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『孤独のグルメ』巡礼ガイドを購入してみる

2014年08月24日 | 雑記
 ブログ主は異色のグルメ漫画である“孤独のグルメ”が大好きでして、孤独のグルメの漫画本に関しては単行本・文庫本・新装版をフル装備していたりしますし、ドラマCDなんかも持っています。
(詳細は、「孤独のグルメ」の単行本・文庫版・新装版を比較してみた孤独のグルメのドラマCDについてのエントリ参照)

 そんなブログ主は近年テレビ東京で放送されているドラマ版の孤独のグルメ(公式サイトはこちら)も大好きでして、このドラマが放送されているときは毎週楽しみにしています。(´∀`)

 特に中でも原作者の久住昌之氏が撮影に使われた店舗を実際に訪問する「ふらっとQUSUMI」のコーナー(某所での通称:本編)が大好きでして、明るいうちから“麦スカッシュ”や“井戸水”などをすごく美味しそうに飲んでいる久住氏を見て、「くっそ、白々しいwww」などとツッコミを入れながら、よだれを垂らしつつ見入っています。


撮影の都合上“仕方なく”明るいうちから島ソーダ (麦スカッシュ、麦入り炭酸飲料、麦ジュースとも)に手を出す久住氏



同様に島の井戸水に手を出す久住氏

 そんなドラマ版の孤独のグルメで取り上げられたお店に関する情報が詰まった巡礼ガイド本が、2014年7月に発売されました。無論ブログ主もこの本をGETしたのですが、これがなかなか良かったので、このエントリではその本の内容について簡単にご紹介したいと思います。



本の詳細

孤独のグルメ 巡礼ガイド (扶桑社ムック)
クリエーター情報なし
扶桑社


 今回出版された本の詳細は次の通りです。

・タイトル: 「孤独のグルメ 巡礼ガイド」
・著者  : 週刊SPA!『孤独のグルメ』取材班
・発行所 : 株式会社 扶桑社
・初版発行: 2014/7/24
・本体価格: 907円 (消費税8%で980円)

 本のサイズはA5で、ページ数は128(表裏の表紙除く)です。



手持ちの孤独のグルメ 巡礼ガイド

 実物はこんな感じです。



心に残るあの店

 最初は久住昌之氏による「心に残るあの店」のコーナーで、ふれっとQUSUMIで訪れた中で特に思い入れのあるお店について触れられています。この中で、ドラマ版孤独のグルメに出てくるお店は(リサーチ会社を使わずに)スタッフが直接探していることなどが述べられています。



Season1~3のお店のページ例

 本の大半はSeason1~3に登場した店が中心で、一部原作に出てきた(モデルになった)お店も取り上げられています。ただしドラマに登場したお店の全てが取り上げられている訳ではない点に注意する必要があります
 ドラマは1シーズンにつき各12話が放送されていますが、この本で取り上げられているお店は1シーズンにつき8店ぐらいです。



孤独のグルメ制作秘話

 本の後ろの方には、テレビドラマで主人公の井之頭五郎を演じている俳優、松重豊さんのインタビューがあります。

面白かった内容としては、

 ・最初は原作を読んで「これがドラマになっていいの?」と思っていたこと。
 ・ドラマ中の五郎と違い、松重さんは食が細い(かつ酒飲み)であること。
 ・撮影に当たっては前夜から食事を制限し、当日は朝から何も食べず、お腹が空いた状態で本気で食べていること(食事シーンの撮影が15~16時になることもあり)。
 ・撮影は試食無しの一発録りであること。

などが触れられていて、なかなか興味深かったです。

 本全体の感想ですが、カラーページが多いし(料理の写真はどれも美味しそう)、文章も読み応えがあって、なかなかよかったです。孤独のグルメファン(特にドラマで好きになった人)には、是非手にして欲しい本だと思います!


【2015/9/28 追記】
 この本の第2巻が発売されました。詳細はこちらの紹介記事を参照ください。



孤独のグルメ 巡礼ガイド (扶桑社ムック)
クリエーター情報なし
扶桑社


孤独のグルメ Blu-ray BOX
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン


孤独のグルメ Season2 DVD-BOX
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン


孤独のグルメ Season3 DVD-BOX
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン


孤独のグルメ Season 4 DVD-BOX
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン

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岐阜(樽見)から横浜まで寄り道しながら帰ってみる

2014年08月11日 | バイク
【現地訪問日:2014/7/20】

 このエントリでは福井県側より温見峠を越したツーリングした際のおまけとして、樽見(岐阜県本巣市)から飛騨高山→長野県伊那市→甲府経由で横浜に帰着したときの状況をブログに残したいと思います。今回のツーリングの目的であった温見峠越えについては、次のエントリを参照ください。
 ・その1: 温見峠の解説と横浜⇒福井県大野市まで
 ・その2: 大野市⇒温見峠まで
 ・その3: 温見峠⇒岐阜県本巣市樽見まで



今回の帰路の地図・全体(樽見→横浜)

地図データへのリンク(googlemap)

 帰りの出発点となった岐阜県本巣市(旧根尾村)の樽見駅近くにある旅館 住吉屋から横浜までは、まっすぐ行くのであれば関市に出て東海環状道→中央道か東名高速で東京方面に向かえばいいのですが、今回は時間もあることなので、高原の中を走り抜けるルートを走ることにしました。


1. 樽見→道の駅白尾ふれあいパークまで


地図:樽見→道の駅白尾ふれあいパークまで

 樽見からは国道418号線→国道256号線を通って郡上八幡に出ます。



01 樽見駅付近

 宿を出たのは8:40頃でした。



02 国道418号・岐阜県山県市谷合

 国道418号線は恵那の方で廃道状態になっている個所がある“日本3大酷道”の1つですが、この辺りは普通の生活道路でした。



03 道の駅ラステンほらど

 9:10頃に到着して、小休止の後、すぐに出発します。



04 国道256号北上

 川と山に囲まれた、なかなかええところでした。



05タラガトンネル

 R256を北上していると、90度右に曲がってタラガトンネルというところに出ます。この区間は昔は酷道だったらしく、その名残でトンネルの先は大型車通行禁止になっています。しかしトンネルの先は改良がかなり進んでいて、確かに一部狭い個所があったものの、大半は普通に走れるところでした。



