な点がありますが、この機能があることでイヤホンが抜けた瞬間にアニソン(や電波ソング)が本体スピーカーより鳴り響くという大惨事を防ぐことができるので、よく考えられた人に優しい設計になっていると思います。


4. たまに再生ボタンが利かなくなる
 NW-ZX1は画面操作(タッチ)か再生/停止ボタンで音楽の再生や停止を行うことができるのですが、私は普段は再生/停止ボタンを常用しています。ところがこの再生/停止ボタンがたまに利かないことがあります。
 ただし事象が出た場合でも、電源ボタンを押して画面を表示させるとボタン操作ができるようになることもありますし、電源ボタン長押しで一旦主電源を切って再起動させると元に戻るので、ソフト的な問題だと思っています。


5. コネクタキャップについて
 前の記事にも書いているのですが、ブログ主は充電やPC接続時に使用するコネクタ部に、別売りのコネクタキャップを取り付けています。


コネクタキャップの型番はサンワサプライのPDA-CAP2BK (3個入り)

 ブログ主は普段首掛けストラップを使ってNW-ZX1を使っているのですが、本体のストラップの通し穴が底面にあることから、ストラップを通すとコネクタ部が真上を向くことになります。コネクタ部が真上を向いているということは、キャップを被せていない状況では上から落ちてきた雨や飲み物のような液体がコネクタ部に入り込んで、故障に繋がるリスクがあります。そのためストラップを付けてNW-ZX1を持ち運んでいる人は、コネクタキャップの装着を絶対的にお勧めします

SANWA SUPPLY PDA-CAP2BK SONY ウォークマンDock コネクタキャップ 3個入り
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サンワサプライ
 

 ただしこのコネクタキャップは小さくて無くしやすいので、無くさないようにストラップと一体になった(もしくはストラップ穴に括り付けられるような)タイプのキャップが出て欲しいな…と思うところであります。もしくは普段はコネクタ部も覆うような本体カバーが出て欲しいと思うところであります。


コメント (6)
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廉価版SIMフリー タブレット ASUS fonepad7 (ME372CG)を購入してみる

2014年07月06日 | PC・モバイル機器
【記事作成日:2014/07/06、最終改版日:2014/08/16】


1. はじめに

 ブログ主は昨年(2013年)の9月からSIMフリーのNexus7(2013) LTE版にMVNOのSIMカードを挿して月額1000円程度でタブレット端末を使っています。(詳細はNexus7 (2013) LTEモデルを購入してみる (感想編)のエントリ参照)

そのことをガラケーしか持っていない姉に話したところ
 「初期費用がかかっても月額1000円なら私も( ゜Д゜)ホスィ。らゐんなるもの使ってみたい。」
などとのたまわれるので、タブレットの調達や設定をブログ主が任されることになりました。(押しつけられたとも言いますが…)

 姉貴の希望ではあまりお金はかけたくないとのことだったのですが、1万円台の中華タブレットはクセがありそうで怖かったことと、LTE対応機種だとどうしても価格が跳ね上がってしまうことから、メジャーな(実績のある)メーカーで、LTE非対応ながら3Gには対応している7インチタブレットであるASUS fonepad7 (ME372CG)に手を出してみることにしました。(公式サイト)

ASUS Fonepad 7 TABLET / ホワイト ( Android / 7inch touch / Z2560 / 1G / 16G / BT3 / microSIM ) ME372-WH16
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Asustek


ちなみにfonepad7のLTE対応版は、↓のfonepad7 (ME372CL)になります。

ASUS Fonepad 7 LTE ME372 TABLET / グレー ( Android 4.3 / 7 inch / Atom Z2560 / eMMC 16GB / 1GB ) ME372-GY16LTE
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Asustek


ですがせっかくのことなので、新タブレットの感想や、Nexus7(2013)との比較とかを行ってみたいと思います。


2. 今回の調達品と開封の儀


01今回の調達品

今回はすべてAmazon経由で次の本体とオプション品を買いました。
 ・タブレット本体(白)
 ・液晶保護シート
 ・SIMカード
 ・本体カバー(ケース)
 ・microSDHCカード(32GB)

 注文当時、このタブレット本体は最安値が3万2~3千円程度で売られていたのですが、たまたま残り1台の特価品が送料無料で2万8千円台で手に入ったのでラッキーでした。購入した業者は「株式会社チェック (Check)」というところだったのですが、こちらの都合で早めの発送をお願いしたところ、快諾して先に発送対応を頂けたという、とてもよい業者さんだったので本当に助かりました。



02Fonepad7外箱

 今回は白の本体を買ったのですが、パッケージの写真は黒モデルのままになっています。箱の裏を見ると「WHITE」という文字がようやく見つかるレベルになので、もうちょっと配慮が欲しいなぁ…と思うところはあります。



03開封の儀1

 本体は透明なカバーで綺麗にラッピングされています。



04開封の儀2(添付品)

