きたへふ(Cチーム)のブログ

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XJ6 DiversionのスクリーンをVARIOに替えてみる

2011年09月08日 | バイク
【最終改版日: 2011/09/08】

XJ6 Diversionのファーストインプレッションのエントリでも少々触れましたが、
XJ6 Diversionの標準スクリーンは高速走行時の風防効果が大きくなく、
90km/hを越えた辺りから胸に対して風が強く当たり始め、100km/hを越えると
風による圧迫感が強くなります。

私が前に乗っていたCB1000SFにはGIVIのでっかいスクリーンを付けていたので、
高速道路の運転時も風圧は気にならず、雨が降ったときも肩をすくめてちょっと
前屈みになるだけで、正面からの雨の直撃の大半を避けることが出来ました。

そうした大きなスクリーンの利便性を知ってる(長距離ツーリングライダーである)
私としては、少しでも高速道路の運転時の負荷(疲労)を軽減したいため、
別売りのスクリーンに手を出してみることにしました。

このエントリでは、その別売りスクリーン(ばりお)を使ってみた感想等を記載します。


1. スクリーンを購入してみる

今回購入したスクリーンは、ドイツMRA社
「VARIO ツーリング YAMAHA XJ6 DIVERSION 09-10」というものです。
ウェビック(http://www.webike.net/)という通販サイトより、
送料込み21,197円で購入しました。(2011年4月購入)

色はクリア(透明)が欲しかったのですが、スモークタイプしか選択の余地が
なかったので、スモークタイプを購入しています。

なお、VARIO(ヴァリオ)シリーズのシールドは車種毎に形状や型番が違うので、
注文する際はご注意下さい。今回届いたシールドにはXJ6 Diversionの09-10年
モデル用(09-10)と書かれてありましたが、私のバイク(2011年モデル)でも、
問題なく取り付け&使用できています。

ホームページには「到着まで2週間かかる」という表記があったのですが、
在庫があったためなのか、注文後数日で自宅に届きました。



袋に入った状態(開封前)のVARIO。PS3のコントローラーはサイズの比較用。



VARIOの備品。

説明書+シール+スクリーンの縁に付けるモールのようなもの(ゴム製)が
添付されています。



可動部分のアップ (最小時)

VARIOのシールドは2段構成になっていて、上側の小さなシールド部を立てたり
横にすることで、風防効果を変化させることが出来るという変わった製品です。




2. 標準スクリーンと比較してみる

標準スクリーンと、(手で持った)VARIOを重ね合わせて比較してみます。



色の比較 (左側がVARIO、右側が標準スクリーン)

標準スクリーンは透明で、VARIOは黒っぽい色になっています。



サイズの比較 (手前がVARIO、奥側が標準スクリーン)

ちょっと判りづらいですが、標準スクリーンの真上にVARIOを重ね合わせたときの
写真です。(拡大写真はこちら)

注目して欲しいのは、手で持っている可動式スクリーン部より透けて見える部分。
一番奥にある縁の丸いものが標準スクリーンで、その上にあるのがVARIOです。
VARIOの横幅は標準スクリーンと同じですが、高さはVARIOの方が数センチ高いです。

高さのある1段目のスクリーン+可動式スクリーン部の壁が加わることで、
風防効果がより高くなるようになっています。



3. バイクに取り付けてみる



VARIOを取り付けたところ

取付方法ですが、左右3個(合計6個)のネジを外して標準スクリーンを外し、
VARIOを同じようにネジ留めします。とても簡単です。



風防効果最小の状態 (可動スクリーンを寝かした状態)



風防効果最大の状態 (可動スクリーンを立てた状態)


なお、可動スクリーン部は歯車状の機構を使ってカチカチとスライドさせることが
できますが、かなり固いです
両手でしっかり力を入れないと動かないので、運転中や信号停車中に運転席から
「ちょっとずらす」といったことは難しいと思って下さい。

ちなみに私は、可動スクリーンを立てた風防効果最大の状態でのみ使用しています。



ゴム状のモールを取り付けて作業完了

この添付のモールを付けてスクリーンの縁を丸くしないと車検に通らない
とのことなので注意が必要です。



4. VARIOを実際に使ってみた感想

VARIOを風防効果最大の状態にして、実際に高速道路を走ってみた感想ですが、
一言でいうと、「一応体感できるレベルで風防効果がアップ」しています。
具体的には、真正面から受ける風圧が軽減されています。

特に高速道路で一番よく使う100~110km/h付近での速度帯において、
標準スクリーンでは胸に強い風が当たる感覚(圧迫感)があったのですが、
VARIOに替えたところ、胸への圧迫感が軽減され、走行が楽になりました。

また、このスクリーンにしたことによって、ノイズ(風切り音等)が酷くなるような
ことはありませんでした。

だからといって絶賛する程効果があるか…というと、そうとも言えませんでして、
肩幅の広い私にとって、VARIOの風防効果がある範囲は体の中心から腋の辺りまでと
なっていて、肩に当たる風は完全には軽減されません。
肩をすぼめると、肩に風が当たる風が弱くなることが判る感じです。

速度が高くなるほど、肩から下(腕全体)への風圧が増して運転しづらくなる点は、
標準スクリーンだろうが、VARIOだろうが、あまり変わらない状況です。
個人的には、スクリーンは両肩まで風防効果の範囲に入って欲しいので、
現在のVARIOにはちょっと物足りなさを感じています。

そんなこともあって、たとえVARIOを付けたとしても、人によっては
 「あんまり効果無いじゃん」
 「多少効果はあるけど、2万も出して買う価値はあるか?」

と思われるかもしれませんので、ご注意下さい。

高速道路を長時間運転することのある私にとっては、一応2万出しただけの
価値はあったと思っている(思いたい)のですが、自信を持って薦められる
ものでもないなぁ…というのが正直なところです。
もっと横幅のあるスクリーンが出てきて欲しいところです。

[MRA] VARIO-TOURING スクリーン バリオ ツーリング ネイキッド用 / スモーク / MVT-S / 汎用※取付には別途マウントキット(品番:MV-NMK)が必要になります。
MRA
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