06 国道156号 郡上八幡付近

 この辺りの長良川沿いの道も(幹線道路ながら)イイ感じでした。



07 鮎の塩焼き@道の駅古今伝授の里やまと

 ここの鮎の塩焼き(1匹500円)は、とても美味でした。(10:20頃)



08 やまびこロード

 道の駅古今伝授の里やまとからは意図的に山の方に進みます。



09 道の駅白尾ふれあいパーク

 ここは立ち寄っただけで、すぐに出発します。(11:10頃)


2. 道の駅白尾ふれあいパーク→飛騨高山まで


地図:道の駅白尾ふれあいパーク→飛騨高山まで

 道の駅白尾ふれあいパークからは多少遠回りながら、ひるがの高原を経由して荘川→清見と下道を通ります。



10 ひるがの高原

 ここもイイ感じなところでした。



11 ひるがの・国道156号交差点

 ここから再び国道に戻りますが、この付近から高山市街地の近くまでは豊かな自然の中を快走するところで、とても好きなところです。(高速道路で通り抜けるのはもったいないと感じるところ)。



12 荘川町牧戸

 右に曲がって間もなくすると道の駅桜の郷荘川になります。ここの道の駅は温泉施設が併設されていて、皮膚がつるつるするを通りすぎで「ぬるぬるする」ような泉質の透明な温泉が出ています。私は好きなお風呂ですが、人によっては好みが分かれるかもしれません。12時頃通過。



13 国道158号松ノ木峠方面へ

 この辺りの国道の最高点(標高1085m)を通り過ぎます。



14 道の駅ななもり清見

 ここに来るのは4回目ぐらいな気がします。(12:35頃到着)
 途中の山の中は21~22℃ぐらいの涼しいところだったのですが、ここまで来ると気温は30℃オーバーの炎天下状態でした。
 トイレに寄って、スポーツドリンクを一杯ひっかけて小休止します。



15 高山市内

 クソ熱い中、市街地の渋滞を抜けていきます。(13時過ぎ頃)
 この日は3連休の中日ということで、観光地の高山は多くの人で賑わっていました。



16 朝日村手前のGS

 その後、高山市街地を過ぎて朝日村の手前にあるガソリンスタンドでこの日最初の給油を行います。(13:30~40頃)
 この日は流れのよい道路をすいすい走っていたこともあって、かなりの低燃費走状態でした。普段は満タン給油後250kmぐらいでF-Trip(燃料切れ前の警告)がでていたのですが、この日はこの後300数十km離れた横浜の自宅まで、無給油どころかF-Trip点灯前に帰り着いてしまいました。


3. 飛騨高山→木曽福島まで


地図:飛騨高山→木曽福島まで

 飛騨高山(岐阜県)から長野県側に抜けるルートは安房峠を越えて松本に出る国道158号ルートがよく使われますが、今回は通ったことのなかった国道361号の長峰峠を越えて木曽福島に向かいます。



17 国道361号・木曾街道

 国道361号は一部狭いところがありますが、大半は何も無い山の中を快走します。



18 長野県に突入(14:20頃)

 8時半頃に樽見を出て、6時間近く走ってようやく岐阜県から脱出です。長野県もそうですが、岐阜県も広いです。



19 開田高原

 開田高原を走っているときに通り雨に降られて、急遽レインコートを着込みます。しかしレインコートを来て走り出した途端に晴天・炎天下モードに戻ってしまい、サウナスーツ状態で伊那まで走ることになります。(´・ω・`)


4. 木曽福島→伊那市(旧高遠町)→茅野まで


地図:木曽福島→伊那市(旧高遠町)→茅野まで



20 伊那市

 伊那市の高原の中に存在するような街の風景は大好きです。



21 高遠・さくらの湯 (16時過ぎに到着)

 ここから旧高遠町に行き、ここで一度入ってみたかった地元の温泉に入ります。
 この日はたまたま外国人グループと一緒で、「六九」の入れ墨を入れた白人さん(しかもイケメン)がいたことが記憶に残っています。(´・ω・`)



22 高遠・国道152号分岐点 (17時半頃)

 ここからは国道152号に入ります。国道152号の南側は兵越峠(青崩峠)や地蔵峠を含む酷道ですが、この道の詳細(走行記)はこちらを参照ください。



23 国道152号

 走っているとまたもや雨が降ってきて、レインコートを着込んで再出発します。



24 杖突峠

 諏訪湖を一望できる眺めの良い場所です。



25 国道20号へ

 その後も下道を通ってのんびりと東京方面を目指しますが、甲府付近でひたすらざーざー降りの雨に遭い(20時頃)、その後大月ICから中央道に乗ったのですがいつもの小仏トンネル付近の大渋滞に遭い、途中のPAで1時間近い休憩を挟んだ上で横浜に自宅に辿り着いたのは0時前でした…。
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国道157号線で福井・岐阜県境(温見峠)を越えてみる・その3(温見峠→樽見)

2014年08月03日 | バイク
【現地訪問日:2014/7/19】

 このエントリでは、国道157号線で福井・岐阜県境(温見峠)を越えてみるの
  ・その1(前編:横浜→越前大野)
  ・その2(越前大野→温見峠)
 の続きとして、温見峠から岐阜県本巣市(樽見)に至るまでのツーリング状況をレポートします。


1. 今回の地図

 今回の旅の目的は、国内最凶クラスの酷道とされる温見峠を走ってみることです。
 その2で福井県側から温見峠まで登ってきましたが、このエントリでは温見峠を下って岐阜県の樽見に至るまでの区間について記載しています。


国道157号線 温見峠越えルートの地図(越前大野⇔本巣市・樽見)


温見峠から樽見までの地図(国道157号線)

今回のマップデータ(google mapへ)


2. 走行記録


40 温見峠・岐阜県側から

 福井県側から温見峠にやって来たブログ主は、暗くなる前に樽見に抜けるべく道を急ぎます。(この時点で17:00頃。日暮れは19時過ぎ。)



42 温見峠・下りスタート

 温見峠より岐阜県側の道は1~1.5車線の幅員で、「舗装路」という意味での路面状況は悪くはありませんでした。



43 洗い越し キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!

