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北海道の旅2017夏・その2 (釧路⇔根室・納沙布岬)

2017年08月04日 | 旅行・鉄道
【乗車日:2017/8/4、記事作成日:2017/9/3】

 その1で大阪から新千歳経由で釧路入りしたブログ主と嫁はビジネスホテルで一泊。翌朝は釧路から根室まで往復してきます。


1. 釧路→根室線(花咲線)→根室まで


釧路→根室間の地図

 今回のブログ主の目的は、日本最東端の駅である東根室駅を経由して根室線の終点である根室駅まで行ってくること。そのついでに離島を除いて日本最東端である納沙布(のさっぷ)岬まで行ってくることです。
 ちなみに2年前に行った稚内にある岬はノシャップ岬で(訪問記)、読み方は似ていますが別物なので注意が必要です。


01-釧路駅の改札にて

 今回は釧路駅を8:18に出発する根室行きの普通列車に乗ります。約30分前に駅に着きました。
 ちなみにこの日は18きっぷを使って往復します。片道2490円・往復で約5000円の旅程なので18きっぷだと充分に元が取れるのですが、「実質の新婚旅行で18きっぷを使うのってどうなの?」という自己ツッコミを行います(笑)。
 

02-ホームに着きました

 すでに列車は入線し、ドアも開いています。イヤな予感がします…


03-根室行き列車の車内

 今回乗車する列車は、キハ54系の2両編成。車内はアコモ改造された転換クロスシートで、普通列車の環境としてはなかなか恵まれています。しかしこの列車は窓の位置とシートの位置が必ずしも合っていないのが難点です。
 ブログ主が望んでいた「進行方向右側で風景が最もよく見える窓位置の席」は1車両につき2席ぐらいしかなく、しかもその全席(2席×2両の4席)は全て先客が占有していたのでした。30分前に来たのにこの有様です。_| ̄|○


04-根室方面はこちら

 しかし2番目によい席(それなりに風景の見やすい場所)は難なくGETできたので、今回はブログ主は進行方向左側、嫁は進行方向右側の席に別れて座って風景を楽しむことにします。


05-釧網線と別れます

 東釧路駅を過ぎて、網走方面に行く釧網線と別れます。釧網線は明日乗るので楽しみです。


06-春のような光景が出てきました

 クソ暑い8月上旬なのに、(ブログ主の感覚的に)春先のような風景が出てきました。さすが涼しい道東です。 


07-運転席横からの前景

 あぁ^~、いいですわ~、草の生えた真っ直ぐの線路と草原。さすが北海道です。


08-厚岸付近の海

 厚岸の海の近くに来ました。なかなかイイ光景で、嫁側席の隣に移って写真を撮ります。帰りは海側席に座ろうと決意しました。


09-茶内駅に到着

 そして列車は茶内駅に到着します。そうしたら銭形のとっちゃんがいてビックリしました。
 嫁と「なんでなのかな~」と話をしていたら、近くにいた若いお兄ちゃんが「ルパン三世の作者(モンキー・パンチ)がここの出身なんですよ」と教えてもらえました。なるほど。


10-茶内駅の駅舎内

 茶内駅では列車行き違いのためしばらく停車するとのこと。この間にちょっと茶内駅の駅舎に入ってみます。そうするとルパンのポスター(タペストリーだったかな?)と、記念スタンプがありました。ちなみにスタンプは五右衛門でした(嬉しい)。


11-奥から上り列車がやってきました

 あぁ^~、こういう風景もたまりません。


12-上りホームの状況

 茶内駅から乗り込む人がそこそこいました。


13-原野の風景

 列車は定刻運転で根室に向かっていきます。この付近も北海道らしい風景です。


14-根室の町

 まとまった民家が見えてきました。久々に街にやってきたという感じです。


15-東根室駅に到着

 日本最東端の駅である東根室駅に到着しました。これで最西端(たびら平戸口駅)・最北端(稚内駅)に続いて3個所目をゲットです。残るは最南端の西大山駅(鹿児島県の指宿枕崎線)となりました。こちらもそのうち乗りに行かねばなりません(使命感)。