 ちょっとしたマニュアルやら、電源(USB)ケーブルやら、SIMカードスロット用のピンなどが入っています。



05液晶保護シート

 今回はELECOMの液晶保護シートを買いましたが、これを装着してもタッチ感が鈍ったりするようなこともなく、問題なく使用できています。

ELECOM ASUS FonePad 7 ME372CG 液晶保護フィルム 指紋防止 エアーレス 反射防止 TB-AS372AFLFA
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エレコム




06本体側面右側

 本体は、正面から見て右側の縁の上部に電源ボタン+音量上下ボタンとmicroSDカードスロットがあります。音量ボタンはNexus7(2013)と同様に凹凸の乏しい板状のボタンのため、(実害はないのですが)個人的には不満のある形になっています。



07本体側面左側(SIM)

 SIMカードスロットは、本体の左側にあります。



08添付品クリップ

 SIMカードスロットのカバーを取り外す器具は、今回は普通の事務用クリップのように見えるものが添付されています。



09SIMカードスロット取り外し1

 このクリップの先をSIMカードスロットにぶすっと突き刺すと…



10SIMカードスロット取り外し2

 カバーが浮き出して取り外せるようになっています。(Nexus7(2013)と同じ)



11今回調達したSIMカード

 今回調達したSIMカードは、自分が使っているのと同じOCN mobile ONE回線にしました。(公式サイト)

ただし今回のSIMカードは、将来SMSを使う可能性があるので、SMS対応型のマイクロSIMカードを調達しました。(その分、基本料金も月額100円ちょっと高くなります)

NTTコミュニケーションズ OCN モバイル ONE SIMパッケージ SMS対応 マイクロSIM T0004028
クリエーター情報なし
NTTコミュニケーションズ




12 SIMカード挿入

 そのSIMカードをカバーの上に載せて、落ちないようにゆっくりと本体に差し込みます。Amazonの製品レビューでは、このSIMカード挿入作業がやりにくいとの声が上がっていましたが、個人的にはNexus7(2013)のときと比べて、難易度は変わらない気がしました。
※ だからといって、どちらも入れやすい訳ではありません。

 SIMカード挿入後の通信設定は、以前のやり方をソラでは思い出せず、自分で作った設定ページ(Nexus7 (2013) LTEモデルでOCNモバイルONE回線を使用してみる)を見ながら設定を行いました(汗)。なお、この機器は3G専用ですが、SIMカード(APN)の通信設定はLTEと同じ設定で大丈夫でした。



13 microSDカード挿入

 このfonepad7はNexus7(2013)の廉価版に当たるグレードで、基本スペックはNexus7(2013)に比べると劣っているのですが、このSDカードが使えることだけは羨ましい点になります。今回は32GBのmicroSDが2000円を切る値段で売られていたのでそれを購入し、テスト動作用に動画や音楽を入れて本体に接続しました。これで本体16GBに加えて、合計48GBのストレージを持ったタブレットの完成です。
 なお、このタブレットは、最大64GBのmicroSDXCカードが接続できます。

 ちなみにmicroSDカードの挿入作業は指先(爪)だけではやりにくく、しっかり本体に接続するには、先の細い器具を使って「最後の一押し」をした方がよいかと思われます。


【Amazon.co.jp限定】Transcend microSDHCカード 32GB Class10 UHS-I対応 (無期限保証) TS32GUSDU1E (FFP)
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トランセンド・ジャパン




14ケース付き状態比較(左:Nexus7(2013)、右:fonepad7)

 最後は本体のカバー(ケース)ですが、本体が白なのでケースも白を購入しました。またケースはASUS謹製の純正品(3000円台)があるのですが、安く済ませたい要望があったので1000円台のサードパーティー製に手を出しました。

↓今回の調達品
【rise オリジナル】ASUS Fonepad 7 ME372 専用オートスリープ機能搭載モデル ハンドバンド カードスロット タッチペンホルダー付属 牛革調PUレザーを使用したケース me372 (ホワイト)
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rise products co., ltd.


↓ASUSの純正品
ASUS Fonepad 7 ( ME372CL ) 専用カバー ( ホワイト ) 90XB015P-BSL1B0
クリエーター情報なし
ASUSTek



3. Nexus7(2013)との比較や触ってみた感想

最後に自分のNexus7(2013)とfonepad7とで、いろいろと比較してみたいと思います。



15ケース付き状態比較(open)

 Nexus7(2013)とfonepad7はどちらも7インチタブレットですが、高さはNexus7の方が微妙に高く、横幅はfonepad7の方が広いです。写真では、ぱっと見は大きな差はありませんが、片手で鷲掴みしたときの感覚は明らかに違います。



16左上を重ねて縦に積んだ状態でのサイズの比較

 タブレットを縦に重ねた状態での写真では、上にあるNexus7がちょっと下に長く、下にあるfonepad7が横に広い状態です。横幅の差はそんなにある訳ではありませんが、実際に手に持った場合はこの差が結構重要で、
 ・Nexus7(2013) = 楽に鷲掴みできる
 ・fonepad7 = 鷲掴みできるが長時間持つ分には辛い