 峠を下り始めてからまもなくして、最初の洗い越しに遭遇します。
 洗い越しとは山肌から流れてくる小さな川(沢)をそのまま路面に通してある個所のことで、国道で洗い越しがあるケースは少ないです。昨年秋に走った国道352号線(樹海ライン)以来の洗い越し遭遇です。



44 洗い越しの水の発生源

 洗い越しの水が流れてくる方向を見ると、コンクリートの壁から滝のような水が流れ出していました。



45 ひたすらカーブの連続

 温見峠より岐阜県側は、ひたすらカーブの連続となります。



地図で見るとこんな感じ



46 酷道の風景

 少し前に「舗装路としての路面は悪くない」と書きましたが、道幅は狭く、ガードレールもなく、落石・枯葉がある状況なので、酷道であることに疑いの余地はありません。



47 洗い越しさん再登場 (10分ぶり2回目)

 またもや洗い越しが出てきました。しかもここの洗い越しは、水の流量が普通ではない(異様に多い)です。
 ゆっくり確実に通り抜けた方がよいのか、勢いを付けて走り抜けた方がよいのか迷ったので、その中間の速さで洗い越しを抜けたのですが、タイヤ幅の半分ぐらい押し流されそうな感じがありました。徒歩や自転車、小型二輪で通り抜ける場合は、マジで注意が必要です。



48 洗い越しの警告看板

 反対側からは、洗い越し注意の看板が出ていました。
 流量のある洗い越しは、水を通すために意図的にU字型の路面になっているので、速く突っ切るにしても注意が必要です。



49 洗い越し3回目

 今度はこちら側にも洗い越しの警告看板が出ていました。



50 洗い越し3回目(近く)

 今度の洗い越しは、薄く広くみたいな感じで余裕でした。



51 おにぎり(大河原地区)

 大河原という地区に到達しました。



52 大河原第一砂防堰堤



53 林道猫峠線終点との接続点

 林道猫峠線は最終的に国道418号に繋がるルートで、この先の区間が災害で通行止めになった場合は、迂回ルートとなる道とのこと。
 詳細は猫峠(峠と旅さん)を参照ください。判りやすい写真があります。また、猫峠林道の走行動画があったのでリンクさせてもらいます。

【国道157号線 温見峠】その5 猫峠林道交点→折越林道・市道交点




54 杉並木

 温見峠より岐阜県側は、森の中を通る区間が多くなります。



55 熊出没注意の看板

 この辺だと、クマとか普通にいるんだろうなぁ…と思います。



56 久々に離合可能な広さの道路に出ます



57 網タイツ

 落石が発生しそうな個所では、網タイツ(←本当はタイツではない)が被せされています。



58 元・洗い越し

 洗い越しの警告看板が出ていますが、この個所は改良されたようで、小川が道路下の用水路を通り抜けています。
 …ってゆーか、これまでこの流量の水の流れを洗い越しとして路面上に通していたことの方が恐ろしいです。



59 山の中腹まで降りてきた感

 越前大野を出て50km以上。ひと山越えて、半分降りてきた感じです。ゴールまであと一息です。



60 ミニダム



61 民家らしき建物

 温見峠の急峻な峠道に入る前に見かけた民家以来、数十km振りに人の営みを感じられる建物に出会います。だからといって「これで人里まで降りてきた。これで安心だ」などと思うのはまだ早いです。
温見峠越えの最凶区間はここから始まるのです。



62 根尾黒津~根尾能郷間の危険地帯1

 ついにやって来ました。例の「落ちたら死ぬ!!」の警告区間です。
この辺りの道路は、
 ・道幅は普通車がようやく通れる程度の狭さ
 ・山側はそそり立った絶壁で落石の危険あり
 ・川側は断崖絶壁の谷
 ・それでいてガードレールは無し

という、聞きしに勝るかなりヤバイ状況です。

 なお、山側の色の違う(茶色の)網タイツのところが、長年に渡り通行止めの原因になっていた崩落個所のようです。



63 危険地帯2

 川の方に目をやるとこんな感じ。
 後に宿泊する旅館(住吉屋)のご主人様によると、地元の方はこの辺りの渓谷のことを「目が眩むような谷」という意味で、「くらみ」と呼んでいるとのこと。ブログ主は道路から川面の方を覗いてみたのですが、高度差があり過ぎるせいか、逆に恐怖は感じませんでした。
 ただし、「ほんのちょっと運転を誤っただけで、ガードレールのない谷底に滑り落ちて死亡」という状況に置かれてあることに強い恐怖感と危機感を覚えました。



64 危険地帯3

 反対側から見るとこんな感じ。
 谷底(崖)の部分が見えないので、ぱっと見はマイルドな田舎道ですが、逆にこの点が運転者の危機感を奪う感じがしてなりません(後述)。



65 黒津地区

 この辺りは離合可能でガードレールもあります。



66 危険地帯4

 「落ちたら死ぬ」の区間は、先程の区間だけではなく、断続的に数kmも続きます。
 ちょっと道を踏み外しただけで死亡事故に至るような凶悪な道路(オオカミ)が、普通の田舎道っぽい外見(ヒツジ)を装った状態で存在しています。