16-根室駅に到着

 そしてこの列車の終点、そして根室線の終点でもある根室駅に定刻(10:48)に到着します。


17-日本最東端有人の駅

 この駅は日本最東端の有人駅となっています。(ちなみに最東端の東根室駅は無人駅)


18-名所案内

 これから納沙布岬に行ってきますが、23.4kmと結構離れています。


19-根室駅と東根室駅の硬券入場券(その下の紙は記念スタンプを押したところ)

 せっかくなので、根室駅のみどりの窓口で根室駅と東根室駅の硬券入場券を各2枚ずつ購入します。
 そのとき嫁は「私の分はいらないよ~」などと言ってきたのですが、こういうケースでは保存用と観賞用の2枚(場合によっては交換用で3枚)をGETしなければならないことを理解してないようで困ったものです!
 それは半分冗談ではありますが、旅の思い出+何かしらJR北海道に金を落とすことで貢献したいという思いがあるのは確かです。


2. 根室駅→納沙布岬まで


根室駅→納沙布岬間の地図

 根室駅から納沙布岬まではとても歩ける距離にないので、路線バスに45分近くも乗っていくことになります。(横浜市民のブログ主目線で比較すると、品川⇔横浜間よりちょっと長いくらいです)


20-根室駅すぐ近くのバス乗り場

 根室駅を出てすぐ左にバス乗り場があって、そこにはすでに納沙布岬行きのバスが待ち受けていました。


21-バスの券売所

 バスの券売所が近くにあるので、そこで納沙布岬までの2人往復分のチケットを買い求めます。そうしたところ料金は3670円でした。


22-バス時刻表と回数券

 金額を聞いて「なんで二人往復なのに、なんで10円の単位が奇数になってるねん?」と思ったのですが、納沙布岬までの往復は4枚綴りのバス回数券(上の写真で下に隠れている黄色いチケット)が最安になるみたいで、それを出してもらえたのでした。また、あわせて納沙布岬方面のバス時刻表の紙をもらいました。時刻表は調べていたものの、これは有り難いです。


23-納沙布岬行きのバスに乗ります

 根室駅11時丁度発のバスに乗って行きます。ふつーの路線バスでした。


24-バスの中から見る風景

 バスに乗る前は「45分も路線バスに乗るなんてうぜーなー」と思っていたのですが、街中を過ぎると停車する回数も少なく、バスの中からの風景も綺麗・新鮮で想像以上に楽しめました。


25-納沙布岬の近くに到着

 そしてバスの終点の納沙布岬に到着します(11:45頃)。左の建物は根室市北方領土資料館です。


26-納沙布岬のバス停

  納沙布岬のバス停は資料館側にあります。(根室駅方面の乗車口)


27-納沙布岬のお土産品店

 納沙布岬には資料館の他、レストランを併設したお土産品店などがあります。


28-返せ全千島・樺太 北の防人

 納沙布岬からは海を挟んですぐ近くに、北方領土の1つである歯舞諸島があります。
 印象的だったのは「返せ 北方領土!」系の碑や看板がいろいろとあったこと、そして昔からニュースで見聞きしていた、北方領土付近で漁をしただけでロシアに銃撃・拿捕されるようなことが、こんな本土の目の前で起きていたことに衝撃を受けました。


29-昆布干し場

 ちょっと奥の方に白い灯台があるので、そちらの方に向かって行きます。そうしたところ昆布干し場が近くにあって、丁度その作業をされているようでした。「加工前の昆布って、こんなにデカくて長いのか」と思いました。


30-納沙布岬灯台

 「北海道灯台発祥の地」とのこと。この灯台は現在は使われていないようです。


31-海の先は歯舞諸島

 晴れていると納沙布岬から歯舞諸島が見えるようですが、残念ながらこの日は霞んでいて見えませんでした。


32-イクラ丼・鉄砲汁セット(1600円なり)

 それ程お腹は空いていなかったのと帰りのバスまでそんなに時間がなかったこともあり、ここで食事しようかどうか迷っていたのですが、思い切って頼んでしまいました。ボリュームは少なめですが、うまかったです。\(^O^)/
 ちなみに嫁は食べるのが遅いため何かてきとーに買って食うことになり、味噌パン(半額)とチョコレートという200円の食事となりました。こうしてこの日のお昼ご飯は、一人平均900円の標準的な飯代になりました。