このくらいの差はあります。成人男性のブログ主でもこの状況なので、手の小さな女性の場合は、さらにこの感覚の差は大きくなってくるものと思われます。



17ブラウザ比較

 写真はgoogle Chromeを使って、同一時間のYahooのトップページをPC版環境で開いたものです。画面の解像度はNexus7(2013)が1920x1200(WUXGA)で、fonepad7が1280x800(WXGA)となっていますが、表示されているページの領域は同じで、どちらも内容を閲覧するのに問題はありません。
 ただし画面の見やすさ(特に小さな文字)については、解像度の大きなNexus7(2013)の方が図抜けて見やすいです。具体的には、fonepad7は文字の部分がドット単位で見えるようなスカスカな状態なのに対して、Nexus7(2013)では細かいところまでしっかり詰まった状態で文字が表示されているイメージになります。


Kindleでフジ三太郎の2巻の表紙を表示させたところ(クリックで拡大)


 液晶画面の画質はNexus7(2013)が青っぽい感じなのに対して、fonepad7は若干黄色というかクリーム色がかった感じの色合いになっていますが、さほど違和感は感じませんでした。(fonepad7には液晶保護シートを貼っているので、その影響がある可能性は捨てきれません。シート無しの比較は行っていません)

フジ三太郎とサトウサンペイ 2
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ジェイ・キャスト



 音質については、そもそもNexus7(2013)では音を出すような使い方はしていない(音楽や動画は扱わない)ので比較にはならないのですが、fonepad7は十分なボリュームの音が出せるため、動画鑑賞の用途には十分行けると思います。

 CPU・動作(応答)速度については、最初からfonepad7を使ってる分には違和感がないかと思いますが、普段Nexus7(2013)を使っている人間からすると、いつもよりちょっと応答が遅かったりすることがあって、びみょーに処理能力差を感じることがあります。



fonepad7で上から下にスワイプしたときに出るメニュー画面

 その他の使い勝手についてですが、画面最上部から下にスワイプしたときに出てくるよく使う設定メニューについては、fonepad7はNexus7(2013)とは別の画面になっています。これがOS標準なのかASUS独自のタイプなのかは、ブログ主は判りません…。ただしこれはこれで使いやすいと思いました。


 最後にfonepad7を使ってみた全体的な感想やお勧め度ですが、正直なところ

「Nexus7(2013) LTE版が手に入るなら、多少高くてもそっちを買っとけ」

と思いました。

Google Nexus 7 (2013) TABLET/ブラック(Android/7inch/APQ8064/2G/32G/BT4/LTE) ME571-LTE
クリエーター情報なし
Asustek


 fonepad7が図抜けて安いのであれば話は別ですが、3万円のような金を出すのであれば、もう少し足してNexus7(2013)クラスの上位機種に手を出した方が幸せになれるんじゃないかと思いました。ただしNexus7(2013)は現在は品薄らしく(生産終了?)、そのうち後継機種も出るでしょうから、急ぎでなければ次の最上位SIMフリー端末を待った上で、性能と価格を比べて用途に合った製品を選べばよいかと思います。
※ だからといって、fonepad7が悪い製品だと言っている訳ではありません。周りにAndroid端末を設定できる人がいれば(←これ重要)、初心者用として割り切って使うのも全然アリだと思います。

一応、ご参考までに。



【2014/08/16 障害対応追記】

 せっかく買ったfonepad7ですが、1ヶ月持たずに壊れてしまいました…。
 姉貴から「使えんごとなったぞ!」と言われてブログ主のところに送られたfonepad7を診てみたのですが、確かに充電しても電源が入らず、電源ボタン長押しや、音量ボタン+電源ボタンを長押ししても、うんともすんとも言いません。(>_<)

 ASUSのサポート(0800-123-2787)に連絡したところ、30分ぐらい経ってようやくオペレーターに繋がり、症状を話したところ修理となりました。故障品の引き取りは2日後ぐらいに運送屋(日通)がやって来て、ドナドナされていきました。ちなみに修理時には購入したことを示す資料(領収書等)が必要です。

 修理に出したfonepad7は、1週間程で戻ってきました。同梱されていた修理報告書によると、「マザーボードに問題が発生していたため交換しました」とのこと。この機種の価格.comの口コミページに見ると同様の不具合と対応結果がいろいろと寄せられていたので、「うちも同じ問題にぶち当たったかぁ~(;´Д`)」という感じでした。

 なお、戻ってきたfonepad7は完全初期化されて戻ってきました。それは承知の上なのでいいのですが、面倒なのは初画面のUIが(バージョンアップでもされたのか)購入当初より変更されていること。自分が使う分にはいいのですが、初心者の姉貴が使うには再度説明が必要なのでこの点も面倒です…(はぁ)。

 ASUSの製品については、愛用しているNexus7(2013)も初期不良に遭ったので、これで2戦2敗状態です。ASUSといえばマザーボードで、私も自作PCをいぢり始めた15年以上前からのお付き合いなのですが、今回はそのマザーボードの不良ということでちょっと残念であります。
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