67 お地蔵様

 私は詳細を確認していないのですが、よそのブログさんによると、過去に転落死亡事故に遭われた方のお地蔵様のようです。



68 待機場所

 前にも書きましたが「落ちたら死ぬ」のヤバイ区間は、普通自動車1台がようやく通れるぐらいの狭い幅員のため、車とバイクの離合すらできません。
 ヤバイ道の途中で対向車が来ると詰むので、待機場所で対向車が来ないかしっかり確認する必要があります。



69 危険地帯5

 ブログ主が一番ヤバイと感じたのはこの辺りです。逃げ場が無くて落ちたら死亡の状況に変わりはありませんが、この辺りはそれに加えて見通しも路面も悪いという悪条件も加わっています。
 バイク乗りの人は良く判ると思うのですが、山間部の路面の傷んだ1車線酷道は、自動車の轍(わだち)の部分が比較的走りやすく、道路の中央はひび割れで荒れていたり、苔が生えて滑りやすくなっています。ここがまさにその状況でした。
 こうした場合、通常は左側の轍の上を走るのですが、今回は1m左は谷底なので、リスクを避けるために右側の轍の上を走っていきました。



70 落ちたら死ぬ看板 (これを見に来た)

 これがかの有名な「落ちたら死ぬ」看板です。
 現在は他の交通規制の看板と一緒にあるために、インパクトは薄めな状況でした。



71 能郷地区ゲート(落ちたら死ぬ看板の近く)

 落ちたら死ぬ看板や冬期閉鎖のゲートは、ヤバイ区間の能郷地区側の始まりにあるため、ここまで来るともう安心です。



72 道路情報(能郷地区)



73 ここまで来ると民家も多くなって普通の道です



74 長島地区

 ここから先は快速道でした。



75 道の駅うすずみ桜の里ねお入口

 その後ブログ主は温泉施設のある道の駅に立ち寄って、一日の疲れを癒します。
 このときの時刻は18:15頃で、無事に陽があるうちに樽見まで辿り着きました。温見峠を出たのが17:00過ぎだったので、途中写真を撮りながらでも1時間少々でここまで来れたことになります。しかしながら体感的には、えらく長く感じました。


3. 宿に着いてから、その後 (後日談)


76 住吉屋 (翌朝撮影)

 その後ブログ主はうすずみ温泉に浸かってまったりした後、20時頃に宿泊予定地の樽見に到着します。今回の宿泊先は樽見駅の近くにある住吉屋(公式サイト)という旅館です。


77 お向かいの新聞店

 この辺りは静かな山村における、こじんまりした市街地といった感じでした。
 お向かいの新聞店のホーロー看板がいい味を出しています。



78 この日の夕食

 お風呂にはすでに入っていたので、この日は地元のお蕎麦や川魚等の料理を美味しく頂いた後、22時頃には床に就いて爆睡します(前夜は深夜2時起きで、数時間しか寝ていませんでした)。
 そして真夜中にふと目が覚めると、ばちばちとした雨音が聞こえてきました。どうも、かなりまとまった雨が降り注いでいるようです。でも、そのまままた床に就きます。



78 翌朝の風景

 翌朝は7時頃に起床します。
 この日は再び温見峠を越えて、福井県道230号(大谷秋生大野線)を通ってみようと思っていました。しかし問題は昨夜降ったまとまった雨で、温見峠が越えられるかが心配になりました。
 ただしネットで交通情報を調べる限りでは、国道157号線は通行止めにはなっていないようでした。



79 住吉屋での朝食

 予定通り温見峠に進もうか、それとも郡上八幡経由でのんびり帰ろうか迷いながら朝食を食べて出発準備をしていたところ、旅館の女将さんから面白い話を聞くことが出来ました。
 ブログ主が昨日温見峠を通ってここまで来たこと、そして今日も温見峠を通ろうかどうか迷っていることを伝えたところ、「まぁ…わざわざそんなところを…」と驚かれた上で、下記のようなお話しを聞かせてもらいました。

 ・以前、トラックが無理して温見峠を通ろうとして転落事故を起こしたこと(その後、大型車は通行禁止)。

 ・谷底に転落したトラックの積み荷がこの付近まで流れてきて、それを拾いに行ったことがあること。

 ・温見峠の洗い越しは、晴天時はちょろちょろだが、大雨の後は滝のようになって危ないこと。

 ・過去には、自動車どころかバイクですらも転落事故を起こしていること。

 ・温見峠は随分改良が進んだ上でも、アレな状況であること。

そして
「今日に限っては、温見峠に行くのは止めておいた方が良い」
との助言をいただきました。地元民のこうした助言は絶対に守った方がよいので、その後ブログ主は何の未練もなく郡上八幡経由で帰宅の途に就くのでありました。(帰路のツーリング状況は、その4のエントリを参照)

 :
 :
 そして住吉屋を後にするのですが、この際にバイクナビの音声を聞くためのBluetoothレシーバーを忘れてしまうという失態をやらかしてしまいます。
 後日、住吉屋のご主人様から連絡があってレシーバーは自宅まで送り届けて頂いたのですが(ありがとうございました)、その連絡の際にご主人様から国道157号線及び温見峠越えルートについて、エピソード等を聞かせて頂くことができました。

 お伺いした内容を掻い摘んで説明すると次の通りです。

 ・国道157号線は一昨年(2012年)まで8年間も通行止であったこと。

 ・昨年(2013年)秋にやっと開通したものの、わずかその一週間後に崖崩れが発生して再び不通になり、今年のゴールデンウィーク明けにやっと開通したこと。

 ・途中の谷は、目が眩む「くらみ」と呼ばれていること。

 ・谷への転落死亡事故は、旅行者も地元民も含めて毎年発生していたこと。

 ・この道は、地元民でも敢えて通りたいとは思わない道であること。

 ・難所のくらみ谷を避けた迂回路が設置され、遠回りでもやや安心できるルートができたこと。

 ・逆にこの迂回路ができたことで、(復旧の優先度が下げられて)国道157号線の通行止が長期間になってしまったこと。

 ・くらみ谷の区間にガードレール等が設置されていないのは、大雪を除雪するためであること。(温見峠は1年の約半分が冬期閉鎖になるような豪雪地帯)