3. 納沙布岬→根室駅→釧路まで

 納沙布岬のお店でお昼ご飯を掻き込んだ後、納沙布岬12:35発のバスに乗り込みます。納沙布岬の滞在時間は、わずか50分でした。


33-帰りのバスの中1

 行きのバスのところでも書きましたが、根室駅⇔納沙布岬間のバスは見応えのある風景で、なかなかイケてます。


34-帰りのバスの中2

 シカ注意の警告看板が出ています。


35-根室駅に到着(13:22頃)

 定刻より数分遅れで根室駅に到着します。


36-根室駅の改札待ち列

 根室駅では13:33発の列車を待っている人たちが結構いました。写真に写っている改札待ちの人に加えて、待合室で座って待っている人たちもそこそこいました(年配多し)。ブログ主はよい席を取りたいので、当然速攻で列に並びます。


37-釧路行き列車に乗り込みます

 さすがに最良の席は取れなかったものの、進行方向左側(海側)の良席が取れました。列車は根室駅を窓側席がほぼ埋まった状態で出発します。


38-牛さんじゃ~

 ホルスタインでしょうか? さすが北海道です。


39-落石と書いて「おちいし」な駅

 根室線には落石とか昆布盛とか変わった名前の駅があります。


40-厚床駅

 あぁ^~、この風景もたまりません。


41-黒い土の大地

 帰りの車内は天井の扇風機がぐるぐる回っている状態でした(冷房などない)。ブログ主は窓をちょっと開けて大自然の空気を満喫しながら車窓を楽しみます。


42-厚岸付近の風景

 そして楽しみにしていた厚岸付近の海沿い(湿原)の風景がやってきました。そして糸魚沢駅→厚岸駅間はデジカメで動画を撮影していたのでした。

糸魚沢駅→厚岸駅間の車窓の風景


 その時に撮影した動画をYouTubeにうpしています。特に4:00付近からの風景を見てやって欲しいです。最高です。


43-釧路駅前の風景

 その後、列車は定刻で釧路駅に到着(15:51)。朝に釧路を出て、根室まで行って戻ってきたらもう夕方近くです。地図上では釧路から根室(納沙布岬)まではちょっと脚を伸ばした感覚ですが、実際の距離は横浜⇔静岡間(約150km)ぐらいあるので、普通列車と路線バスを使って往復したらこんな時間になってしまうの致し方ありません。

 釧路駅からホテルに戻ろうとしたところ、駅前の広場に出店が出ていました。今日は祭りがあるみたいです。焼きトウモロコシ(良心的価格の200円)を食べたかったところですが、「後で喰おう」と思って結局食べる機会がなく、残念なことになりました。(´・ω・`)


44-夜のお祭り

 その後、ブログ主と嫁はコーチャンフォー釧路店(ショッピングモール)の近くにある大喜湯(公式サイト)という相当にしょっぱい天然温泉でひとっ風呂浴びた後、釧路駅前に戻ってきます(20時過ぎ)。そうしたところ丁度お祭りの最中で、法被を着た人たちが路上で船を引いていました。


45-この日の夜はジンギスカン

 せっかく北海道に来たのであれば、ジンギスカンも食べたいところ(ブログ主要望)。ホテルから歩いて行ける範囲にジンギスカンのお店があったので、そこで美味しく頂きました。ブログ主はジンギスカン鍋を使ったジンギスカンは初めてでした。
 そしてホテルに戻って、四国・北海道の旅の最終日に備えます。


最後に. 同業者向け情報(花咲線について)

 釧路⇔根室間の根室線(花咲線)の風景は、釧路駅起点で進行方向右側(海側)の風景が良いです。特に厚岸~茶内間の風景は必見(最高)で、ここの風景を見に行くためだけでも乗り行く価値が充分にあると考えています。また始発駅で1時間前から並んででも、海側の最良席を取る価値はあるものと考えています。
 ブログ主はそのうち、違う季節にまた乗りに行きたいなと思っています。
 
 ~その3へ続く


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