 ・安全性の確保とほぼ半年間の冬季通行止を回避するべく、トンネル等の改良工事を国や県に要望を続けているが、未だに実現の目処は立っていないこと。

とても参考にさせていただきました。


4. 温見峠を走ってみた全体的な感想

 まず、温見峠を走ってみた率直な感想は、
「あかん。」(←エセ関西弁)
の一言です。

 ブログ主はこれまでに、国道299号(十石峠)国道152号(兵越峠・地蔵峠)国道352号線(樹海ライン)などの著名な酷道を走ってきましたが、温見峠ほどの緊張感や危機感を感じることはありませんでした。
 逆に言うと、温見峠については、上記の著名3酷道が稚戯に感じるくらいの別格の酷道と考えています。

 温見峠越えのルートにおいて、ブログ主が「これはイカンやろ」と戦慄を覚えたのは次のようなところでした。

(1) 温見峠より福井県側の山岳区間


クランクのようなところ

 残念ながらどんぴしゃの写真は無いのですが、温見峠の福井県側区間には、狭い1車線の道を直角に曲がる個所がいくつかあります。その中にガードレールが無く、もし脱輪しようものなら転落しかねない個所があります。
 バイクだとなんともない個所ですが、車の場合だと内輪差を考えて、気をつけて通らないと後輪を脱輪させかねません。
 おっちょこちょいで車はペーパードライバーなブログ主は、うっかり脱輪させてしまう光景が容易に想像でき、「俺だったら、絶対車で来れないわ」と思いました。


(2) 落ちたら死ぬヤバイ区間

 上の方にも書きましたが、落ちたら死ぬヤバイ区間は明らかに崖の上だと判る箇所のほか、ぱっと見は普通の田舎道に見えるところがあります。


路肩が植物のヤバイ崖道

 普通のこのような感じの道は、植物が生えている路肩の部分は土になっているので、タイヤが路肩の植物のところに多少はみ出しても問題はありません。
 ところがこの崖道区間における路肩は、植物は崖から空中に向かって生えています


崖の下を覗いてみたところの写真(ロープ下の植物は下から伸びていて、遙か遠く先に川面が見える点に注目)

 そのため普通の道と混同して「ちょっとぐらいはみ出してもいいや!」と思って植物付近にはみ出すと、そこに道はなく谷底に転落します。路肩ギリギリも危ないです
 そのため「路肩の白い線が絶対最終ラインで、路肩の植物には触れたら死亡」というぐらいの考えを持ち、バイク乗りの人はひたすら中央より山側を通るようにした方がよいでしょう。
 また多少頑張ればバイクと軽自動車と離合できそうなケースでも、無理せず広いところまでUターンした方がよいでしょう。


最後に. 温見峠を通ってみたいと思われる方への助言

・あなたが酷道マニア(温見峠を通ることが目的の人)でない場合は、別のルート(国道158号線)を検討しましょう。普通の人は走って快適な道ではありませんし、リスクのある道路のため、軽いドライブ感覚で通ると泣きをみること間違いありません。

・車で通行される場合は、1車線の崖道をバックできる技量と、左右後輪タイヤの位置感覚(車両感覚)を持った人のみ通るようにしましょう。逆にこのスキルを持たない人は、この峠に来ることは勧められません(強い勧告)。

・バイクの場合は、遠慮無く崖側から離れた(山側)の方でコース取りしましょう。どっちにしても狭い1車線のどこを走ったところで対向車が来たらアウトなので、キープレフトとか気にせずに安全優先で行った方がよいでしょう。

・この道は初見の人であればビビって安全運転するし、地元民はその危険性を熟知しているところです。それでもこの道は自動車もバイクも旅行者も地元民も毎年のように転落死亡事故が起きている個所です。温見峠を通ることが目的の人については、「ここが本当にヤバイ道だと理解した上で(覚悟した上で)」気をすり減らすぐらいの安全運転で走りましょう。

・旧根尾村はいいところでした。もし温見峠を越える場合は、福井県側から来た場合はうすずみ温泉で体を休め、岐阜県側から進む場合は住吉屋さんでランチメニューでも食べて休養を取った上、登頂を開始することをお勧めします! (住吉屋さんでは、ご主人や女将さんにいろいろと話を聞いてみるのも、よいかもしれません)


【2014/9/2 追記】

 国道157号線の根尾黒津~根尾大河原間は、2014年8月の台風11号で土砂崩れが発生して再び長期の通行止めモードに入ったようです。(ただし迂回ルート経由で旧根尾村から温見峠を通って福井県側に抜けることは可能なようです)


2014/9/2に取得したJARTICの交通規制情報より

 この話を聞いて「通れるうちに通れてよかったなぁ」という酷道マニア的気持ちと、「ちょうど自分が走っている時に土砂崩れが起きなくてよかったなぁ」という気持ちで複雑な感じです。
 最新の交通規制は上の画像にある国道157号線のJARTICの交通規制情報で分かりますので、温見峠を通られたい方は事前に確認しておきましょう。

※ 2015/8/15追記
 岐阜県内の国道157号線は通られるようになったみたいです。走ってみたい方はお気を付けて!


【2014/10/12 追記】

 残念なことに、2014/10/10に温見峠でバイクの転落死亡事故が発生したようです。事故現場は「落ちたら死ぬ」の岐阜県側の区間ではなくて峠より福井県側の方ですが、このエリアも狭隘でガードレールが無い道路なので、通行される方は十分にご注意ください。
 ・福井テレビのニュース(今後のリンク切れはごめんなさい)
 ・新聞記事の写真のTwitter(うちのブログにリンクを張っていただいたようです)


転落事故発生現場付近のgoogleストリートビューより転載 (該当データへのリンク)



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国道157号線で福井・岐阜県境(温見峠)を越えてみる・その2(越前大野→温見峠)

2014年08月02日 | バイク
【現地訪問日:2014/7/19】

 このエントリでは、国道157号線で福井・岐阜県境(温見峠)を越えてみる・その1(前編)の続きとして、福井県側(越前大野)から温見峠に至るまでのツーリング状況をレポートします。


1. 今回の地図

 今回の旅の目的は、国内最凶クラスの酷道とされる温見峠を走ってみることです。
(温見峠の概要は、その1やWikipediaの温見峠国道157号の項を参照ください)


国道157号線 温見峠越えルートの地図(越前大野⇔本巣市・樽見)

 このエントリではその温見峠越えルートの前半として、福井県側の大野市街地から真名川ダム・麻那姫湖(まなひめこ)を通って、温見峠に至るまでの区間について記載しています。


大野市街地から麻那姫湖過ぎまでの地図(国道157号線)


麻那姫湖過ぎから温見峠付近までの地図(国道157号線)

今回のマップデータ(google mapへ)


2. 走行記録


01 越前大野出発時点

 突然のざーざー降りの雨に見舞われたブログ主は大野市街地のスーパーで雨宿りと腹ごしらえをしていました。そして雨の上がった15:30頃、温見峠に向かって出発します。
 しかしながらこれから越える山の方向は“絶対に雨が降ってない訳がない”と言い切れるようなぶ厚い雨雲に覆われています。(;´Д`)
 これから雨に打たれながらの苦行になることを覚悟しつつ、薄暗い山に向かって突入していきます。



02 道路情報の電光掲示板

 電光掲示板には「倒木・落石多し。大型車通行禁止」という酷道らしい案内がなされていました。つい先程までまとまった雨が降っていたものの、幸いにして交通規制はかかっていない状態だったので、安心して山に向かって突入します。
 なお写真のガソリンスタンドが、岐阜方面に向かって最後のガソリンスタンドのようでした。(この先70km以上、ガソリンスタンド無し)



03 県道170号分岐点

 岐阜方面へ向かうまともなルート(R158の九頭竜湖方面)への分岐点です。
 引き返すなら今のうちですが、覚悟を決めてぶ厚い雲の温見峠方面へ直進します。
 


04 山岳区間入口

 岐阜方面大型車通行不能の警告看板が出されています。



05 警告看板

 こちらにも落石注意と大型車通行不能の警告看板が出されています。



06 真名川の上の道

 ダムに向かってだんだんと高度を上げていきます。道沿いの真名川が随分谷底になってきました。
 


07 遠くに見える赤いロックシェード



08 その赤いロックシェードに到着 (下若生子地区)



09 真名川ダム

 そして大きな真名川ダムに到達します。



10 春の里・麻那姫像

 ダムの近くには、金ぴかの像がありました。
 これは麻那姫伝説の麻那姫さんらしいのですが、詳細はWikipediaの真名川ダムの項を参照下さい。



11 麻那姫湖(遠くに道が見えます)



12 麻那姫湖沿いの道路

 この辺りの道路は片側1車線の走りやすい環境ですが、進行方向左側はガードレールはなく、ちょっとしたブロックがあるだけです。
 無論、転落すると谷底(ダム湖)にドボンの死亡事故が待ってる訳でして、しれっと恐ろしい道路環境になっています。小心者のブログ主は、ひたすらセンターラインに近いところを走っていました。



13 連続雨量の交通規制予告

 この先は連続雨量120mmで通行止めになるとのこと。



14 麻那姫湖に沿ってひたすら先を目指します



15 この先道幅狭し(下笹又地区)

 「この先、道は狭いけど大型車が来るので注意してね!(^^)」という、いやらしい警告が出されています。



16 麻那姫湖の終わり付近

 麻那姫湖の終わりに近づくと、センターラインのない1.5車線程度の道が出てきます。でも、まだまだバイクでは難なく走れる道になっています。



17 福井県道230号 大谷秋生大野線との分岐点

 そして笹生川ダム方面の県道230号との分岐点に到達します。

 

福井県道230号線の地図

 県道230号・大谷秋生大野線は、九頭竜湖の裏側を通って国道157号線に至るルートですが、全線車の離合が困難な1車線で、断崖絶壁の個所を通る険道になっています。
 この道は温見峠では物足りない酷道マニア向けの追加コースとなっていて、私も翌日走りたいなと思っていた県道になりますが、今回はスルーします。



18 県道交通規制予告

 9月2日まで片側交互通行の交通規制があるとのこと。
 


19 電光掲示板

 この先大型車通行禁止の警告が出されています。



20 柵(中島地区)

 ダム湖を過ぎると、酷道のかほりがちらほらとしてきます。



21 源流に近くなってきた感のある風景です



22 巣原ロックシェッド

 大野市内を出発するときは雨に打たれることを覚悟していたのですが、幸いにして雨はほとんど降っておらず、路面も乾きかけている状況でした。



23 温見峠まで10km

 温見峠より福井県側は道の改良が進んでいるという話は聞いていましたが、実際に峠の10km手前まで難なく到達してしまいました。

「この調子なら全然楽勝。峠まであとちょっとやん!」

そう思っていた時期が私にもありました。



ところがそれから間もなく、通行できない真新しいトンネルに突き当たります。



24 開通前のトンネル

 現時点で改良が進んでいるのはここまでのようです。右の旧道の方に進んでいきます。



25 一気に酷道臭の漂う道路へ

 「なんということでしょう!」(←ビフォアアフター風に)
 
今までの道が嘘のように、一気に狭くて荒れた酷道に様変わりします。
道の選択肢はここしかないので渋々進んでいきますが、

 「自分が走っているのは、本当に国道157号線なのか?
  もしかしたら全然違う横道に入ってしまったのではないか?」

そんな疑念が頭をよぎります。



26 普通ではないおにぎり

 でも「そんな心配はご無用!」と言わんばかりのおにぎりが出てきます。
ところがこのおにぎりは背丈が小さく折れ曲がった異様な格好をしています。
あたかも異次元空間から飛び出してきたような薄気味悪いおにぎりからは、

 「ふっふっふっ、お前は国道157号線からは逃れられんのだ!」

という悪魔のささやきが聞こえてきそうです。



27 車1台がようやく通れる小さな橋



28 どう見ても山里の田舎道(熊河地区)



29 温見地区に到達

 そして峠の名前にもなっている温見地区に到達します。



30 峠はまだまだ先

 目的地の岐阜県はひと山越えた先にあるのですが、まだまだ道は遠いです。
 付近に建物や街灯のような人工物はない寂しい状態で、「日が暮れてから、こんな道は走りたくないな…」という不安さというか、物寂しい感覚になります。



31 温見ストレート1

 そして見通しの悪いカーブが連続する狭い道を突き進んでいると、酷道マニアからは「温見ストレート」と呼ばれる見通しの良い直線道路が突然現れます。



32 温見ストレート2

 道の両側の並木からは、これから戦地に向かう兵士を見送ってくれているような感覚を受けます。



33 民家発見(温見地区)

 「おー、こんなところに民家が!」と、この付近で人の営みがあることが判っただけで、なんとく安心感が出てきます。

 これまでは単に幅の狭い道路が続いていたようなものですが、ここから先が一気に酷道モードに様変わりします



34 急峻な峠道開始

 温見峠の頂点に近づくほど、道は険しくなっていきます。



35 狭い崖側

 この辺りの道は狭い1車線の上、山側は落石や影崩れが起きそうで、川側はガードレールのない危ない道路になっています。無論、道を踏み外したら谷底にドボンです。



36 奥へ奥へと続く道路…

 奥に見える山の中腹にガードレールのような白いモノが見えます。
もしかしてあそこまで行くんでしょうか…



37 まるで石畳な路面

 この辺りは綺麗な石畳が整備されています…というのはもちろん大嘘で、舗装道路の路面がひどい状態になっています。



38 ついさっきまで走ってた道が下界に

 えらくキツイ坂を登っていくと、ものの数分前まで走っていた道が下界の彼方に見えるようになりました。
 バイクだから坂道も楽々ですが、こんな道を徒歩や自転車で通りたくはないものです。



39 峠の頂上間近

 ついに温見峠のてっぺんが見えてきました!



40 温見峠・岐阜県側から

 ついに福井県と岐阜県の境になる温見峠に到着しました。
 温見峠は分水嶺で、この峠より福井側に流れる水は日本海へ、岐阜側に流れる水は太平洋に流れます。本州のど真ん中に来たなって感じがします。
 温見峠の頂上に到着したのは17時頃で、越前大野を出て約1時間半でした。途中、頻繁に止まっては写真を撮って先に進むようなことをしていたので、普通に運転していれば1時間程度で来れたと思われます。



41 能郷白山登山道入口

 能郷白山は奥美濃の最高峰で、岐阜(美濃)で最も遅くまで雪が残ると言われる山です。
 温見峠はこの能郷白山に一番近い(短距離で行ける)登山道の入口になっていて、登山届けのポストもここに設置されています。



「いや~、酷い道だった!」(←微妙な達成感)

 そう思いながら今度は岐阜県側に下っていくのですが、これまで以上の超絶酷道が待ち受けているとは、この段階では想像していませんでした。

その3へ続く
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国道157号線で福井・岐阜県境(温見峠)を越えてみる・その1(前編)

2014年08月01日 | バイク
【現地訪問日:2014/7/19】

 ブログ主は、一般人が敬遠する良くない環境の道路でもお構いなしに突っ込んでいくような、いわゆる「酷道マニア」の端くれであります(マニアと呼べるレベルにあるのかどうかはさておきですが…)。

 そんな酷道マニアなどやっておりますと、酷道関連の著書やヨソ様のWebサイト・掲示板等で「どの道が最も酷い道か?」という討論や比較検討の記事を見かけることがあるのですが、そうした話題の場では国道157号線の温見峠が一般車両が通行可能な国道の中では最凶クラスの酷道として、必ずと言っていいほど取り上げられます。
 無論ブログ主も温見峠のことは知識としては知っていたのですが、実際に走ったことはなかったので、(怖いモノ見たさの感覚で)いつかこの目で見てみたいと思っていました。

 それで今回は温見峠を走ってみるついでに白川郷とかを回ったりすべく(←一般人と目的が逆)、海の日の3連休を利用して岐阜への一泊ツーリングに出かけてきました。今回のエントリでは、そのときの走行記録をブログに残したいと思います。

 ・その1: 温見峠の解説と横浜⇒福井県大野市まで (このページ)
 ・その2: 大野市⇒温見峠まで
 ・その3: 温見峠⇒岐阜県本巣市樽見まで
 ・その4: 樽見⇒横浜までの帰路


1. はじめに (国道157号線 温見峠について)


国道157号線 温見峠越えルートの地図(越前大野⇔本巣市・樽見)

今回のマップデータ(google mapへ)

 国道157号線は岐阜市から根尾川・樽見鉄道に沿って北上し、本巣市(旧根尾村)から温見峠を越えて福井県に入り、大野市・白山市・野々市市を経由して金沢に至るルートの国道です。地図上では岐阜から福井への最短ルートとなっています。
 ところが実際は福井・岐阜県境の温見峠越えの区間は狭隘で大型車の通行が禁止されているためにメインの交通路としては使われておらず、それどころか「危険 落ちたら死ぬ!!」の警告看板が出されている程のヤバイ道として、前述の通り酷道マニアにはよく知られて(恐れられて)います。

 また、温見峠越えの区間は2007年に発生した災害(崖崩れ)で長らく通行止めになっていたのですが、2012年にようやく復旧したところでもあります。今回は訪問の1週間前に台風が通ったことで、また災害で通れなくなるのではないかと危惧していたのですが、自宅を出る前段階では特に通行規制は出ていない状況でした。ただし大雨が降ると通行規制がかかる区間でもあるので、
 「雨が降らないでくれよ~ (-人-)」
と祈りながら、3連休を向かえていた状況でした。

※ 温見峠の状況を手っ取り早く知りたい方は、その2から参照下さい。


2. 横浜から越前大野まで行ってみる(余談)


行きの経路(クリックで大サイズの地図へ)

google mapの地図データはこちら

 横浜市在住のブログ主は、とりあえず今回の宿泊先として温見峠の岐阜県側の入口に当たる樽見駅近くの旅館 住吉屋(公式サイトはこちら)を予約しました。当初の予定では一日かけて樽見に行って一泊し、翌朝ベースキャンプ地(住吉屋)から温見峠へ登頂するつもりでした。

 しかし出発前の7月19~20日の天気予報は、長野・岐阜県は雨マークを含んだ予想となっており、もし大雨が降ろうものなら、せっかくここまで来ておきながら温見峠が通行止めになってしまう可能性がありました。とはいえ横浜からいろいろ走り回って最後の〆に温見峠を越えるというのも、体力的に持つかどうか不安がありました。

 そのためとりあえず白川郷経由で白鳥の近くまで行き、天気や体力が持つようであれば九頭竜湖→越前大野経由でその日のうちに温見峠を越えることにし、もし無理そうであればそのまま南下して樽見に直行し、翌朝の登頂に賭けることにしました。そしてもし両日とも天候に恵まれるようであれば、往復で温見峠を越えてみたいと思っていました。

2014年7月19日(土)
 この日は2時半に起床して3時半に横浜の自宅を出発。保土ヶ谷バイパスから東名に入り、海老名JCTから最近繋がったばかりの圏央道を通って中央道に入ります。そして松本ICで下車してすぐ近くのガソリンスタンドで1回目の給油を行い(7:30頃)、続けてR158から安房峠を越えて平湯温泉からR471で宙(スカイ)ドーム・神岡に行って朝食を取ります(9:30頃)。


宙ドーム・神岡


なめこそばと飛騨牛串焼き

 本当はここからR360(天生峠)経由で白川郷に行きたかったのですが、数日前の大雨で天生峠は落石通行不可となっており、仕方なく県道90号(道の駅 飛騨古川いぶし)経由で飛騨清見ICから東海北陸道で白川郷へ行くことにしました。



白川郷にて(11時過ぎ)

 途中、ざーざー降りの雨に遭いながら白川郷に辿り着くと、そこはかんかん照りのクソ暑い状況になっていました。そしてすっかり観光地と化した白川郷をチラ見してお土産品をGET。その後、本当は白山スーパー林道を通って白山市経由で越前大野に抜けたかったのですが、白山スーパー林道はバイクの通行が禁止されているため、R156を南下して荘川桜のあるダム沿いを通って高鷲町へ。
 ここが樽見に直行するか越前大野に向かうかの判断ポイントだったのですが、残り時間と体力と天候を考えるとこれから温見峠を越えても大丈夫そうだったので、意を決して越前大野へ向かいます。

 高鷲町から九頭竜湖までは県道314号→県道127号経由のルートを通ったのですが、途中またもやざーざー降りの雨に遭った上に、川沿いの道路が想像外の酷道でかなりげんなり。そして九頭竜湖からはR158でまっすぐ進んで越前大野駅へ到着します(14:30頃)。



越前大野駅 (なぜかすぐ近くにゆるキャラさんがいました)

 大野市から先の温見峠越えの区間は飯屋もガソリンスタンドもないことが判っているので、大野市内で休憩+自分とバイクのお腹をいっぱいにすべく、お店やGSを探して近くとてきとーに走ります。



越前大野市内のガソリンスタンド(島田石油)

 そうしたところ小さなガソリンスタンドを発見し、ここで本日2回目の給油を行います(この時点で横浜の自宅を出て520km)。そして給油後に一旦取り外していたタンクバッグを再装着して出発しようとした矢先、元々雨雲で薄暗かった空が更に厚い雷雲で暗くなり、体に当たるとバチバチ音を立てるほどのざーざー降りの雨が降り出し、雷もピカピカ・ゴロゴロ言い出してしまいました(泣)。

 ガソリンスタンドの店員さんに、バイクを止めて一休みできるようなところが近くにないか聞いてみたところ、すぐ先の信号を左に行った先にショッピングセンターがあるとのこと。とりあえず、そこに向かいます。



ハニー新鮮館おおの

 辿り着いた先は、大きめの駐車場のあるスーパーでした。幸いにして入口に近いところに雨がしのげるスペースがあり、ここに滑り込みます。



侘びしい昼飯

 旅先では現地の料理屋(主に定食屋)でその土地の郷土料理を頂くのが大好きな私ですが、今回は仕方なくスーパーで買ったお弁当・総菜を店の前のベンチで独りで食べるという寂しい状況となりました(哀)。
 とはいえこのスーパーのお弁当は美味しくて、特にソースがたっぷりかかったソースカツは、塩分を欲していた体に染み込むようでした。スポーツドリンクも1本飲み干し、バイクも体も満タン状態になりました。



岐阜方面の山を見る(15:30頃)

 ベンチでお弁当をつついているうちに雨は止んだのですが、これからの目的地である岐阜県は遙か山の先。しかもこれから進もうとしている方面の山には“どんよりどよどよした”黒い雲がかかっていました。

 灼熱と雨のよく判らん天気の中、未明から500km以上走り続けた体で、どうみても良くなさそうな天気の中を、これから最凶クラスの酷道に向かって突入するのかと思うと、“俺って判断間違ったのかなぁ…”と弱気になりそうな状況でした。でも宿泊地は山の向こうなので、進まない訳にはいきません。

「お父さん、お母さん、ブログ主はこれからあの山に飛び込んでいきます!」

こんな状態で、温見峠の登頂(アタック)を開始するのでありました。

その2(越前大野⇒温見峠)へ続く
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